現代は一般の人でもアニメやCGを作る時代になっています。
アニメなどをYoutubuなどにアップし、自分の作品を世界に向けて紹介しビッグチャンスを掴もうとする人も少なくありません。
アニメやCGを作るうえでおすすめのソフトはBlenderです。
しかし手軽に使いやすいBlenderであるものの、パソコンとの相性が悪い時があるので推奨されるスペックを知っていなければいけません。
Blenderとは
Blenderと聞いて、初耳であり一体何のことかと思われる方も多いことでしょう。
Blenderとは、3次元のCGアニメーションを作るアプリケーションソフトを意味しています。
ヨーロッパ発のアプリケーションソフトであり、アニメーション制作においてはこのソフトを利用する人が非常に多くなっています。
その理由は、誰もが簡単に使えるようになっているからです。
ダウンロードさえしてしまえば、すぐに使い始めることが出来ます。
それでいて、無料で使えるということで世界中に一気に利用者が増えていきました。
無料で使えるソフトであるにも関わらず、そのクオリティーが非常に高いことが特徴的です。
市販されている3次元のアプリケーションソフトと、何ら大差がないほどの機能を併せ持っているのです。
3DのCGアニメーションを作る過程では、様々な繊細な作業を行わなければなりません。
そうした細かい作業もBlenderでは行えるようになっており、スナップにナイフツールといった機能や、さらに回転体を作ることや動画編集等々、きめ細かい事も誰もがBlenderで作業ができるようになっています。
3DのCGアニメーションを制作する上で、複数ソフトを買い揃える必要がないのも利便性が高く人気になる要因と言えるでしょう。リアルな質感を表現することにも長けており、Blenderを使えば素人でもプロ並みのアニメーションが作れてしまいます。
初心者でも、応用操作まで2日間でできるようになるBlenderセミナーもおすすめです。
Blenderを利用するメリット
特筆すべきは、Blenderで制作したCGアニメーションは、個人使用にとどまらず商業用として販売することも可能ということです。
それ故、アニメーション会社やプロダクションに属していなくても、自分が制作したCGアニメーションは即販売することが可能となるわけです。いわば、Blenderを使って3Dアニメーションを作れば、すぐにアニメクリエイターとしてデビューできるわけなのです。
これはBlenderがその人の可能性やチャンスを無限大にすることであり、収益もダイレクトに得られるようになります。非常に便利で使い勝手も良く尚且つ無料であり、万能なソフトであって非の打ち所がないように思われがちです。
しかし、意外な盲点が一つあるのです。
それは、自身が持っているパソコンのスペックがBlenderとマッチしないという問題です。
最低限のスペックを満たしていないと、正常にダウンロードできなかったり動きが遅くフリーズしてしまったり、使い勝手が非常に悪く一向に作業が進まないといったこともおこってきます。
そこでBlenderをダウンロードし使っていくにあたり、最低限満たしておくべき推奨されるスペックがあるのでご紹介しましょう。
Blenderの推奨スペック
スペックは主に、CPUとメモリ、グラフィックボードと外部ディバイス、ディスプレイに着目しなければなりません。具体的には、
- CPUは、2コア2GHz以上を最低満たしていることが求められます。
- メモリに関しては、4GB、RAM以上あれば十分でしょう。
- グラフィックボードは、1GBのRAMであることが理想的です。
- 外部ディバイスに関しては、トラックパッドとマウスもしくはペンタブレットが必要になります。
- ディスプレイについては、1280×720サイズを最低限満たしていることが大事です。
- OSは、64bitであることが理想的です。
しかし、スペックだけが良ければどんなパソコンでもよい、というものではありません。
日々のライフスタイルや、作業場所はどんなところが多いのかなども良く考え、購入するパソコンを検討していく必要があります。
