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【2024】Unityとは?できることや機能・ダウンロード方法を解説

Unityとは、主にゲームに使われる人気3DCG・ゲーム開発ソフトです。
しかし、実際にどんなソフトなのか、どんなことができるのか分からない人も多いでしょう。

そこで今回はUnityというソフトについて徹底解説してみました。Unityを使ってみたい人や気になっている人は参考にしてください。

Unityとは?

Unityとは?

Unityとは、PC・モバイル・ウェブブラウザ、そして家庭用ゲーム機とVR・AR・MRに対応する、クロスプラットフォームのゲームエンジン・統合開発環境である3DCGソフトです。

開発はUnity Technologiesが行っており、日本国内では日本法人はユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社が取り扱っています。
Unityの開発はCとC++で行われていますが、スクリプトはC#で書くように設計されているのが特徴です。2005年に公開された初版から現在に至るまで、約18年ものあいだ開発が続けられてきた歴史があります。継続的にアップデートが続けられているので、常に新しい機能を試したりコンテンツを制作したりすることができます。

2D・3Dに関する機能が充実していますし、外部ツールとの親和性が高いので、単体でも複数のツールと連携する形でも開発することが可能です。
ゲームエンジンながらUnityの活用はゲームに留まらず、様々な分野で新たな可能性を見せて注目を集めています。

Unityのプラン価格

Unityのプラン価格
引用:Unity

Unityには無料と有料のプランが用意されています。主に

  • Unity Personal
  • Unity Pro
  • Unity Enterprise
  • Unity Industry

の4種類で、この内のPersonalプランは無料です。
個人や小規模開発向けのプランですが、誰でも気軽にUnityを始められるのが魅力です。
Unityエディタの最新バージョンと、導入と使い方を学ぶためのリソースが用意されています。

Unityのプラン1.Unity Personal

学生であれば同じく無料のStudentも選べます。
高等教育機関と高校生を対象に提供されており、資格認定教育機関に在籍する16歳以上の学生であれば使えます。

Unityのプラン2.Unity Pro

Proは本格的な開発者向けのプランで月額203.50ドル、年額2,244ドルで利用を開始できます。
ゲームコンソールへの展開やAR・MRのためのオーサリングツール、カスタマーサポートの優先キューなどが含まれています。

Unityのプラン3.Unity Industry

産業用途のIndustryは、月額495ドル、年額5,445ドルで利用を開始することができます。
AR・VRを含むカスタムアプリケーション構築が可能で、一連のリアルタイム3D製品とサービスに対応しています。

Unityのプラン4.Unity Enterprise

Enterpriseはさらに内容が充実していますが、こちらはカスタム価格での提供です。
価格はケースバイケースで決められるので、問い合わせと確認が必要です。
こちらのプランもIndustryと同様にAR・VRを含むカスタムアプリケーション構築、一連のリアルタイム3D製品とサービスに対応しています。


UnityにはかつてPlusというプランもありましたが、料金体系が見直された現在は廃止されています。新規での購入や契約は不可能となり、既存の利用者は自動でPersonalに切り替わるか、Proにアップグレードする形になります。

現在のUnityはこのように種類がシンプルでわかりやすく、比較して容易に選ぶことが可能です。
有料を含めて選択の幅が広く、本格的なコンテンツ開発や産業用途にも対応しているのがポイントです。

無料プランが参入のハードルを下げ、有料プランが選択肢の幅を広げているといえるでしょう。
学習リソースにもアクセスしやすいことから、続々とUnityに参入する開発者が増えているのも納得です。

Unityでできること・機能

Unityでできること・機能

Unityでできることは多く、20以上のプラットフォーム向けにコンテンツを開発することができます。ゲーム制作やローンチ、ローンチ後のサポートも可能ですし、産業向けの没入型アプリケーションの開発も可能です。
ゲームエンジンとして開発されてきた歴史があるので、ゲーム開発向けの機能が充実しています。外部ツールで制作した3Dモデルを読み込んだり、グラフィックエンジンでレンダリングする機能が備わります。
C#を使ってスクリプトを書き、オブジェクトと関連づけて使えるようにするのも、ゲーム開発に欠かせないUnityの機能です。

