Adobe社が提供するSubstance 3Dは、3Dコンテンツを作成するためのソフトです。
通常利用するためには、月額あるいは年額料金を支払わなければなりません。
無料で使える方法がないのか、気になるという人もいるでしょう。
そこで、Substance 3Dの無料版について、詳しく解説していきます。
この記事の概要目次
Substance 3Dの無料版はある?
Substance 3Dは、無料体験版を利用可能です。
そして、学生あるいは教育機関向けの無料ライセンスも用意されています。
そして、学生あるいは教育機関向けの無料ライセンスも用意されています。
学生や教育機関向けのライセンス
Substance 3Dの学生や教育機関に向けた無料ライセンスは、大学や専門学校など、日本の高等教育機関が対象です。その教育機関に在籍している人であれば、在籍期間中は無料でSubstance 3Dを使えます。教育機関に在籍していることが条件となるため、学生に当たる年齢の人であっても、独学の場合は対象外です。
また、幼稚園から高等学校までは、教育機関であっても、Substance 3Dの無料ライセンス対象外となっています。
また、幼稚園から高等学校までは、教育機関であっても、Substance 3Dの無料ライセンス対象外となっています。
無料版の制限と機能
Substance 3Dの無料体験版は、30日の期限が設けられています。30日を超えて、無料で使うことはできません。学生または教育機関向けの無料ライセンスは、期限が12ヶ月と決まっています。
ただ、利用を開始してから12ヶ月が経過してもまだ教育機関に在籍しているのであれば、手続きで改めて12ヶ月の無料利用ができるようになります。よって、在籍中は実質的に無期限で利用可能です。
しかし、Substance 3Dの無料ライセンスが使用できるのは、あくまでも個人学習に限定されています。教育機関での授業には使えないので注意しなければなりません。また、無料ライセンスで作成した3Dコンテンツは商用利用が禁止されているので、販売することも不可能です。
Substance 3Dで作成したコンテンツが使えるのは、自身がどのようなものを作れるのかをアピールするためのポートフォリオまでと決められています。
Substance 3D無料版のインストール方法
Substance 3Dの無料版をインストールする方法を解説します。
Substance 3Dの無料版をインストールしよう
Substance 3Dの無料版をインストールするためにはまず、ブラウザを使用して、AdobeサイトのSubstance 3Dページに行きましょう。
- 「無料で始める」を選択します。
無料体験版を利用するのであれば、そのまま任意のプランを選んでください。 - メールアドレスを使用して、Adobeアカウントを作成します。
アカウントを作成すれば、ログインができるようになりますが、そこでクレジットカードの支払い情報入力が必要です。支払い情報を入力しても、無料体験版利用中に解約すれば、支払い手続きは行われません。 - 支払い情報の入力が完了したら、Substance 3Dのソフトダウンロードが始まります。
- ダウンロード完了後にインスローラを開き、インストールを行ってください。
学生や教育機関向けの無料ライセンスを利用する場合
学生または教育機関向けの無料ライセンスを利用する場合も、「無料で始める」を選択するところまでは同じです。
- 「個人向け」になっているところを、「学生・教職員向け」に切り替えましょう。
- 学生または教育機関向けのSubstance 3Dをダウンロードするページに移行します。
ダウンロードページは英語表記で、まずはSubstance 3Dアカウントを作らなければなりません。 - 「Create an account」を押し、メールアドレスを使ってアカウントを作成してください。
- アカウントを使用してログインを行い、学生または教育機関に関する情報を入力します。
姓名と教育機関の名前、教育機関がある都市などを入力しますが、全て日本語に対応しているため、英語入力する必要はありません。 - 教育機関に在籍していることを明らかにするために、学生証を始めとした証明書の画像データを送信します。
Substance 3Dをダウンロード
画像データの送信が完了したら、ログインしている状態で、「LICENCE」ページに移行し、Substance 3Dをダウンロードします。ダウンロードしたソフトでインストーラを開けるので、手順通りに進めればインストールは完了します。
初めてSubstance 3Dを開いた際に、ライセンスキーが求められるので、「LICENCE」ページにあるキーを入力しましょう。それが完了すれば、Substance 3Dを使えるようになります。
Substance 3Dを無料から有料版へ移行するには
Substance 3Dの無料版を使用していて、有料版が必要になった場合、アップグレードをしなければいけません。その手順を解説していきます。
Substance 3Dのアップグレードの手順
無料体験版のSubstance 3Dを使用している場合、必要な手順は特にありません。
あらかじめ支払い情報を入力しているため、30日の無料体験期間が終了すれば、自動で有料のサブスクリプション契約が始まります。
