SOLIDWORKS(ソリッドワークス)とは、3次元設計や製品設計などができる3次元CADソフトウェアのことです。SOLIDWORKSを利用したい場合、どのようなダウンロードすれば良いか知っていますか。
ここでは、SOLIDWORKSのダウンロード方法や価格などについて詳しく解説します。
SOLIDWORKSとは?
SOLIDWORKSは、Dassault Systemesという会社が開発をしている3DCADソフトのことです。
3次元設計や図面制作、製品設計など、さまざまな機能を備えています。
SOLIDWORKSの最大の魅力は他の3DCADソフトと比べて、直感的に操作しやすいインターフェースになっている点です。世界トップクラスのシェア率を誇り、幅広い業界で活用されています。
SOLIDWORKSの機能
SOLIDWORKSには、
- Standard
- Professional
- Premium
という3種類のパッケージが用意されています。
それぞれどのような機能が利用できるのでしょうか。
Standard版
SOLIDWORKS Standardは、ライトユーザー向けに主要な機能で構成されているパッケージです。3DCADソフトの基本機能に加えて、インポートモデルの自動フィーチャー機能や部品の簡易静解析といった機能も含まれています。
初めてSOLIDWORKSを利用するならStandard版がおすすめですが、より高度な機能を使いこなしたい場合は上位バージョンを選ぶのが良いでしょう。
Professional版
SOLIDWORKS Professionalは、Standardに生産性が向上する機能が追加されているパッケージとなっています。簡易データ管理やタスクスケジューラーなどの機能が搭載されていることもあり、業務内容が一気に改善されます。
また、設計や画面の自動チェック機能が搭載されているため、作業ミスを軽減できるはずです。
Premium版
SOLIDWORKS Premiumは、高度な機能が追加された上級者向けのパッケージです。スキルの高いエンジニアでも満足できる仕様となっています。
線型静解析やモーションシミュレーション、ルーティングといった機能が追加されているのが特徴です。
SOLIDWORKSをダウンロードする方法
SOLIDWORKSは、インターネットからダウンロードする方法とDVDからインストールする方法の2パターンがあります。DVDは有償となり、標準特典として付属されていません。基本的にはインターネットからダウンロードする方法を選択することになります。
SOLIDWORKSをインターンからダウンロード
インターネットからダウンロードする場合は、
- Customer Portalにログイン
- ダウンロード項目の「ダウンロード」をクリック
- Select Versionのプルダウンメニューからバージョンを選択
- 「SOLIDWORKS Products」を選択
- SOLIDWORKS Download EULAの画面で「Japan」を選択
- 「Accept Agreement & Continue(同意して次へ進む)」をクリック
- Download and Installの画面が開いたら、「Download」、「実行」の順番にクリック
- ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は、「はい」をクリック
- WinZipが起動された場合は、IMを一時ファルダにダウンロード
SOLIDWORKSをインストール
IMでインストレーションタイプを選択したら、
- 「次へ」ボタンをクリック
- シリアル番号を入力し、「次へ」ボタンをクリック
- サマリー項目でインストールする製品やオプションを確認
- ダウンロードオプション画面に移動したら、ダウンロードファイルの場所などダウンロードを完了するための詳細を指定
- ダウンロードオプション画面で「マニュアルダウンロード実行」にチェックを入れていると、ダウンロード項目でマニュアルをダウンロードすることが可能
- 「マニュアルダウンロードする場合はここをクリックします」をクリック
- マニュアルのファイルをダウンロードできる画面が開くので、全てのファイルをダウンロードして保存
Toolboxオプション、SOLIDWORKS PDM Client オプション、SOLIDWORKS Electrical オプションの画面で設定が完了したら、「インストレーション完了」画面が表示されます。
SOLIDWORKSがダウンロードできない時の対処法
SOLIDWORKSのダウンロード中にエラーが発生し、うまくダウンロードできないことがあった時のためにここでは、SOLIDWORKSがダウンロードできない時の対処法を紹介します。
ダウンロードがうまくいかない場合は、以下の手順を試してみてください。
SOLIDWORKSのダウンロード中にエラーが発生した場合は、
- 画面に表示されるメッセージや製品コードをメモ
- デバイスを再起動し、「Ctrlキー+Altキー+Delキーを押して、タスクマネージャーを起動
- プロセスタブをチェックして、SOLIDWORKSに関係する実行ファイルがあるか確認
- SOLIDWORKSの実行ファイルが表示されている場合は、該当ファイルを選択して「プロセスの終了」を選択
- コントロールパネルを開いて「プログラムと機能」をクリック
- ダウンロードに失敗したSOLIDWORKSを選択して「変更」をクリック
SOLIDWORKSの価格は?無料で使える?
