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【2026】ZBrushとは?初心者も分かる機能や価格を徹底解説

デジタルアートや3Dモデリングに興味のある方は、「ZBrush」という名前を耳にしたことがあるかもしれません。ZBrushは、Pixologic社が開発したデジタルスカルプトツールで、直感的な操作性と高い表現力で知られています。

今回は、映画やゲームのキャラクターデザインから彫刻・プロダクトデザインまでさまざまな分野で使用されるZBrushについて解説します。

ZBrushとは?

ZBrush
引用:ZBrush公式

ZBrushは、デジタルスカルプトに特化した3Dモデリングソフトウェアです。
従来の3Dモデリングツールが点や線をつないで形状を作るのに対し、ZBrushは粘土をこねるように直感的な操作で立体を形作れる点が特徴です。
そのため、非常に緻密なディテールを必要とするキャラクター制作やプロダクトデザインに最適です。

また、ZBrushは初心者からプロフェッショナルまで幅広い層に対応しています。
ユーザーインターフェースは一見複雑に見えるかもしれませんが、使いこなせばそのパワフルさを存分に実感できるツールです。

ZBrushの将来性

ZBrushは、これまでの進化を見ても、今後も3Dモデリングやデジタルアートの分野で重要な役割を果たし続けると考えられています。
特に、VRやAR(拡張現実)などの新しい技術が進化する中で、ZBrushがどのように活用されるのか、今後の展開に注目が集まっています。デジタルアートの可能性を広げるツールとして、ZBrushは今後ますますその存在感を高めていくでしょう。

ZBrushでできること

ZBrushでできること引用:ZBrush

ZBrushでできることには主に下記があります。詳しく解説していきます。

1.キャラクターデザイン

ZBrushは、キャラクター制作のための究極のツールと言われています。
筋肉の形状や皮膚の質感、表情の細かいディテールまでリアルに再現できます。
映画やゲームで使用されるキャラクターの多くが、このソフトウェアで制作されています。

2.彫刻やプロダクトデザイン

デジタル彫刻としての機能もZBrushの強みの一つです。
伝統的な彫刻のような質感や形状を再現することが可能で、さらに3Dプリンターで実物化することで、アート作品や試作品の制作にも活用されています。

3.環境デザイン

キャラクターだけでなく、背景やセットのデザインにも対応しています。
例えば、自然環境の岩肌や草木の質感を表現したり、都市風景の細部を作り込むことも可能です。

4.アニメーション向けのモデル制作

ZBrushで作成したモデルは、他の3Dソフトウェアにエクスポートしてアニメーションに使用することもできます。これにより、キャラクターが動き出す瞬間まで一貫した品質を保つことが可能です。

Zbrushの主な機能

ここではZbrushの主な機能について分かりやすく解説していきます。

ダイナメッシュ

ダイナメッシュ

ダイナメッシュは、モデルの形状をリアルタイムで修正しながら新しいメッシュを生成できる機能です。この機能を使用すれば、形状の大幅な変更や追加がスムーズに行えます。

ZRemesher

ZRemesherは、モデルのメッシュを最適化するツールです。
高解像度のモデルを軽量化してアニメーションやレンダリングに適した形に調整できます。

ファイバーメッシュ

髪の毛や草などの細い構造物を簡単に作成できるファイバーメッシュ機能は、特にキャラクター制作で威力を発揮します。

ポリペイント

ポリペイント機能を使えば、テクスチャを使わずに直接モデルに色を塗ることができます。
この直感的なペイント方法は、初心者にも扱いやすく、複雑なカラーリングを簡単に実現します。

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ZBrushの料金・価格

ZBrushは、現在「サブスクリプション型」の料金体系に統一されています。かつて存在した買い切り(永続ライセンス)は新規販売が終了しており、これから利用を始める場合は定額制が前提になります。

