複雑な計算もスピーディに処理し、業務効率化、生産性向上に貢献するExcel(エクセル)。
Excelで作成した美しい資料は、プレゼンテーションを効果的に行う上でも役立ちます。
Excelの資格は、就職・転職活動において大きなメリットをもたらし、将来のキャリアパスを築く上でも非常に有効です。しかし、さまざまなエクセルの資格があり、どの資格を選べば良いか迷う方も多いでしょう。
そこで本記事では、おすすめのExcel資格を6選ご紹介します。
受験料や難易度、試験方法まで詳しくお伝えするので、Excel資格に興味を持っている方はぜひ参考にしてください。
Excelの資格とは?

Excelの資格とは、表計算ソフト「Microsoft Excel」の操作スキルを証明する資格です。
複数のExcelの資格があり、それぞれの資格で難易度や出題項目、受験料、試験方法が異なります。まずは自分のレベルや目標を明確化し、目標資格を定めたうえで学習計画を立てましょう。
レベルごとのExcelスキルの内容
Excel資格取得を考えている方の中には、「自分のスキルがどの程度なのかわからない」という方もいるでしょう。そこで以下では、レベルごとのExcelスキルの内容を表で紹介します。
| スキルレベル | 内容 |
| 初級 | 四則演算、関数、データ入力・編集、表・グラフ作成など |
| 中級 | 条件付き書式、ピボットテーブル、複数シートの操作など |
| 上級 | VLOOKUP関数、データ分析、マクロ・VBAなど |
Excelの上級レベルのスキルである「VBA」を活用すると業務効率が大幅にアップします。
ExcelのVBAについては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでExcel資格選びの参考にしてください。
Excelの資格を活かせる仕事

Excelは、事務職だけでなく営業やマーケティングなど、幅広い分野で活用されています。
以下では、Excelの資格を活かせる仕事をお伝えします。
- 事務職
- 営業企画担当者
- 生産管理担当者
- 経営管理者
- データアナリスト
- ビジネスアナリスト
- マーケティングリサーチャー
- プロジェクトマネージャー
- システムエンジニア
- 各種コンサルタント
Excelは、データ分析から業務効率化まで、その活用範囲は非常に広く、資格取得者が活躍できる仕事も多岐にわたります。
Excelの資格取得者は年々増加しており、今後AIやIoTといったテクノロジーとの連携が進む中で、Excel関連資格の重要性はますます高まっていくことでしょう。
Excelの資格おすすめ6選

ここからは、おすすめのExcelの資格を紹介します。
それぞれ難易度や受験形式、受験料が異なるため、自分自身のスキルレベルや目標、資格取得の予算にあった資格を選びましょう。
- MOS
- VBAエキスパート
- 日商PC検定(データ活用)
- 情報処理技能検定試験 表計算
- Excel表計算処理技能認定試験
- 文書処理能力検定 表計算
Excelの資格①MOS
| 種類 | 難易度 | 受験料 |
| MOSスペシャリスト | 易~中 | ・通常:10,780円 ・学割:8,580円 |
| MOSエキスパート | 中~高 | ・通常:12,980円 ・学割:10,780円 |
効率的にMOS資格取得を目指せる!MOS対策短期集中講座

GETT ProskillのMOS対策講座は、Excel初心者でもわずか2日間でMOSスペシャリストを目指せます。ExcelとWordの2種類を基礎からしっかり学習するため、どちらの資格も取得してオフィスソフトを幅広くマスターしたい方にも最適です。
受講スタイルは、複数の受講形式から選択できます。
多忙で会場まで行けない方は自宅から受講できるので、ぜひこの機会にMOS資格取得を目指してみませんか。
セミナー名 MOS対策講座 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 16,500円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
MOSの資格についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
MOSの概要や高評価している企業の例、そしてMOSと組み合わせることで相乗効果が期待できる資格など、MOSを深く掘り下げた内容となっています。
Excelの資格②VBAエキスパート
VBAエキスパートは、ExcelとAccessのマクロ・VBAスキルを証明する民間資格です。
2003年4月に開始され、株式会社オデッセイコミュニケーションズが認定しています。
実務で活用されるされる機能を重視した資格で、業務効率化やシステム開発に必要なスキルを客観的に証明できます。試験対策を通じてプログラミングスキルも習得できるため、データサイエンティストを目指す方にもおすすめです。
試験方法はすべてCBT形式となっています。
| 種類 | 難易度 | 受験料 |
| Excel VBA ベーシック | 中 | ・一般:13,200円 ・割引:11,880円 |
| Excel VBA スタンダード | 高 | ・一般:14,850円 ・割引:13,420円 |
最速でマクロ・VBAのプロに!Excel VBA・マクロセミナー

