こんにちは!
今回はSolidworksの新しいコネクト版である3DEXPERIENCE SOLIDWORKSについて詳しく紹介していきます。
新しくSolidworksの導入を検討されている方は、今までのデスクトップ版とは異なりますので、是非最後までご覧ください。
Solidworksのコネクテッド版とは
今までのSolidworksはデスクトップ版、3DEXPERIENCE SOLIDWORKSはコネクト版と区別されるようになりました。
今まではデスクトップに直接繋いでいたSolidworksですが、コネクト版はクラウドへと繋げることができます。
しかし、今までSolidworksを使用していたPCでは、コネクト版をインストールすることができませんので、新たに購入する必要があります。
また、今までのデスクトップ版のSolidworksとコネクト版のSolidworksは併用することはできませんので、どちらか一方のみしか利用することはできません。
実際にコネクト版を操作ししてみると、操作画面は基本的に一緒です。
コネクト版の特徴として、PCにインストールして実際に動かしますが、デスクトップ版とは異なり、クラウド上で動かすため、データ保存やデータ共有などが容易にクラウド上で全て行えるため、非常に効率がいいです。
また、3DEXPERIENCE Platformの専用アプリと連動することで、拡張ができます。
そのため、アプリと連動するとさらに効率が良くなります。
コネクト版の製品の構成は「Standard」「Professionai」「Premiumu」の3つが用意されています。
デスクトップ版とコネクト版の違い
今までのデスクトップ版のSolidworksは設計する上で、部品やアセンブリ内で計上が異なるものを作ることができる機能として、「コンヒィギュレーション」というものがありますが、3DEXPERIENCE SOLIDWORKSでは仕様が変わり、「CADファミリー」という機能で作成していきます。
基本的には今までのデスクトップ版同様の機能を使用することができますが、一部使用できない機能やアドイン、追加で使用することができる機能・アドインがありますので、紹介していきます。
Solidworks Connedtedで使用できない機能
Solidworks Connedtedで使用できない機能は以下のとおりになります。
- チュートリアル
- タスクスケジュール
- 2階層のコンフィギュレーション
- Xpress製品
- ファイルの挿入
- CADアドミンダッシュボード
- タスクスケジューラー
- デザインライブラリ
- Xpress製品
- Toolbox
- ファイルの挿入
- PhotoView 360
- 2階層のコンフィギュレーション
- 3D Content Centralへのアクセス
Solidworks Connedtedで使用することができない機能はこのようにたくさんあります。
今までデスクトップ版を使用していた利用者からすると、新しく覚えなきゃいけない機能がたくさんあり、最初のうちは混乱してしまう可能性があります。
続いて、Solidworks Connedtedで使用することができないアドインを紹介します。
Solidworks Connedtedで使用することができないアドイン
Solidworks Connedtedで使用することができないアドインは以下のとおりになります。
- 各種パートナー製品
- Electrical 3D / Shcematics
- Flow Simulation、Plastics
- SOLIDWORKS Simulation(Standard、Professional、Premium)
- SOLIDWORKS PCB
- SOLIDWORKS PDM
- SOLIDWORKS CAM
- SOLIDWORKS MBD
- SOLIDWORKS Visualize(Pro / PremiumにVisualize Appsが搭載)
- SOLIDWORKS Inspection
- Treehouse
- Sustainability
- eDrawings
こちらも同様に、デスクトップ版で使用することができたアドインもSolidworks Connedtedでは仕様できないアドインもたくさんあります。
今までのSolidworksと同様に使えるCAD機能
Solidworks Connedtedでは、今まで使えていた機能やアドインが使えない場合がありますが、今までのデスクトップ版のSolidworksと同様に使えることができるCAD機能もあります。
デスクトップ版と変わらないCADは以下のとおりです。
- 部品
- アセンブリ
- 図面
- 板金
- 配管・配線
- サーフェス
- 溶接モデル
- 3DInterconnect機能
これらはデスクトップ版のSolidworksと変わらない機能でコネクト版でも使用することができます。
クラウドでデータ管理するのは問題ない
3DEXPERIENCE Worksは作成したデータなどがクラウド上に保存されます。
必要な情報などがクラウド上で保存されるのは分かるけど、流出とかデータが消えたりすることはないの?と不安に思う方もいらっしゃると思います。
確かに、クラウド上で管理するのは危ないと思う理由も分かります。
しかし、クラウドを使用してみるととても便利で、いつの間にか手が離せなくなります。
クラウド上でデータを保存することで、自分のパソコンが壊れていても使用することができますし、他のチームの方にも簡単にデータ共有できるため、生産性が向上します。
クラウドは今ではスマホなどにも利用されており、比較的身近な存在です。
ハッキングされてしまう可能性は0ではありませんが、確率はかなり低いです。
近年、製品開発スピードが求められる時代になり、クラウドの使用は必須とも言えるでしょう!
ものづくり製造業における設計で利用されることが多いCADですが、これらも日々進化しているあため、使用者である我々も時代に取り残されないように、最新のソフトウェアを使用することが求められます。
まとめ
今までのデスクトップ版とは異なる3DEXPERIENCE Worksの特徴などを簡単にご説明してきました。
3DEXPERIENCE Worksは今までのデスクトップ版とは異なり、クラウド上でデータ管理・共有を行うことで、効率よく業務を進めることができる。
また、3DEXPERIENCE Worksでは使用できない機能やアドインがあるが、操作性に変わりはない。
また、3次元CAD設計ソフトウェアであるSolidworksを3DEXPERIENCE Worksのプラットフォームに接続しすることで、製品開発がクラウドベース上で可能になります。
これらの情報が皆さんの役に立てれば幸いです。
最期までご覧いただき、ありがとうございました。