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Solid Edge 2D Draftingとは?特徴や通常のSolid Edgeとの違い

Solid Edgeは、使いやすさと高度な機能を兼ね備えた人気の汎用CADソフトウェアです。
通常は、ライセンス料金を支払い利用するソフトですが、2D図面作成に特化した「Solid Edge 2D Drafting」はライセンス費用なしで利用できます。

本記事では、無料で使えるSolid Edge 2D Draftingの特徴、使うメリットを紹介します。

Solid Edge 2D Draftingとは

Solid Edge 2D Draftingは、Siemens(シーメンス)が無償で提供している2DCADソフトです。
Solid Edge 2D Draftingは、Solid Edge公式サイトからダウンロードするだけで、充実した機能を備えた2D図面作成ツールがすぐに使えます。

無料でありながら高い機能性が評価され、CAD/CAMの業界紙『DEVELOP3D Magazine』でも「他に太刀打ちできない価格で、CADの中核機能が提供されている」と絶賛されました。

Solid Edge 2D Draftingは、商用目的でなければ誰でも利用できます。
学生や教育関係者など、対象者が限定されていないため、「個人のDIYでCADを使いたい」という方にも最適です。

Solid Edge 2D Draftingの大きな特徴

Solid Edge 2D Draftingの特徴

Solid Edge 2D Draftingは、無料で使える2DCADソフトです。
一般的な平面設計図はもちろん、部品図作成、レイアウト作成にも対応しています

高互換性

高互換性

Solid Edge 2D Draftingは互換性が高く、AutoCADなど、一般的なCADであればデータを取り込んで編集できます。操作時は、ウィザード形式(対話形式)で案内し、CAD初心者でも戸惑うことなく作図できるシステムを提供しています。

Solid Edge 2D Draftingで作成した図面は、DWGやSolid Edgeの専用フォーマットで保存できるため、他のCADソフトとのデータ共有もスムーズです。

また、2DCADだけでなく3DCADの図面を確認することも可能です。さまざまなCADの設計図を開くことができるので、無料でとても活躍するソフトとなっています。

国際規格に準拠

Solid Edge 2D Draftingは、ISOやANSI、BSIなど国際規格に合った図面作成に準拠しています。

国際規格は業界標準として広く採用されているため、工業製品の図面や電気回路図面を描くのに最適です。ちなみに、ISOやANSIなどは、寸法、記号、レイアウトなどの図面作成に関する標準化されたガイドラインを提供しています。

とにかくコストパフォーマンスが良い

完全無料の2DCADなので「少し2Dの図面が見たい」「ちょっとした修正をしたい」といった時にはとても便利なソフトです。
2DCADを初めて学びたいという人にもおすすめなので、気軽に導入できるソフトウェアとなっています。

Solid Edge 2D Draftingをおすすめできる人

Solid Edge 2D Draftingをおすすめできる人

Solid Edge 2D Draftingは無料なのでとても気軽に導入できますが、下記に当てはまる人はすぐにダウンロードすることをおすすめします。
  • 図面を閲覧したい経理の方や人事の方
  • 簡単な図面編集だけしか利用しない経営者の方
  • CADソフトを使ったことがない初心者の方
  • 2DCADを使おうか3DCADを使おうか迷っている方
このような人はぜひこの機会にSolid Edge 2D Draftingを導入してみてください。

通常のSolid Edgeとの違い

通常のSolid Edgeは、高機能で汎用性が高い3DCADソフトです。
個人はもちろん、機械・建築、自動車、航空宇宙など、幅広い業界で活用されています。

シンクロナス・テクノロジー

シンクロナス・テクノロジー

Solid Edge最大の特徴は、「シンクロナス・テクノロジー」という独自の設計手法です。
これは、パラメトリック設計(寸法、形状、関係性などの履歴に基づいた設計手法)の精密な寸法制御と、ダイレクトモデリング(その場で直接製図する手法)の自由な編集性を融合させた技術です。

