「Rhinocerosをeラーニングで学びたいけれど、会場受講やオンラインセミナーばかり」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか。本記事では、Rhinocerosのスキルを習得できる講座のなかから、eラーニングとして受講できる講座を5つご紹介します。注意点や選び方も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Rhinocerosとは
Rhinoceros(ライノセラス)のeラーニングを受講する前に、ソフトの基本的な概要を把握しておくのがおすすめです。本章では、Rhinocerosの基本となる以下の内容について解説します。
- 基本機能と特徴
- Grasshopperとパラメトリックデザイン
それぞれ把握しておくことで、eラーニングでの学習効率が高まります。
基本機能と特徴
Rhinocerosは、NURBS(ナーブス)と呼ばれる数学的モデルを用いた3D CADソフトウェアです。建築や工業デザイン、プロダクト設計など、幅広い分野で導入されています。Rhinocerosの主な基本機能は、以下のとおりです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| サーフェスモデリング | NURBSを用いた滑らかな曲面の作成 |
| ソリッドモデリング | 閉じた形状による立体モデルの作成 |
| レンダリング | モデルのリアルな見た目を確認 |
| 2D図面出力 | 作成した3Dモデルから2D図面への変換 |
直感的な操作性とCADならではの寸法精度を両立している点が、Rhinocerosの特徴です。
Grasshopperとパラメトリックデザイン
Rhinoceros 6以降には、Grasshopper(グラスホッパー)が標準搭載されています。Grasshopperは、ノードと呼ばれるブロックを視覚的につなぎ合わせることでアルゴリズムを構築でき、プログラミングの知識がなくても複雑な形状を自動作成できるビジュアルプログラミングツールです。
また、Grasshopperを活用することで本格的なパラメトリックデザインが可能になり、数値を変更するだけでデザイン全体を瞬時に修正できます。Rhinocerosのeラーニングでこれらの使い方を把握すれば、設計の試行錯誤にかかる時間を大幅に削減できます。
Rhinocerosをeラーニングで学ぶメリット

Rhinocerosをeラーニングで学ぶことのメリットを解説します。
- 多忙でも学習を継続できる
- 会場受講より費用を抑えられる
- 苦手な操作だけを何度でも見直せる
eラーニングか他の受講形式かでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
①多忙でも学習を継続できる
Rhinocerosのスキルをeラーニングで学べば、多忙な実務の合間を縫って学習を継続できます。会場での講習やライブウェビナーは日程が固定されているため、予定が変更になった場合、受講料を無駄にしてしまうリスクがともないます。
一方、eラーニングであれば時間や場所の制約がなく、通勤時間や昼休み、帰宅後のわずかな空き時間を活用して学習を進めることが可能です。繁忙期であっても、無理にまとまった時間を確保する必要はありません。自身のスケジュールに合わせて学習ペースをコントロールできるため、忙しい方でも着実にスキルアップが可能です。
②会場受講より費用を抑えられる
会場受講に比べてトータルの学習コストを抑えられる点も、Rhinocerosをeラーニングで学ぶメリットです。eラーニングでは施設費や講師費用が発生しないため、講座自体の受講料が安価に設定されています。また、交通費や宿泊費といった移動にともなう出費も不要です。
浮いた予算をRhinocerosのライセンス購入費やデュアルモニターなど学習環境のアップグレードに回せば、より実務に近い快適なモデリング環境を構築することも可能です。eラーニングなら、コストパフォーマンスを重視しつつ高度なスキルを習得できます。
③苦手な操作だけを何度でも見直せる
Rhinocerosをeラーニングで学べば、苦手な操作や理解しづらい箇所を納得いくまで何度でも見直せます。Rhinoceros特有の自由曲面モデリングや、Grasshopperによるアルゴリズム構築は操作手順が複雑であり、一度の説明で完全に把握するのは容易ではありません。
集団受講のセミナーでは、疑問を残したまま次の課題へ進んでしまうリスクがあります。その点、eラーニングは、動画の巻き戻しや一時停止が自由に行えるため、つまずいた部分だけを徹底的に反復練習できます。自身の弱点をピンポイントで克服でき、実務に役立つスキルを習得できるのもeラーニングならではのメリットです。
Rhinocerosをeラーニングで学ぶ注意点
Rhinocerosをeラーニングで学ぶ際の注意点は、以下のとおりです。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| スケジュール管理 | 強制力がないため、自分で学習計画を立てる必要がある |
| 学習環境の準備 | 推奨スペックのPCとソフトを自前で用意する必要がある |
| 質問時のタイムラグ | 疑問がその場で解決しにくい場合がある |
| 実技演習は別途必要 | 動画視聴だけでは操作スキルは身につかない |
これらの懸念点は、事前に必要なPC環境を整え、自身のスタイルに合ったサポート体制のeラーニングを選択することでカバーできます。
なお、Rhinocerosをeラーニングで学ぶには、事前ダウンロードおよびインストールが必要なケースがほとんどです。以下の記事で手順を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Rhinocerosを学べるeラーニングの選び方

