【2024】MOSのエクセルとは？レベルごとの難易度や出題範囲・取得するメリットも解説

売上データの集計や分析、プレゼンテーション資料の作成など、現代のビジネスパーソンに欠かせないエクセルスキル。そんなエクセルスキルの代表格であるMOSは、国際的な評価も高く求人の必須スキルに挙げる企業もみられます。

しかし、「MOSのエクセルについて詳しく知らない」「MOSのエクセルは難しそう…」という方もいるでしょう。

この記事では、MOSのエクセルのレベル別難易度や出題範囲を詳しく解説します。
MOS取得による具体的なメリットもお伝えするので、MOSのエクセルに興味がある方はぜひ参考にしてください。

MOSのエクセルとは？

MOSのエクセルとは、マイクロソフト社が認定するエクセルスキルを証明する資格です。

MOSは1997年に試験をスタートして以降、世代・性別を超えた幅広い層の方が受験しています。
現在の累計受験者数は500万人を突破し（2023年12月31日時点）、ビジネス関連資格では国内最大級です。

MOSのエクセルでは、エクセルの基本機能からマクロ・VBAを使った業務自動化まで広範囲を網羅しています。ビジネスシーンで活用できる実践的スキルを証明したい方に最適な資格といえるでしょう。

MOSのエクセルの種類

MOSのエクセルは、一般レベルと上級レベルの2種類があります。
以下では、それぞれのレベルと受験料について解説しましょう。

一般レベル

一般レベルでは、エクセルの基本的な操作スキルが出題されます。
エクセルを初めて学ぶ方や基本操作に自信がない方は、一般レベルから受験しましょう。

上級レベル（エキスパート）

上級レベルは、エクセルの高度な技能が出題されます。
業務効率化や高度なデータ処理に必要なスキルが求められるため、事前にエクセルの基礎知識がある方におすすめです。

MOSのエクセルの難易度

上記で紹介したように、MOSのエクセルにはレベルが2種類あります。
一般レベルと上級レベルという区分からもレベルの違いが推察されますが、各レベルの具体的な難易度が分かりにくい方もいるでしょう。

そこで以下では、MOSのエクセルの難易度を合格点、合格率を基に解説していきます。

• MOSのエクセルの合格点
• MOSのエクセルの合格率
• MOSのエクセルは難しい？

MOSのエクセルの合格点

MOSのエクセルの合格点は550点～800点の範囲です（1,000点満点）。
一般的には、MOSのエクセルの合格基準は700点前後といわれています。

他のエクセル関連の資格試験と比較すると、VBAエキスパートの合格点が650点から800点（1,000点満点）、日商PC検定の合格点は70点（100点満点）なので、平均的、もしくは若干低めであるといえるでしょう。

ただし、MOSのエクセルの合格点は試験問題の更新などで変動するため、目標点を700点以上として余裕を持って試験対策を進めてください。受験者の合格体験記などを参考にするのもおすすめです。

MOSのエクセルの合格率

MOSのエクセルの合格率は公表されていません。
ただし、MOSのエクセル試験対策を行うパソコンスクールや講座が独自に算出した情報によると、一般レベルの合格率は約80%程度、上級レベルの合格率は約60%程度とされています。

VBAエキスパートの合格率も非公開ですが、一般的にMOSのエクセルよりも低いといわれています。合格率はその時々の試験内容や受験者のレベルによって変動するため、あくまでも目安として捉えましょう。

MOSのエクセルは難しい？

上記の結果から、MOSのエクセルの一般レベルの難易度は中程度、上級レベルは若干高いということが分かります。

どちらの資格を受験するにしても、合格のカギを握っているのは効果的に学べる環境です。まずは、自分自身に合った学習方法をリサーチし、目標を持って計画的に学習を進めてください。

MOSのエクセルの出題範囲

続いて、MOSのエクセルの主な出題範囲をレベルごとに表でまとめました。
MOSのエクセルの受験を検討している方は、学習を始める前に以下で確認しておきましょう。

1. 一般レベル
2. 上級レベル

MOSのエクセルの出題範囲①一般レベル

一般レベルの主な出題範囲は以下の通りです。

参照：MOS公式

MOSのエクセルの出題範囲②上級レベル

上級レベルの主な出題範囲は以下のようになります。

参照：MOS公式

MOSのエクセルの学習を効率的に進めるには？

MOSは中～高難易度の資格ですが、エクセル初心者でも数多くの方が合格しています。
効率的にスキルアップしたい方は、短期間で効果的に学べるセミナーを利用してみましょう。

