こんにちは!キャド研の大塚です。
今回はARCHICADを無料で使う方法と、ARCHICADの使い方について画像付きで徹底解説していきます。
今後、ARCHICADの導入を検討している方や、ARCHICADを導入したけど操作方法がよく分からないと言う方はぜひ参考にしてください。
ARCHICADとは?
ARCHICAD(ARCHICAD)はハンガリー企業のグラフィソフト社が開発した建築・建設業界の為のCADソフトウェアです。
建築・建設業界ではBIM(ビム)というワークフローが採用されています。
BIMとは、「Building Information Modeling」の略で、設計した図面で使う建材・資材・大きさ・数量・価格といった情報をすべて管理できる仕組みのことです。
このBIMより仕事の効率や設計スピードの向上が期待できます。
ARCHICADはそのBIMを世界で一番早く取り入れた建築CADソフトウェアです。
1984年から開発され続けている長年のノウハウを持つソフトウェアでもあります。
さらに、世界中のデザイナーにも愛され100万を超えるプロジェクトで使用された実績や、建築・建設業界のソフトウェア部門において数々の世界的な賞を受賞しています。
ARCHICADを無料で使う方法
では早速、ARCHICADの無料体験版をダウンロードして利用する方法を解説していきたいと思います。
以下の3つの作業が必要です。
- 製品ダウンロード
- インストール作業
- シリアル登録
1.製品ダウンロード
まずは、ARCHICADの無料体験版ダウンロードページ(https://graphisoft.com/jp/try-archicad)にアクセスします。
画面下部にある「ビジネス利用」「教育利用」のどちらか該当するボタンを選択します。
GRAPHISOFT IDを持っていない方は、IDの作成が必要なので、「GRAPHISOFT IDを作成」をクリックします。
必要情報を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
登録したメールアドレスにリンクが届くので、確認リンクをクリックしてください。
都道府県と電話番号を入力し、「体験版ライセンスをリクエスト」をクリックします。
Mac版かWindows版を選択するとダウンロードが始まります。
2.インストール作業
ダウンロードが完了したら、「ARCHICAD-24-JPN-xxxx-xx.exe」を実行します。
インストーラーが起動しますので、「次へ」を選択して「インストール」ボタンを選択します。
以下の画面を参考に進めてください。
インストール中・・・
インストール完了!
「次へ」ボタンと「終了」ボタンをクリックして完了です。
3.シリアルの適用
まずは、インストールしたソフトを起動します。
早速「新規作成」をクリックしてみます。
ここで、「体験版/教育版シリアル番号」を選択し、「次へ」をクリックします。
登録したメールアドレスと、メールアドレスに送られてきたシリアル番号を入力し、「ARCHICADを再起動」をクリックします。
再起動後、再度「新規作成」ボタンを選択します。
「体験版で起動」をクリックします。
「新規作成」をクリックします。
起動完了です!
ARCHICADの使い方
ここからは、ARCHICADの基本的な使い方についてご紹介します。
1.プロジェクトを新規作成
建築、構造、設備など、設計する内容によってテンプレートを選択します。
建築物のタイプによっても建築テンプレートを用意しておくことをお勧めします。
2.通り芯を作成
[デザイン]-[通り芯]コマンドで、通り芯を作成することができます。名前の設定や横軸、縦軸を自由に設定して配置することができます。
3.レベルの設定
右側のナビゲーター画面で、「平面図」を右クリックすると「フロアの設定」画面が表示されます。
各フロアの名前や高度を設定することができます。
4.柱ツール・梁ツールでH型鋼を配置
各ツールで、配置する柱・梁の設定を行い、平面図上に配置します。
結果、図のように3次元で配置が完了します。
5.床・天井・壁
左側のツールボックスの中から、壁コマンド(左側の一番上のアイコン)をクリックし、上部の情報ボックスに表示された「デフォルト設定」の壁アイコンをクリックすると、「壁のデフォルト設定」画面が開きます。
壁のデフォルト設定では、壁の厚さやレイヤなどを設定することができます。
天井、壁、設備等についても同様に設定して配置していくことで、平面図を仕上げていけば3Dデータが出来上がっていきます。
6.設備
7.外構
8.レンダリング
[ドキュメント]-[レンダリング]でデフォルト設定のままレンダリングしてみます。ARCHICADの便利な機能
3Dビューで画面下部にある「移動」ボタンを選択すると、PCキーボードの上下左右キーでウォークスルーを行うことができます。
CADの初心者がやった方がいいこと
CADの初心者がやった方がいいことを2つご紹介します!
