3ds Maxは素晴らしい3Dモデリング・レンダリングソフトです。
様々なメリットが待っているので、利用者も多いのですがだからこそ費用も高額です。
使いこなすことで、性能に見合った費用で決して不当に高いものではないことに気付くのですが、それでもいきなり1か月30,000円以上の費用を支払うのは勇気がいるもの。
しかし3ds Maxとしてもそのようなユーザー心理を理解し、30日間無償体験版を用意してくれています。
実際に購入するかしないかは、まずは無償体験版を利用してから考えてみるのも遅くはないでしょう。
そこで、無償体験版を使う方法をまとめてみました。
3ds Maxの無償体験版の使い方について
3ds Maxの無償体験版を使うためにはインストールからです。
まずは3ds Maxを提供しているAutodeskの公式ホームページにアクセスしてみましょう。
すると、トップページに「無償体験版をダウンロード」の文字があります。
文字を選択すると画面が切り替わりますが、続けて「無償体験版をダウンロード」のボタンを押してみましょう。
すると、注意事項が表示されます。
使用可能なプラットフォーム、体験版のファイルサイズ、推奨環境等です。
ここで注意すべきはファイルサイズです。
無償体験版のファイルサイズは推定で8GBとのことなので、PCの空き容量が8GB未満の場合、3ds Maxの無償体験版をダウンロードすることができませんので、PCのディスク容量を確認しておきましょう。
これらに問題がなければ「次へ」で進みましょう。
すると、「このソフトウェアを次の資格で使用します」との言葉の下に、プルダウンがあります。
そこには下記の選択肢があります。
- ビジネスユーザー
- 学生または教職員
どちらか該当する方を選択すればよいのですが、学生や教職員ではなく、ましてやビジネスではなく個人で利用したい人も「ビジネスユーザー」で問題ありません。
いずれかを選択すると新たにプルダウンが表れ、言語を選択しますがもちろんここは日本語にしましょう。
Autodeskのアカウントが必要
実は無償体験版をダウンロードするためには、
- メールアドレス
- Autodeskのアカウント
が必要になります。
これは先の言語選択の後に表示されるものですが、メールアドレス、そして名前、パスワードを入力するのみです。
これらすべての入力が終了すると、Autodeskのアカウントが作成されます。
その後、もう一度資格の入力します。
こちらは先と同じ「ビジネスユーザー」か「学生または教職員」と選択しましょう。
最後に、仕事先等の設問が表示されます。
これらを入力すると、ようやく3ds Max無償体験版のダウンロードが開始されます。
ちなみにダウンロードの時間は自宅のネット回線環境によって異なります。
3ds Max無償体験版をインストールしよう
3ds Max無償体験版のダウンロードが終了すると、次はインストールです。
その際、PCで他のアプリ等を起動しているのであればすべて終了しておくとよいでしょう。
また、
スマートフォンのように、ダウンロード終了後に勝手にインストールが始まるのではありません。
Autodeskのアカウントを作り、設問に答えてダウンロードしたファイルはインストーラーと呼ばれる、3ds Max無償体験版をインストールするためのファイルです。
インストーラーを開くと、他のアプリケーションのように使用許諾等が表示されますので、同意した後「次へ」をクリックして進め、「インストール」をクリックすることでインストールが始まります。
インストールの時間はPCの性能にも左右されるのですが、大きなファイルなのでそれなりに時間がかかります。
数十秒程度で終わるものではないので、PCにスリープを設定している場合、スリープが作動してしまう可能性があります。
スリープを切って、インストールが終了するのを待ちましょう。
インストールが終了すると、3ds Maxの画面が表示されます。
インストールして終わりではない
3ds Maxのインストールが終了するとようやく3ds Maxの操作が可能になりますが、最初に
- classic
- DESIGN
の二択があります。
こちらに関してはどちらでもよいのですが、まずはclassicで進めましょう。
classicを選択し、画面下にある「Continue」を押しましょう。
すると、ようやく3ds Maxの画面が表示されるのですが、ここで一つの違和感に気付くはずです。
そうです、すべて英語で表記されています。
英語でも問題ない方であればよいのですが、日本語で表示してもらいたいのであれば、キーボードのwindowsキーを押してwindowsのスタートメニューを表示させましょう。
「最近追加されたもの」に、3ds Maxがあります。
そこに、「3ds Max 2023 – Japanese」がありますので、こちらを起動させましょう。
ちなみに「2023」という数字はインストールした年になりますので、仮に2023年にインストールした場合、2022と表示されます。
これにより、3ds Maxが日本語で起動されますので、後は自分の好きな形で使用できます。
3ds Max無償体験版の使用でチェックしておきたい部分
3ds Maxの無償体験版を日本語にできたら、後は自由ですが、せっかくの無償版です。
いくつかチェックしておきたい部分があるので最低限、それらは覚えておきましょう。
特に、無償版の利用は30日間です。
その間にチェックすべき部分をチェックし、そのまま有料版を利用するか、あるいは30日で利用を終えるかを判断しなければなりません。
動作の軽快さ
3ds Maxは推奨スペックは決して高くはないのですが、高度な作業となるとそれなりのマシンスペックを必要としますが、人それぞれ想定している作業は異なるものです。
そこで、自分自身が実践したい作業を行った際の動作もチェックしておきましょう。
軽快な動作であれば問題ないのですが、あまりにも動作が重くなってしまった場合、マシンパワーが不足していることが考えられます。
目的の機能はあるのか
この点は、3ds Maxの無償体験版をの使用で是非チェックしておきたいところです。
3ds Maxはポテンシャルの高いモデリング・レンダリングソフトではありますが、求める機能がなければ意味がありません。
無償版では、何かを作成するよりも、どのような機能があるのか試す点に重きを起きましょう。
いくら高性能なソフトではあっても、求める機能がなければ自分自身のニーズを満たし、目的を満たすことはできません。
3ds Maxの無償体験版のダウンロードは簡単
3ds Maxの無償体験版のダウンロードは決して難しくはありません。
空き容量と推奨スペックさえあれば、ボタンを押していればいずれはインストールが完了し、3ds Maxを試すことができます。
無償版ではあっても基本的な機能は有料版と変わりませんので、果たして自分が求める機能が用意されているのかや、使い勝手、自身のPCで快適に動作するのかなどをチェックし、30日後どうするのかを考えましょう。