これからCADを学習する方の中には、建築事務所や製造企業で設計に使うから「CADソフトの操作を覚えたい」、「さらに応用的な使い方を短期間で身につけたい」というケースはよくあります。
しかし、近場の名古屋でCADを学ぶ方法が具体的にわからない方もいるでしょう。そこで本記事では、名古屋でCADを学ぶ方法として、おすすめの講義5選を紹介します。
名古屋でCADを学ぶには?
結論から述べれば、名古屋でCADを学ぶには「講座」を利用することがおすすめです。CADは建築や機械部品の設計、宝飾の細工などさまざまな分野で使われているソフトウェアです。そのため、基本操作や機能を学び、応用的な使い方をマスターすることが不可欠となります。
しかし、名古屋での学習について具体的な方法がわからない方もいるでしょう。そこで、基礎から応用までを網羅したCADの講座学習がおすすめです。短期集中的な講座やオンライン講座での学習方法もそろっています。
名古屋でCADを学ぶ方法5選
以下に、名古屋でCADが学べる方法として、厳選した講座のセミナー内容を5つ紹介します。
講座1.Autodesk Fusionセミナー
まず「Autodesk Fusionセミナー」の講座は、部品設計によく使われる3DCADソフト「Autodesk Fusion」のセミナーを2日間のカリキュラムで実践的に学ぶセミナーです。
1日目では、「Autodesk Fusion」の基本操作やモデリングの方法、2日目には「解析後の設計変更」や「アセンブリ設計」、「部品干渉チェック」などのやり方を学ぶことができます。2Dデータから3Dモデリングする方法も身につけることが可能です。
会場参加の場合に持ち物は特に必要なく、筆記用具くらいです。セミナー中に使うパソコンは貸し出しされ、自前のパソコンや「Autodesk Fusion」のツールパッケージを用意する必要はありません。手ぶらでセミナー参加が可能な点も魅力です。
費用は税込58,300円です。また、オプション追加で「復習パック」(eラーニングで会場講座の復習ができるパッケージ)を申し込むこともできます。このセミナーを通じて、部品や製品の設計の実践向け操作を行えるようになります。
講座2.AutoCAD基礎セミナー
「AutoCAD基礎セミナー」の講座は、建築設計の2D製図や3Dモデリングでよく知られるCADソフト「AutoCAD」の使い方を学べるセミナーです。AutoCADの初心者が基本的な操作からデータ活用の応用までできるカリキュラムが整っています。
1日目は、初期設定や図面作成の基本操作、2日目は高度な図面作成や「ビューポート」の作成まで行います。そのため、未経験者が中級、AutoCADマスターまで一気に駆け上がることが可能です。新入社員のスキルアップや短期間集中学習におすすめです。
もちろん、企業からの申込みのツテがなくても、個人で申し込んで受講することができます。費用は税込38,500円です。こちらも「復習パック」オプションの申し込みで、後から講座を学び直すことが可能です。
講座3.SOLIDWORKSセミナー
「SOLIDWORKSセミナー」の講座は、3DCADソフトの「SOLIDWORKS」を実践的に短期間で学べるセミナーです。
1日目では、モデリングの基礎や図面作成の方法、データ共有、2日目には、高度なモデリングや応用解析の実施、「アセンブリ設計」などを学びます。教材として「SOLIDWORKS完全攻略セミナーガイド」も配布されるので安心です。
会場受講の場合は、持ち物が筆記用具くらいで、パソコンも貸し出されたものを使うため特に荷物は必要ありません。費用は税込58,300円です。オプションの「復習パック」も入れて参加できるセミナーです。2日間のセミナーを経て、3Dモデリングの実践にも対応できる「モデリングマスター」を目指すことができます。
講座4.BIM・Revitセミナー
「BIM・Revitセミナー」の講座は、3Dモデリングの方法として知られるBIMの「Revit」ソフトを使用する方法を学ぶセミナーです。
2日間で基本操作と実務レベルの実践的な技術を身に付けることができます。具体的には、1日目に基本操作や3Dの図面作成、「ファミリ(建築モデルの部品)」の作成、2日目は2LDK住戸の作成や平面図作成、その他に表作成やVR活用といった応用的な使い方を学べます。
費用は、税込58,300円です。「復習パック」のオプションありです。当日の会場では持ち物が特に必要なく、筆記用具があれば十分です。貸しパソコンも用意されているので、着の身着のままでセミナーを受講できます。
会社にとっても人材教育の難しいCADソフト「Revit」のスキル向上が期待できます。新人でも業務の補助や設計作業の準備が短い期間で可能でしょう。
講座5.Jw_cad基礎セミナー