GETT ProskillのExcel VBA・マクロセミナーは、ExcelのVBA・マクロの基礎から応用まで学べる短期集中セミナーです。2日間のカリキュラムは、VBA・マクロの違いからスタートし、マクロを使った帳簿印刷、データ集計など、さまざまな業務自動化の方法を学びます。
こちらのセミナーは、VBAエキスパート取得を目指す方はもちろん、日々の業務効率化を図りたいという方にも最適です。
セミナー名 Excel VBA・マクロセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
Excelの資格③日商PC検定(データ活用)
日商PC検定(データ活用)は、日本商工会議所が主催する経済産業省後援の公的資格です。
この資格は、Excelを用いたデータ分析スキルを段階的に習得でき、Basicから1級まで4つのレベルが用意されています。
日商は、簿記やプログラミングなど、ビジネスパーソンに必要な幅広い資格を提供しており、各資格とも企業からの評価が高いです。「就職・転職時に高評価されるスキルを習得したい」という方におすすめの資格といえるでしょう。
試験方法はすべてCBT形式です。
| 種類 | 難易度 | 受験料 |
| Basic | 易 | 4,400円 |
| 3級 | 易~中 | 5,500円 |
| 2級 | 中~高 | 7,700円 |
| 1級 | 高 | 11,000円 |
Excelの資格④情報処理技能検定試験 表計算
情報処理技能検定試験の表計算部門は、日本情報処理検定協会が主催する民間資格です。
この資格は、ビジネスで広く使用されるExcelなどの表計算ソフトの実務能力を評価し、試験内容には、データ入力、書式設定、関数使用、グラフ作成など幅広いスキルが含まれています。
3級から初段まで7種類の資格があり、Excel関連資格の中でも比較的取得しやすい入門編として人気です。一般的には、履歴書に記載する場合、2級以上が評価対象となります。
試験方法は指定会場での実技試験で、原則的に団体受験のみです。
| 種類 | 難易度 | 受験料 |
| 4級 | 易 | 1,800円 |
| 3級 | 易 | 2,300円 |
| 準2級 | 易~中 | 2,600円 |
| 2級 | 易~中 | 2,800円 |
| 準1級 | 中 | 3,100円 |
| 1級 | 中 | 3,300円 |
| 初段 | 中~高 | 5,300円 |
Excelの資格⑤Excel表計算処理技能認定試験
Excel表計算処理技能認定試験は、ビジネス資格・教育関連企業のサーティファイが主催するビジネス能力認定資格です。
この試験はスキルに合わせて3段階で構成され、知識と実技の両面から評価します。
試験では、データ集計、グラフ作成が問われ、さらにExcelを使った実践的な問題解決能力を評価するために、与えられたデータから完成物を作り上げる実技試験も実施します。
試験方法は会場での公開試験とリモート形式の随時試験です。
| 種類 | 難易度 | 受験料 |
| 3級 | 易 | 6,100円 |
| 2級 | 易~中 | 7,200円 |
| 1級 | 中 | 8,300円 |
Excelの資格⑥文書処理能力検定 表計算
文書処理能力検定は、公益社団法人全国経理教育協会が主催しており、4級から1級まで段階的に受験できる資格です。文書処理能力検定は、「ワープロ」「表計算」の2種類があり、各項目の基本的な処理能力を評価します。
文書処理能力検定 表計算は、筆記と実技の2項目から出題されます。
表計算ではExcelの実技常識、およびグラフ・表作成を問われますが、4級と3級は実技常識(筆記)がなく、実技のみの出題です。
試験方法は指定会場における会場受験です。
| 種類 | 難易度 | 受験料 |
| 4級 | 易 | 2,200円 |
| 3級 | 易 | 3,200円 |
| 2級 | 易~中 | 4,200円 |
| 1級 | 中 | 5,200円 |
Excelの資格の選び方

