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Blender3.0とは?最新機能や従来のBlenderとの違いを解説

誰でも気軽に3DCGが作れるBlenderは、多くのユーザーに利用されています。
2021年にはBlenderの最新バージョンがリリースされ、従来のBlenderとは機能などの面でいくつかの違いがあります。
ここでは、このソフトの最新バージョン
であるBlender3.0について、詳しくご紹介します。

Blender3.0とは

Blender3.0とは、世界中に多くのユーザーがいる3DCGソフト・Blenderの最新バージョンです。オープンソースのソフトウェアであるために、無料でダウンロードできます。Blender3.0は統合型の3DCG製作で、3DCGだけでなく2次元のアニメーションを作ることも可能です。視覚効果用の映像をデジタル合成できる機能も搭載されています。動画を編集するための機能も利用できるので、このソフトがあればさまざまなタイプの映像を自由に作れます。

Blender3.0の特徴は特定の目的で使用するためのテンプレートが揃っていることです。3DCGを製作できるモードでは、3Dモデリングの他に、アニメーションやモーショングラフィックスなどの機能を利用できます。2次元アニメーションを製作する時に利用できるのは、ベクターペイントや中割りの機能です。特殊効果のためのデジタル合成ではマスキングやキーイングなどの機能を利用できます。動画編集のために使用できる、プロキシ編集の機能も搭載されています。

Blender3.0の特徴のもう一つの特徴は、一般的な3DCGソフトと比べて軽量であることです。軽いのに使用できる機能が豊富にあることも、Blender3.0の特徴です。幅広い種類のユーザーがいることもBlender3.0の特徴になっていて、映像製作を仕事にしている人が仕事のために使用しているだけでなく、一般の人も多く使用しています。

Blender3.0はさまざまなOSで使用できます。WindowsやmacOSの他に、Linuxでも使用できるマルチプラットフォームの3DCGソフトです。Blender3.0をインストールして使用するためには、パソコンが必要なスペックを満たしている必要があります。CPUは64ビットCPUであることが必要で、メモリは32ギガバイト以上のものが推奨されています。

Blender3.0の機能一覧

Blender3.0には、3DCGを製作するために役立つさまざまな機能が搭載されています。3Dモデルを製作できるモデリングの機能も搭載されていて、さまざまな形状の3Dモデルを自由に製作できます。Blender3.0のモデリング機能には、オブジェクトモードとエディットモードの2種類があります。オブジェクトモードは、オブジェクト単位で3Dモデルを製作したい時に使用できるモードです。オブジェクトを構成している各部位を変更したい場合に使用できるのがエディットモードです。この2つのモードを使い分けながら、3Dモデルを製作できます。

Blender3.0には、モデリングで製作した3Dモデルに質感をつけるための機能も搭載されています。モデリングで製作しただけの3Dモデルは特定の形をしているオブジェクトに過ぎませんが、質感をつけることにより、より本物の生物や物体に近づけることが可能です。Blender3.0ではマテリアル機能を使用して、3Dモデルに質感をつけられます。マテリアルを変更することにより、色だけでなく、光の反射する具合も変えられます。透過の程度を変更できる機能もあります。これらの機能を使用することで、3Dモデルに人間の肌の質感をつけることもできれば、金属や木材の質感もつけられます。

Blender3.0には、製作した3Dモデルを動かすことができる機能も搭載されています。3Dモデルを上下左右に移動させる方法により、アニメーションをつけられる機能もあります。モデルを回転させたり拡大縮小させながら、動かせる機能もあります。3Dモデルに骨格を埋め込んで動かすこともでき、骨格を構成している関節部分を動かせば、3Dモデル全体を自然に動かせます。

従来のBlenderとの違い

Blender3.0は、従来のBlenderとはいくつかの点で違いがあります。ソフトの操作性に大きな影響を及ぼすユーザーインターフェイスも、従来のBlenderとは異なっています。外見的には大きな変更はありませんが、ツールバーの位置などが従来のBlenderの仕様から若干変更されています。従来のバージョンでは、メニューバーの上部にツールの設定ができるバーが置かれていましたが、Blender3.0ではメニューバーの下側にツール設定用のバーが置かれるようになりました。この変更により、使用する機会が多かったメニューバーが使いやすくなっています。

ファイルの書き込みに関する機能も、従来のBlenderとは異なっています。blendファイルを読み込むスピードが大幅に早く速くなっていて、同一のライブラリから多くのリンクするデータブロックを持っているファイルを読み込む時に、従来よりも時間をかけずに実行できます。ファイルの圧縮機能も一部変更されていて、Zstandardを使用した圧縮形式でのファイル保存ができるようになっています。ファイルの読み込みがZstandardのアルゴリズムに対応しているので、圧縮した後のファイルのサイズを変えないで、保存や読み込みの時間を短くできるようになりました。

Blender3.0は、ビューポートの機能も従来の製品より強化されています。ビューポートの応答性を改善することにより、レンダリングをより速くできるようになりました。ノードの設計に関する機能も変更されていて、新しいシステムも搭載されています。およそ100種類の新しいノードを追加したことにより、よりさまざまな操作ができるようになりました。シャドウターミネーターという機能も改善されていて、従来のバージョンよりもアーティファクトを少なくできます。シャドウキャッチャーの機能も向上しているので、画像の合成もしやすくなっています。

Blender3.0は使用されているレンダリングエンジンの性能も、従来のBlenderとは異なっています。歴代のBlenderにはCyclesというレンダリングエンジンが使用されてきましたが、Blender3.0ではCycles Xというレンダリングエンジンが新たに使用されています。Cycles Xは従来のCyclesと比較して、レンダリングエンジンとしての性能が大幅に強化されています。レンダリングが従来のBlenderよりもスピーディーにできるようになり、より快適にレンダリングができるようになりました。高速で処理をするために、メモリも多く使用します。

ノイズを減らすための機能も、Blender3.0では改善されています。ノイズを減らすために従来のBlenderにはデノイザーという機能が搭載されていましたが、この機能がさらに使用しやすくなっています。従来のデノイザーはサンプル数を一定数まで減らしてからデノイザーの機能を使ってノイズの処理をしていましたが、Blender3.0ではサンプル数のかわりに、ノイズしきい値を変更できるようになりました。ノイズしきい値を変更することで、レンダリングにかかる時間を短縮できます。

OpenCLに対応していないことも、Blender3.0が従来のバージョンと異なるところです。OpenCLはAPIの種類の一つでGPUをコントロールするために使用されていましたが、保守が困難になったことから、対応しないようになりました。そのかわりにBlender3.0では、HIPというAPIを使用してレンダリングができます。

無料で3DCGを作成できるBlender3.0

無料で3DCGを製作できるBlender3.0は、映像製作のプロからアマチュアまでさまざまな人に利用されています。Blenderの最新バージョンであるBlender3.0は2021年に公開され、従来のBlenderよりも各種の機能が改善されています。このソフトを使用した3DCG製作に興味のある方は、無料でダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

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