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オリジナルのスケボーチェアーを3Dプリンターで自作してみた!

全国のメイカーズの皆さん、こんにちは。
最近、妻が観葉植物にハマっていてどんどん植物が増えています。
私も植物を育てるのが好きなのでいいのですが、増えすぎて置き場所に困っていました(笑)

そんな中、使い古したスケボーの板を、観葉植物の台にしたら面白いんじゃないかと思いつきました。
おしゃれなカフェとかにあるこんなやつです。

スケボーチェア
画像参照:Dr.GRIND


スケボーチェアー用の脚の部分だけが売っているそうなので調べてみたのですが、
8,000円くらいしました。。。

だったら、台を買った方が安くない!?という妻の声が聞こえてきました(笑)

そんなことを仕事仲間に話していたら、

「3Dプリンターで自分で作っちゃえばいいじゃん!」

と言われました。

「たしかに!!!!自分で作れる!!!!」

ということで、早速Fusion360を起動して作り始めました!


プレート部分の作成

まずは、板と脚をくっつけるプレートを作成します。
「スケッチ」を書いて「押し出し」で作成します。
ビスを通す穴の位置と大きさは、板から図りました!

板と脚をくっつけるプレートを作成

最後に「フィレット」をつけてプレート完成です。

プレート完成


脚の部分のスケッチ作成

次に、脚の基となるスケッチを作成します。
まずは「スプライン」で脚の骨組みを作成します。
このスケッチは「ロフト」する際のガイドレールに使用します。

「スプライン」で脚の骨組みを作成

続いて、上面と底面のスケッチを作成します。

上面と底面のスケッチを作成

※ スケッチを作成するために予め「平面」を作っておきましょう!


脚の作成

作成したスケッチを基に「ロフト」で脚を作成します。

「ロフト」で脚を作成

はみ出た部分は「ボディを分割」でカットし、「フィレット」で整えました。

「ボディを分割」でカットし、「フィレット」で整える


脚をコピー

作成した脚を「ミラー」を使って左右対称にコピーします。

「ミラー」を使って左右対称にコピー

最後にコピーした脚とプレートを「結合」でくっつけて「フィレット」をつけたら完成です!

コピーした脚とプレートを「結合」でくっつけて「フィレット」をつける


出来上がりイメージ

脚だけのモデルだとイメージがわかないので、スケボーのSTLデータを「FUSION 360 ONLINE GALLERY」から落としてきてくっつけてみました。
https://gallery.autodesk.com/fusion360

モデル

おお!結構いいんじゃないでしょーかー!!


3Dプリントしてみる

3Dデータができたので、早速3Dプリント!と思ったのですが、
実は3Dプリンターを持っていません(汗)

ということで、知り合いに3Dプリントをお願いしました!

今回、使う3Dプリンターは「Replicator 2」です。

ここで問題発生!!!
なんと、今回作ったモデルの高さが大きすぎて、Replicator 2の出力可能サイズを超えてました。

出来ないものは出来ないので、泣く泣く足の高さを「195mm」から「145mm」に修正しました。
修正した後はこんな感じです。あんまり違いがわかりませんね(笑)

修正

Fusion360は履歴が残っているので、修正が簡単で助かりました。
今回は、スケッチ作成に使用した「平面」のオフセット距離を変更すれば簡単に修正できました!

ではでは、気をとりなおして再度依頼してみると、

一個作るのに5時間半かかるとのこと。。。

いくらなんでも自宅にある3Dプリンターを11時間回しっぱなしにするのは気がひけたので、積層ピッチを大きくして少し粗めでお願いしました。

それでも、1個作るのに3時間かかったみたいですが…
今度何かおごります。。。


組み立ててみる

依頼してから5日後に3Dプリントされた脚が送られてきましたー!
本当にありがとうございます!!!

3Dプリントされた脚

ということで実際に組み立ててみます。

ビスの位置、穴の大きさぴったりです!!
穴の大きさは少し大きめにモデリングしました。

ビスの位置、穴の大きさぴったり

スケボーチェアー

完成です!!

実際に植物を飾ってみました。

スケボーチェアー2

妻もご満悦です!


最後に

3Dプリンターの話をしているとよく、「3Dプリンターで何を作ればいいの?」と質問されます。

私が思うに3Dプリンターの面白さは、世界に一つだけのモノが作れることだと思います。

試作や医療などビジネス分野でも活躍している3Dプリンターですが、私たちが生活でどのように3Dプリンターを使っていくかというのは私たちのアイデア次第じゃないでしょうか。

100均に行けば大抵のものが手に入るこの世の中で、市場に出回っていないようなものを自分オリジナルで作る。
皆さんも是非この感覚を体感してみてください!


スペシャルサンクス
今回3Dプリントに協力してくれた、CADセミナー講師でもある大塚 貴さん、ありがとうございました。


3Dプリンターのデータ作成も学べる「Fusion360 CAD入門セミナー」

自分のオリジナル商品を作ってみたいという方、是非ご参加ください!
https://3d-printer-house.com/3dcad-campus/

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