「イラストレーターの法人版価格はいくら?」「安く利用する方法はある?」と考える方もいるでしょう。
イラストレーターは、ロゴやイラスト制作などビジネスでも活用できる定番ソフト。しかし、いざ自社で導入しようとする際に、法人向けプランと個人向けプランのどちらを契約すべきなのか、法人版の価格はいくらなのか、悩む方は少なくありません。
そこで本記事では、イラストレーターの法人版の価格を紹介。個人版との違いやメリット・デメリット、さらに安く利用する方法や購入手順まで徹底的に解説します。
イラストレーターの法人版とは?

イラストレーターの法人版とは、Adobe Creative Cloudのグループ版を指します。個人向けのプランとは異なり、複数ユーザーで利用する企業・団体向けに提供されるライセンス形態です。
法人版は、小規模から中規模のチームでの利用を想定したプランであり、ユーザーの管理やストレージ容量など、法人利用に適した機能やサービスが含まれている点が特徴です。
なお、大規模に50名以上で利用する場合には「エンタープライズ版」と呼ばれる大企業向けの契約形態もあります。
イラストレーターの法人版の価格
以下はイラストレーター法人版の主なプランと料金の一覧です。
| プラン | 料金 | 推奨チーム規模 | 利用可能人数 | 対象アプリ | 主な機能・制限 |
|---|---|---|---|---|---|
| Creative Cloud グループ版 単体プラン | 11,990 円/月(税込)(1ライセンス) | 1〜10ライセンス | 1〜10名 | Photoshop / Illustrator / Acrobat などから1つ選択 |
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| Creative Cloud Pro グループ版 | 11,990 円/月(税込)(1ライセンス) | 1〜10ライセンス | 1〜10名 | Photoshop、Illustrator、Acrobat を含む20以上のアプリ |
|
| Creative Cloud エンタープライズ版 | 要問い合わせ | 11ライセンス以上 | 無制限(大規模導入向け) | 全アプリ + 全ビジネス機能 |
|
上記の表からわかるように、IllustratorをはじめとしたAdobe製品の法人版は、導入規模や利用目的に応じて最適なプランを選べるよう設計されています。
小規模チームで必要なアプリを効率的に活用したい場合は単体プラン、幅広い制作環境や共同作業を重視するならProグループ版、さらに大規模導入でセキュリティや運用管理を徹底したい場合はエンタープライズ版が適しています。
イラストレーターの個人版の価格
イラストレーターの個人版の価格は以下の表を参照ください。
| プラン | 価格 |
| 単体プラン |
|
| Creative Cloud Standard |
|
| Creative Cloud Pro |
|
個人版との違い
イラストレーターの法人版の機能と個人版と同じです。しかし、利用環境やサービスにいくつか違いがあります。以下に、個人版と比較した法人版の主な違いを挙げます。
- クラウドストレージ容量が大幅に増加
- ライセンス管理とチーム共有機能
- ボリュームディスカウントが適用
同じイラストレーターを使う場合も、個人版はあくまで単独利用者向け、法人版はチーム利用と管理に最適化されていると言えます。
例えば、ライセンスの名義も、個人版では個人アカウントに紐づくのに対し、法人版では企業がアカウントとデータの所有権を持つBusiness IDで管理されます。
イラストレーター法人版の利用人数を増やすには
イラストレーター法人版は、基本的に1人につき1ライセンスが必要で、最大10ライセンスまで追加可能です。例えば、5人で利用する場合は5ライセンスを契約する必要があります。
なお、11名以上で使いたい場合は、法人向けに提供される「Admin Console」を通じてライセンスの追加や付け替えを行い、チーム規模に合わせた拡張が可能です。
以下の記事では、イラストレーターとCanvaを比較しています。「Canvaとどちらにするか迷っている」という方はぜひ参考にしてみてください。
イラストレーターの法人版を使うメリット・デメリット

