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【2024】ZBrushCoreとは?無償版を使う方法・無料の代替ソフトも紹介

クリエイティブなアイデアを3D空間でリアルに表現できる3DCG。

ZBrushCoreは、プロフェッショナルな3Dモデルを、直感的な操作で手軽に作成できる3DCGソフトです。豊富なメッシュ機能やハイクオリティな彫刻機能も備えたZBrushCoreは、初心者からプロまで幅広く活用されています。

この記事では、ZBrushCoreの特長や機能、無償版を使う方法について詳しく解説します。
無料で使える代替ソフトも紹介するので、3Dモデリングの無限の可能性を体感したい方はぜひ参考にしてください。

ZBrushCoreとは?

ZBrushCoreとは?
引用元:Maxon

ZBrushCoreは、デジタルでイラストや彫刻をデザインする3DCGソフトウェアです。

リーズナブルな価格設定とナチュラルな操作感は、3DCG制作初心者にも最適で、デジタルアート、ゲーム制作、アニメーション制作、3Dプリントなど、幅広い分野で活用されています。

ZBrushCoreの沿革

ZBrushCoreは、3DCGソフトウェア・ZBrushのエントリーレベルの製品として2016年に登場しました。このシリーズを開発したのは、アメリカのソフトウェア企業Pixologicです。

しかし、2021年にZBrushシリーズを提供してきたPixologicは、ドイツを拠点とするクリエイター向けソフトウェア開発会社Maxonに買収。Maxonは、Cinema 4Dなどの3DCG製品を手掛けており、Pixologicの買収によりZBrushシリーズを自社の製品ラインナップに加えました。

現在、MaxonはZBrushシリーズとCinema 4Dシリーズの連携強化や、新しいワークフロー構築に積極的に取り組んでいます。

ZBrushCoreの特徴的な機能

ZBrushCoreは、独自の特徴的な機能を持っています。
以下では、ZBrushCoreの主な機能と特徴を挙げてみます。

  • 直感的な3Dスカルプティングツール
  • デジタルペイント機能
  • 豊富なブラシとアルファ
  • メッシュ(モデル表面)の更新
  • メッシュの抜き出し
  • 人体や動物骨格のテンプレート
  • 簡易な骨格制作機能
  • 複数のプラットフォーム対応(WindowsとmacOS)

ZBrushCoreの最大の特徴は、彫刻向けの多彩な機能を搭載したモデリングソフトという点です。

本物の粘土を使って造形しているような没入感、そしてリアルな感覚で表現できる繊細さと奥行きは、ZBrushCoreならではの魅力といえるでしょう。

ZBrushCoreとZBrushの比較

ZBrushCoreは、ユーザーから「ZBrushCoreとZBrushの相違点は?」という疑問の声をよく耳にします。そこで以下では、ZBrushとZBrushCoreの機能や性能を表で比較してみました。

項目 ZBrushCore ZBrush
最大ポリゴン数 2000万 1億
ブラシ数 30個 300個
テクスチャ 対応
ポリペイント機能 概略ペイントに対応 繊細なペイントに対応
リトポジー機能 対応
レンダリング機能 基本BPRに対応 対応
Zモデラー 対応
デシメーション 限定的 対応
ベースメッシュ生成 対応 対応
複数メッシュサポート 対応 対応
上級機能 対応 対応

参照:Udemy

ZBrushCoreは基本機能が中心で、ZBrushはプロフェッショナルな機能がすべてそろったシリーズ最上位のライセンスです。ZBrushCoreからZBrushにアップグレードすることもできます。

ZBrushCoreを無料で使う方法

ZBrushCoreを無料で使う方法

ZBrushCoreは「ZBrushCore mini」という無償版が提供されています。

ZBrushCore miniは、ZBrushCoreの試用向けの簡易版ソフトで、ベースメッシュ生成や複数メッシュサポートなど多くの機能は非対応で、上級機能はメッシュ最適化のみが使えます。

ZBrushCore miniの利用方法

ZBrushCore miniを利用する手順は以下の通りです。

  1. 「https://login.pixologic.com」にアクセス
  2. 必要事項を入力してZBrush IDを作成
  3. 会員登録完了後マイページ画面に遷移
  4. 画面左下の「私のライセンス」をクリック
  5. 画面中央の「Download ZBrushCore mini」をクリック
  6. ダウンロード許可画面が開き「許可」をクリック
  7. ダウンロードしたファイルを開き
  8. 画面右上のインストーラーをクリック
  9. セットアップ画面が開いたら「Next」をクリック
  10. 「License Agreement」が開いたら同意にチェックして「Next」をクリック
  11. インストール先を選択し「Next」をクリック

参照:Udemy

これで、ZBrushCoreの無償版のZBrushCore miniのインスト―ルが完了しました。
一般的なソフトの無料体験版とは異なるため、永続的に使い続けることができます

無料で使えるZBrushCorの代替ソフト4選

ZBrushCore miniは無料で使える魅力的な3Dモデリングソフトですが、使える機能が限られているため、本格的な作品制作には不向きな側面があります。

しかし、「ZBrushCoreに似たソフトを無料で使いたい」という方も多いでしょう。
そこで以下では、無料で使えるZBrushCoreの代替ソフトを4つ紹介します。

