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【2026】3DCADシェアランキング|国内・海外市場とおすすめソフト5選を紹介

昨今、3DCADは業種や用途に応じて多彩なソフトが提供されており、どれを選ぶべきか迷う方が増えています。特に国内外でのシェアやランキングは導入を検討するうえで重要な指標です。

そこで今回は、3DCADの市場シェアやランキングを整理しつつ、代表的なソフトを比較できるようにまとめました。導入メリットやデメリット、さらにおすすめソフト5選の比較表や学習向けセミナーも紹介しているので、3DCAD選びの参考にぜひ役立ててください。

3DCADソフトとは

3DCADとは

3DCADは、三次元設計を支援するために開発されたソフトウェアです。

設計者やエンジニアが、製品や構造物の立体的なモデルを構築する際に用いられます。従来の2D CADが平面図や断面図を個別に描き出す仕組みだったのに対し、3DCADは立体を直接再現できるため、完成後の姿を直感的に把握できる点が強みです。

サーフェス・ソリッド・ポリゴンといった複数のモデリング手法を活用し、質感や内部構造を詳細に表現できる点も特徴です。特にソリッドモデルでは体積や質量まで計算可能となり、シミュレーションや解析に役立ちます。

さらにデータ管理や製造支援、アニメーション生成など機能が幅広く、製品開発の効率化に直結します。3DプリンティングやVR、Industry 4.0といった先進技術との親和性も高く、今後の産業発展において欠かせない基盤となっています。

なお、3DCADの特徴や種類に関する詳細は以下の記事でもご覧になれます。本記事で紹介するシェア市場やランキングと併せて、ぜひ参考にしてください。

【2025】無料で使える3DCADのフリーソフト10選!機能や使いやすさを比較

【国内・海外】3DCADの市場シェアランキング

国内シェアランキング

3DCADシェアの市場は国内外で異なる傾向があり、普及度や主要ソフトの立ち位置にも大きな差が生じています。国内では特定メーカーの優勢が続き、海外では地域ごとに市場環境が変化しています。

ここからは、日本市場と海外市場それぞれの3DCADのシェアランキングを詳しく見ていきましょう。

国内での3DCADシェアランキング・市場

国内市場における3DCADシェアランキングは、以下のとおりです。

  • SOLIDWORKS:約50%
  • CATIA:約15%
  • iCAD SX:約15%
  • Autodesk Inventor:約10%
  • その他(Creo・NX・Autodesk Fusionなど):約10%

日本の3DCADシェア市場では、SOLIDWORKSが圧倒的に優勢で全体の約半数を押さえていました。CATIAや国産のiCAD SXが続き、それぞれ15%前後の存在感を示しています。

Autodesk Inventorは一部調査でシェアが一桁台とされる場合もありますが、概ね10%前後と推定されています。残りはCreoやNX、クラウド型のAutodesk Fusionが分け合い、多様なニーズに応えていると考えられるでしょう。

特徴的なのは、完全な移行が進んでいない実態を表すような形で、依然としてAutoCADを3D用途に利用する事例が報告されている点です。利用率は全体で半数程度にとどまりますが、製造業調査では約6割に達しており、拡大傾向が明らかです。

海外での3DCADシェアランキング・市場

海外市場での3DCADシェアランキングは、以下のとおりです。

  • SOLIDWORKS:約40%(100万人超の利用者)
  • Autodesk Inventor:約75万人規模の利用者
  • CATIA:数%台のシェア(航空宇宙・自動車業界中心)
  • PTC Creo:数%台のシェア(幅広い産業で利用)
  • Siemens NX:数%台のシェア(大企業で採用)

世界での3DCADシェア市場は2024年時点で117億米ドル規模とされ、今後も年平均成長率6.4%で拡大が続く見込みです。北米は主要プレイヤーの存在と早期のデジタル化により市場全体の32%超を占めています。

アジア太平洋はインドや中国、日本を中心に今後最も高い成長率が期待され、欧州ではIndustry 4.0やIoT推進が普及を後押ししています。シェアの中心にあるのはSOLIDWORKSで、機械設計分野を中心に広く利用され続けていると判断できるでしょう。

Inventorは中堅規模のユーザー層を持ち、CATIAやCreo、NXといったハイエンドCADは大企業の複雑な設計業務で重用されています。近年は低価格かつクラウド対応のAutodesk Fusionが急速に拡大しており、ランキングに変化を与えつつあります。

3DCADシェアランキングを決定・変動させる要因

ランキング要因

3DCADのシェアやランキングは固定されるものではなく、市場全体の成長や新技術の登場、ユーザー層の拡大や産業ごとの課題など、複数の要素が重なり合うことで常に変化しています。利用環境や導入目的によって選ばれるソフトは異なり、結果的にランキングにも影響が及びます。

