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【2025】DX講習おすすめ5選!初心者・自治体・企業向けの助成金に対応した研修も紹介

自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めるために、講習を探しているけど、どれを選べばいいかわからないと迷っていないでしょうか。また、自社向けの講習を厳選できないと悩んでいる方もいるはずです。

そこでこの記事では、目的別におすすめのDX講習をわかりやすくまとめました。
デジタルリテラシーの基礎から、AI・IoT・RPAなどの実践活用までをカバーしている講習を紹介しているので、ぜひ受講を検討してみてください。

DX講習とは?

DX推進指標の自己診断フォーマット
出典:IPA「DX推進指標のご案内」

DX講習とは、企業や自治体、個人がデジタル技術を活用して、次のような企業経営や業務の効率化に欠かせない知識・スキルを学ぶプログラムです。

  • 既存業務の生産性向上(無駄の削減)
  • 新しい価値創造(サービス・仕組み)

令和元年に公開された経済産業省の「DX推進指標(上画像を参照)」や、総務省のデジタル人材育成支援の影響などを受け、民間・公的機関を問わず、広い場所でDXの波が起きています。そして、そのDXの知識やスキルを身につける際に役立つのがDX講習です。

デジタルリテラシーの基礎を学べるほか、AI・IoT・RPAなど、業務効率化に役立つツールや技術について理解を深められるため、自社だけでDX化を進められない場合におすすめです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して業務やサービス、組織そのものを根本から変革し、企業や社会に新しい価値を生み出す取り組みです。

IT化のようにツールを導入することで対策する動き方とは違い、DXは「変革」を重視します。
仕組みやプロセスを具体的に検討することはもちろん、ビジネスモデルの再設計や顧客体験の改善、人材育成などにも着手するのが特徴です。

またDXの基礎を学びたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

【2025】DXを基礎から解説!わかりやすい例や取り組むメリットはある?

DX講習の種類(eラーニング・オンライン・集合研修)

DX講習は、主に「eラーニング」「オンライン研修」「集合研修」の3種類があります。
以下に、それぞれの受講形式の違いを整理しました。

eラーニング オンライン研修 集合研修
特徴 自習形式であり、24時間いつでも受講できる 講師の説明を配信を通じてリアルタイムで聞ける(質問も可) 対面での講師の説明を受けることができ、実践ワークショップにも参加できる
向いている人 ・スキマ時間でDXを学びたい人
・独学形式でDXのスキルを身につけたい人
・会場まで距離がある人
・移動時間の手間を削減したい人
・実践形式で学習したい人
・参加者との交流を図りたい人
費用相場(参考) 無料〜3万円程度 無料〜5万円程度 5万〜20万円以上

たとえば、時間や場所を選ばずに学べる「eラーニング」は、仕事が忙しいビジネスパーソンや自治体職員に人気です。一方で、ライブ配信を通じて講師とやり取りできる「オンライン研修」は、移動の手間を削減できます。

また、オフラインの「集合研修」はワークショップやグループディスカッションを通じて、チームでの実践型学習ができるため、実務で役立つスキルを身につけやすいのが魅力です。

DX講習おすすめ5選を目的別に紹介

自分(自社)向きのDX講習を探してる人向けに、おすすめの講習を目的別で5つ紹介します。

DX講習の名称 おすすめの人
DX完全攻略ハンズオンセミナー ・DX初心者
・スキマ時間を使って着実にDXを学びたい方
マナビDX Quest ・DXのケーススタディを学びたい
・他社とのネットワークをつくりたい
DXリテラシー・DX推進研修 ・企業としてDX人材を育成したい
・目的に合わせてカリキュラムを選びたい
自治体DX人材育成プログラム ・行政サービスに関連したDXを学びたい人
・市民を巻き込めるDXのコツを知りたい人
DXライブラリ ・動画や資料でDXを学びたい人
・ツール活用やテストのある講習を利用したい人

DX完全攻略ハンズオンセミナー|DX初心者向け

DX完全攻略ハンズオンセミナー

DX完全攻略ハンズオンセミナー」は、短期間でDXの基礎知識、応用・実践スキルを身につけられる初心者向けのeラーニング講習です。

DXをはじめて学ぶ初心者向けに、専門用語をかみ砕いたわかりやすい解説がされており、メキメキとDXに欠かせない知識や動き方を学べます。

会場受講と同等の内容を学べるため、スキマ時間を利用して着実にDXをマスターしたいという方におすすめです。

セミナー名DX完全攻略ハンズオンセミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)35,200円〜
開催期間2日間
受講形式eラーニング

マナビDX Quest|無料受講向け

マナビDX Quest
出典:経済産業省「マナビDX Quest」

経済産業省が実施している「マナビDX Quest」は、ケーススタディ教育プログラム(PBL)を2事業者、そして地域企業協働プログラムを10事業者分だけ無料で受講できるDX講座です。

参加費が無料であることはもちろん、受講することにより、自社と同じような考えでDXに取り組む企業とのコミュニケーションを図れます。

DXリテラシー・DX推進研修|企業向け

DXリテラシー・DX推進研修
出典:JMAM「DXリテラシー・DX推進研修」

JMAMが提供している「DXリテラシー・DX推進研修」は、DX人材育成に特化した非エンジニア向けの講座です。次のように、目的や規模別で3つのコースが用意されています。

  • 全社員向けDXリテラシー教育
  • DX推進リーダー向けDX実践教育
  • DX戦略立案者向けDX戦略教育

全社員での受講はもちろん、特定の人材に特化して受講できるのが魅力です。
各コースのなかにも複数のカリキュラムが用意されているため、選択肢の多いDX講座をお探しの方におすすめします。

