CADソフトとして定評のあるSOLIDWORKSの購入を検討している人のなかには、できるだけ安く買う方法を知りたいという人もいることでしょう。ここでは、SOLIDWORKSを使うメリットや、少しでも安く買うために役立つヒントを分かりやすくお伝えします。
SOLIDWORKSの価格とは?
SOLIDWORKSには、以下3つのプランがあります。価格の違いの要因は以下3つのプランと、スタンドアロン版・ネットワーク版を利用するかどうか、また、ライセンス買い切りの場合はサブスクリプションを付けるかどうかで決まります。
| プラン | 3ヶ月 | 1年間 | ライセンス 買い切り |
サブスクリプション (年間保守料金) |
|
|---|---|---|---|---|---|
| SOLIDWORKS Standard | スタンドアロン | 158,465円 | 528,216円 | 1,035,000円 | 255,816円(1年) |
| ネットワーク | 230,300円 | 767,600円 | 1,553,000円 | 359,000円(1年) | |
| SOLIDWORKS Professional | スタンドアロン | 180,886円 | 602,952円 | 1,239,000円 | 255,816円(1年) |
| ネットワーク | 263,900円 | 879,700円 | 1,859,000円 | 359,000円 (1年) | |
| SOLIDWORKS Premium | スタンドアロン | 256,486円 | 854,952円 | 1,659,000円 | 375,816円 (1年) |
| ネットワーク | 377,400円 | 1,258,000円 | 2,489,000円 | 539,000円 (1年) | |
初心者の方で独学に不安がある方には、利用者満足度が97.8%の、短期集中で基礎から実務レベルまでマスターできるセミナーもあります。
スタンドアロン版とネットワーク版の違い
各プランごとに設定されている、スタンドアロン版とネットワーク版の違いは、認証形式と利用台数です。
- スタンドアロン版:ライセンスを認証したPCに限り2台まで利用可能
- ネットワーク版:ライセンスサーバーを立て常時5台まで利用可能
サブスクリプションとは
ライセンス買い切りの場合は、ライセンスの購入費用とは別に、年間の保守契約費用が必要です。サブスクリプションを利用すると、以下の特典も受けられます。
- クラウドサービスが利用できる
- 最新バージョンへのアップグレードが可能になる
- サービスパック(最新バージョンでの機能拡張)
- 認定試験の一部が無償で受験可能
- SOLIDWORKS Customer Portal(会員専用Webサイト)が閲覧できる
- SOLIDWORKS Visualize(レンダリングツール)が使える
- SOLIDWORKS CAMが使える
クラウドを活用したい人向けのサービス
クラウド版の利用を希望する人に適しているのが、3DEXPERIENCEプラットフォームと呼ばれるクラウド環境で利用可能な3DEXPERIENCE SOLIDWORKSです。以下3つのサービスがあります。
| クラウドサービス | 内容 | 3ヶ月 (1ユーザー) |
1年間 (1ユーザー) |
|---|---|---|---|
| 3DSwymer | ユーザー間のコミュニケーションなど | 22,650円 | 75,540円 |
| Collaborative Industry Innovator | 組織間連携・管理・レビュー・承認など | 30,090円 | 100,260円 |
| Collaborative Designer for SOLIDWORKS | SOLIDWORKS連携 | 22,920円 | 76,440円 |
なお、ネットワーク版の利用する場合、別途SOLIDWORKS Network Installation Feeと呼ばれるネットワーク新規構築手数料が必要です。
SOLIDWORKSを少しでも安く買う3つの方法

SOLIDWORKSの購入価格は最低でも158,465円(Standard・スタンドアロン・3ヶ月)と安いものではありません。少しでも安くSOLIDWORKSを買う方法を知りたいという人のために、おすすめの方法をお伝えしましょう。
- 3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersを利用する
- 学生版を利用する
- IT導入補助金を活用する
①3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersを利用する
個人ユーザー・非商用目的での使用に限定された、3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersを利用する方法です。年間48米ドルで利用できるため、日本円にして1万円以下で人気の3D CADソフトを使えます。
一般にCADソフトは、ハイエンド・ミドルクラス・エントリークラスの3種類に分類されますが、3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersは、ミドルクラスのCADソフトにあたり、自由度の高い製図や設計が可能です。個人向けの3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makersは、企業向けのSOLIDWORKSとは異なり、Publishing関係の機能や解析機能が使えないなど、機能面で簡略化されている部分はありますが、価格と品質のバランスを考えると、おすすめできる方法です。