ここからは3つの視点から、3DCADシェアランキングの変動要因をみていきましょう。

市場の成長とデジタル化の進展

デジタル技術の普及や産業構造の変化が、3DCADシェアの需要を押し上げています。製造業の成長やインフラ整備の進展に加え、Industry 4.0による自動化や3Dプリンティング、VRの採用拡大が市場拡大を後押ししています。

COVID-19下ではリモートワークが普及し、クラウド型3DCADのシェアが急増しました。AEC分野では持続可能な設計のための可視化需要、医療分野では診断や研究への活用が広がり、複数業界でランキング変動を促しています。

ソフトウェアの特性とユーザーニーズ

機能性や操作性、価格体系もソフトのシェアを大きく左右する要因です。Autodesk FusionのようにモデリングからCAM・CAEまで幅広く対応する製品は人気が高く、SOLIDWORKSは豊富な機能と使いやすさから世界的に高いシェアを維持しています。

高額ライセンスは導入障壁となりますが、学生や個人向けの無料版は利用者層を拡大する役割を果たしています。クラウドベースやSaaS型の浸透もランキング変動の要因となるでしょう。

大企業はCATIAやNXのようなハイエンドを、中小企業はコスト効率の良いAutodesk FusionやAutoCADを選びやすい傾向があります。

業界プレイヤーの競争戦略と課題

Dassault SystèmesやAutodeskなど主要ベンダーは、新機能開発やクラウド展開を強化し、シェア拡大を狙っています。一方で、ソフトの複雑さや標準化の遅れが普及を阻む要因となるでしょう。

国内ではSOLIDWORKSが圧倒的に利用され、CATIAやiCAD SX、Inventorが続きます。世界市場でもSOLIDWORKSがランキング首位を維持する一方、Autodesk Fusionが低コストのクラウドCADとしてシェアを伸ばし、ランキングに変化を与えています。

【比較表つき】おすすめの3DCADソフトランキング5選

ここでは、おすすめの3DCADソフトランキングを表でまとめました。先ほど紹介したシェア市場とあわせて参考のうえ、自社に導入する3DCADソフトを選定してください。

製品名 提供会社 主な特徴 価格(年間/永久) 主な用途・業界 無料版/体験版
SOLIDWORKS Dassault Systèmes 世界的シェアが高い、機能豊富 年間58万円〜94万円 / 永久113万円〜182万円 製造業、精密機器、工業デザイン なし
Autodesk Fusion Autodesk Inc. クラウド型、低コスト、個人利用無料 年間10万円(割引あり) 個人利用、小規模製造業 無料版あり
AutoCAD Autodesk Inc. 世界的普及度、2Dと3D対応 年間7.7万円 / 月額9.9千円 建築、機械、電気、土木 無料見積もり
CATIA Dassault Systèmes ハイエンドCAD、自動車・航空宇宙向け 永久160万〜540万円 大規模製造業 なし
Creo PTC Inc. 柔軟な設計、異種CAD互換性 要見積もり 機械設計、医療機器、建築 無料体験版あり

世界的に高いシェアを持つSOLIDWORKSをはじめ、コスト面と操作性で人気を集めるAutodesk Fusionや、汎用性の高いAutoCADがランキングに入ります。また、大規模プロジェクトで選ばれるCATIA、柔軟性と拡張性を兼ね備えるCreoといったソフトも3DCADシェアにおける代表例です。

導入を検討する際は、価格だけでなく得意分野や利用規模に応じて最適な選択を行いましょう。
特に中小企業や個人利用ではコストパフォーマンス、大企業では高度機能の有無が意思決定のポイントです。

Autodesk Fusionの無料ダウンロードはこちら

AutoCADの無料ダウンロードはこちら

おすすめの3DCADソフトをより細かい分類で知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
シェアランキングと併せて把握することで、より3DCADソフトへの理解度が高まるでしょう。

【2025】各社CADソフトを徹底比較!価格別3DCADとおすすめ3DCADの比較

3DCADソフト導入のメリット

3DCADソフトを導入することで得られる代表的なメリットは、以下のとおりです。

  • 設計モデルの視覚的表現力向上
  • 認識の齟齬を減らす情報共有
  • 開発スピードの加速と効率化
  • 材料コスト削減と試作工程の最適化

設計段階でリアルな3Dモデルを構築できるため、質感や構造を正確に提示し、かつ提案資料やプレゼンテーションにもそのまま活用できます。立体的に確認できる環境は、従来の平面図では伝わりにくかったイメージを関係者全員で共有するうえで非常に有効です。