Unityを使えば3Dに限らず2Dコンテンツも制作できますし、プラットフォームの違いをあまり意識せずに済む効率的な開発が実現します。
どのようなプラットフォームでも動作するように、互換性重視で開発されているので、複数のプラットフォームに対応する際の開発の負担が軽減できます。

Unityは物理演算に対応しているので、リアルな挙動のシミュレーションをゲームなどに取り入れることも可能です。音声も高度に扱うことができますし、ネットワーク対応やマルチプレイヤーに対応するための機能も用意されています。
アニメーションも扱えるようになっているので、Unityは内部機能だけでもかなりできることが多いといえます。

Unityでできることといえば、アセットストアの利用もその一つです。
アセットストアではすぐに利用できるリソースが提供されており、チュートリアルやプロジェクトから3Dモデルやテクスチャ、音楽や効果音まで充実しています。

【2024】Unityアセットストアとは?利用するメリットや販売方法についても

Unityの活用事例

Unityはどんなコンテンツに使われているのか、実際の活用事例を見て理解していきましょう。

人気スマホアプリ

UnityはポケモンGoやドラゴンクエストウォークをはじめとした、スマホ向けアプリの活用事例が豊富にあります。現在ではアプリに使われることも非常に多く、求人の需要も高いです。

人気ゲーム・映像系

また家庭用ゲーム機に展開する原神や、スマホ発で後にWindowsとNintendo Switchにも対応したAmong Usも有名な事例です。UnityはVRやARの分野でも着実に事例を増やしていますが、Unityは映像制作やアニメーション業界、映画にも影響を与えているゲームエンジンです。

建築設計・エンジニアリング

建築設計やエンジニアリングはUnityの注目度が高い分野です。建設にも活用されているほどで、Unityが秘める可能性には驚かされます。
通常の建築ソフトより、リアルに表現できるので実際の建築が想像しやすくなります。

主に建築でお客様に提案するビジネスを行っているといった会社では重宝されるでしょう。

製造業

一方では自動車や輸送機器、製造でも人気があります。
自動車業界や輸送機器業界ではデザイン、製造分野では従業員教育のトレーニングなどに活用されています。

こちらも3Dで製品が想像しやすく、逆算して製品を作りやすくなるのが特徴です。

医療業界

医療業界では3D機能を使い、人体の骨格や臓器の把握に役立てられています。

さらにはリテールやeコマース、政府と航空宇宙分野にも進出しており、米国空軍の航空戦シミュレーション作成に採用された事例もあるほどです。

Unityのダウンロード・インストール方法

Unityのダウンロード・インストール方法

Unityを導入するにはまず、

  1. 公式サイトにアクセスしダウンロードページを開く
    Personalプランであれば、アカウントの登録なしにダウンロードを始められます。
  2. 導入するプラットフォームに合うUnity Hubをダウンロード
  3. インストーラーを起動してインストール作業を進める
  4. Unity Hubを起動するとバージョンの選択画面が表示される
    基本的には最新版の選択でOKですが、旧リリースバージョンを選ぶこともできます。
  5. 最新の機能を試したい場合はベータ版を選択
  6. 画面の指示に従い作業を進める

これでUnityのインストールが完了します。

Unityがインストールできたら、ダブルクリックして開いてプロジェクトを開始すればすぐにでも開発が始められます。
初心者から熟練者にまで対応するチュートリアルビデオが用意されているので、ビデオを見ながら学習することができます。
Unityの導入に難しいことはなく、ダウンロードやインストールを経て学習や開発を始めるまでの流れがスムーズです。

Unityについてまとめ

今回はUnityについて詳しく解説しましたがいかがでしたでしょうか?
Unityは主にゲームでよく使われますが、VRやAR・設計などといった分野でも活躍できる優れたソフトウェアです。この機会に学んでおくと、転職や終身雇用でも非常に便利かもしれません。

ぜひ興味を持っていただけたら、この機会にUnityを試してみてください。

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