SOLIDWORKSの価格は大きく分けて、ライセンス価格とサブスクリプション価格の2種類があります。
ライセンス価格は買い切りタイプで、1度購入すると永久的にソフトを利用することが可能です。
一方、サブスクリプション価格は買い切りではなく、期間限定の契約となります。
ライセンス価格(スタンドアロン版)
スタンドアロンは、1台のシステムでライセンスが有効となる料金タイプです。スタンドアロン版の価格は以下の通りです。
Standard | 1,035,000円(年間保守契約:204,000円) |
Professional | 1,239,000円(年間保守契約:204,000円) |
Premium | 1,659,000円(年間保守契約:324,000円) |
ライセンス価格(ネットワーク版)
複数のシステムで利用したい場合は、ネットワーク版のSOLIDWORKSを購入しましょう。
同時利用数の指定はあるものの、複数の端末でSOLIDWORKSをインストールすることが可能です。ネットワーク版の価格は以下の通りです。
Standard | 1,232,000円(年間保守契約:255,000円) |
Professional | 1,475,000円(年間保守契約:255,000円) |
Premium | 1,975,000円(年間保守契約:405,000円) |
サブスクリプション価格
SOLIDWORKSのサブスクリプション版は1年ごとに料金を支払うことで、常に最新バージョンのSOLIDWORKSを使うことができます。認定試験の無償試験といったさまざまな特典を受けられるのが魅力です。
1年間もしくは3ヶ月あたりのサブスクリプション価格は以下の通りです。
スタンドアロン版(1年間)
Standard | 476,400円 |
Professional | 530,100円 |
Premium | 760,600円 |
スタンドアロン版(3ヶ月)
Standard | 143,000円 |
Professional | 159,100円 |
Premium | 228,200円 |
ネットワーク版(1年間)
Standard | 579,300円 |
Professional | 643,200円 |
Premium | 924,800円 |
ネットワーク版(3ヶ月)
Standard | 173,800円 |
Professional | 193,000円 |
Premium | 227,500円 |
無料で使えるオンライントライアル
SOLIDWORKSは、オンライントライアルと呼ばれる無料体験版を使うことが可能です。オンライントライアルはWebブラウザで使うオンライン版なので、特にソフトをダウンロードする必要はありません。
アカウントを作成してログインすると、最大2時間無料で使えるようになります。購入前にSOLIDWORKSを少し触ってみたいという方は、オンライントライアルの利用をおすすめします。SOLIDWORKSを無料で使いたい場合は、まずSOLIDWORKSのトライアルページにアクセスします。
オンライントライアル利用方法
- メールアドレスを入力して「Submit」をクリック
- 入力したメールアドレス宛に詳細が記載されたメールが届く
- アカウントが作成できたら、自分のアカウントにログインした状態でトライアルページに再度アクセス
- SOLIDWORKSオンライントライアルの開始ページが表示されるので「開始」ボタンを押してスタート
なお、画面下に利用時間が表示されます。
残り時間をチェックしながら、オンライントライアルを利用しましょう。
SOLIDWORKSをダウンロードしてみよう!
世界標準のParasolidを採用した3次元CADであるSOLIDWORKS。
機能性の高さはもちろんのこと、操作性が優れている点が幅広い業界で指示されています。
SOLIDWORKSを初めて利用する場合は、まず手順に沿ってソフトをダウンロードするところから始めましょう。