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【2024】営業向けeラーニングのメリット・デメリットとおすすめ3選

「営業向けeラーニング」をご存じでしょうか?

端的にお伝えすれば、「営業社員に必要なスキルに特化したeラーニング」です。自己研鑽や会社の研修で受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、そもそもなぜ営業に関するスキルを学ぶ必要があるのか、色々な学ぶための手段がある中でeラーニングを選択するメリットやデメリット、他の手段も解説します。

営業スキルを学ぶ必要性

営業スキルの学習というと、多くの人は配属時の研修を受けただけではないでしょうか?ここでは、営業スキルを学ぶ必要性について解説していきます。

営業スキルの標準化ができる

会社として求める営業スキルが明確になっておらず、各営業の経験やセンス頼みの営業活動では、営業によりプロセスや対応品質に差が生じてしまいます。営業に限らず、属人的な会社はあらゆる面でリスクが高いといえます。

会社の実態に沿って会社として求める営業スキルやレベルを定めることにより、営業ごとの差をなくして会社として一定以上の対応品質をお客様へ提供することが可能です。これにより、営業の「知らなかった」や「忘れていた」、「面倒だった」をなるべく少なくすることができます。

さらに、会社としても営業のスキルや経験、モチベーション、退職などに動じないような長期的に見ても強い組織をつくることが可能となります。

営業活動の効率化ができる

成果を出すために、営業担当者は日々試行錯誤しながら営業活動をしています。その中で、これまで一人ひとりが築き上げてきたスキルやノウハウを、営業スキルとして提示して横展開することで、会社や個人の営業活動を効率化することができます。

たとえば、未経験の営業であっても営業スキルを学ぶことで、営業としてのマナーや営業プロセス、各プロセスで具体的に何をすれば良いのかを把握しているところからスタートできます。そのため、営業の成果や営本人の成長スピードも変わってくることがイメージできるでしょう。

eラーニングとは

eラーニング(e-Learning/イーラーニング)とは、パソコンやスマートフォン・タブレットなどを使用してオンライン上で行う学習のことです。オンライン学習などと呼ばれたりもします。

eラーニングは、企業が研修用に使う場合はシステムを購入して受講する社員に配信します。個人ごとにプログラムを分けたり、まとめて研修させたり、内容によって受講方法を変えています。

一度購入したら終わりの「買い切り」タイプのものと、クラウド型で月額料金がかかるタイプのものと2パターンあります。

買い切りの場合は、一度しかコストがかからないものの別のプログラムを受講したければその都度料金が発生します。

クラウド型のものは、ユーザー数によって料金がかわり、初期費用などもかかる場合があります。その分多くのプログラムに申し込むことができたり、常に最新に更新されたプログラムを受けたりできます。

営業におけるeラーニングの役割

続いて、営業活動におけるeラーニングの役割を紹介します。

営業の新人研修

1つ目の役割は、営業の新人研修をサポートしてくれるという点です。

営業会社の場合、不定期に新人の営業が入社してくることがあります。毎月のように新人研修を既存スタッフが行っている場合、コストも時間も余計に割かれてしまいます。

eラーニングを活用することで、基本的な知識の装着やビジネスマナーなどをオンライン上で学ぶことができます。視聴型の学習講座であるため、新人であっても学びやすく、属人的ではない分、知識レベルに差がつかずに済みます。

既存スタッフが講習を行う場合、現場感のある情報を届けることができるかもしれません。しかし、人によって説明する内容に差が生まれたり、情報量に違いが発生したりする可能性があります。eラーニングであれば、そういった食い違いを防ぐことが可能です。

営業スキルの向上

2つ目の役割は、社員の営業スキルの向上です。

2年、3年と営業経験を積んでいくにつれ、求められる営業スキルが高くなっていきます。日々の仕事が忙しくなると、自分で学ぶ時間を取ることは難しくなることでしょう。

そういった社員に向けて、営業スキルを身に付けるためにeラーニングを活用します。個別で視聴してもらえるため、人によって学習時間をずらすこともでき、効率良く学ぶことができます。

講師不足の解消

3つ目の役割は、講師が不足している会社であっても講座を設けることができる点です。会社に人にスキルを教えることができる講師が存在していれば良いですが、なかなかそういった存在を作るのが難しい会社の方が多いものです。

