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【2024】未経験でもCAD業界の求人はある?就活のポイントや学習方法を解説

未経験だけどCADを使う業界に転職したい、と考えたことがある方は少なくないかと思います。結論からいえば、未経験でも申し込める、採用が見込める求人はたくさんありますが、何も考えず、準備もせずにただエントリーしてもうまくいきません。

今回の記事では未経験者がCADを使う業界に入る方法や、求人の探し方についてお伝えします。

CAD業界はどんな求人がある?

CAD業界はどんな求人がある?

Indeedや求人ボックスなどの求人サイトで「CAD」と検索するとたくさんの求人が出てきますが、一口にCADを扱う職種と言ってもその種類は様々です。

就職・転職が決まった後でミスマッチを起こさないためにも、CADを取り扱う求人・職種についてよく知っておくことが大切といえるでしょう。

CAD操作のプロ、CADオペレーター

CADを取り扱う仕事の中でも、最もメジャーなのがCADオペレーターです。
CADオペレーターとは簡単に言えば、CADエンジニア(後述)や設計士の指示のもとにCADを操作し、建築、土木、機械などの設計図を作成する仕事です。

また、すでに出来上がっている設計図に対して修正を行なうこともあります。その他、CADエンジニアや設計士などとの意見交換も重要な仕事の一つです。

CADオペレーターが活躍できる業界は多岐にわたりますが、特に求人が多く、未経験でも就職の間口が広いのは建築、土木、製造、機械などの分野です。
これらの業界では慢性的に人材が不足しており、それゆえに未経験者でも申し込める求人が少なくありません。

当然、それらの業種に対する相応の知識は求められます。例えば建築業界でCADオペレーターとして働く場合、図面に法律上の不備がないかきちんとチェックできるスキルがなければいけません。

設計も担う、CADエンジニア

CADエンジニアは、CADを利用して製品や建築物などの設計及び図面作成を行なう仕事です。働く業界はCADオペレーターと大差なく、建築、土木、製造、機械など多岐にわたります。

CADエンジニアとCADオペレーターの最大の違いは、設計に携わるか否かです。CADオペレーターはあくまでもCADソフトを操作するプロであり、ソフトに対する知識や技術が求められます。

一方、CADエンジニアはソフトに対するスキルだけでなく、設計の品質、効率化に対する知識、さらにはCADオペレーターに対する適切な指示能力なども求められます。総合的に見れば、CADエンジニアの方が難しい仕事であるといえるでしょう。

CADの仕事に資格はいらないが、あると有利になることも多い

CADオペレーターやCADエンジニアとして働くうえで、絶対に保有していなければならない資格というのは特にありません。誰でも求人に申し込めます。
ですが保有しておくと就職や転職で有利になる資格は存在しています。

CADに関する資格はいくつかありますが、未経験者でも比較的取得しやすいのがCAD利用技術者試験です。こちらは一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)の主催する資格試験で、3次元CADと2次元CADの両方が対象です。
特に2次元CAD2級は受験資格などもなく、筆記試験のみなので対策もそれほど難しくありません。

CADを使った仕事が今後どのように変わるかについては、こちらの記事が参考になります。10年後のCAD業界の未来を多様な観点から推測しています。

今後CADの仕事はどう変わる?オペレーターの必要スキルや10年後を将来予想

未経験でもCADを使った求人はある?

未経験のCADの求人はあるのか

上記の通りCADを使う職種は色々あるのですが、果たして本当に未経験者でも就職・転職することが出来るのでしょうか。実際に求人を探してみました。

未経験歓迎の求人自体はIndeedだけでも都内に2000件以上存在する

結論から言えば、CADオペレーターなら未経験者でも十分に就職・転職は可能です。実際、大手求人サイトのIndeedで「CADオペレーター 未経験歓迎+東京都内」の条件で検索してみた所、2000件以上の求人がヒットしました。

「本当に未経験でも大丈夫な求人なの?」と思われるかも知れませんが、CADオペレーターが不足している昨今は売り手市場であり、企業としてもそこまで選り好みをする余裕はないのです。

Indeedの未経験可求人(一部抜粋)

会社名 雇用形態 給料 所在地
株式会社デクレアデザインプロジェクト アルバイト・パート 時給1113円~1400円 東京都大田区
日本リック株式会社 正社員 時給1450円 東京都千代田区
株式会社増健 正社員 月給30万円 東京都足立区

調査日:2024年5月12日
出店:Indeed公式サイト

当然ながら、誰でも採用されるわけではない

ただ、当然ながら未経験歓迎と銘打っている求人だからといって、未経験者でも必ず合格できるわけではありません。未経験者よりも経験者のほうが有利になりやすいのもまた事実です。未経験者は他の差別化点(志望動機、積極性、転職組なら前職での様々な実績など)を十分に持ち、アピールする必要があります。

また、未経験者でも前述の資格などを持っていると、ある程度経験者との差を縮めることが出来ます。

未経験者がCADを学習する方法

未経験者がCADを学習する方法

未経験者がCADを学習する方法は主に独学と講座・セミナーの2種類です。どちらにもそれぞれ長所と短所があります。

未経験者が独学をするメリットとデメリット

かつてはCADは人に習うのが一般的でしたが、最近はCADを独学で身につける人も少しずつ増えてきています。優秀な書籍や解説動画などが増えてきて、独学でも学びやすい環境が整ってきたためです。

未経験者の独学の最大のメリットは、費用がかからないことです。CADを人に習おうとすると、どうしても費用がかかります。

比較的短い講座でも数万円、長期間みっちり通うタイプの講座だと数十万円~数百万円かかることもあります。独学ならCAD代を除けば基本的には数千円程度の教材がいくつかあれば済みますので、お金をかけることなく学ぶことが可能です。