上記で紹介したように、Excelの資格はいくつもありました。
選択肢が多いのは魅力的ですが、Excelの資格選びに迷う方もいるでしょう。
そこで以下では、Excelの資格の選び方について解説します。
- 認知度の高さで選ぶ
- 国際的な評価で選ぶ
- 将来のキャリアパスで選ぶ
①認知度の高さで選ぶ
Excelスキルを証明する資格は、認知度の高さで選ぶことが重要です。
たとえば、MOSやVBAエキスパート、日商PC検定(データ活用)のように知名度があるExcel資格は、多くの企業で共通認識として理解されており、就職・転職活動の際に資格の価値を的確に評価してもらえます。
他の応募者との差別化を図りたい場合にも、これらの資格は有利に働くでしょう。
また、受験者が多いことから、豊富な学習教材や活発なオンラインコミュニティを活用でき、学習につまずいた際もスムーズに解決できます。
②国際的な評価で選ぶ
Excelの資格は、国際的な評価の有無で選ぶのもおすすめです。
たとえば、マイクロソフト社のMOSは国際資格なので、海外企業でも評価されるため、グローバルなキャリアを目指す方にとってメリットとなります。
また、通常国際的に認知されている資格は審査が厳しく、資格に対する信頼性も高いです。
国際的な基準をクリアしている証であるため、国内外問わず幅広い企業から高く評価されます。
③将来のキャリアパスで選ぶ
Excelの資格を選ぶ場合、将来のキャリアパスにつながるかで選ぶことも心がけましょう。
一般的に、資格取得は単なるスキル習得だけが目的ではなく、その先にさらなる目標を設定していることが多いです。
たとえば、データ分析の専門家として活躍したいと考えている場合、VBAエキスパートを取得することで、高度なデータ処理や自動化への道が開けます。将来のキャリアプランを明確化している方は、ぜひ自分のキャリア目標に関連性が高いExcelの資格を選んでください。
Excelの資格に関するよくある質問
ここからは、Excelの資格に関するよくある質問について紹介します。
Excel資格を取得すると、Excelの操作スキルを客観的に証明できることが大きなメリットです。就職・転職活動でパソコンスキルをアピールしやすくなるほか、業務効率化にも役立ちます。
また、資格取得に向けた学習を通じて、関数やグラフ作成、データ集計など、実務で活用できる知識や操作方法を体系的に身につけられます。そのため、日常業務の生産性向上にもつながるでしょう。
Excel資格は、取得しただけで必ず就職や転職に有利になるわけではありません。実際の業務では、資格の有無だけでなく、Excelを使いこなす実践的なスキルも重視されます。
そのため、試験対策だけでなく、表の作成や関数、ピボットテーブルなどを実際に操作しながら学習することが大切です。また、資格ごとに出題範囲や難易度が異なるため、取得目的や現在のスキルレベルに合った資格を選びましょう。
初心者には、MOS(Microsoft Office Specialist)がおすすめです。MOSは、Excelの基本操作から関数、グラフ作成、データ管理まで、実務で役立つスキルを体系的に学べる資格として広く知られています。
特に一般レベルは、Excelを初めて学ぶ方でも取り組みやすく、就職・転職時のパソコンスキルの証明としても活用されています。基礎をしっかり身につけたい方は、まず一般レベルの取得を目指すとよいでしょう。
Excelの資格についてまとめ
この記事では、Excelの資格を6つ紹介しました。Excelの資格といえばMOSが有名ですが、その他にもVBAエキスパートやExcel表計算処理技能認定試験などがあるため、スキルレベルや目的に応じて選ぶことができます。
本記事を参考に、自分に必要なExcel資格を取得してみてください。