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Revitのライセンスの違いとは?LTの機能制限、学生版、価格、推奨スペックまとめ

こんにちは、キャド研です。
今回は、Revitのライセンスでの違いやRevit LTの機能制限、更に学生版やRevitの各価格・推奨スペックなどをまとめました!
Revitの料金や機能について知りたい方は、是非こちらを参考にしてください。

Revitのライセンスの違い・料金表

Revitのライセンスによる違いや料金ですが、下記表にまとめてみましたのでご覧ください。

ライセンス種類 永久ライセンス サブスクリプション サブスクリプション1年 サブスクリプション3年
購入料金 53,900円(税込) 427,900円(税込) 1,219,900円(税込)
年間料金 年間646,800円 年間427,900円 年間465,000円

ライセンス種類と料金は、上記のようになっています。
Revitは、永久ライセンスがなく、基本的に

  • サブスクリプション1ヶ月
  • サブスクリプション1年
  • サブスクリプション3年

の3種類のサブスクリプションでの利用となります。
サブスクリプションの価格に関しては、まとめて支払うほど安いと言う料金体系になっていますね。
1ヶ月の年間価格と比べると、3年まとめて購入すれば181,800円も割引(1 ヶ月契約と比較して 37% お得)されます!
更に×3年となると545,400円も安くなることがわかります!
1ヶ月以上は利用するだろうと思われる方は、是非サブスクリプション1年か3年の購入をご検討ください。

Revit LTの機能制限

皆さんはRevitの他に「Revit LT」と言うソフトウェアもあることはご存知でしょうか。
Revit LTとは、簡単に言ってしまうとRevitの簡易版BIMソフトウェアと言ったところです。
Revitが高価なゆえ導入を迷っている、と言う人にはおすすめのBIMソフトになっています。
Revit LTは、主にRevitよりコストパフォーマンスを重視したソフトウェアになっていますが、詳しい違いを下記表にまとめました。

Revit LT
Revit
大きな特徴
  • 高いコスト効率を誇る合理的な BIM ソフトウェア
  • 建築設計者向け
  • BIM のためのソフトウェア
  • 建築、MEP、構造エンジニアリング、施工
  • レンダリングと解析向けにクラウドの機能拡張を用意
建築モデリング機能
同じ
配置とインストール
  • スタンドアロン インストール
  • スタンドアロン インストール
  • ネットワーク インストール
施工モデリング機能
なし
  • 部品
  • アセンブリ
構造モデリング機能
  • 構造壁、床スラブ
  • 構造布基礎、独立基礎
  • 構造柱、梁、ブレース
  • 構造壁、床スラブ
  • 構造布基礎、独立基礎
  • 構造柱、梁、ブレース
  • 傾斜柱
  • トラス
  • Advanced Steel Connections for Revit
  • 配筋、鉄筋モデリング
高度なモデリング
  • 繰り返し要素向けのグループ作成
  • ファミリ エディタ環境
  • インプレイス モデルの作成(Revit LT では壁のみ) 
  • 繰り返し要素向けのグループ作成
  • ファミリ エディタ環境
  • インプレイス モデルの作成
  • 床および屋根の形状編集
  • グローバル パラメータ
  • コンセプト マス、アダプティブ コンポーネント
コラボレーション
なし
可能
解析
なし
可能
書き出し
  • DWG、DXF、DGN、DWF、DWFx
  • ウォークスルーとイメージ、FBX、NWC
  • 部屋とエリアのレポート、集計表
  • 日照シミュレーション
  • IFC
  • DWG、DXF、DGN、DWF、DWFx
  • ウォークスルーとイメージ、FBX、NWC
  • 部屋とエリアのレポート、集計表
  • 日照シミュレーション
  • IFC
  • SAT、ADSK、gbXML、ODBC、ファミリ タイプ

こちらのように、RevitとRevit LTでは大まかな機能は同じですが、やりたいことによってはLTでは対応していない場合があります。
Revitを導入する前にやりたいことが決まっている方は、こちらの表を見て、その作業ができるかどうか確認した方が良いでしょう。

Revitの学生版とは?

Revitの学生版

Revitはなんと学生や教員の場合、無料で利用することができます
基本的に1年契約となりますが、次の年も学生や教員であった場合は更新することが可能です。
ですので、学生や教員である間はずっと無料で使うことができるんですね。
是非学生や教員の方は、無料でRevitをダウンロードしてみてください。

Revit推奨スペック

Autodeskが推奨する、最低限のRevit推奨スペックは下記の通りになります。
こちらの情報はAutodesk公式サイトから抜粋しています。

Revit 2022推奨スペック(最小モデル: エントリレベルの構成)
オペレーティング システム* 64ビット版Microsoft® Windows®10、またはWindows 11サポート情報については、オートデスクの「製品サポートのライフサイクル」を参照してください。
CPU の種類 シングルコアまたはマルチコアのIntel®、Xeon®、またはi-SeriesのSSE2テクノロジ対応のプロセッサ、またはこれらに相当するAMD®プロセッサ。
入手可能な最高速度のCPUを推奨します。
Autodesk® Revit®製品は、さまざまなタスクで複数のコアを使用します。
メモリ 8 GB の RAM

  • 通常、単一モデルの一般的な編集セッションでは、最大約100MBのディスクメモリで十分です。
    この結果は社内検証による結果とユーザからの検証報告に基づいており、実際のコンピュータリソースの使用とパフォーマンス特性は、モデルにより異なります。
  • 旧バージョンのRevit製品で作成されたモデルは、最新の状態に一度にアップグレードするプロセスにおいて、より多くのメモリを必要とする場合があります。
ビデオ ディスプレイの解像度 最小:
1280×1024、True Color対応
最大:
4K UHDモニタ
ビデオ アダプタ 基本的なグラフィックス:
24ビットカラー対応のディスプレイアダプタ
高度なグラフィックス:
Shader Model 5 搭載の DirectX®11対応グラフィックスカード
および、4GB以上のビデオメモリ
ディスク空き容量 30GBのディスク空き容量
メディア ダウンロード、またはDVD9、またはUSBキーからのインストール
ポインティング デバイス マイクロソフト互換マウス、または3Dconnexion®互換デバイス
.NET Framework .NET Framework バージョン4.8以降
ブラウザ Microsoft® Internet Explorer®10以降
接続 インターネット接続(ライセンス登録および必須コンポーネントのダウンロードに必要)

こちら最低限の推奨スペックとなるので、膨大なデータを扱う場合はもっと良いスペックを準備した方が良いかと思います。
スペックはあればあるほどRevitの動作がスムーズなので、できればいいパソコンが用意できた方がいいですね。

まとめ

今回は、Revitのライセンスの違い、LTの機能制限、学生版、価格、推奨スペックについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
かなりRevitを導入するにあたっての情報が詰まっていたのではないかと思います。
この機会にRevitを導入しようと思っている方は、是非この記事の内容を参考にしてください。

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