クリエイティブ系の職種に就職・転職する場合は、ポートフォリオの作成が必須です。そんなポートフォリオは、Adobeのデザインソフトであるイラストレーターを使用すれば作成できます。
しかし、イラストレーターでポートフォリオはどのようにして作ったらいいのか、なにを参考にしたらいいのかわからない方も多いでしょう。
本記事では、イラストレーターでポートフォリオ作りをする際のコツや参考にできることについて紹介します。クリエイティブ系への就職・転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
参考資料としてイラストレーターでポートフォリオを作る
自身のプロフィールや作品をまとめたポートフォリオの作成は、クリエイティブ系の職に就くなら必須で用意しなくてはいけません。
それでは、なぜポートフォリオが必要なのか、ポートフォリオを作成するメリットについて確認していきましょう。
スキルや実績をアピールできる
ポートフォリオは手っ取り早く、自身の持つスキルや実績をアピールできる手段です。言葉で説明するよりも実際の作品や実績を見てもらった方が、どれほどのスキルを持っているかを判断してもらいやすくなります。
また、ポートフォリオは無料のデザインツールでも作成できますが、より高度な編集や自由度の高いイラストレーターで作成した方が面接官からの印象はよくなるでしょう。
就職・転職に役立つ
クリエイティブ系の企業では、面接にポートフォリオの提出を求められるのが一般的です。そのため、すでにポートフォリオがあれば、クリエイティブ系への就職・転職に役立ちます。
一方で、ポートフォリオがなければ就職や転職は難しく、面接すら受けられない可能性があります。クリエイティブ系へ進むことが決まった段階でポートフォリオの作成や、ポートフォリオに載せるための作品の作成に取り掛かるようにしましょう。
仕事を獲得しやすくなる
フリーで活躍している方の多くは、SNSで仕事の営業をしています。ネット上で営業をするなら、ポートフォリオがあれば仕事獲得に有利に働くでしょう。
実際、Webのポートフォリオを作成して自身のSNSに掲載していると、それを見たクライアントから仕事の依頼が舞い込む可能性があります。そのため、フリーで活躍していこうと考えている方や、副業としての活動を考えている方もポートフォリオを作るのは大きなメリットです。
なにを参考にイラストレーターでポートフォリオを作る?
魅力的なポートフォリオを自身のセンスのみで一から作り上げるのは至難の業です。そのため、イラストレーターでポートフォリオを作る際は、構成やデザインなどをほかの方のポートフォリオサイトから参考にするとよいでしょう。
好きなクリエイターさんがいるなら、その方のサイトを参考にするのもおすすめです。また、ネット上にはおしゃれなイラストレーターで作ったポートフォリオをまとめたサイトもあります。好きなテイストのポートフォリオを参考に、独自のポートフォリオを作成してみてください。
イラストレーターでポートフォリオを作るコツ
ポートフォリオは、好きな要素を自由に詰め込めばよいわけではありません。職種ごとに求められる項目やわかりやすさなどを押さえておく必要があります。イラストレーターでポートフォリオを作る際のコツについて確認していきましょう。
職種ごとに必要な内容を押さえる
一口にポートフォリオといっても、目指す職種によって掲載する項目は変わります。例えば、WebやUIのデザイナーであれば作品の制作期間や使用ツール、成果などがあればわかりやすいでしょう。
ディレクターであれば案件のスケジュールと、自身の動きをわかりやすく示したものが必要です。このように、職種によってポートフォリオに求められる要素は異なるため、自身のポートフォリオには何が必要なのかをしっかり精査するようにしましょう。
わかりやすい構成にする
ポートフォリオの構成には、ある程度決まった型があります。独自性を出すのは大事ですが、わかりにくい構成であればポートフォリオを確認する側に負担をかけてしまいます。
そのため、ポートフォリオの構成はわかりやすさを重視するようにしましょう。なお、ポートフォリオは以下の構成が一般的です。
- 目次
- プロフィール(スキルレベルや将来のビジョンなど)
- 作品集
ポートフォリオは、自分の作品をただ掲載すればよいものではありません。自身のプロフィールはもちろん、どのようなスキルがあって今後どのように活動していきたいかをわかりやすくアピールしましょう。
紙媒体とWebの両方で作成する
ポートフォリオの提出は、企業によって紙媒体かWebかが異なります。Webに疎い企業やデザインを重視したい企業は紙媒体での提出を求めるでしょうし、書類選考での段階でポートフォリオを確認したい場合はWebでの提出を求められるでしょう。
そのため、ポートフォリオを作成する際は、紙媒体とWebの両方を作っておくことが大切です。両方作成しておくことでさまざまな企業に柔軟な対応ができます。
作品の説明文は簡潔にする
ポートフォリオには自身の作品とその説明を記載しますが、作品の説明文はわかりやすく簡潔にすることを心がけましょう。説明文が長いと読み手の興味を削いでしまったり、大切な情報が埋もれてしまったりします。