  1. Blender
  2. Unity
  3. Tinkercad
  4. Metasequoia 4

ZBrushCoreの無料代替ソフト①Blender

ZBrushCoreの無料代替ソフト①Blender
引用元:Blender

Blenderは、世界中で300万人以上のユーザーが利用する無料の3DCGソフトです。
オープンソースなので、誰でも自由に使い、改良することができます。活発なコミュニティがあり、情報収集やトラブルシューティングも容易。個人利用はもちろん、商業利用も可能です。

Blenderは3DCG制作をはじめ、2Dアニメーション、VFX、動画編集まで幅広い機能を搭載し、さらにスカルプト機能の性能も非常に高く、ZBrushCoreと比較しても遜色ありません。プロも活用する高機能なBlenderは、ZBrushCoreの代替として十分な性能を持った3DCGソフトです。

Blender基礎セミナー|BIZROAD

BIZROADのBlender基礎セミナーは、Blenderを実践的に学べる2日間の集中セミナーです。

こちらのセミナーは、ポリゴンモデリングやマテリアル設定、3DCGモデリングやカメラワークを活用した3Dアニメーションなど幅広くカバー。カリキュラムには、ZBrushCoreに搭載しているスカルプトを利用したリアルなモデリング、テクスチャペイントなども含まれています。

Blenderの基礎からスタートするので、3DCG初心者にも最適です。
3種類(会場、オンライン、eラーニング)の受講形式から選べるため、多忙な方も参加しやすいセミナーとなっています。

ZBrushCoreの代替ソフト・Blenderについては、以下の記事で詳しく解説しています。
Blenderのインストール方法や使い方も詳しく解説しているので、Blenderの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。

【2024】Blender初心者は何からすべき?インストール~使い方・モデリングまでを画像で解説

ZBrushCoreの無料代替ソフト②Unity

ZBrushCoreの無料代替ソフト②Unity
引用元:Unity

Unityは、ゲーム開発だけでなく、3DCG制作にも幅広く活用できる無料のゲームエンジンです。高度なグラフィックエンジンや物理ベースレンダリングにより、リアルで表現力豊かな3Dモデリングができます。

ZBrushCoreで作成した3DモデルをUnityにインポートし、アニメーションやエフェクトを付加することもできるので、ZBrushCoreのサブスク、または無償版のZBrushCore miniから移行したい方にも最適です。Unityは、無料プラン以外に有料プランも提供しています。

Unity基礎セミナー|BIZROAD

BIZROADのUnity基礎セミナーは、Unityの基本から応用までマスターできる短期集中講座です。
2日間のカリキュラムは、Unityの基本からスタートし、アセット機能を活用した効率的なワークフローやPrefab機能による背景制作など、実践的なスキルを幅広く習得します。

ZBrushCoreからUnityへステップアップしたい方、ZBrushCoreで作成したモデルをUnityで活用したい方にもおすすめです。受講スタイルは、会場、ライブウェビナー、eラーニングの3種類から自由に選べます。

Unityを利用する場合、やはりUnityがどのようなツールか知っておきたいものです。
以下の記事では、Unityの機能や活用事例、有料版の価格など解説しているので、あわせて読んでUnityへの理解を深めてください。

【2024】Unityとは?できることや機能・ダウンロード方法を解説

ZBrushCoreの無料代替ソフト③Tinkercad

ZBrushCoreの無料代替ソフト③Tinkercad
引用元:Tinkercad

Tinkercadは、ウェブベースの3Dモデリングツールです。
直感的な操作で初心者でも扱いやすく、3Dデザインだけでなく、回路設計やコーディングまで幅広く対応します。ダウンロード不要で、ブラウザ上ですぐに始められるため、「今すぐ3Dモデリングにチャレンジしたい」という方におすすめです。

Tinkercadは、世界中で認められた教育基準「ISTE Seal of Alignment」を満たしています。
教育現場での導入実績も豊富で、STEM教育にも最適なツールです。

ZBrushCoreの無料代替ソフト④Metasequoia 4

ZBrushCoreの無料代替ソフト④Metasequoia 4
引用元:Metasequoia 4

Metasequoia 4は、個人からプロまで幅広いユーザーに活用されている3DCGソフトです。
高解像度ディスプレイにも対応した美しいインターフェースが特徴で、WindowsとmacOSのどちらも利用可能。多角形対応やアーマチャー機能、ボーン・モーフ変形など、高度なモデリング機能を備えています。

最新バージョンではパストレーシングレンダリングも搭載され、より高品質な3DCG制作が可能になりました。無料でZBrushCore並みのクオリティを実現したい方におすすめです。

ZBrushCoreについてまとめ

ZBrushCoreは高機能なZBrushのエントリーレベルの3DCGソフトです。
ZBrushCoreは有料ソフトで、無償で使えるZBrushCore miniは機能が限定的であるため、ZBrushCoreの利用を検討する方は、BlenderやUnityなどの3DCGソフトを視野に入れる方も多く見られます。

3DCGソフトのBlenderとUnityはどちらも無料で使えますが、操作法をしっかり会得するためにはある程度の学習期間が必要です。3DCGスキルを効率的に習得したい方は、以下の短期集中セミナーに参加して効果的に3DCGモデリングをマスターしましょう。

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