まず、ZBrush単体の料金は月額プランと年額プランの2種類があります。
月額プランは短期間だけ使いたい人向けで、おおよそ月額6,000円前後が目安です。一方、年額プランは長期利用者向けで、年額およそ70,000円前後となっており、月額換算すると割安になります。趣味や学習目的で数か月使うなら月額、仕事や継続利用が前提なら年額を選ぶのが一般的です。

次に、ZBrushは 「Maxon One」 というバンドルプランにも含まれています。Maxon Oneは、ZBrushに加えてCinema 4D、Redshift、Red Giantなど複数の3DCG・映像制作ツールをまとめて使えるプランで、年額約170,000円前後が目安です。ZBrush以外の3DCGやモーショングラフィックスも扱う場合は、単体契約よりコストパフォーマンスが高くなるケースがあります。

学生・教職員向けには教育版(Student/Teacher License)が用意されており、条件を満たせば大幅に割引された価格、もしくは無償で利用できる場合があります。学習目的で使う場合は、必ず教育ライセンスの対象かどうかを確認した方がよいでしょう。

無料体験版

ZBrushには無料体験版も用意されています。こちらは一旦ZBrushの操作感を試してから購入を検討したい方におすすめです。

ZBrushの活用事例と実際のプロジェクト

ZBrushの活用事例と実際のプロジェクト

ZBrushは、その多機能性と高い表現力から、さまざまなプロジェクトで活用されています。
実際にどのような場面で使われているのか、いくつかの事例を紹介します。

映画やゲームのキャラクター制作

ZBrushは、映画やゲームで使用されるキャラクターの制作に非常に重要な役割を果たしています。例えば、映画「アバター」のようなSF映画では、リアルで詳細なキャラクターデザインが求められますが、Zbrushの強力なスカルプト機能がそのニーズに応えています。

また、ゲーム業界では、キャラクターやモンスターのデザインにZbrushが広く使われています。
例えば、「バイオハザード」シリーズや「ゴッド・オブ・ウォー」などのゲームでは、Zbrushが使用され、複雑なディテールを持つキャラクターやクリーチャーが制作されています。

プロダクトデザインと試作品作成

ZBrushは、プロダクトデザインや試作品の作成にも使用されています。
伝統的な彫刻や粘土で作られたプロトタイプと同じように、ZBrushを使ってデジタルでデザインを作成し、3Dプリンターでそのモデルを物理的な試作品として出力することができます。
このプロセスは、製品の設計とフィードバックのサイクルを迅速に回すことができ、製品開発を効率的に進める手助けとなります。
特に、複雑な形状やディテールを持つ製品やアート作品を作成する際には、Zbrushの力が発揮されます。

彫刻やアート作品の制作

伝統的な彫刻をデジタルで再現するためにもZBrushは使用されています。
アーティストが手作業で彫刻するのと同じように、ZBrushを使ってデジタル粘土で彫刻を行うことができ、その結果は非常にリアルで細かいディテールを持っています。
これにより、物理的な彫刻を作成する際のコストや時間を削減することができ、さらに、制作過程をデジタルで保存して後から修正することも可能です。

ゲームの背景やセットデザイン

ZBrushはキャラクターデザインだけでなく、背景やセットデザインにも使用されています。
例えば、ゲームや映画のシーンで登場する自然環境や都市の風景など、複雑な地形や細かなディテールを作り込むことができます。Zbrushを使用することで、細かい岩肌や木々の葉、建物のテクスチャなどもリアルに表現でき、視覚的に魅力的な環境が作り上げられます。
このような背景デザインは、ゲームや映画のクオリティに大きく影響を与え、観客やプレイヤーの没入感を高める役割を果たしています。

3Dプリンターでのプロトタイプ作成

ZBrushのもう一つの重要な活用法は、3Dプリンターでプロトタイプを作成することです。
3Dプリンティング技術を使用すれば、ZBrushで作成したデジタルデザインを実際に物理的なモデルとして出力することができます。
この技術は、特にプロダクトデザインや試作品の制作において非常に有用です。
ZBrushの精密なスカルプティング機能を使うことで、複雑な形状や微細なディテールを高精度で再現し、3Dプリンターを使って物理的なモデルに変換することが可能です。