ものづくりに興味があったり、様々な理由でCADを始めたいな〜と思われた方は是非実践してください!
初歩的なことが多いですが、とりあえず行動に移しておけばCADマスターへの道も近いです!
始めはこの3つを実践してから次のステップに進むことをおすすめします。
CADの初心者がやった方がいいこと① とりあえずソフトのダウンロード
まずはこれに限ります!ソフトの操作方法を考えるより、とりあえずCADのソフトウェアのダウンロードです!(笑)
CADソフトをダウンロードしない限りずっと図面作りが進みません….
また、CADソフトを実際に使わないとCADでの疑問さえも生まれません…!
CADのスペシャリストに会えたとしても、CADソフトを触ったことがないと何も質問できないんですよね…!
そこでおすすめCADのソフトウェアですが、
- 2DCADを始めたいなら → Jw_CAD
- 3DCADを始めたいなら → Fusion 360
- 建築用3DCADを始めたいなら → Revit
この2つが特におすすめのCADソフトになります!
2DCADを始めたい方は、CADソフトシェア率No.1のAutoCADを使っておくのがやはり安定ですね…!
3DCADを始めたい方は、非商用利用なら無料、商用利用でも年間6万円前後で利用できるFusion 360がかなりおすすめです…!
無料で使えるならとりあえず取得しておくしかないですよね!(笑)
この3つのソフトはどれもAutodesk社が出しているCADソフトなのですが、Autodesk社のソフトウェアは基本的にビューが分かりやすいので初心者でも溶け込みやすいです!
CADの初心者がやった方がいいこと② 手っ取り早く講座を受けてしまう
自分でCADを練習しようにも操作が全く分からない!作図や設計の基礎も知らないから上手くいかない!なんて時もあると思います。
独学があまり好きじゃない、上手くいかないと言う人は手っ取り早くCADの講座を受けてしまうのもおすすめです!
CADは一見初心者向けの講座なんてなさそうですが、全くCADが分からない人でも受けれる講座があるんです!
私のイチオシのCADセミナー講座は…
- 2DCADの講座を受けたい場合 → AutoCAD基礎セミナー
- 3DCADの講座を受けたい場合 → Fusion 360セミナー
- 建築用3DCADの講座を受けたい場合 → BIM・Revitセミナー
こちらの3つが主におすすめの初心者向けCAD講座になっています!
AutoCAD基礎セミナーはその名の通りAutoCADを使った2DCADの基礎を教えてくれる講座で、今後2DCADを仕事で使い方におすすめのセミナーです。
Fusion 360セミナーはFusion 360を使った3DCADの講座で、3DCADを使ったことがない方でも3日間のセミナーで業務レベルの3DCADスキルを身につけることができるセミナーです。
Revitセミナーは建築用3DCADである
Revitの操作を習得することで、実際の業務でBIM/Revitを活用できるようになるおすすめのセミナーです。
どのセミナーも初心者向けで、CADが全く分からなくても受けられる講座とのことなので安心です。
しかも最後には資格が取れるほどの経験までさせてくれるので、初心者から成りあがるにはセミナーが一番手っ取り早いです。
また、もちろん一人で行かなくてもいいんです!心配なら職場の方や友人と一緒に行っても大丈夫なのが嬉しいですね。
