「複雑な曲面形状のモデリングがうまくいかない」、「独学しているものの、Rhinocerosの正しい操作方法に自信が持てない」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
Rhinocerosの操作方法やモデリングスキルを効率よく身につけるには、研修の活用が効果的です。本記事では、おすすめのRhinoceros研修5選をご紹介します。
研修のメリットや選び方も解説しているので、受講を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Rhinocerosとは
Rhinocerosは、米国のRobert McNeel & Associates(以下McNeel社)が開発した、高精度な設計を可能にするNURBSベースの3Dモデリングソフトウェアです。
建築や製造、ジュエリーデザインなど、緻密な曲面表現が求められる実務現場で世界的に活用されています。Rhinocerosの主な特徴は以下のとおりです。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 高精度な曲面表現 | 複雑な自由曲面をNURBSによって数学的に高精度で表現できる |
| パラメトリックデザイン | 標準搭載のGrasshopperにより、数値変更で形状を自動更新できる |
| コストパフォーマンス | 買い切り型ライセンスのため、ランニングコストを削減できる |
Rhinocerosは独自の操作体系を持つため、独学での習得には時間がかかる場合が少なくありません。スキルを身につけたい場合は、Rhinoceros研修の受講が効果的な選択肢となります。
なお、研修前にRhinocerosの基本的な機能や使い方を把握しておきたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Rhinoceros研修を受けるメリット

本章では、Rhinoceros研修を受けるメリットを解説します。
- 3Dモデリングやサーフェス操作を学べる
- 業界で活かせる実務スキルが身につく
- 独学よりも短期間でスキルを習得できる
それぞれ見ていきましょう。
①3Dモデリングやサーフェス操作を学べる
Rhinoceros研修では、基本的なコマンド操作から断面線を使ったサーフェス作成、制御点による形状調整まで、体系的に学べます。
金型や外装部品など複雑な曲面形状を正確にモデリングできるようになれば、設計ミスの早期発見や試作コストの削減につながります。
取引先や社内レビューでの3Dデータ共有のスムーズ化や、設計現場における手戻りの削減も期待できる点がRhinoceros研修を受講する魅力です。
②業界で活かせる実務スキルが身につく
多くのRhinoceros研修では、建築や製造現場のワークフローに沿ったカリキュラムが組まれています。そういった研修を選ぶことで、受講後すぐに図面・モデル作成業務へ反映できる実務スキルが身につきます。
例えば、建築分野では意匠モデルの作成や納まり検討、製造分野では部品形状の精度確認や加工データの作成といった業務に直結したスキルを習得可能です。
Rhinoceros研修で得たスキルを活かせば、プロジェクトの即戦力として貢献できる人材へと成長できるはずです。
③独学よりも短期間でスキルを習得できる
独学で試行錯誤する時間を最小限に抑え、スキルを習得できるのもRhinoceros研修を受講するメリットです。
講師からフィードバックをもらえる研修を選べば、サーフェスのつなぎ目処理や複雑なソリッド編集など、独学では気づきにくいミスをその場で解消できます。
本来のクリエイティブな業務に割くべき時間を確保しつつ、技術レベルを底上げできるのもRhinoceros研修を受講する魅力です。
Rhinoceros研修の選び方

