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Mastercamの基本スペックと動作環境まとめ

今回はMastercamを利用するにあたり、必要なパソコンの基本スペックと動作環境についてまとめてみました。
Mastercamを利用しようと思っている方は下記のようなスペックと動作環境のパソコンを用意する必要があります。
Mastercamを快適に利用するためにもぜひ参考にしてください。

Mastercamとは

まずMastercamとはどういうソフトなのかと言うところですが、Mastercamは世界で非常に有名なCAD/CAMソフトの1つになります。
海外製品になりまして、日本では輸入代理店として幾つかの会社が販売権利を持っています。
CNCSoftwareという会社が開発・リリースしたソフトになりますが、CNCSoftwareは世界最古のCAD会社と言われています。
CNCSoftware公式でも購入の問い合わせが可能ですが、日本語に対応したバージョンを使うなら日本の代理店で購入されるのがおすすめです。

Mastercamの特徴

Mastercamの主な特徴としては下記のようなものが挙げられます。

  • 2軸から5軸までの複合、加工ができる3DCADソフト
  • CAMではワイヤCAM、ブレード加工専用CAM、ポート加工専用CAM等のモジュールが使用可能
  • 他にも旋盤加工や多軸加工など様々なモジュールが用意されています
  • 3DCAD/CAMのみならず、作業の効率化やリソース管理にも配慮されたUI

こちらのような特徴の3DCAD/CAMソフトとなっています。
コストパフォーマンスに優れた3DCAD・CAMの機能はもちろんなのですが、作業効率化やリソース管理にも配慮された機能となっていて非常に使いやすい3DCAD/CAMソフトとして有名です。
そんなMastercamも、どんなパソコンでも動くわけではないのでMastercamの動作に必要なパソコンのスペックと動作環境を紹介したいと思います。

Mastercamの価格

Mastercamは、日本で購入するとなると代理店により価格が様々となっています。
公式のCNCSoftware社のサイト(海外版)でもMastercamの価格は公開されておらず、販売店により違うと公表されています。
Mastercamはサブスクリプション方式と永久ライセンス方式で販売されており、安価なサブスクリプションで毎月利用するか、永久ライセンスで買い切りするか選ぶことができます。
こちらもまた販売店により価格が変わるので、どこの代理店で購入するか決めたらそこに問い合わせると良いでしょう。

Mastercamの基本スペックと動作環境

Mastercamを利用するために必要なパソコン基本スペックと動作環境は下記になります。
Mastercamをダウンロードしてもインストールできなかった!と言う場合や、インストールはしたけど全然動かないと言う場合もあるので注意して下記項目がクリアできているパソコンを用意しましょう。

OS Windows 10 (64bit Professional)
メモリ 32GB以上
CPU Intel i7 プロセッサ あるいはXeon E3, 3.2GHz 以上 マルチコアプロセッサ推奨
ビデオ NVIDIA  Quadroグラフィックカード 4GB専用メモリ
ストレージ ソリッドステートドライブ(SSD)(空き容量20GB)
モニター 解像度 1920×1080
ドライブ DVDドライブ
その他 3ボタン ワイヤレス Microsoft 互換マウス推奨 3D Connexion 3D マウス対応

Mastercamは上記のような動作環境が推奨されています。
注意すべきところは、MastercamはWindowsのOSでしか使用することができません。
Mac等ではMastercamを利用できないと言う点は特に知っておくべき情報かと思います。
また、メモリは32GB以上・CPUはintel i7 プロセッサ以上・空き容量は20GB以上が推奨されています。
ただ空き容量は20GBあれば大丈夫ですが、その後3DCADデータ等を大量に扱うことを見据えて258GB以上容量があるパソコンを用意できると尚良いですね。
グラフィックは好みで左右すると思いますが、4GBメモリ以上が推奨されています。3DCADやCAM作業を行うにあたって、細かいところまで綺麗に見えないと作業しにくいのでこちらは必ず用意できると良いと思います。
先方に提案する際も、先方のパソコンのグラフィックボードが自分より良いもので、作業の荒さ等が見えてしまう場合もあるのでここは気をつけておきたいポイントです。
また、3DCADでは大活躍する3ボタンマウスが推奨されています。こちらも好みによりますが、非常に便利なので余裕があればぜひ用意しておいてください。

Mastercam for SOLIDWORKS 追加の要件

SOLIDWORKSと互換性のあるMastercam for SOLIDWORKSの場合は下記グラフィック設定が推奨されています。

グラフィック設定 SOLIDWORKS認証ビデオカードとドライバ。チップセット統合グラフィックスはサポートされません。
グラフィックカードに関する詳細については、こちらのページのCertified cards and drivers をクリックしてください。

Mastercam for SOLIDWORKSでは、SOLIDWORKSで作成したデータをそのままMastercamで加工・編集することが可能になっています。
SOLIDWORKSを使用するCADオペレーターと共同作業するといった場合はこちらのMastercam for SOLIDWORKSを利用された方が良いでしょう。

自分のパソコンはこの動作環境に合っているのか分からないと言う方や、もっと詳しく聞きたいと言う人は各Mastercam代理店のディーラー及び技術スタッフに問い合わせてみてください。

Mastercamの基本スペックと動作環境についてまとめ

今回はMastercamの特徴から、基本スペックと動作環境についてまとめましたがいかがでしたでしょうか。
3DCADやCAMを行う場合、なるべくスペックが高いパソコンを用意できると良いですね。
予算と兼ね合わせて、出せる予算の中で一番いいスペックのパソコンを見つけておくのがおすすめです。
Mastercamが快適に利用できるパソコンを用意してからMastercamを導入するとスムーズに作業が進みます。
ぜひ今回の記事を参考にして頂き、効率良い3DCADを体感されてください。

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