一方で、独学の場合モチベーションが維持しづらいというデメリットがあります。ただ学ぼうとするだけでは挫折しやすいので、CADを使いこなせるようになった後に何をしたいのかを描いておいたほうがいいかも知れません。

初心者が独学でも学べるおすすめのCADについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

【2024】CADとは?初心者でもわかるおすすめCADソフトの種類や価格

未経験者が躓かない独学の方法

未経験者が独学でCADを学ぶ場合、重要になってくるのがCAD選びと教材選びです。転職や就職を考えているのなら、その業界でよく使われている、シェア率の高いCADを選ぶべきです。

教材については、大きくテキストと動画に分類できます。テキストに関してはGoogleで「CAD テキスト」と検索すればたくさん出てきます。

用語集やサポートなどが着いてくるものなど様々ですので、自分にあっていそうな、評判の良さそうなものを選びましょう。価格は1冊2000円~5000円程度が相場のようです。

動画についてはYoutubeなどで無料配信されているものと、有料のものがあります。まずは無料のものから試してみることをおすすめします。

独学で満足できなくなったらセミナーを受けてみよう

独学である程度学べたけどさらに知識をつけたいという方、あるいは独学に躓いてしまいモチベーションを失ってしまったという方には、講座やセミナーの受講がおすすめです。

講座やセミナーは独学と比べて

  • 他人の話を聞きながら操作するので、わからない部分を放置しないで済む
  • 一緒に学ぶ人がいればモチベーションが維持しやすい
  • 決まった時間に学べるので、勉強を習慣づけやすい

などのメリットがあります。セミナーや講座といってもいろいろありますが、当サイトがおすすめするのは以下の3点です。

満足度99.6%のFusion 360 3DCAD 入門セミナー

Autodesk社が提供する3DCADソフトのFusion 360の操作方法が身につけられるセミナーです。Fusion 360は主に機械工学の分野で使用されています。

まずは3Dデータの作成の基本の流れを学び、その後はモデリングなどについても学ぶことができます。2日間で基礎はもとより応用まで学ぶことができ、セミナー終了後は3DCADのプロとして実務に携わることが可能です。

Autodesk社公認の修了証明書も発行されるので、しっかりと学んだことを証明したいという方にもぴったりです。受講者満足度も99.6%と非常に高く、Fusion 360初心者の方にもおすすめできます。

受講方法は会場(東京、大阪、名古屋)の他にライブウェビナーやeラーニングも用意されているため、地方の方でも自宅で学べます。

2日間でAutoCADのプロになれるAutoCAD基礎セミナー講習

Autodesk社が提供する3DCADソフトのAutoCADが学べるセミナーです。Fusion 360がおもに機械工学向けのCADであるのに対して、AutoCADは業界ごとのツールが用意されています。

まずはAutoCADの図面操作、初期設定などの基本的な所から学び始めて、最終的にはAutoCADを業務に使える所までたどり着きます。

受講方法はFusion 360 3DCAD 入門セミナーと同様です。

国産2DCADのJw_cadセミナー

歴史ある国産CADのJw_cadの操作方法が学べるセミナーです。Jw_cadは完全無料で、なおかつ建築向けの2DCADであり、多くのユーザーが使っています。

まずは基本操作、初期設定、レイヤの操作方法など、基本的な所から学びます。最終的にはテンプレートの作成や登録図形の配置など、応用的な知識も身につけられるのがメリットです。

受講方法はFusion 360 3DCAD 入門セミナーと同様です。

未経験からCADの求人にエントリーする際のポイント

未経験からCADの求人にエントリーする際のポイント

先述の通り未経験者歓迎と銘打っている求人はたくさんありますが、だからといって何も考えずにやたらとエントリーしても大半は書類や面接で弾かれてしまいますし、仮に採用されたとしてもミスマッチですぐに辞めてしまうことになります。

ここでは未経験者ならではの適切な求人エントリー方法について解説いたします。

就職後のフォローがある求人を選ぼう

未経験者の場合は、できるだけ採用後のフォローアップ、研修がある求人を選びましょう。なかには「実務を通して覚える」というスタイルの企業もありますが、未経験者の方がいきなり実務というのはあまりおすすめできません。

履歴書に書ける資格を取ろう

CADに関する資格を持っている場合、必ず履歴書に書くようにしましょう。もちろん、それだけでどうにかなるわけではありませんが、CADをある程度取り扱ったことがある、熱意があるというアピールにはなります。その他、Officeソフトの資格のMOSなども役に立つ場合があります。

志望動機に力を入れよう

未経験者の面接で重視されるのが、この求人に興味を持った理由、すなわち志望動機です。
なぜCADの仕事に興味を持ったのか、なぜ他の業界ではいけないのか、仕事のどのような部分に魅力を感じたのかなどを、しっかりと把握しておきましょう。

0円で非公開求人を探したいならキャド研リクルート

0円で非公開求人を探したいならキャド研リクルート

非公開求人にアクセスする方法はいくつかありますが、おすすめはキャド研リクルートというサービスです。

大手転職サイトにはなかなか掲載されない好条件の非公開求人・独占求人・上級求人が多数あるうえ、CAD業界に精通した転職エージェントのサポートが受けられます。求人を探している方にとっては必見と言えます。

未経験者向けのスキルアップ教育研修も用意されているため、無料で非公開求人を探したい場合は登録しておくことをおすすめします。

未経験でもCAD業界の求人はある?まとめ

未経験者でも申し込めるCADの求人は多数ありますが、だからといって何も考えずに申し込むのはおすすめできません。

未経験者であってもセミナーなどでしっかりとCADを学び、未経験者でも取れる資格を取るなどして、しっかりと採用試験に備えることが大切です。準備ができたら、自分にあった求人を選んで申し込みましょう。

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