3Dプリンターは、自動車産業や航空業界、医療や小売まで幅広いビジネスに活用されています。
しかし、3Dプリンターは高額で販売されているものが多く、導入することを迷っている方も多いのではないでしょうか？
そんな時におすすめなのが3Dプリンターのレンタルサービスです。
3Dプリンターのレンタルとは？
3Dプリンターはレンタルすることが可能です。
レンタルサービスの内容は具体的に、
- 3Dプリンターを貸している業者に出向く方法
- 3Dプリンターを借りて設置する方法
があります。
3Dプリンターをレンタルするには、レンタル業者に問い合わせ、使いたい3Dプリンターがあれば見積もりをお願いし、内容や価格などの条件に納得できれば契約を結びます。
そもそも3Dプリンターで何が作れるの？と思った方は下記記事も参考にしてください。
3Dプリンターは個人でレンタルすることもできる
3Dプリンターは、企業だけではなく個人でもレンタルすることが可能です。
使いたい時だけ使えば返却することもできるので手軽にものづくりが楽しめるでしょう。
個人の場合は、家に大きな装置を置く場所がないことが多いですが、レンタルスペースやワークショップ、出力サービスなどを利用すれば気軽に3Dプリンターを試してみることが可能です。
料金は、利用する時間に応じて発生する仕組みのところが多く、最近では利用制限を設けているところもあり、事前に予約してから利用すると良いでしょう。
3Dプリンターの扱いに慣れていない初心者の方は、スタッフによるサポートがあるかどうかも確認しておきましょう。
3Dプリンターのレンタルサービス6選！
それでは早速3Dプリンターをレンタルできるサービスを6つ紹介していきます。
①丸紅情報システムズ
試作から最終製品の生産(DDM)、小型機から大型機までと幅広い機種を保有し、最先端3Dプリンターを月額8万円～から利用することができます。
機種によって最低レンタル期間が設定されていますが、消耗品を含めたプランも作成できるなど、利用者のニーズに合わせてプランをカスタマイズすることができます。
②オリックス・レンテック
3Dプリンターのレンタルサービスでは、利用シーンに応じてレンタルすることができる、方式の異なる3つの樹脂プリンターが用意されています。
月額のレンタル料金は、基準料金を元にレンタル期間に応じた料率によって変わってきます。
契約期間が1か月未満でもレンタル可能なので、短期間だけ利用したい方にもおすすめです。
③アルテック株式会社
レンタルできる機種は10機種、使用可能樹脂は20種類以上あり、利用者のニーズにあった装置を提案してくれます。
また、故障した時にはエンジニアが迅速に対応するなどのサポート体制も充実。
機種やレンタル期間などの要望に沿ったプランのカスタマイズも可能です。
④キーエンス
利用者は装置を設置するための設備や工事を行う必要なく、100Vの電源を用意するだけで使用することが可能です。
3Dプリンターを導入する効果を試したい方におすすめのサービスです。
⑤株式会社J・3D
レンタルサービスの内容は、J・3Dに設置しているEOSの「M280」「M290」を技術者ごと貸し出して造形テストをするもので、レンタル期間を特に定めていないのが特徴です。
利用者のところに装置を設置するレンタルではなく、J・3D社内で技術者の指導のもと、自由に使うことができるサービスとなっています。
⑥山脇電子工業株式会社
レンタルするのは全米ナンバー1にも選ばれたことがある主力モデルの「UP Plus2」。
1か月33,000円と手頃な価格で3Dプリンターを体験することが可能です。
3Dプリンターのレンタル業者の選び方
3Dプリンターは機種や造形方式によって作られるものが違うため、何を作りたいのかを明確にしておくことが重要です。
製作したいもののサイズや素材など具体的にイメージしておきましょう。
どのような機種を選んだらよいのかわからない場合でも、ほとんどのレンタル業者では、専門の知識や経験が豊富なスタッフが対応し、目的に応じた3Dプリンターを選んでくれます。
サービス内容や価格を見よう
レンタル業者によって、レンタルできる機種やサポートなどのサービス内容が異なります。
また、3Dプリンターのレンタル料金は、業者や機種によって月額3万円～50万円程度までと幅が広く、長期間レンタルすると費用がかさむ場合もあります。
特にレンタルしたい機種が決まっていない場合は、サポートの充実度やサービス内容、価格などを基準に選んでも良いでしょう。
3Dプリンターの中でも、小型の卓上で使えるタイプのものであれば、比較的低料金で借りることができます。
操作性や安定性は高額の機種よりは劣りますが、コストパフォーマンスを考える場合には選択肢のひとつになるでしょう。
使いたい素材を確認しよう
3DプリンターはFDM方式ならフィラメント、光造形方式ならレジンを消費するため、ランニングコストがかかります。
レンタルサービスの内容に、消耗品が含まれているかどうかも事前に確認しておくことも大切です。
また、使用する機種によって素材の値段も変わるため、高額の機種をレンタルする際には素材についても検討する必要があります。
3Dプリンターをレンタルで利用するメリット
それでは3Dプリンターをレンタルするメリットについていくつか紹介していきます。
導入前に3Dプリンターを試すことができる
3Dプリンターはをレンタルする大きなメリットは、高額な3Dプリンターを試せることです。
3Dプリンターは、メーカーによって操作性や使い心地が違うため、実際に使ってみてから自社の目的に合った機種を導入することができます。
また、レンタルの機種であれば、利用期間中はレンタル業者がメンテナンスを行うので、装置の管理もしなくて済むというメリットもあります。
最新の3Dプリンターを利用することができる
3Dプリンターは発展途上の分野なので、新しい機種が次々に登場しています。
一旦、購入すると長期間使用することになりますが、レンタルであれば常に最新の機種を使用することができるということも、レンタルサービスを利用するメリットのひとつです。
経費で計上できる
3Dプリンターを購入すると、帳簿上は固定資産と計上されることになります。
しかし、レンタルを利用すれば、3Dプリンターはレンタル業者のものになります。
レンタル料金を経費として計上できるのもメリットと言えるでしょう。
3Dプリンターを購入しなくても安価で利用できる
3Dプリンターを購入する場合、30万円〜100万円ほどの価格となっています。
本当にこの3Dプリンターで良いのだろうかと迷った場合は、レンタルであらかじめ利用してみましょう。
好きな3Dプリンターを見つけられる場合があるので、購入前の参考にすることもできます。
目的に合った3Dプリンターレンタルサービスを利用しよう
3Dプリンターのレンタルサービスは、使いたい素材や機種によってレンタル業者を選ぶことも可能です。
業者によって「3Dプリンターを設置している施設に出向く」「機材そのものをレンタルして自社に設置する」など内容や料金体系が違うため、3Dプリンターを利用する目的によって自社に合ったサービスを利用しましょう。