そこでeラーニングを導入し、講師の代わりとして研修を行います。講師を呼ぶ手間やコストをカットでき、どのような会社でも同じように学習してもらうことができます。

営業向けeラーニングのメリット

営業スキルを学ぶ必要性についてはご理解いただけたでしょう。ここでは、eラーニングで営業スキルを学ぶことのメリットについて解説します。

  • 時間と場所を選ばずに学習できる
  • 自分が興味のあるテーマを選択できる
  • 営業スキルの教育に人手を割かなくて良い

時間と場所を選ばずに学習できる

eラーニングで営業スキルを学ぶ一つ目のメリットは、「時間と場所を選ばずに学習できる」ことです。これは、eラーニングの最大の魅力です。

忙しい営業担当者は、日中はお客様先へ外出していることが多いでしょう。そのため、日中に研修を受講しようとすると、営業活動が止まってしまったり、顧客からの電話対応などで結局研修に集中できなかったりという大きなマイナス面があります。

その点、eラーニングであれば、外出先での空き時間や移動時間などの隙間時間で学ぶことができます。特に、eラーニングは1セクションを短く作成しているものが多いため、このメリットがより生きます。

自分が興味のあるテーマを選択できる

eラーニングで営業スキルを学ぶ二つ目のメリットは、「自分が興味のあるテーマを選択できる」ことです。

eラーニングによっては、営業スキルに関するものだけではなく、会計や歴史、現代情勢など、教養に関するテーマも学べることがあります。もちろん営業についても、アポの取得や提案の準備、提案当日の話法など、細かいテーマに分かれていることでしょう。

そのため、各営業担当者は数多くのテーマの中から、自分が必要なテーマを優先的に学ぶことができます。eラーニングはテーマが明確であり細分化されているため、本当に自分が必要とするセクションを優先的に学習することができるのです。

営業スキルの教育に人手を割かなくて良い

eラーニングで営業スキルを学ぶ三つ目のメリットは社員教育をする側のメリットですが、「営業スキルの教育に人手を割かなくて良い」ことです。

営業担当者からすると、自分よりも営業経験が浅い社員や営業成果が出ていない社員に営業スキルに関する研修をされても、素直に受講することができないものです。また、社内で教育する場合、教育する側の学習や情報収集、実際の研修のコストも多くかかります。

eラーニングを導入すれば、いずれの問題も解決することが可能です。

営業向けeラーニングのデメリット

続いて、eラーニングで営業スキルを学ぶデメリットについて解説します。

  • 学習内容が定着しないことがある
  • 内容が実践向きではないことがある

学習内容が定着しないことがある

eラーニングで営業スキルを学ぶ一つ目のデメリットは、「学習内容が定着しないことがある」ことです。一つ目のメリットとして挙げた「時間と場所を選ばずに学習できる」ことの裏返しです。

忙しい合間を縫っての受講となることや研修と違い誰からの監視もないため、片手間で受講しやすくなってしまい、その場合は当然ながら学習内容も定着しません。

内容が実践向きではないことがある

eラーニングで営業スキルを学ぶ一つ目のデメリットは、「内容が実践向きではないことがある」ことです。

eラーニングという性質上、一般的な内容を広く学ぶことになります。そのため、実践で生かせるような内容まで学べないことがあります。

営業向けおすすめeラーニング3選

営業活動を支援するeラーニングを提供している会社はいくつかあります。ここでは、おすすめのサービスを3つ紹介しましょう。

playse. ラーニング

「playse. ラーニング」は、株式会社manebiが運営しているオンライン研修サービスです。導入実績は1,000社以上もあり、次のような研修を受けられます。

【研修一覧】

  • コンプライアンス研修
  • ハラスメント防止研修
  • 情報セキュリティ研修
  • マネージャー、リーダー研修
  • 新人社員研修
  • コミュニケーション研修

営業向けの研修だけではなく、ハラスメントや情報セキュリティなど、専門的な知識が必要とされる研修まで盛り込まれています。

39人分のIDまで月額19,800円で登録することができ、3,000以上の教材が見放題という点も魅力的です。申込から最短3日で利用が可能なため、早く始めたいという企業にも向いています。

リスキル

「リスキル」は、株式会社リスキルが提供しているeラーニングです。たとえば、営業リーダーシップ研修では、営業リーダー、営業マネージャー向けに必要なスキルを身につける講座を提供しています。

リスキルの魅力は3つあります。

  • 質の高いコンテンツ
  • 全動画講座でテスト・レポートつき
  • 全講座が『料金一律』

特に、すべての講座でテストやレポートがついているためモチベーションを保ったまま受講してもらうことができ、身につく学習を目指しています。

料金が統一されていることも使いやすく、買い切りプランも用意されています。2週間・4週間のレンタルプランもあるため、企業のニーズに合わせてプランを選ぶことができます。

