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【2025】Illustratorで正月のだるまのイラストを手作りする方法!

倒れてもすぐ起き上がることから縁起物として知られるだるまですが、正月の年賀状などに活用するために、イラストを描きたいと考えている方もいるでしょう。

本記事では、グラフィックデザインソフトであるIllustratorを使って、だるまを手作りする方法について解説していきます。

だるまの手作りイラストを作るならIllustratorがおすすめ

Illustratorはベクター画像をデザインできるソフトのため、線や形状を細かく調整できます。これにより、だるまの輪郭や模様を思い通りにデザインすることが可能です。

また、レイヤー機能でパーツごとに管理できるため、デザイン作業を効率的に行えるのも魅力です。
さらに、豊富なツールと機能によってデザインのイメージを忠実に再現できるので、ほかのデザインソフトよりもクオリティを求められるでしょう。

これらの特徴から、Illustratorは手作りだるま制作に最適なソフトといえます。

以下の記事では、Illustratorを使って年賀状を作成する方法について解説しています。
Illustratorの使い方を知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。

【2024】年賀状をイラレで作る方法を画像付きで解説!年賀状を作る際に注意すべきポイントも

Illustratorでだるまを手作りする方法

Illustratorでだるまを手作りするステップと、使用するツールは以下のとおりです。

ステップ 使用ツール
体の作成 楕円形ツール、ダイレクト選択ツール、パスファインダー
顔の輪郭の作成 楕円形ツール、ダイレクト選択ツール
目の作成 楕円形ツール、拡大・縮小ツール
鼻・口・ヒゲ・眉の作成 ペンツール、シアーツール、リフレクトツール
体の模様の作成 文字ツール、シアーツール、リフレクトツール
最終調整 グラデーションツール

これらの、Illustratorでだるまを手作りする手順について詳しく見ていきましょう。

1.体を作る

まずは、だるまの体部分を作成します。ツールバーの下部にあるカラーパネルから塗りを赤、線をなしにしたら、楕円形ツールを画面上でドラッグして、少し縦長な円を作成しましょう。

ダイレクト選択ツールに持ち替えて、円の上部と下部を少し内側に入れるように修正します。さらに、円の下部はハンドルを操作して膨らみを持たせます。

楕円形ツールで体を作る

続いて、だるまの足元を作るために、再度楕円形ツールをドラッグして形を作りましょう。

楕円形ツールでだるまの足元を作る
このときも、ダイレクト選択ツールで形を微調整したら、作成した二つの円をドラッグで複数選択します。ウィンドウメニューから「パスファインダー」にチェックを入れて、パスファインダーパネルを開きましょう。

左上にある「合体」を選択して、先ほど作成した二つの円を一つのオブジェクトにしておきます。

パスファインダーで合体する

2.顔の輪郭を作る

顔の輪郭を作る

だるまの体ができたら、顔を作っていきます。塗りを肌色、線をなしにしたら、顔の輪郭を楕円形ツールで作成します。
このときも、ダイレクト選択ツールで円のパスを操作して、少し平らな楕円に修正しておきましょう。

3.目を作る

続いて、目を作成します。塗りを白、線をグレーに変更したら、Shiftキーを押しながら楕円形ツールをドラッグして、白目部分を正円で作ってください。

作成した白目を選択し、拡大・縮小ツールをダブルクリックし、「縦横比を固定」の数値を「75%」に変更して左下の「コピー」ボタンをクリックしましょう。

目を縮小して複製する

コピーした円の塗りを黒、線をなしにすると、黒目の完成です。作成した白目と黒目をAltキーを押しながらドラッグでコピーして、反対側の目も作りましょう。

4.鼻・口・ヒゲ・眉を作る

塗りなし、線を赤色にしてペンツールで山なりの鼻を作成し、オプションバーから線幅を5ptにします。片方が作成できたら、Altキーを押しながらドラッグして反対にも複製しましょう。

ペンツールで鼻を作成する

続いて、ペンツールで口の左側を作成し、シアーツールで口の外側を広げてください。片方の口ができたら、リフレクトツールをダブルクリックし、「垂直方向に反転」にチェックを入れてから「コピー」ボタンをクリックして複製します。

ペンツールで口を作る

ヒゲも同じ要領で、ペンツールで形を作ります。形ができたら、シアーツールに持ち替えて、ヒゲの始まり部分を広げるようにドラッグしてください。

作成したヒゲはリフレクトツールで反対側にも複製しましょう。

ペンツールでヒゲを作る

また、眉もヒゲと同様の手順でペンツールで形を作り、シアーツールで中心を広げたら、リフレクトツールで反対側にも複製してください。

ペンツールで眉を作る

5.体の模様を作る

体の中心には「福」という文字を挿入します。横書き文字ツールで「福」と入力したら、バウンディングボックスを変形して、適当な大きさに調節しましょう。
続いて、文字パネルの「フォント」を和風なフォントに変更します。今回は、「HGP 行書体」を使用しました。

文字ツールで福の文字を入力する

文字の周りにある模様は、ヒゲを作成したときと同様の手順で作成します。
ペンツールで形を作ったら、シアーツールで上部を広げ、最後はリフレクトツールで回転とコピーをすれば、だるまの大まかな形は完成です。

ペンツールで体の模様を作る

6.最終調整を行う

最後にだるまの最終調整を行います。まず、胴体の色にグラデーションを加えて、のっぺりとした印象を解消していきます。
体を選択したら、カラーパネル下のグラデーションアイコンを選択してください。