法人版イラストレーターを導入するか検討する際には、メリットとデメリットを把握しておくことが重要です。
メリット
イラストレーターの法人版を利用するメリットは主に以下3点です。
- チーム運用に適した管理機能と柔軟なライセンス運用
- 大容量ストレージと共同作業機能
- ボリュームディスカウントが適用
複数人が関わる案件では、管理者が必要に応じてライセンスを付け替えられる仕組みがあり、1TBという大きなクラウド容量を利用することで、データの共有や共同作業もスムーズに進められます。
加えて、契約数が多いほどライセンス単価が下がる仕組みが用意されているため、人数の多い企業ではコスト面でも導入効果が高まり、結果として環境を維持しやすくなる点も魅力です。
デメリット
一方で、イラストレーターの法人版を利用するデメリットは以下の3点です。
- コストが割高になる
- 年間契約の縛りがある
- 小規模利用だとメリットが少ない
デメリットを踏まえると、イラストレーター法人版は中・大規模なチームや長期的な利用を前提とした場合に最適。しかし、利用人数が少なかったり短期間の利用を検討している企業にとっては割高になりやすく、契約条件の縛りもあるため慎重に導入すべきか判断しましょう。
イラストレーター法人版の購入価格を抑える方法

「便利なのは分かるけれど、なるべく費用は抑えたい」というのが担当者の方です。ここではIllustrator法人版を少しでも安く利用するための方法を紹介します。
- 単体プランとProプランを組み合わせる
- 年間一括払いをする
①単体プランとProプランを組み合わせる
法人向けには、イラストレーターだけを使えるプランとCreative Cloud Proグループ版があります。利用者全員を一律にProグループ版にすると便利な反面、必要のないアプリまで含まれる分コストが高くついてしまいます。そこで、利用者ごとに最適なプランを割り当てることで無駄を省きます。
例えば、「イラストレーターしか使わない社員」と「Photoshopなど他のソフトも使う社員」がいる場合を考えましょう。イラストレーター専門のメンバーには単体プランを割り当て、さまざまなAdobe製品を使うメンバーにはCreative Cloud Proを契約する、といった具合に併用するのがお得な選び方です。
2種類以上のアプリを必要としない人にまで高額なProプランを付与する必要はありませんし、逆に複数アプリを利用する人はProプラン一つで完結できます。
②年間一括払いをする
支払い方法を工夫することで、総支出額を抑えることも可能です。効果的なのが「年間プランの一括払い」を選ぶことです。Adobeの料金体系では、同じ年間契約でも月々払いより一括払いの方が割安に設定されています。
例えば、イラストレーター単体プランの場合、年間月々払いだと月額3,280円なので1年で39,360円ですが、一括払いなら34,680円で済みます。約12%程度も安くなる計算です。
長期利用が前提であれば一括払いがお得なのですが、注意点もあり、途中解約やダウングレードができないことです。一度一括で支払ってしまうと契約期間中は変更がきかないため、将来的に利用人数が減る可能性がある場合などは慎重に判断しましょう。
イラストレーター法人版の購入方法
イラストレーターの法人版を購入する方法を解説します。まずは公式サイトに遷移し、以下画面の「購入する」ボタンをクリックしましょう。

すると、下記画面が表示されるので、上記タブの「法人」をクリックします。

以下の画面が表示されました。ここから自社が契約したいプランを選択しましょう。

なお、注文後は登録しているアドレスにメールが届くので、手続きを行いましょう。
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イラストレーターの法人価格についてよくある質問

ここでは、イラストレーターの法人価格についてよくある質問についてまとめています。
イラストレーターの法人版価格についてのまとめ
イラストレーターの法人版は、個人版に比べ料金面では割高ですが、その分ライセンス管理や大容量ストレージ、共同編集機能など、ビジネス利用に欠かせない強みがあります。
小規模利用ではコスト面の負担が大きいと感じるかもしれませんが、複数人で長期的に活用する企業にとっては業務効率や資産管理の面で最適でしょう。さらに、単体プランとProプランの組み合わせや年間一括払いを工夫することでコストを抑えられるため、自社の利用規模や用途をしっかり見極めたうえで、最も適したプランを選択することが法人版を導入する際の重要なポイントだと言えます。