本章では、自身に合ったRhinoceros研修の選び方を解説します。
- 自身のレベルで研修を選ぶ
- 受講形式で研修を選ぶ
- 費用・料金相場で研修を選ぶ
- サポート体制で研修を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきます。
①自身のレベルで研修を選ぶ
Rhinoceros研修を選ぶ際は、自身のスキルレベルに合ったコースかどうか確認することが大切です。レベル別のコースの目安は以下のとおりです。
| レベル | 対象者 | おすすめのコース |
|---|---|---|
| 初心者 | Rhinoceros未経験・操作に不慣れな方 | 基礎コース |
| 中級者 | 基本操作は習得済みで応用を学びたい方 | アドバンスコース |
| 上級者 | 実務経験あり・Grasshopperなど専門技術を学びたい方 | 専門コース・カスタマイズ研修 |
レベルの合わないコースを選んでしまうと、内容が難しすぎて理解が追いつかなかったり、逆に簡単すぎて時間を無駄にしてしまったりするリスクがあります。
自身のレベルに合った研修を選ぶには、受講前にカリキュラムに目を通すことが重要です。
なお、受講前にRhinocerosの基本的なインターフェースや主要なコマンドを予習しておくことで、研修の学習効果を高められます。受講前の準備や研修を最大限に活用するコツについて把握しておきたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
②受講形式で研修を選ぶ
自身の働き方や、学習スタイルに合った受講形式のRhinoceros研修を選ぶことも大切です。Rhinoceros研修の受講形式は主に3種類あります。
| 受講形式 | 特徴 | おすすめの方 |
|---|---|---|
| 会場 |
|
|
| オンライン |
|
|
| eラーニング |
|
|
自身のスケジュールや好みの学習スタイルに合わない研修を選ぶと、挫折の原因になるリスクがあります。
業務スケジュールや学習環境に合わせて、自身に合う受講形式のRhinoceros研修かどうかを確認してみてください。
③費用・料金相場で研修を選ぶ
Rhinoceros研修を選ぶ際は、カリキュラムの充実度やサポート体制とのバランスを考慮したうえで費用を判断することが大切です。
受講形式やコース内容によって異なりますが、一般的な相場は以下のとおりです。
| 受講形式 | 費用相場の目安 |
|---|---|
| 会場 | 4万~18万円 |
| オンライン | 3万~12万円 |
| eラーニング | 3万~ |
費用だけを基準にRhinoceros研修を選ぶと、カリキュラムが自身の目的に合わなかったり、サポートが不十分だったりする場合があります。
予算内でカリキュラムとサポート体制のバランスが取れたRhinoceros研修を選ぶことで、費用対効果の高いスキルアップが実現できます。
④サポート体制で研修を選ぶ
受講後すぐに業務へ活かせるスキルを身につけるには、事前にRhinoceros研修のサポート体制を確認しておくことが重要です。研修機関によって内容は異なりますが、確認しておきたいポイントは以下のとおりです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 質問対応 |
|
| アーカイブ視聴 | 研修内容の録画および録画の共有はあるか |
| テキスト・資料 | 手元に残せる教材の共有はあるか |
| フォローアップ | サポート体制や復習環境が整っているか |
サポートが不十分なRhinoceros研修を選ぶと、せっかく学んだスキルを実務に活かしきれない恐れがあります。特に設計業務の現場では、実務で疑問が生じる場合も多いため、サポート体制の充実したRhinoceros研修を選ぶことで迷うことなくスキルを発揮できます。
おすすめのRhinoceros研修5選
本章では、おすすめのRhinoceros研修5選をご紹介します。まずは、研修一覧をご覧ください。
| 研修名 | 運営元 | 特徴 |
|---|---|---|
| Rhinoceros基礎セミナー | GETT Proskill |
|
| Rhinoレベル1基礎トレーニング | ![]() 株式会社Too |
基礎操作から図面作成まで基礎スキルを習得できる |
| Rhinoceros講習 | ![]() 株式会社システムクリエイト |
モデリングの一連の流れを習得できる |
| Rhinoceros基礎トレーニング | ディプロス株式会社 |
曲線の作図を起点に中級レベルまでステップアップできる |
| Rhinoceros プロダクトモデリング入門 | 株式会社アプリクラフト |
プロダクトデザインを短期間で学べる |
それぞれのRhinoceros研修を見ていきます。
Rhinoceros基礎セミナー

短期間でRhinocerosの基礎から応用操作まで習得したい方は、GETT ProskillのRhinoceros基礎セミナーの受講もおすすめです。
本研修は、短期間でサーフェスモデリングからGrasshopperを使ったパラメトリックデザインまで体系的に学べると人気です。オリジナル教材も配布しているので、研修後の復習にも活用できます。
気になる方は詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
| セミナー名 | Rhinoceros基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
Rhinoレベル1基礎トレーニング

※出典:株式会社Too
株式会社TooのRhinoレベル1基礎トレーニングは、Rhinocerosを体系的に学びたい方に最適なRhinoceros研修です。
本研修では、メーカー認定トレーナーによる指導のもと、サーフェス・ソリッドモデリングから環境設定、カスタムツールバーの作成まで幅広く学べます。
本Rhinoceros研修を通じてモデリングの基礎スキルを身につけることで、設計業務の品質向上やスムーズな図面作成につなげられるはずです。
Rhinoceros講習

※出典:株式会社システムクリエイト
Rhinocerosによるモデリングの基礎から図面化まで、一連の流れを学びたい方は、株式会社システムクリエイトのRhinoceros研修がおすすめです。
本研修は、McNeel社認定の基礎モデリングコースに沿ったカリキュラムで、ジオメトリの作成や編集から曲面の扱い、レンダリング、図面化まで体系的に学べます。
本Rhinoceros研修を修了することで受講証明書も発行されるため、設計部門でのスキル証明にもなります。
Rhinoceros基礎トレーニング

※出典:ディプロス株式会社
ディプロス株式会社のRhinoceros基礎トレーニングは、独学では気づきにくい操作の癖や誤りを早期に修正しながらRhinocerosを習得したい方に適したRhinoceros研修です。
本研修は、サーフェスの連続性チェックや制御点を使った自由形状のモデリングまで、理論的に学べるカリキュラムが組まれています。
本Rhinoceros研修でモデリングの正しい基礎を身につけることで、設計品質の向上や複雑な形状モデリングへの対応力も高められます。
Rhinoceros プロダクトモデリング入門

※出典:株式会社アプリクラフト
プロダクトデザインに特化したモデリングスキルをオンラインで習得したい方には、株式会社アプリクラフトのRhinoceros研修がおすすめです。
本研修では、インターフェースや基本操作はもちろん、テーブルやワイングラスなど実在する製品をモデリングする演習を通じて、実務に直結したスキルを学べます。
本Rhinoceros研修を通じてプロダクトモデリングの基礎を習得することで、製品設計の精度向上やデータ変換、2D図作成といった実務対応力の向上が期待できます。
Rhinoceros研修についてまとめ
Rhinoceros研修は、運営会社やコース内容によってカリキュラム・費用・受講形式などが異なります。
自身のレベルやスケジュールなどに合ったRhinoceros研修を選ぶことで、複雑な曲面モデリングや図面作成といった設計業務の品質向上・効率化につながり、設計部門全体の生産性向上やキャリアアップにも貢献できます。
本記事を参考に、自身に最適なRhinoceros研修を見つけてみてください。

