SOLIDWORKSは製造業や建設業をはじめ、幅広い業界への導入が進んでいる機械設計に特化したCADソフトです。
SOLIDWORKSの高いスキルを身に着ければ、幅広い業界におけるキャリアアップも可能ですが、学習方法が分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事ではSOLIDWORKSの効率的な学習を可能にした、大塚商会のSOLIDWORKSの紹介や学べる事項やメリットも紹介します。
大塚商会のSOLIDWORKS講座とは?
大塚商会のSOLIDWORKS講座は、幅広いレベルに対応した豊富なコースが魅力の講座です。
初めてSOLIDWORKSに触れる方に最適な基本操作を学べる速習・基礎コースに加え、アセンブリや複雑な形状作成に役立つサーフェスや高度な部品モデリングによる実践的な図面作成など、専門性を高めたい経験者向けのコースも充実しています。
大塚商会のSOLIDWORKS講座は、東京や名古屋、大阪や福岡などの主要都市で定期的に開催されているため、利便性が高いのも特徴です。
企業のニーズに合わせて内容をカスタマイズできる研修プログラムも提供しており、組織全体のスキルアップにも有効活用できます。
場所を選ばず学習できるオンライン受講も提供するなど、ユーザーファーストなサービスを提供している講座です。
尚、大塚商会のSOLIDWORKS講座と類似した講座には、SOLIDWORKSセミナー講習という講座もあり、SOLIDWORKSのデータ管理や共有方法などの基礎的なスキルから、高度なモデリングなど幅広いスキルを学べます。
受講形式も好きな学習スタイルを選べるうえに、コスパも良好ですのでこちらも併せてご確認ください。
セミナー名 | SOLIDWORKSセミナー講習 |
---|---|
運営元 | ProSkilll(プロスキル) |
価格(税込) | 41,800円〜 |
開催期間 | 2日間 |
受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
SOLIDWORKSの基本操作がまだ不安だという方は、大塚商会の講座を申し込む前に基本操作を理解しておくことが大切です。
以下の記事でSOLIDWORKSの基本操作について解説しているので、チェックしてみてください。
大塚商会のSOLIDWORKS講座で学べる事項
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、SOLIDWORKSに関する以下の8つの事項を学べます。
学べる内容 | 学べる内容の例 |
基本操作 | インターフェース操作、基本スケッチ、3Dモデリングなど |
部品作成 | スケッチ→押し出し・回転、フィレット、リブなどの形状修正 |
アセンブリ | 合致設定、干渉チェック、アセンブリフィーチャーの利用 |
図面作成 | 投影図、寸法記入、部品表、テンプレートの活用 |
設計変更 | 寸法・拘束の変更、履歴編集、コンフィギュレーション設計 |
応用機能 | サーフェス、ルーティング、金型設計、PDM基本 |
データ管理 | 保存・共有・バージョン管理、PDM操作など |
各種解析 | 静解析、振動解析、熱解析、結果評価方法 |
大塚商会のSOLIDWORKS講座で学べる事項を確認し、自身の学習目的に合っているかを検討しましょう。
基本操作
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、最初にインターフェースやファイル操作、作図環境設定などの学習から始まり、線や円などの基本スケッチと寸法・拘束による形状定義などの基本操作を指導してくれます。
押し出しや回転などの基本的なフィーチャーコマンドで3Dモデルを作成し、部品を組み合わせたアセンブリの作成や部品表の作成、2D図面の作成と注記や寸法記入までの一連の流れを学習することも可能です。
こういった基礎学習により、SOLIDWORKSの基礎的な3Dモデリングと図面作成能力が身につきます。
部品作成
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、スケッチ機能を用いた線や円、スプラインなどの基本的な2D図形を描画し、寸法や拘束を付与して部品作成における正確な形状を定義する方法を学びます。
押し出しや回転、スイープやロフトなどの多様なフィーチャーコマンドを駆使し、スケッチから立体的な3D部品モデルを作成する手順の習得も可能です。
加えてフィレットや面取り、シェルやリブなどの編集フィーチャーを活用し、部品の形状を修正・最適化する技術も習得できます。
アセンブリ
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、作成した複数の部品を組み合わせて製品の構造を定義するアセンブリの方法も学びます。
合致機能を用いて部品同士を拘束し、意図した位置関係や可動範囲を設定する基本操作を習得します。
ボトムアップアセンブリとトップダウンアセンブリの概念を理解し、設計意図に応じた適切なアプローチでアセンブリを構築するスキルを養い、アセンブリ内での部品の移動や回転、干渉チェックやアセンブリフィーチャーの作成など、より高度なテクニックの習得も可能です。
図面作成
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、3Dモデルから2Dの部品図や組立図を効率的に作成する図面作成の手順も学べます。
投影図(正面図、側面図、平面図など)の作成方法、断面図や詳細図などの特殊図面の作成方法の習得も可能です。
寸法や注記、幾何公差や表面粗さ記号などの情報を適切に付加し、設計意図を正確に伝えるための図面作成スキルも習得できます。
加えて部品表の作成や編集、図面テンプレートの活用など、実務で必要となる知識やノウハウも習得できるのもメリットです。
SOLIDWORKSでの図面の作成方法については、以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて読んでみてください。
設計変更
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、作成済みの3Dモデルや図面に対して効率的に修正を加えるための設計変更に関する操作も学べます。