グラデーションパネルが開いたら、始まりを赤、終わりを黒に変更し、角度も-90°に変更しましょう。
さらに、グラデーション上部の三角形を右にスライドして、黒の領域を狭めたら、手作りだるまの完成です。

だるまの体にグラデーションを適用する

ほかにも気になる部分がある場合は、このときに調整しておきましょう。

手作りしただるまを活用する方法

Illustratorで手作りしただるまのイラストは、年賀状やポストカードのデザイン、新年のSNS投稿など、幅広い場面で活用できます。

Illustratorなら色や形状を自由に変えられるため、自分好みのオリジナルだるまを作れるでしょう。
手作りのだるまイラストは、あらゆる場面で活用できる汎用性の高い素材なので、さまざまな用途で活用してみてください。

Illustratorでだるまを手作りする際のコツ

Illustratorでだるまを手作りする際のコツ

Illustratorで手作りのだるまを作る際は、以下の点を押さえておきましょう。

  1. 配置を揃える
  2. レイヤーを分けて作業する
  3. 色を使いすぎない

これらのコツについて見ていきます。

コツ①配置を揃える

手作りだるまのデザインでは、目や口、体の装飾など、パーツを左右対称に配置することが重要です。
Illustratorでは、整列パネルを活用することで、簡単にパーツを揃えられます。

また、グリッドを表示させたり、スマートガイド機能をオンにしておいたりすると、さらに配置がしやすくなるでしょう。

コツ②レイヤーを分けて作業する

Illustratorでは、作業するパーツごとにレイヤーを分けておくと、デザインがスムーズに進みます。例えば、「顔」「体」「装飾」といった大きなカテゴリごとにレイヤーを作成することで、編集時にどのレイヤーにパーツが入っているかを一眼でわかります。
特に、複雑な装飾が入る場合や修正が多くなるデザインでは、レイヤー管理は不可欠です。

コツ③色を使いすぎない

手作りだるまのデザインにおいて、使用する色は数色に絞るのがポイントです。多くの色を使いすぎるとデザインがごちゃごちゃしてしまい、視認性や統一感が失われる可能性があります。

だるまの定番カラーである赤をベースに、アクセントカラーとして金や黒を加えると、落ち着きがありつつ華やかな印象に仕上がります。

Illustrator以外で手作りだるまの作成に向いているソフト

だるまの手作りは、Illustrator以外の以下のソフトでも行えます。

  1. Photoshop
  2. Canva

これらのソフトの特徴について見ていきましょう。

ソフト①Photoshop

Photoshop

引用:Photoshop

Photoshopは、画像編集やデザインに特化したソフトで、だるまの手作りにも適しています。Illustratorのようなベクターデータではなくピクセルベースでデザインを行うため、質感を活かしたリアルなだるまを作成するのに向いています。

ブラシツールやレイヤースタイルを使えば、陰影や立体感を簡単に表現可能です。ただし、拡大・縮小による画質劣化が発生する点には注意が必要です。

また、Photoshopの使い方は講座で学習することで効率的に身につけられます。Photoshop基礎セミナー講習では、Photoshopの基礎から応用までを学べる講座なので、一からPhotoshopを学習したい方は、ぜひあわせてチェックしてみてください。

Photoshop基礎セミナーの詳細はこちら

ソフト②Canva

Canva

引用:Canva

Canvaはオンラインで利用できるデザインツールで、初心者でも直感的な操作でデザインができます。テンプレートや素材が豊富に揃っているため、ゼロから作品を制作する必要がないのも特徴です。

ドラッグ&ドロップで形やテキストを配置でき、色のカスタマイズや模様の追加も簡単です。また、無料プランでも多くの機能が利用できるため、コストをかけずに作成を始められる点が魅力です。

Canvaを短期間で使いこなせるようになるなら、以下のようなセミナー受講も検討してみましょう。

こちらはSNS用動画広告・バナー制作やカタログ制作など、実践的なカリキュラムで体系的に学べます。

ただし、細かい調整や複雑なカスタマイズには限界があります。

以下の記事では、Canvaを使った年賀状の作り方について解説しています。どのような手順でCanvaを使うのか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【2024】Canvaのテンプレートを使った年賀状の作り方!印刷方法も解説

Illustratorの使い方を学ぶなら

Illustrator基礎セミナー

Illustratorは機能が豊富に揃っているため、基礎的な使い方を押さえておかなければだるまを手作りするのも簡単ではありません

Illustrator基礎セミナーなら、Illustratorで使える基本的なツールの使い方を重点的に学べるため、わずか2日間の受講で初心者から抜け出せます。

また、講座はオンラインからも参加できるので、遠方に住んでいる方でも問題なく受講できます。
Illustratorのスキルを高めたいと考えている方は、ぜひIllustrator基礎セミナーをチェックしてみてください。

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Illustratorでだるまを手作りする方法のまとめ

今回は、Illustratorでだるまを手作りする方法について紹介しました。Illustratorの基本的な図形ツールやパスファインダー機能を活用すれば、初心者でもオリジナルのだるまを作成できます。

また、レイヤーを分けて作業することで効率的かつ正確にデザインを進めることが可能です。
Illustratorを使えば、色や形を自由にアレンジして、伝統的なだるまからユニークな現代風デザインまで幅広く対応できるので、ぜひオリジナルのだるま作りにチャレンジしてみてください。

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