学生または教育機関向けの無料ライセンスを使用しているのであれば、サブスクリプション版を改めて購入するという手順が必要です。
あらかじめ支払い情報を入力しているため、30日の無料体験期間が終了すれば、自動で有料のサブスクリプション契約が始まります。
学生または教育機関向けの無料ライセンスを使用しているのであれば、サブスクリプション版を改めて購入するという手順が必要です。
- Substance 3Dのページを開き、「購入する」を選びましょう。
- 「個人」のタブから、「Substance 3D Collection」あるいは「Substance 3D Texturing」のプランを選択します。
※「学生・教職員」タブの「Creative Cloudコンプリートプラン」には、Substance 3Dは含まれていないので選んではいけません。
※「Substance 3D Collection」に対して、「Substance 3D Texturing」は「Substance 3D Modeler」と「Substance 3D Stager」が付属していないという違いがあります。
※学生または教育機関向けの無料ライセンスは、「Substance 3D Collection」と同等なので、有料版に移行する際に必要なソフトを省いてしまわないように注意しましょう。 - プランを選択したら、Adobeアカウントを使用してログインを行い、支払い情報を入力してください。
その後は、ダウンロードとインストールを行えば、有料版が使える状態になります。
Substance 3D有料版のメリット
Substance 3Dの有料版を使うことで得られる大きなメリットとして3Dアセットがあります。
ここでは、Substance 3D有料版で使えるようになる3Dアセットについて詳しく紹介します。
ここでは、Substance 3D有料版で使えるようになる3Dアセットについて詳しく紹介します。
Substance 3Dの有料版で使える3Dアセット
Substance 3Dには、数千に及ぶ3Dアセットが用意されています。3Dアセットは、カバンやキッチンのモデル、植物や布などのテクスチャ、色々な光源など多種多様です。
3Dアセットを活用すると、より細かな3Dコンテンツの作成ができるようになるでしょう。
その3Dアセットをダウンロードできる権利が付属する点が、Substance 3D有料版の大きなメリットとなっています。
3Dアセットを活用すると、より細かな3Dコンテンツの作成ができるようになるでしょう。
その3Dアセットをダウンロードできる権利が付属する点が、Substance 3D有料版の大きなメリットとなっています。
Substance 3D3Dアセットのダウンロード権
3Dアセットのダウンロード権は、Substance 3Dの体験版だけでなく、学生向けや教育機関向けにもありません。したがって、学生向けあるいは教育機関向けを使っている人が、3Dアセットを取り入れたい場合は、有料版への移行が必要です。
3Dアセットのダウンロード数
Substance 3Dの有料版には、
- Substance 3D Collection
- Substance 3D Texturing
の2通りがありますが、それぞれダウンロードできる3Dアセットの数が違います。
Substance 3D Collectionは月に50点、Substance 3D Texturingは月に30点です。
そして、3Dアセットのダウンロードはポイント制になっていて、翌月移行に持ち越せます。
上限はありますが、ポイントを貯めておいて、必要な時にまとめてダウンロードするという使い方も可能です。
有料版で一度ダウンロードした3Dアセットは、サブスクリプションを解約してもなくなることはありません。解約した瞬間に使用不可になることもないです。
よって、必要な3Dアセットをダウンロードした後、無料の学生向けや教育機関向けに戻るというのも、ひとつの選択肢かもしれません。
よって、必要な3Dアセットをダウンロードした後、無料の学生向けや教育機関向けに戻るというのも、ひとつの選択肢かもしれません。
また、無料版にあった制限が取り除かれるのも、有料版のメリットです。
基本的な使用方法は特に限定されず、教育機関での授業にも問題なく使えます。
また、商用利用も可能となるため、Substance 3Dで作ったコンテンツを様々な形で販売可能です。
基本的な使用方法は特に限定されず、教育機関での授業にも問題なく使えます。
また、商用利用も可能となるため、Substance 3Dで作ったコンテンツを様々な形で販売可能です。
無料版で使えることがわかったら有料版へ
Substance 3Dは、体験版であれば誰でも無料で使うことができます。
もし、体験版で機能に満足できたのであれば、有料版に移行しましょう。学生や教育機関で働いている人も、無料で使用可能ですが、3Dアセットを使うには有料版が欠かせません。
したがって、必要に応じて有料版を活用すると良いです。
Substance 3Dの30日間の無料体験版をダウンロードはこちら
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