自治体DX人材育成プログラム|自治体職員向け

自治体DX人材育成プログラム
出典:JDX「自治体DX人材育成プログラム」

日本デジタルトランスフォーメーション推進協会が提供している「自治体DX人材育成プログラム」は、自治体向けに提供されている育成DX講座です。

「職員のマインドセットが変わらない」「管理職がプレイヤー業務に追われている」といった課題を解決する行政向けのカリキュラムが組まれており、DX推進に向けたタイムマネジメントや、周囲を巻き込むコミュニケーションなど、DXの基礎に欠かせない知識を学べます。

DXライブラリ|eラーニング学習向け

DXライブラリ
出典:JMAM「DXライブラリ」

JMAMが提供している「DXライブラリ」は、経済産業省が定義している「DXリテラシー標準」に準拠した法人向けのDX講習です。

わかりやすい動画研修と資料を使いながら学習を進められるほか、Microsoftやその他の効率化ツールを使った実践的なスキルを学べます。理解度を深めるテスト付きであるため、eラーニングでありながら、すぐに業務に活用できるのが魅力です。

DX講習のほとんどは助成金に対応

DX講習は助成金で費用を抑えられる

DX講習は、次のような国の支援制度を活用することで受講費用の負担を大幅に軽減できます。

  • 人材開発支援助成金(厚労省)
  • IT導入補助金(中小企業庁)
  • 地方自治体補助金

特に、本記事で紹介したDX講習は、厚生労働省の「人材開発支援助成金」や、地方自治体が実施する補助制度の対象となっています。なかには研修費用の半分以上の補助を受けられる制度もあるため、人材育成や業務改善に取り組みたい企業・団体におすすめです。

なお、助成金の種類によって条件が異なります。
「実質無料~数千円」での受講も可能ですので、DX講習を選ぶ際には「助成金対応講座かどうか」を確認しましょう。

DX講習の後悔しない選び方

DX講習の後悔しない選び方

DX講習は有料のものも多く、時間の投資をともなうため「費用をかけたのに思っていた内容と違った」「時間をつくって受講したのに効果を感じられなかった」と後悔する人も少なくありません。

そのような後悔を防ぐためには、自分の目的や組織の課題に合う講座を選ぶことが重要です。
以下より、失敗を避けるために欠かせない選び方を紹介します。

  • 内容が自社・自分に合っているか
  • 受講形式と期間の適合性
  • 口コミ・感想・事例の信頼性

内容が自社・自分に合っているか(サポート・実践演習など)

DX講習は、学習内容が目的に直結するもの、そしてフォローアップ体制が整っているものを優先して選びましょう。

たとえば「ただ説明を受けるだけ」の講習では、実務に応用しにくいです。
対して、実務ワークや演習、フィードバックが組み込まれた講習なら、定着度が高まるほか、受講後すぐに業務で活用できます。

DX講習の種類によってサポートの有無やカリキュラムが違うため、事前に相性を比較してみてください。

DX講座のなかでも、短日で知識・スキルを学べる「セミナー」受講を検討している方は、以下の記事がおすすめです。

【2025】DX導入セミナー3選!無料で受講できる人気・おすすめのオンラインセミナーはある?

受講形式と期間の適合性

無理なく受講を続けるためにも、DX講習は、自分や社内スタッフのスケジュール・学習スタイルに合った形式・期間を選びましょう。

たとえば、忙しいのにもかかわらず数週間規模で実施する長期講習を選ぶのは、現実的ではありません。途中で挫折したり、メイン業務の影響で参加できなくなることもあります。

そのため、業務が忙しい人は短日で学べる「短期講習」、じっくり学ぶ時間があるなら長期で学べる「長期講習」を選ぶのがおすすめです。

口コミ・感想・事例の信頼性

「本当にこの講習に参加してよいのだろうか?」と不安を感じる方は、次のような第三者の実体験をもとに講座を比較してみてください。

  • 口コミ投稿
  • 利用者の声(感想)
  • 受講事例

上記の情報は、講習の公式サイトやSNS、口コミ投稿サイトなどに公開されています。
公式サイトの情報だけでは見えてこない「実用性」「費用対効果」「講師の質」についてチェックできるので、良い意見・悪い意見の両方をチェックしたうえで、DX講習を選定してみてください。

DX講習についてよくある質問

DX講習の内容はどのようなものですか?
DX講習の内容はデジタルリテラシー」「業務改善とデジタル化」「組織変革・DX戦略」「DX人材育成や社内教育」といったカリキュラムが含まれています。講座によっては、演習形式で自社課題に取り組めるものも見つかります。
DX研修を受講した人の感想・事例はどこで見られますか?
多くのDX講座では、公式サイトに受講者の声や企業での導入事例が掲載されています。特に経済産業省の「DX認定制度」に掲載されているアンケート情報は、講座から実践活用へのつながりをイメージしやすいです。
DX研修はeラーニング形式でもしっかり学べますか?
eラーニング型のDX講習だとしても「動画視聴」「確認テスト」「サポートチャット」などが組み込まれたカリキュラムが多いので、十分に実務で使える知識を得られます。特に「受講後のレポート提出」や「課題提出がある講座」は、定着率が高い傾向にあります。

DX講習についてまとめ

DX講習は、単に知識を取得できるだけでなく、DXをベースとした組織改革や業務効率化、人材育成といった目的を達成するために欠かせない学習方法のひとつです。

企業・自治体・個人がそれぞれの立場でDX推進のために受講しているため、この機会に自分に合うDX講習を探してみてはいかがでしょうか。

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