以下では、一般レベルと上級レベルそれぞれにおすすめのセミナーをご紹介します。

MOSのエクセル一般レベルを制覇！MOS対策短期集中講座

BIZROADのMOS対策短期集中講座は、わずか2日間でMOSの一般レベル合格を目指せる初心者向け講座です。受講者は1万人を突破、受講者満足度99.5％以上。講師の分かりやすい指導と、最新の出題傾向を徹底的に分析した効果的なカリキュラムが特長です。

会場受講とライブウェビナーの2つの受講スタイルから選べるため、忙しい方もご自身のペースで学習できます。詳しいスケジュールや申し込みは、以下の公式ページでご確認ください。

BIZROADのExcelマクロ・VBAセミナーは、最速でMOSのエクセル上級レベルまで到達できるセミナーです。受講期間は2日間で、エクセルの高度な機能活用、マクロ・VBAの基礎から学習します。

エクセル上級レベルの学習項目である高度なデータ分析、ピボットテーブル・グラフの活用、複雑な関数の使用なども網羅。VBAプログラミングやVBAのコード作成も学ぶため、データサイエンティスト検定などの第一ステップとしても最適です。

MOSのエクセルを取得するメリット

MOSのエクセルを取得するメリットは数多くあります。
以下では、代表的な3つのメリットを詳しく解説しましょう。

1. 就職・転職時に有利になる
2. 副業・フリーランスの道が開ける
3. 学習能力が育成される

メリット①就職・転職時に有利になる

MOSのエクセルスキルは、就職・転職活動の際にいくつものメリットを得られます。

たとえば、MOSは実際にソフトを使う実技試験なので、企業に即戦力として活躍できるエクセルスキルをアピールできます。MOS試験は合否が受験当日に分かるため、合格した場合は結果をすぐに就職活動に反映できるのも魅力といえるでしょう。急な求人応募にも対応でき、スキルをタイムリーに生かせます。

多くの企業が社員にMOS資格取得を推奨しており、研修の一環として導入しているケースもあるほど、MOSは企業ニーズの高いスキルです。

しかし、中にはMOSの有効性に疑問を感じている方もいるようです。

以下の記事では、MOSの社会的評価やMOSを活用した就職・転職時に役立つ情報を解説しているので、あわせて読んでMOSのエクセルについての理解を深めましょう。

MOS資格は履歴書に書くと恥ずかしい？役に立たない？

メリット②副業・フリーランスの道が開ける

MOSのエクセルを取得すると、副業・フリーランスの道が開けるというメリットもあります。

たとえば、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトでは、アンケートデータの入力や集計、顧客リストの作成、売上データの集計などのような、MOSのエクセルスキルを活用できる案件が数多くあります。

エクセルの上級レベルのような高度なスキルがあれば、データ分析などの複雑な計算にも対応できるため、クライアント次第ではフリーランスとして独立する道も開けるでしょう。

MOSを取得することは、副業やフリーランスとしての仕事を請け負うプラットフォームでの市場価値を高めるので、在宅ワークに興味があるという方にもおすすめです。

メリット③学習能力が育成される

MOSのエクセルを取得することにより、学習能力が育成されるという点もメリットの一つです。

たとえば、「MOSのエクセル上級レベルに合格する」というように、目標が明確化するとおのずと学習意欲が高まります。まずは、一般レベルからスタートし、合格という達成感を得ておくと、次ステップへのモチベーションを維持するという好循環も生じるでしょう。

また、MOSのエクセルで学ぶ関数や数式は、論理的な思考に基づいて組み立てられているため、問題を解くことにより論理的思考力が育成されます。これらのスキルは、日常生活の計画立案、家計管理などの場面で効果を発揮します。

単なる学習にとどまらず自己成長できるのは、MOSのエクセルスキルを習得する過程で得られる大きなメリットといえるでしょう。

MOSのエクセルについてまとめ

エクセルスキルの重要性の高まりとともに、国内最大級の資格試験のMOSの受験者も増加の一途をたどっています。広範なビジネスシーンに欠かせないエクセルスキルは、未来のキャリアを開く大きなカギとなるでしょう。

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「まずは一般レベルから受験したい」という方は、基礎から応用まで幅広く学べる以下の講座を受講しましょう。