法人営業の教科書

株式会社イー・コミュニケーションズが提供している「法人営業の教科書」は、新規売上40%増などの実績を持つ、営業戦略コンサルタントが監修しているeラーニングです。あらゆる状況で結果を出し続けるセールスを目指すためのノウハウが盛り込まれた商材で、とことん営業目線に立って作られています。

忙しい営業が対応できるように1本の動画を5分で視聴できるようになっていたり、具体的な事例を挟みながら解説されていたりと、営業経験問わず学習しやすい点もおすすめです。

1名あたり3,300円で利用できる安価な価格設計になっています(※「SAKU-SAKU Testing」をご利用のユーザーのみ利用可能。別途「SAKU-SAKU Testing」のシステム料金が発生します)。

eラーニング以外で営業スキルを学ぶ方法

ここまで、eラーニングで営業を学ぶメリットとデメリットについて解説しました。ここからは、eラーニング以外で営業スキルを学ぶ方法を解説します。それぞれのメリットとデメリットも紹介しましょう。

市販の書籍を読む

eラーニング以外で営業スキルを学ぶ一つ目の方法は、「市販の書籍を読む」ことです。

本屋さんに行くと、営業スキルに関する書籍がずらっと並んでいます。その中から、自分が必要な書籍を選んで読む方法です。

メリット

自分で市販の書籍を読むメリットは、自分の都合の良いタイミングで、自分が知りたい内容を学べることです。

デメリット

デメリットは、一冊の書籍をちゃんと読もうとすると時間を要してしまうことや、書籍購入のための費用がかかることが挙げられます。書籍は一冊につき1つのテーマであることが多いため、幅広い分野について学ぼうと思うと、時間もお金も多くかかってしまいます。

さらに、読書に対するハードルは2つ挙げられます。

一つ目は、多くの書籍があるため、その本が自分にとって本当に役に立つのかどうか事前に判断できないことです。

二つ目は、そもそも読書の習慣がない人にとって、自分の時間とお金を割いて読書すること自体がハードルであるため、学びを得る前に挫折してしまう可能性があることです。

先輩社員の手法を真似する

eラーニング以外で営業スキルを学ぶ方法の二つ目は、「先輩社員の手法を真似する」ことです。

メリット

インターネットで調べても良いですが、身近な先輩社員に聞くことには大きなメリットがあります。それは、同じ会社に所属して似たような環境で成果を出している先輩社員の手法は、スキルや経験の差はあるかもしれませんが、すぐに真似できる有意義な内容である可能性が高いことです。

また、日常の営業活動の中で自分が困っていることを個別に相談できるという点も、直接話を聞く方法の良いところです。

デメリット

せっかく先輩社員の手法を教えてもらっても、その人の経験や才能による部分が大きいなどで再現性がない情報である可能性があります。また、身近に頼れる先輩がいない会社や、社員同士で成功事例やノウハウを共有し合う環境ではない会社もあるかもしれません。

営業セミナーを受講する

eラーニング以外で営業スキルを学ぶ方法の三つ目は、「営業セミナーを受講する」ことです。営業セミナーは、あまり馴染みがないという人も多いことでしょう。

eラーニングとの大きな違いは、研修のように開催日時が決まっており一斉に受講することです。

メリット

セミナー受講の場合は費用がかかりますが、しっかりと講師に基礎から教えてもらえることや、セミナーによっては質疑応答や受講後のフォローアップも充実していることが良いところです。

また、セミナーのテーマは明示されているため、自分が受講するべきかどうかを事前に判断することも可能です。さまざまなセミナーが開催されていますが、受講形式やテーマなどを踏まえて、ご自身に合うものを受講してみると良いでしょう。

中でも、当社株式会社VOSTが開催する「実践的に学べる営業セミナー講習」がおすすめです。

営業セミナー講習

このセミナーは短期間のプログラムで、営業の基礎から実践的な内容まで学ぶことができます。そのため、営業未経験者であっても安心して受講できますし、営業経験者にとっても有意義なセミナーです。

また会場受講とオンライン受講から選択できるため、会場に行けない人でも自宅や会社から受講が可能です。オンライン受講であっても、講師に質問しながら受講することができます。

加えて、セミナー受講後の一年間は、受講したセミナーを見返すことが可能なので、アフターフォローも充実しています。

まとめ

営業として成果がなかなか上がらないとお悩みの方は、営業スキルの向上を目指してみてください。eラーニングは場所や時間に縛りがなく学習することができます。

営業スキルがあがれば顧客から感謝される機会が増え、やりがいを感じるシーンが増えるはずです。今回お伝えしたことを参考に、eラーニングの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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