自宅での作業がほとんどであれば、モニターが大きいデスクトップ型のパソコンが良いでしょう。仲間と一緒にもしくは職場で頻繁に使い、アニメーション制作について議論を戦わせたり、打ち合わせをすることが多いのであれば、持ち運びがしやすいノート型を選択するべきです。
さらにBlenderでの作業とは、緻密で細かくパソコンにかなりの負荷をかけることになります。
パソコンやサーバーが高温になり、動きが遅くなって作業効率が悪くなるのではいけません。
それゆえ、冷却機能が充実しており、またファンの音も静かであることなどにも着目し、パソコンを選択して購入することも大事です。
さらには、サポートなどが充実しているパソコンを買うことも初心者にとって必要でしょう。
Blenderが使えるおすすめパソコン8選
それではBlenderの推奨スペックをクリアしているおすすめのパソコンを8つ紹介していきます。
Blenderがするする動くスペックのパソコン
まずはBlenderがするする動くスペックのおすすめパソコンから紹介します。
1.OMENのGamingDesuktopGT15-0760jp
デスクトップ型のゲーミングパソコンです。
価格帯は20万円となっていて比較的買いやすい値段設定になっています。
シンプルでいてスリムボディなデザインも場所をとって邪魔にならず、人気になっている理由です。
2.マウスコンピューターのG-TuneP5RT
ノート型のゲーミングパソコンになります。
薄型ボディで、カバンに入れて持ち歩くのにも便利です。
モニターの鮮明さに定評があり、使い勝手の良いパソコンと言えるでしょう。
3.ZBookPower15.6inchG9
価格帯は37万円以上してかなり高額ですが、その品質の良さはお墨付きです。
速度が速くするする動くので、作業中のストレスも軽減されます。
このパソコンもノート型であり、軽量で使い勝手が良いモデルとなっています。
Blenderの推奨スペックぴったりのパソコン
Blenderの推奨スペックぴったりで、おすすめのパソコンはこちらになります。
4.LenovoのideaPadGaming370i
公式の推奨スペックを満たしており、価格帯も15万円前後とお安いのが特徴です。
初めてBlenderを使う人も、臆することなく購入できる価格帯であるといえるでしょう。
3Dのアニメーション制作では緻密な細かい作業も多く、パソコンに負荷をかけやすいといわれます。
パソコンやサーバーもヒートアップして、作業効率が落ちてしまうことも多いですが、このパソコンであると冷却機能が長けているので、安心して使い続けることができます。
5.マウスコンピューターのmouseDT5-G
推奨スペックを十分満たしており、3Dアニメ制作初心者にもお勧めできるモデルです。
こちらの価格帯が15万円前後とお手頃なパソコンになっています。
性能も優れており、価格もローコストで一挙両得なパソコンと言えるでしょう。
6.レノボのLegion560i
価格は18万円前後かかりますが、推奨スペックを満たしており高性能でクオリティの高い3Dアニメを簡単に作ることが出来ます。
ノイズを抑えたクーリングファンで作業の邪魔をしない優れものです。
7.パソコンショップSEVENのZEFTG27KL
お値段は30万円前後と少し高額になってしまいますが、性能が非常に長けているのでプロ並みのアニメーションを制作することも可能になります。
サポートなども万全であり、安心して使い続けることが出来るといえます。
8.マウスコンピューターのG-TuneH5
お値段は35万円前後と、かなり高めの価格設定です。
しかしノート型で使い勝手が良く、場所を移動しての作業にも最適で、お勧めしたいパソコンといえます。
Blenderの推奨スペックとおすすめのパソコンまとめ
Blenderは3Dアニメーションを作る為に世界で多くの人が使っているアプリケーションソフトです。無料で使うことができ、市販されているソフトと何ら大差なく機能が充実し、優れているのです。
しかし推奨されるスペックがあり、それを満たしているパソコンをそろえて使うことが大事です。スペック以外にもノート型やデスクトップ型にするのか、冷却機能は充実して静音であるかなどにも着目し、パソコンを購入する必要があります。
