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イラストレーターが雑誌のイラスト案件を獲得するには?選定基準や求められる特徴も紹介

イラストレーターが活躍できる場面は、色々あります。その中でも雑誌のイラスト案件は、代表的な仕事です。
ただ、イラストレーターとして活動していれば、勝手に雑誌案件が舞い込んでくるわけではありません。自ら仕事を獲得する必要があります。

では、どうすればイラストレーターが雑誌のイラスト案件を獲得できるのか、解説していきます。

イラストレーターの雑誌案件とは

イラストレーターの雑誌案件とは、紙媒体の雑誌に掲載するイラストを描く仕事です。場合によっては、紙媒体とウェブ雑誌を兼任することもあります。そして、表紙のイラストやコラムの挿絵など、具体的な仕事内容は幅広いです。

いずれの場合も、基本的には雑誌編集者の指示通りにイラストを描いていきます。イラストレーターとしての知名度や実績があまりなければ、単発の案件依頼になりやすいです。
けれど、納品したイラストの出来や、編集者とのやり取り次第で、継続的な案件を獲得できる可能性はあります。また、知名度の高いイラストレーターは、継続案件の依頼が来やすいです。

イラストレーターが雑誌案件を獲得するためにやるべきこと

イラストレーターが雑誌案件を獲得するには、ただ待っているだけではいけません。自ら行動する必要があります。
では、どのようなことをすれば良いのかを解説します。

イラストレーター向けのエージェントを利用

イラストレーターが雑誌案件を得やすい方法としては、エージェントの利用が挙げられます。会社に所属しているイラストレーターであれば、会社が案件を取ってきてくれます。
けれど、フリーランスは自ら案件を獲得しにいかなければなりません。その案件獲得を代行してくれるのが、エージェントです。

世の中には様々なエージェント会社があるので、イラストレーターに向いているところを選んで契約をしましょう。そして、雑誌案件の仕事をしたいという希望を伝えれば、探してくれるはずです。

ポートフォリオの作成

イラストレーターが仕事をするためには、ポートフォリオの作成が重要です。今まで手掛けてきた作品や、自身のスキルをアピールできるイラストなどを、データとしてまとめましょう。それを雑誌の編集者に見せることで、案件獲得に繋がる可能性があります。
もし、編集者からポートフォリオの提出を求められた時、用意できていないと、案件を得られるチャンスを逃してしまうかもしれません。

SNSを使った情報発信

現代のイラストレーターは、SNSを活用することも大切です。どのようなイラストを描けるのかをアピールして、雑誌の仕事をしたいということを発信しましょう。場合によっては、SNSを通じて雑誌編集者から声がかかるかもしれません。
そうでなくても、雑誌編集者がイラストレーターを選ぶ際に、SNSを参考にすることは十分あり得ます。また、SNS上で有名なイラストレーターになれば、雑誌案件を獲得できる可能性が高くなります。

自身のウェブサイトを設立

可能であれば、自らのウェブサイトを立ち上げた方が良いでしょう。きちんとサイトを用意して活動できるイラストレーターは、信用されやすいからです。その信用が、雑誌案件獲得に繋がる可能性もあります。
そして、ウェブサイトがあれば、ポートフォリオを公開して、自らの実績やイラストをアピールしやすいです。また、ウェブサイトが検索結果に出ることで、雑誌編集者の目に留まりやすいというメリットもあります。

雑誌編集者が必要としているイラストレーターの特徴とは

具体的にどのようなイラストレーターが求められているのかは、雑誌によって異なります。
ただ、どの雑誌でも、必要とされるイラストレーターには、ある程度共通する特徴があります。その特徴を確認していきましょう。

納期を守れる

雑誌は定期的に発行されるのが基本で、印刷所に入稿できる期限が決まっています。イラストレーターは、その入稿期限に間に合うように納品しなければいけません。よって、納期をしっかり守れるイラストレーターが必要とされます。

何よりも納期厳守が大事という編集者も少なくありません。もし、納期に間に合わなかったら、代わりのイラストレーターに依頼する手間が増えます。
雑誌の発行スケジュールが狂うこともあるかもしれません。そのような問題を起こさないイラストレーターであることが重要です。

安定したクオリティを維持できる

定期発行している雑誌の場合、継続依頼をしてくれる可能性もあります。その際に、安定したクオリティを維持できることも重要です。
最初の頃は高品質のイラストを描いていたけれど、次第にクオリティが下がってしまうイラストレーターは、いずれ必要とされなくなるでしょう。
よって、どのような案件でも手を抜かず、最大限に努力することが大切です。

コミュニケーションが取れる

イラストレーターに必要とされるのは、ただイラストを描けるスキルだけではありません。編集者とやり取りができる、コミュニケーション能力も重要です。
どのようなイラストを描けば良いのかを相談したり、修正箇所を確認したりするなど、コミュニケーションが求められる場面は数多くあります。
したがって、全くコミュニケーションが取れない人は、必要とされにくいでしょう。

 雑誌編集者がイラストレーターを選ぶ基準

世の中にいるイラストレーターの数は、非常に多いです。そのため、雑誌編集者は、豊富な選択肢の中から、案件を依頼する相手を探すことができます。
では、編集者は何を基準にイラストレーターを選んでいるのか、解説します。

イラストの個性

雑誌編集者は、他の人にはない個性があるかどうかで、イラストレーターを選ぶことが多いです。
雑誌のイラストは、ただの装飾ではなく、雑誌やコラムの顔としての役割もあります。そのため、他の雑誌にはないイラストが求められやすいです。
場合によっては、クオリティが高いありきたりなイラストより、多少クオリティが低くても、個性が強いイラストが選ばれることもあります。

依頼料が予算内に収まるかどうか

雑誌でイラストに割ける予算は、限られています。そのため、予算内で依頼できるイラストレーターが選ばれるのは当然です。たとえクオリティが高く、個性が強いイラストを描ける人でも、雑誌側の予算をオーバーすれば依頼は来ません。
よって、ウェブサイトやSNSなどで提示している依頼料が高すぎると、選定から外れてしまう恐れがあります。

社会人としてのマナー

雑誌編集者とイラストレーターは、コミュニケーションを取ることが多いです。そして、基本的には、大人のやり取りをしなければなりません。そのため、社会人として最低限のマナーを持っている人が、選ばれると考えましょう。
編集者からの連絡を無視したり、まともな言葉遣いができないなどのマイナス要素が大きければ、選ばれる可能性は低いです。

トラブルを起こした過去がないかどうか

健全な雑誌の編集者は、トラブルを起こしたことがないイラストレーターを選ぶ傾向があります。依頼の納期を守らなかったり、編集者と揉めたりしたという過去があれば、選ばれる可能性は低くなるでしょう。もちろん、盗作などの著作権違反したイラストレーターは、まず選ばれません。
また、SNS上で危険な内容を発信したり、他のユーザーと喧嘩をしたりする人も、避けられる傾向があります。
そのようなイラストレーターを起用した雑誌自体が、責められる恐れがあるからです。したがって、トラブルは起こさないようにしましょう。

競争に打ち勝って雑誌案件を獲得しましょう

雑誌のイラスト案件は、イラストレーターにとって魅力的な仕事のひとつです。そのため、雑誌の仕事をしたいと考えているイラストレーターは大勢います。
雑誌案件を獲得するには、そのようなライバルとの競争に勝たなければなりません。編集者から選んでもらえるよう、しっかりと対策を練って、雑誌案件を獲得しましょう。

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