後からでも設計変更がスムーズに行え、部品間の関連性も自動的に更新されるため、大規模な修正作業も効率的に行えます。他社の3DCADデータも編集できるので、部品の流用などにも便利な機能です。

クラウド型CADソフト

クラウド型CADソフト

Solid Edgeは、現場や外出先からでも設計データを確認・編集できるクラウド型CADソフトで、時間や場所の制約を気にせず設計を進められます。

クラウドならではのコラボレーション機能は、メンバー間でのデータ共有やコミュニケーショーンアップにも活用されています。
パソコンはもちろん、タブレットやスマートフォンでも操作可能です。


Solid Edgeは、設計の自由度と効率性の向上、さらにチームワーク強化に貢献し、電気設計、シミュレーション、製造、技術文書作成など、設計から製造までを一貫してサポートしています

ユーザー目線で使いやすさを追求しているSolid Edgeは、2D Drafting以上に最新機能が多数搭載されています。
見やすいリボンメニューや好みに合わせてカスタマイズできるラジアルメニュー、必要な機能を簡単に見つけられるコマンド検索機能など、設計環境の効率化・快適化に大きく貢献しています。
ぜひこの機会にこちらも検討してみてください。

3DのSolid Edgeを使うメリット

2DDraftingもとても便利ですが、3DのSolid Edgeも非常に便利です。主なメリットは以下の3点です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 作業の効率化
  2. 大容量データを高速処理
  3. 3Dモデリングが簡単・効率化できる

Solid Edgeのメリット①作業の効率化

Solid Edgeには、設計作業をスムーズに行える便利な機能が多数搭載されています。
独自の「シンクロナス・テクノロジー」は、事前の準備作業なしで素早く設計を開始できます。

さらに、履歴をもとに独自の作図をプラスして、モデル形状を自由に編集することも可能です。
納期直前の設計変更にも柔軟に対応できるのは、Solid Edgeならではといえるでしょう。

Solid Edgeのメリット②大容量データを高速処理

Solid Edgeは、大規模アセンブリ(膨大な部品組み立てデータ)モデル操作もスムーズです。

独自の技術により、重たいデータを軽快に読み込めるためスピーディに設計できます。
大型製品の設計作業においても、パフォーマンスが低下することなく、効率的なモデリングを実現しています。

Solid Edgeのメリット③3Dモデリングが簡単・効率化できる

3Dモデリングが簡単・効率化できる

Solid Edgeでは大規模なアセンブリも簡単に可能となり、細かい繊細なモデリングもこのソフトウェア1本で可能となります。
2Dよりも実際の製品をイメージしやすいので、取引先への提案にも非常に使いやすくなりますし、2Dよりも確認漏れが少なくなるので結果工数を減らすことも可能となっています。

Solid Edgeの無料体験版が可能に

Solid Edgeは、利用しやすいミドルレンジの3DCADソフトです。
自由自在な3D設計ができる「シンクロナス・テクノロジー」が大きな特長です。

豊富な機能を搭載したSolid Edgeの魅力を以下にまとめてみます。

  • 初心者でも直感的な操作で使いこなせる
  • 2つのモデリングが融合した柔軟な設計
  • 設計意図を自動認識して人為ミスを防止
  • 大規模データでも高速処理が可能
  • 設計から完成まで一元管理
  • スマホ・タブレットでも3Dデータ確認が可能

Solid Edgeにはダウンロードして無料で体験できる製品版もラインナップされています。

この機会に、Solid Edgeの魅力を無料で体験してみませんか?
Solid Edgeのの詳しい情報、無料体験版ダウンロードは以下のページから進めます。

Solid Edge 2D Draftingについてまとめ

Solid Edge 2D Draftingは、Solid Edgeの2D図面作成を無料で利用できるお得なサービスです。

Solid Edge 2D Draftingを利用すると、高額なライセンスのCADソフトを購入せずに、2D図面を手軽に作成できます。CADスキル習得の第一歩として活用するのもおすすめです。

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