どれだけ作品が良くても、説明がわかりにくければ魅力は半減するでしょう。また、採用担当者の方がそのジャンルの専門外の可能性もあります。そのため、作品の説明文は要点を絞って明確でわかりやすい文章を作ることが大切です。
応募する企業によって内容を変える
ポートフォリオは応募する企業によって、その都度内容を変えることが望ましいです。応募先で求められるスキルを使った作品を全面に押し出すことで、企業にとって戦力となる人材であることをアピールできます。
応募先の企業に合った作品を新たに作ったり、掲載している作品の配置を変更したりといった対策ができると面接の成功率を高められるでしょう。このように、クリエイティブ系への就職・転職活動を成功させるためには、企業への個別のアプローチが大切です。
アピールしたい作品を目立たせる
ポートフォリオに載せた作品は、必ずしもすべてに目を通してもらえるとは限りません。そのため、アピールしたい作品を先頭に配置したり、大きさを変えたりしてアピールすることが大切です。
自信のある作品を目立たせることで、作品全体のイメージも良くなるでしょう。
随時アップデートする
ポートフォリオは、一度作成して終わりではありません。作品や使えるスキルが増えたら、その都度追加が必要です。
また、面接時に指摘された箇所や改善した方がよいと感じた点は積極的にアップデートするようにしましょう。何度も改善を繰り返すことで、より質の高いポートフォリオが作成できます。
イラストレーターでポートフォリオを作る参考手順
Adobeのイラストレーターを使ってポートフォリオを作る手順について確認していきましょう。自分の作品さえあれば、誰でもオリジナルのポートフォリオを作成できます。
手順1.イラストレーターの初期設定をする
紙のポートフォリオでは、縦のA4サイズで作ったページを印刷してファイリングするのが一般的です。そのため、紙のポートフォリオを作る場合は210mm x 297mmの縦の用紙サイズで作成するようにしましょう。
また、紙の場合は印刷物となるので、カラーモードはCMYKです。RGBはWeb用のカラーモードなので間違いないように注意しましょう。
トンボについては、出来上がったポートフォリオを印刷会社で印刷してもらう場合は必要ですが、家庭用プリンターで印刷する場合やPDFにする場合は必要ありません。
手順2.表紙を作成する
表紙はポートフォリオの顔になる部分です。中を見たいと思わせる表紙を作れれば、ポートフォリオの第一印象もよくなるでしょう。ポートフォリオの表紙には名前とタイトルを記載するのが一般的ですが、オリジナリティを出せる箇所でもあります。
シンプルに文字のデザインだけでもよいでしょうし、ロゴを使ったり作品の一部を載せたりしても面白いかもしれません。しかし、表紙と中身の統一感がなくなってアンバランスな感じにならないように注意しましょう。
手順3.目次を作成する
ポートフォリオには、どのページにどのようなコンテンツがあるか一目でわかるように目次を作成していると親切です。また、目次を章仕立てにしておくことで、全体のイメージがしやすくなります。
さらにわかりやすさを追求するなら、テキストだけでなく見出しにサムネイルやアイコンをつけるなど工夫するとよいでしょう。以下は良い目次の例です。
- 章仕立てになっている
- ページ数が記載されている
- 目次を見ただけで内容が把握できる
一方で、作品名を羅列しているだけの目次や、ページ数が記載されていない目次は目次の意味をなしていません。見る方がストレスなく読める目次作りを意識しましょう。
手順4.プロフィールページを作成する
氏名や顔写真を掲載したプロフィールページを作成します。このページでは、習得済みのスキルやクリエイターとしての今後の展望なども記載するようにしましょう。
プロフィールページでは、自身の人となりがわかるように工夫することが大切です。また、仕事が舞い込む可能性を考慮して、連絡先やSNSのアカウントを記しておくことも忘れないようにしましょう。ページ数は、1〜2ページ程度でまとめるのがおすすめです。
手順5.作品集のページを作成する
ポートフォリオのメインとなる部分です。自身が作成した作品をまとめて掲載しましょう。作品集で最低限必要な情報は以下のとおりです。
- 作品の画像
- 制作期間
- 作品の説明文
特に、作品のコンセプトやどの部分にこだわったかなどはわかりやすく記載しましょう。ただし、説明が長くなって伝えたいことが伝わらなくならないように注意が必要です。また、職種によって必要となる情報は異なるため、志望職種ごとに柔軟にページを作成しましょう。
イラストレーターでポートフォリオを作るコツや参考
今回はイラストレーターでポートフォリオを作るコツや参考にできるものについて紹介しました。ポートフォリオは無料のポートフォリオ作成ツールでも作れますが、イラストレーターで一から作った方がスキルの証明になります。
そのため、ソフトを使える方はぜひイラストレーターでポートフォリオを作ってみてください。また、ポートフォリオは好きなクリエイターさんや、ポートフォリオをまとめたサイトから参考にするのがおすすめです。
ぜひ、色々な資料を参考に、自分だけのポートフォリオをイラストレーターで作成してましょう。