本章では、Rhinocerosを学べるeラーニングの選び方を解説します。
- 基本操作の解説が含まれているか
- 実務目的に合ったカリキュラムか
- 予算に合う料金体系か
それぞれ見ていきます。
①基本操作の解説が含まれているか
Rhinocerosを初めて使う場合は、画面の立ち上げ方や初期設定といった基本からていねいに解説しているeラーニングを選ぶのがおすすめです。Rhinocerosはインターフェースが複雑であり、最初の視点移動(ビューポート操作)やツールの配置でつまずく場合があります。
本格的なモデリングに入る前の環境設定や、ファイルの保存・エクスポート方法など、基礎的なステップがカリキュラムに含まれているeラーニングかを事前に確認してください。
②実務目的に合ったカリキュラムか
受講後に自身の業務ですぐに活かせる内容かどうかも、eラーニングを選ぶ際の重要な基準です。建築設計であればGrasshopperを用いたパラメトリックモデリング、製造やプロダクトデザインならNURBSを用いた高度な曲面構築など、業界ごとに求められるスキルは異なります。
自身の業務に直結する実践的な内容が学べるeラーニングかどうか、申込前にシラバスや講座紹介ページでチェックするのが有効です。
③予算に合う料金体系か
学習の深さと自身の予算のバランスを考慮し、無理なく投資できる料金のeラーニングを選ぶことも大切です。費用はeラーニングによって異なり、主に以下の3種類に分けられます。
| 種別 | 料金相場 | 向いている方 |
|---|---|---|
| 買い切り型 | 数千円~数万円 | 基礎を素早く学びたい |
| 月額制(サブスクリプション) | 数百円~数千円/月 | 長期間網羅的に学習したい |
| 無料講座 | 0円 | まずは試してみたい |
受講料だけでなく、サポート体制や学習期間なども含めて、トータルで複数のeラーニングを比較検討することが重要です。
Rhinocerosを学べるおすすめのeラーニング5選
本章では、Rhinocerosを学べるおすすめのeラーニング5選をご紹介します。まずは一覧をご覧ください。
| 講座名 | 運営会社 | 特徴 |
|---|---|---|
| Rhinoceros基礎セミナー | GETT Proskill |
|
| Rhinoceros Training | Level1~4まで体系的に学べる | |
| Jump Start Rhino for Windows | Rhinocerosの基礎を無料で学べる | |
| はじめて学ぶ2DスケッチとRhinoceros 3Dモデル制作 | Udemy,lnc. |
2Dスケッチから3Dモデル制作まで段階的に学べる |
| Rhinoceros総合基礎講座 | 8.5時間のオンデマンド動画で自分のペースで学べる |
それぞれのeラーニングの特徴を見ていきます。
①Rhinoceros基礎セミナー

Rhinocerosを基礎から学びたい方には、初心者でも短期間で基礎から応用操作まで体系的に習得できるeラーニングへの参加もおすすめです。GETT ProskillのRhinoceros基礎セミナーは、Rhinocerosの基本設定や画面操作からGrasshopperによるパラメトリックデザインまで、実務で活用できるスキルを習得できるセミナーです。
eラーニングも提供しており、お申し込み後は1年間いつでも視聴可能で、自分のペースで学べると人気を集めています。気になる方は詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
| セミナー名 | Rhinoceros基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
②Rhinoceros Training

株式会社日建設計・合同会社髙木秀太事務所が提供するRhinoceros Trainingは、完全無料で利用できるRhinocerosのeラーニングです。大手設計事務所の日建設計が、社内研修用に開発したコンテンツを一般公開したものであり、学習内容の質と信頼性の高さが特徴です。
本eラーニングは約9時間のオンデマンド動画で、基本操作から図面出力まで段階的に学習できます。実務に役立つスキルを無料で習得したい方は、選択肢のひとつとして本eラーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
③Jump Start Rhino for Windows

※出典:Robert McNeel & Associates
Jump Start Rhino for Windowsは、Rhinoceros開発元のRobert McNeel & Associatesが無料で公開している公式入門動画シリーズです。インターフェースの概要からナビゲーション操作、NURBSモデリングの基本戦略まで、7本の動画でRhinocerosの基礎を習得できます。
費用をかけずにRhinocerosの全体像をつかんでおきたい方に最適なeラーニングです。動画は英語ですが、ブラウザの翻訳機能を使えば日本語で視聴できます。
④はじめて学ぶ2DスケッチとRhinoceros 3Dモデル制作

※出典:Udemy,lnc.
Udemyのはじめて学ぶ2DスケッチとRhinoceros 3Dモデル制作は、10個の演習課題をこなしながらハンズオン形式でRhinocerosの基本操作をマスターできるeラーニングです。実際に手を動かしながら、Rhinocerosを学びたい方に向いています。
修了証明書も発行されるため、習得したRhinocerosのスキルを客観的に証明したい方にも魅力のeラーニングです。
⑤Rhinoceros総合基礎講座

Rhinocerosの基本操作から、3Dモデルの作成・図面化まで、実務に直結するスキルを総合的に学べるeラーニングをお探しの方は、UdemyのRhinoceros総合基礎講座が適しています。Grasshopperを使う前段階の技術習得にも対応しており、将来的に設計業務の自動化や効率化を目指したい方にもおすすめです。
本eラーニングは、43レクチャーのオンデマンド動画で構成されており、3DCADの経験がない方でも学習しやすい内容です。
以下の記事では、タイプ別にRhinocerosを学べる講座をご紹介していますので、あわせてご覧ください。
Rhinoceros eラーニングについてまとめ
Rhinocerosを学べるeラーニングは、時間や場所を問わず自分のペースで学習を進められるのが強みです。それぞれカリキュラムや料金体系が異なるため、自身の目的や予算に合ったeラーニングを選ぶことで、実務で即活用できるRhinocerosのスキルを効率よく習得できます。
本記事を参考に、ぜひ自身に合ったeラーニングでスキルアップを実現してください。
Udemy,lnc.