パラメトリックな特性を活かし、寸法や拘束の変更がモデル全体にどのように影響するかを理解し、意図した形状変更をスムーズに行うスキルの習得が可能です。
履歴ベースの編集機能も利用した過去のフィーチャー修正や、追加や削除の方法も学べます。
コンフィギュレーション機能を活用したバリエーション設計や、設計変更に伴う図面の自動更新など、実務で役立つテクニックを身に着けることも可能です。
応用機能
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、複雑な形状のモデリングや高度な設計作業に対応するための応用機能に関するスキルも習得できます。
具体的には、自由曲面を作成するサーフェス機能や複雑な配管やケーブルの設計に役立つルーティング機能、金型設計の基礎となる抜き勾配やパーティングラインの設定、製品の強度や耐久性を評価するための基本的な解析機能など、多岐にわたる応用スキルの習得が可能です。
コースによっては大規模なアセンブリを効率的に扱うためのテクニックや、設計データを管理・共有するためのSOLIDWORKS PDMの基本操作なども含まれるので事前に確認しましょう。
データ管理
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、SOLIDWORKSで作成した設計データを効率的に管理・運用するための、データ管理に関する基本的な知識と操作を習得します。
ファイルの保存方法や命名規則といった基礎から始まり、複数人で設計を進める際に重要となるデータの共有方法やバージョン管理の概念、コンフィギュレーションを活用した設計バリエーションの管理などを学ぶことが可能です。
コースによってSOLIDWORKS PDM(Product Data Management)システムの基本的な操作や、設計変更履歴の管理や検索機能の活用なども含まれるので事前に確認しましょう。
各種解析
大塚商会のSOLIDWORKS講座では、設計した3Dモデルの性能や安全性を事前に評価するための各種解析の手法を習得します。
具体的には、部品やアセンブリにかかる荷重や拘束条件を設定し、応力や変位を計算する静解析、製品の固有振動数や振動モードを解析する振動解析、熱伝導や熱応力を評価する熱解析などの基礎的なスキルの習得が可能です。
解析結果の評価方法や、設計へのフィードバックの適用についても解説があるので、今後の学習の参考として有効活用できます。
大塚商会のSOLIDWORKS講座のメリット
大塚商会のSOLIDWORKS講座のメリットには、主に以下の5点が挙げられます。
- 実践的なスキルを取得できる
- 豊富なコースラインナップを提供
- 最新トレンドに対応
- 受講後のサポートが充実
- 研修施設が充実
大塚商会のSOLIDWORKS講座のメリットを確認し、自分の学習の目的やスタイルにマッチするか検討してください。
実践的なスキルを取得できる
大塚商会のSOLIDWORKS講座はソフトウェアの操作方法だけでなく、実際の設計業務で直面する課題を想定した、実践的なスキル習得に重点を置いています。
基礎コースから応用コースまで、実際の設計プロセスに沿った演習や課題が豊富に用意されており、机上学習だけでは得られない実践的なモデリングやアセンブリ、図面作成のスキルを身につけることが可能です。
設計変更への対応やデータ管理、基本的な解析などの実務で必要となる知識やテクニックも習得できるため、現場で役立つ実践的なスキルを身に着けられるのもメリットです。
豊富なコースラインナップを提供
受講者のレベルや目的に合わせて細かく分類された豊富なコースラインナップが提供されているのも、大塚商会のSOLIDWORKS講座のメリットの1つです。
初心者向けの基本操作習得コースのほか、アセンブリやサーフェス、板金や図面作成など、特定の機能に特化した多岐にわたる専門コースが用意されています。
設計変更やデータ管理、各種解析といった応用的な知識・スキルを深めるコースも提供するなど、自身のスキルレベルや業務ニーズに合わせて最適なコースを選択できるのも強みです。
最新トレンドに対応
常に進化するSOLIDWORKSの最新機能や、設計業界の最新トレンドに合わせたカリキュラムを提供している点も、大塚商会のSOLIDWORKS講座のメリットです。
新しいツールやテクニック、効率的なワークフローなどをいち早く取り入れ、受講者が最先端の知識やスキルを習得できるよう努めています。
講師も常に最新情報をアップデートしており、実践的な視点から最新トレンドを解説してくれるのもメリットです。
受講後のサポートが充実
大塚商会のSOLIDWORKS講座は受講後のサポート体制も充実しているため、安心して学習に取り組める点もメリットの1つです。
講座内容に関する質問はもちろん、受講後の実務で発見した疑問や課題についても、専門のサポート窓口を通じて相談することができます。
FAQやオンラインリソースが用意されているコースもあり、自己解決をサポートする体制も整っているのも強みです。
コースによっては復習のための補講やeラーニング教材の提供、卒業生向けのコミュニティへの参加機会など、継続的な学習を支援する仕組みも用意されています。
研修施設が充実
大塚商会のSOLIDWORKS講座は、快適な学習環境を提供する充実した研修施設を提供しています。
東京や名古屋、大阪や福岡など、アクセスしやすいロケーションに研修会場を備え、最新の設備と十分な数のPCを用意することで、受講者がストレスなく学習に集中できる環境を提供しています。
実習に必要なソフトウェアや教材の完備により手ぶらでの参加も可能なうえに、休憩スペースや質問しやすい環境も整備されるなど、受講者同士の交流や講師への質問もスムーズに行えるのもメリットです。
大塚商会のSOLIDWORKS講座でスキルを高めよう
汎用性が高く、高精度なCADソフトであるSOLIDWORKSのスキルを取得すれば、今後の転職やキャリアアップを有利に進めることができます。
自身のスキル、キャリアアップのためにも、本記事で紹介した大塚商会のSOLIDWORKS講座やSOLIDWORKSセミナー講習を有効活用し、効率的に学習を進めてください。