②学生版を利用する
学生が自習用でSOLIDWORKSの利用を検討している場合、SOLIDWORKS for Studentsと呼ばれる学生版を利用すれば、購入価格を抑えられます。ただし日本での販売は終了しており、現在は「Dassault Systèmes SolidWorks Corporation」で購入できます。また、SOLIDWORKS教育版が導入されている教育機関に在籍している場合、SOLIDWORKS Student Premiumのライセンスを無償で取得して利用でき、自分のデバイスで設計や製図を快適に行えます。
学生版については以下の記事で詳しく解説しています。
③IT導入補助金を活用する
企業で購入するSOLIDWORKSの購入価格を抑える方法としては、業務をデジタル化するためにソフトウェアやシステムを導入した企業に支給される、「IT導入補助金」の活用がおすすめです。IT導入補助金は、小規模事業者や中小企業を対象とする、IT関連のツールの購入費用に対する補助金の支給制度です。IT導入補助金が支給対象には、SOLIDWORKSなどの3D CADソフトも含まれます。
費用負担が理由でSOLIDWORKS導入を躊躇している場合は、IT導入補助金の申請を前向きに考えてみてください。SOLIDWORKSの購入に際して適用されるIT導入補助金の補助額は、購入費用の1/2以内で、補助額は150万円未満です。IT導入補助金の申請を希望する場合、gBizIDと呼ばれる行政サービス利用のためのアカウントを取得して、申請を行ってください。
IT導入補助金については、以下の記事でも掲載していますのでご覧ください。
SOLIDWORKSを使う5つのメリット

SOLIDWORKSを利用するメリットとしては、以下の5点が挙げられます。
- 操作が簡単でわかりやすい
- 多用なインポート・エクスポートに対応できる
- 多用なユーザー層向けの製品がある
- アフターサポートが充実している
- 最新技術を常に活用できる
①操作が簡単でわかりやすい
SOLIDWORKSは比較的操作が容易で、初めて3D CADを使う人でも操作方法を理解して製図や設計が行いやすいという点です。SOLIDWORKSは、3Dデザインがどのような感じかを把握し、設計の完成度の高さを実感したい人に適したソフトと言えます。
実践的な操作やスキルを短期集中でマスターできる、以下のようなセミナーもあります。実務でSOLODWORKSを使いこなせる人材となれば、キャリアアップやキャリアチェンジにも有益でしょう。
セミナー名 SOLIDWORKSセミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 41,800円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
②多用なインポート・エクスポートに対応できる
多様な形式のファイルのインポート、エクスポートに対応できるのもSOLIDWORKSです。同一のCADソフトを使う社内でのCADのやり取りだけでなく、複数の取引先とのやり取りで、ファイルの読み込みを容易に行うことができ、取り引きを円滑に進めやすくなります。SOLIDWORKSであれば、jpgやPDFなどの汎用性の高いファイルに変換ができ、通常業務でCADを使っていない取引先にも、データを送ることが可能です。
③多用なユーザー層向けの製品がある
企業向けの製品だけでなく、個人向けの3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makers、学生向けのSOLIDWORKS for Students、とそれぞれのユーザー層に適した製品を提供しているところも、SOLIDWORKSのメリットです。企業向けの製品に関しては、バージョンやライセンス等を選択して利用環境に合った製品が利用できます。
④アフターサポートが充実している
SOLIDWORKSが支持されている理由には、購入後に多様なメリットがあることも影響を与えています。SOLIDWORKSには、グローバルな利用者コミュニティが存在し、利用者同士の交流を深めながら、SOLIDWORKSの活用の幅を広げることが可能です。利用方法についての疑問点を解消するための支えともなってくれる充実した利用者コミュニティは、世界中で選ばれているSOLIDWORKSならではの大きな魅力となっています。
⑤最新技術を常に活用できる
SOLIDWORKSはバージョンアップが高頻度で行われているため、最新バージョンのソフトを使って快適にCADの作成が可能です。進化し続けるテクノロジーを巧みに生かした製品開発をしているSOLIDWORKSを活用すれば、精度の高い製図や設計を叶えられるでしょう。
SOLIDWORKSを少しでも安く買う方法についてまとめ
3D CADソフトのSOLIDWORKSは、製品のバージョンやライセンスの選択によって、価格設定が異なります。少しでも安くSOLIDWORKSを購入したい場合には、個人ユーザーであれば3D EXPERIENCE SOLIDWORKS for Makers、学生ユーザーであればSOLIDWORKS for Studentsを利用するとよいでしょう。企業でSOLIDWORKSを導入する場合、IT導入補助金を申請することで、購入費用の一部を補助金として支給してもらうことが可能です。