さらに、シミュレーション機能を活用すれば物理試作の回数を減らし、材料や工数の節約につながります。中小企業にとっては低コストで競争力を高める手段となり、大企業では高度なカスタマイズ製品を効率的に市場へ投入する基盤となります。

リモート環境でもクラウド型の仕組みによってスムーズに共同作業が可能となり、全体的な開発スピードが向上するでしょう。ここで紹介したメリットが、3DCADシェア市場やランキングにも影響を及ぼすと考えられます。

3DCADソフト導入のデメリット

3DCADソフトを利用する際は、以下のデメリットも考慮すべきです。

  • ソフトの操作や仕組みが複雑
  • 高性能なハードウェア環境が必要
  • 導入コストや維持費用が高額
  • BIM対応など機能差による制約

3DCADソフトは多機能である反面、学習曲線が急で、特に初心者にとっては扱いづらさが大きな障壁となります。さらに複雑なモデルを快適に処理するには大容量メモリや高速CPUを搭載した高性能PCが求められるため、機器投資の負担が増します。

加えて、サブスクリプションや保守契約など継続的な費用が発生するため、長期的な視点での予算計画が不可欠です。機能面ではすべての3DCADがBIMに対応しているわけではなく、設計業務によっては導入後に機能不足が判明するリスクもあります。

中小企業や個人ユーザーにとっては負担が大きく、導入可否を判断する際は費用対効果を冷静に検討しなければなりません。3DCADシェア市場やランキングにも関連する要因なので、ぜひ把握しておくことをおすすめします。

3DCADについて学びたい方向けセミナー

ここまで、ランキングなどを用いて3DCADシェアについて解説してきました。実際に3DCADについて学びたいと思っても、どのような形で取り入れるべきかわからない方も多いでしょう。

ここでは、3DCADを実務に取り入れたいと考える方に向けて、初心者から業務レベルを目指す方まで幅広く対応したセミナーを紹介します。

各コースでは、基礎的な知識からモデリング実習まで体系的に学べます。受講形式も多彩に用意されているため、自分に合ったスタイルで学習を進めることが可能です。

SOLIDWORKSセミナー講習

SOLIDWORKSセミナー講習 短期集中型で、世界的に普及しているSOLIDWORKSを実践的に学べるのが特徴です。初めての方だけでなく、基本操作を一通り経験したことのある方にとっても応用力を養える設計手法が含まれています。目標としているのは、以下のポイントです。

  • 代表的3DCAD「SOLIDWORKS」を用いた基本設定や設計手順の理解
  • 課題を通じて自ら3Dモデリングを行う実践スキルの習得
  • 寸法管理やデータ共有など詳細機能の把握
  • ボトムアップ設計・トップダウン設計といった高度な設計方法の習得

セミナー名SOLIDWORKSセミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)41,800円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

Autodesk Fusionセミナー講習

Autodesk Fusionセミナー講習短期間で3DCAD未経験者でも学びやすい設計となっており、集中して基礎を習得したい方に適しています。eラーニング版も用意されており、申し込みから1年間は繰り返し視聴できる点が魅力です。到達目標は、以下のとおりです。

  • 3DCAD「Autodesk Fusion」を活用した3Dデータ作成の理解
  • モデリング知識と実務に役立つスキルの習得
  • 製品設計や高度なモデリング技術の取得

セミナー名Autodesk Fusionセミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)41,800円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

Onshape CADセミナー講習

Onshape CADセミナー講習 法人向け研修としても利用されているセミナーで、基礎的なモデリング操作から応用的なデータ作成まで幅広くカバーします。即戦力として業務に活かせるスキルを目指す内容で、到達目標は以下のとおりです。

  • 3DCAD「Onshape」を使った設計やデータ作成の理解
  • モデリングスキルや応用的な設計能力の習得
  • 製品設計や複雑なモデリング技術の取得
  • 3DCADオペレーターとして業務に活かせる知識の獲得

セミナー名Onshapeセミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)41,800円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング

3DCADシェアランキングについてのまとめ

今回は国内外の3DCAD市場におけるシェアやランキング、さらに代表的なソフト5選と学習向けセミナーを紹介しました。

各ソフトには得意分野や価格帯の違いがあり、導入環境や目的によって最適な選択肢は変わります。シェアランキングで上位を占めるSOLIDWORKSやCATIAは大規模な設計業務に強く、Autodesk FusionやAutoCADはコストを抑えて使いたい企業や個人ユーザーに向いています。

自社や個人の状況に合わせて比較検討を行い、最適な3DCADを選ぶことが効率的な設計環境の実現につながります。さらにスキルを磨きたい方は、記事内で紹介したセミナーを受講して実務に活かせる知識を身につけてみてください。

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