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ZBrushと他の3Dモデリングツールを比較

ZBrushは、そのユニークなスカルプト方式によって他の3Dモデリングツールと一線を画していますが、どのように他のツールと使い分けるべきなのでしょうか。

以下に、ZBrushと他の代表的な3Dモデリングツール(BlenderやMayaなど)との違いについて説明します。

ZBrushとBlenderの違い

Blenderは、オープンソースで無料の3Dモデリングツールであり、広範囲な機能を持っています。Blenderは、モデリングからアニメーション、レンダリング、シミュレーション、さらにはゲームエンジンへのエクスポートまで、多岐にわたる作業を一貫して行うことができます。

しかし、Blenderは基本的に「ポリゴンベース」のモデリングに特化しており、ZBrushのような「スカルプトベース」のモデリングには向いていません
一方で、ZBrushは細かなディテールを加えるためのスカルプト作業が得意で、主にキャラクターやアート作品の制作に使われることが多いです。

BlenderとZBrushは、モデリングの方法に違いがありますが、両方を組み合わせて使用することで、より柔軟で強力なモデリング作業が可能になります。
Blenderで基礎となるポリゴンメッシュを作成し、ZBrushでディテールを加えるといった手法が一般的です。

ZBrushとMayaの違い

Mayaは、アニメーション制作や映画制作で広く使用されている強力な3Dソフトウェアで、ポリゴンモデリング、リギング、アニメーションなどの機能が充実しています。
ZBrushは主にディテールの追加やスカルプト作業に強みを持っていますが、Mayaはアニメーションやシミュレーションの機能が豊富です。
したがって、Zbrushで作成したキャラクターやモデルをMayaにエクスポートして、アニメーションやレンダリングを行うというワークフローが一般的です。

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ZBrushを学べるおすすめ講座

ZBrushを学べるおすすめ講座

ZBrushは非常に多機能なツールであり、その操作方法を習得するにはある程度の時間と努力が必要です。

しかし、幸いにもZBrushを学ぶためのリソースは豊富にあります。
オンラインセミナー、公式ドキュメント、ユーザーフォーラム、YouTubeのチュートリアル動画など、学習のためのさまざまな材料が提供されています。

セミナーならどんなものでもよい、というわけでもありません。
着実に理解を深め、スキルを習得するには「実践的なカリキュラム」で「手を動かしながら」できるものがおすすめです。Zbrushセミナーは短期集中で、基礎スキルから高度なモデリングスキルまで、ハンズオンで学べるのでおすすめできます。

セミナー名ZBrushセミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)58,300円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京)・ライブウェビナー

また、ZBrushの公式サイトでは、初学者向けの基礎的なチュートリアルから、上級者向けのテクニックまで幅広い内容をカバーしています。
さらに、ZBrushを使った実践的なプロジェクトに取り組むことで、スキルを効率的に向上させることができます。

ZBrushの基本操作

ZBrushの基本操作を詳しく解説していきます。

モデリング

初めに、球体や立方体などの基本形状(プリミティブ)を選びます。
その後、ブラシツールを使って形状を自由に変形させていきます。

ブラシの活用

ZBrushには、スカルプト用のブラシが数十種類以上用意されています。
それぞれのブラシを活用することで、異なる質感や形状を簡単に表現できます。

レンダリングの設定

作成したモデルをZBrush内でレンダリングして、仕上がりを確認します。
高解像度のレンダリングを行えば、プロフェッショナルなクオリティで作品を完成させることができます。

ZBrushについてまとめ

ZBrushは、直感的な操作で高度な3Dモデリングが可能な優れたツールです。
映画やゲーム業界での活用はもちろん、個人の趣味としても楽しめます。
その一方で、操作に慣れるまで時間がかかることもあるため、基本的な知識をしっかり身につけることが重要です。

ZBrushを導入して新しい表現に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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