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SOLIDWORKSのキャンペーンはあるの?キャンペーン一覧と特徴

機械設計を行う際は、3次元のCADシステムを使用することが多くなっています。その中でも広く普及してきたのが、Solidworksです。では、Solidworksとはどんな製品なのでしょうか。Solidworksが展開してきたキャンペーンや割引、無料プランなども含めて紹介します。

SOLIDWORKSの特徴

SOLIDWORKS(ソリッドワークス)は、フランスの複合企業体であるダッソー・システムズが提供する機械設計用の3次元CADソフトウェアです。元々は製品名のもととなる名称のSolidworks社により1995年に製品の販売が開始され、その後、ダッソー・システムズに買収されてからも利用が進んできました。2013年にはライセンスの販売数が累計で200万を超えるなど、業界のスタンダードになってきたソフトウェアということができるでしょう。ちなみに、ダッソー・システムズでは、独自のCAD製品として「CATIA」を販売してきましたが、Solidworksの買収後も製品の統合は行いませんでした。このことからも、Solidworksに魅力があることを証明していると言えるでしょう。

利用者目線で見たときに利便性を感じる様々な特徴をSolidworksは持っています。まず挙げられるのが、Solidworksが使いやすさにこだわって製品づくりをしているということです。利用者の操作の手数を極力抑えて、スピード感を持って設計することを可能にしています。また、画面の解像度を上げ、マウスのドラッグ量も利用者の視点で改良してきたので、最初に製品が出された時点よりも格段に操作性が良くなっています。これは、製品を使用する設計者の声に耳を傾け、問題解決のためにどんなことをする必要があるのか、真剣に考慮してきた結果といえるかもしれません。

Solidworksは、Windows上で動かすことができる点も、利用者にとって敷居が低くなっています。価格帯も、ハイエンドといわれるものとAutoCADなどのPC系のものとの中間に位置する、ミドルレンジの製品となります。そのため、大企業でなかったとしても予算に応じて購入しやすくなっています。

SOLIDWORKSのメリット

大人数での開発でも使用できる点が、Solidworksの利点といえるでしょう。Solidworksは、開発の手順を簡素化し、いくつかの開発プロセスを同時進行で行うことができるようにしているからです。開発を同時並行できることで生まれるメリットはたくさんあります。お互いの設計や進行状況が見えるので重大なミスが起きにくくなり、そのことで手戻りが少なくなり、リードタイムの短縮も期待できます。

Solidworksは、設計の検証を行うことが簡単にでき、仮想的に試験をすることで手戻りを少なくすることもできます。また、データを管理したり共有することに優れているので、管理者側の手間を最小限にすることができるでしょう。指示書や提案書を応用して関係各所とコミュニケーションをとることが簡単にできるので、認識の齟齬を極力減らすことが可能です。検査作業を効率化できるツールも用意されているので、高い設計品質を保てるに違いありません。近年では、従来型のデスクトップ版と使用感が変わらないクラウド版の製品も出されているので、使用のシチュエーションが広がることでしょう。

機械設計を行う多くの企業では、少なからず新しいシステムやソフトウェアの導入に反対する声が上がるものです。それは、全社員のITスキルへの不安や、現在2次元CADで仕事ができているなどの理由が関係しています。今の時点で現行のやり方やシステムに満足していても、機械設計の分野は確実に進化を遂げています。Solidworksは使い勝手の点でも、企業全体でスピード感を持って開発に取り組む面でも資するシステムということができるので、導入を急ぐ企業が増えています。

Solidworksに無料プランはあるの?

Solidworksが普及してきた理由は、単に価格帯がニーズに合っているからでも、使いやすいからということでもありません。Solidworks自身も、業界のスタンダードとなるよう、様々な展開を図ってきました。

多くの人に製品の良さを知ってもらえるよう、Solidworksでは無料で使用できる体験版を用意しています。Solidworksの体験版を自由に使うことができるので、購入前に使用感を確かめることが可能となり、導入してからのギャップが生まれにくくなっています。また、体験版があると、導入前から使用予定者が製品の使い勝手を知ることができるので、導入後も現場からの信頼を得やすく、スムーズに使うことができるでしょう。体験版の提供により、製品を使う人たちの疑問や導入後の不安を解消してきたことが、Solidworksが広く利用されてきた要因です。

さらにSolidworksでは、製品を滞りなく使うことができるよう、認定試験制度を設け、一定の技術を持つ設計者が生まれやすい環境づくりをしています。その点を後押ししているのが、認定試験を無料にするキャンペーンの実施です。例えば、Solidworksの教育版を持っている教育機関の先生や学生に向けて、認定試験の無償クーポンを発行するキャンペーンがありました。また、一定数のネットワークライセンスを持っている教育機関では、先生が試験官となり、生徒に無償で試験を実施できる制度を設ける時期もあります。ライセンスの保有数によっては、試験を1回だけでなく、年に2回無料で受験できるようにもしています。

SOLIDWORKSのさまざまなキャンペーン

SOLIDWORKSのシステムの普及のために、様々なキャンペーンや割引プランが展開されてきました。SOLIDWORKSは販売代理店や認定販売店を通じて購入することができます。そして、Solidworksは、それらの販売店や代理店が展開するキャンペーンを利用すると、導入コストを大幅に抑えることも可能になります。定期的にキャンペーン情報をチェックしていると、購入に一番良い時期を見極めることもできるでしょう。

例えば、株式会社VOSTでは、Solidworksのライセンスを10パーセントオフで販売しています。こちらの会社では、Solidworksライセンスを購入した際、トレーニングガイドが無料でついてくるキャンペーンも行っています。トレーニングガイドは6,000円から7,000円ほどを提示するところが多いようです。特に、初めてSolidworksを導入する場合はトレーニングガイドがあるとスムーズに業務ができるようになるので、無料ということ以上に大きなメリットとなることでしょう。加えて、Eラーニング形式のレクチャー動画やインストール手順書をつけるとともに、教育セミナーの割引クーポンも配布しています。

別のケースとして、新明和ソフトテクノロジ株式会社では、SolidworksとCAE製品を組み合わせて購入することで、大幅値引きを実現しています。3次元CADとCAEの同時購入を考える企業は、導入コストをかなり抑えることができるに違いありません。

Solidworksは、クラウド型の製品のキャンペーンも実施されています。キャノンITソリューションズ株式会社では、2021年10月から12月中旬までの期間、クラウド版を初めて使う顧客に向けて、年間契約料を割り引くキャンペーンを設けるとともに、3か月契約であっても割引保証を付けています。年間の契約料が割り引かれることも魅力ですが、初めて3次元CADを導入するケースでは、使用感を確かめたい企業も多いことでしょう。その点、3か月の契約であっても割引適用されることは大きいアドバンテージといえるかもしれません。

SOLIDWORKSのキャンペーンについてまとめ

Solidworksは、3次元CADのミドルレンジの製品で、使いやすさを重視したつくりとなっており、価格帯も抑えられているのが特徴です。製品普及のため、無料の体験版や認定試験の無料化にも取り組んできました。また、販売店や代理店が、製品の割引キャンペーンやオプションの無料化などを行っています。

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