「Jw_cad基礎セミナー」の講座は、2DCADソフトの「Jw_cad」の基礎と実践的な使い方を学べるセミナーです。Jw_cadは無料で提供されるフリーソフトということもあり、サポートに不安があるため、CAD初心者やソフト未経験者にとってはセミナーを活用して使い方を学ぶのがおすすめです。
特に2日間のセミナーを通じて業務に使えるレベルまで引き上げてくれます。1日目は基本的な操作や初期設定、「レイヤ操作」や「パラメータ変形機能」の使用、2日目には応用となる操作や高度な図面作成、「クロックメニュー」の操作、「環境設定ファイル」の作成の仕方などを学びます。
最終的に業務レベルとなる「Jw_cadマスター」を目指します。受講費用は税込38,500円です。「復習パック」のオプションもありです。初日にパソコンを借りて講義が始まるため、持ち物などは特にありません。会場に行って気楽にセミナーを受けることができます。
他に名古屋でCADを学ぶ方法
CADを学ぶ方法としてはさまざまなものがあります。
独学(ネットや動画、書籍教材の活用)
1つ目は、独学で公式サポートやネット情報、オンライン教材をダウンロードして学ぶ方法です。最近では、電子書籍や実本(紙媒体)、YouTubeを使った動画学習などが充実しているため、独学でも学びやすい環境ができています。オンラインなら名古屋でも学習が可能です。
しかし、独学はつまずくと学習の途中で止まることもあり、学習期間が全体で長くなりがちです。そして、CADツールは一部のフリーソフトや教育版無料を除いて、基本的に有償のものがほとんどです。つまり、無償期間のある内に学習が終わらなければ、サブスクリプションの月額・年額負担をしながら学習することになるのです。
そのため、独学に自信のない方や学習につまずいた方は、先に紹介したセミナーに切り替えるのがおすすめです。
大学・専門学校
2つ目は、大学や専門学校で学ぶ方法です。大学の場合は工学部やデザイン系の学科がある学部、専門学校はCADの製図や設計技術を学べる学校となります。実際、名古屋にはさまざまな大学や専門学校があります。
専門学校の場合、2年以上の教育課程となることも多いため、長期通学が基本です。名古屋は名古屋本線やJR、地下鉄など交通の便にも優れますから、周辺地域の人なら通いやすいでしょう。
学び方 | かかる費用 |
専門学校 | 100万円前後 |
講座 | 5〜15万円 |
ただし、専門学校で学ぶ方法の場合、入学金や教材費などを合わせて年度50万~60万円以上と大きな費用がかかります。大学は授業料だけでこの額を超えることも珍しくありません。そのため、業務に使いたいだけの方は、集中的に学べるCADの「講座」を使った学習方法のほうが費用負担や学習期間を抑えられておすすめです。
名古屋でCADを学ぶ時のポイント
名古屋でCADを学ぶ際は、以下のポイントを押さえることが大切です。
ポイント1.学習に使える時間を把握する
1つ目のポイントは使える時間の把握です。名古屋でCADを学ぶためには、先ほど挙げた方法の中から自分が学習に使える時間に合わせたものを選択する必要があります。
例えば、CADを大学・専門学校で学びなおしている時間がない社会人の方は多くいます。その場合は数日限定の実践セミナーを受講するのが効果的です。
名古屋会場でのセミナー開催がある講座もあり、東海・中部地方に住む人は名古屋に足を運んですぐ実践学習できます。
ポイント2.自分の学習レベルを見極める
2つ目のポイントは、自分のいまの学習レベルを見極めることです。初心者のために「CADのことがまったくわからない」のか、「使いたいソフトが未経験でCADの基礎はあるが使い方はわからない」のかなどです。
その場合、中級やマスターレベルまで一足飛びでなれる短期集中セミナーの講義を受けます。また、基礎はマスターできているから、応用や実践操作をマスターしたい場合は、基礎講義などを受けるのではなく、実践や応用の充実したセミナーを調べて参加することです。
ポイント3.使用ソフトにあわせて業務に必要な操作を覚える
3つ目のポイントは、業務で使用するソフトを確認し、業務に必要な操作を覚えます。CADソフトは製品によって操作方法や使える機能が異なります。そのため、実践使用を前提に学習するには、使用ソフトと同じセミナーや教材での学習が必要です。
名古屋でCADを学ぶには?まとめ
名古屋でCADを学ぶには、名古屋会場で開催されるセミナーを受けることがおすすめです。
CADを学ぶ方法はほかにもありますが、独学だけでは難しいことも多々あります。大学・専門学校では費用がかかって通う期間も長くなり、学ぶ側の負担が大きいのです。
今回紹介したおすすめの講義を活用して、短期間でCADソフトの学習を実践レベルまで引き上げましょう。
