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連続繊維カーボンによる3Dプリンティングソリューションとは!?

こんにちは!chisatoです。
本日は、Bosch Rexroth社インダストリアル市場向け連続繊維カーボン3Dプリンター「PROM IS 500」に関するtopicsをご紹介します。

連続繊維カーボン強化による3Dプリンターを製造・販売する、Anisoprint S.a.r.l.(、以下Anisoprint)と、日本法人アニソプリント合同会社は、Bosch Rexroth社のCNCシステムMTXが、同社のインダストリアル市場向け連続繊維カーボン3Dプリンター「PROM IS 500」に搭載されることを発表しました。
また、PROM IS 500の最新バージョンは、2021年11月16日~19日に独フランクフルトで開催される「Formnext 2021」にて出展されました。

PROM IS 500の最新バージョン

Anisoprint社について

Anisoprintは、2015年にSkolkovo工科大学・複合材料研究センター発のベンチャーとして発足した、Composite Fiber Co-Extrusion(CFC)方式により連続繊維強化プラスチックで造形を行う3Dプリンターメーカーです。
連続繊維カーボンファイバーと様々な熱可塑性プラスチック材料を造形時に溶着し強化するCFC方式では、オープンマテリアルと、ラティス構造を含む任意のファイバー軌道指定、トポロジー最適化により、金属を超える強度と最適な強度重量比の部品造形が可能です。
デスクトップ型Composerシリーズ、生産用大型PROM ISシリーズ、ロボットアーム型システムをラインナップとして、ルクセンブルク(本社)、モスクワ(開発拠点Skolkovo Innovation Center)、横浜に拠点を擁しています。

MTX CNCシステムとは

Bosch RexrothのCNCは、長年インダストリアル市場で実証されたソリューションとして、最高速の3Dプリントオペレーションにおいても、所謂 “24/7” での連続操業が可能です。
また、リアルタイムでの同期に際しての信号の遅延は避け難いものですが、この遅延を最小化することが3Dプリンティングにおいては非常に重要です。各ヘッド移動と材料押出における速度・加速度の正確な同期が可能であることから、最終的なプリント品質が著しく向上します。
また、MTX CNCシステムは、Anisoprint製3DプリンターのIoTへのエントリーポイントとして位置付けられ、全てのデータがリアルタイムで収集・処理され、高速なレスポンスが可能となります。
オープンアーキテクチャにより、3DプリンターがAura, Aura.Connectなどの上流側システムとシームレスに通信を行い、また、標準化されたインターフェースにより、将来的な新規のハードウェア、ソフトウェア環境の構築が容易になります。

「PROM IS 500」最新バージョン 主な機能・特徴

今回、MTX CNCシステムが搭載される、Anisoprint製インダストリアル市場向け3Dプリンター「PROM IS 500」の主な機能・特徴は以下となります。

・最大ビルドサイズ:600mm x 420mm x 300mm
・使用材料:
<CFCヘッド> 連続繊維CCF(カーボンファイバー), CBF(バサルトファイバー)
<FFFヘッド> 高機能プラスチックPEEK, PEKK, PEI等、及び、従来製品Composer A4/A3と同様のPA, PETG, PLA, PC等(オープンマテリアル方式)、サポート構造専用材料
・ツールチェンジャーによる、最大4ヘッドまでの自動交換
・ラティス構造を含む任意のファイバー軌道指定、トポロジー最適化(Additive Flow社製Formflowとの専用インターフェーを搭載)による、最適な強度重量比での部品造形
・高機能専用スライサーソフトウエアAura, Aura.Connectの標準付属

Bosch Rexrothの、MTX CNCシステム

 

Bosch Rexroth社のCNCシステムMTXを搭載し進化した、インダストリアル市場向け連続繊維カーボン3Dプリンター「PROM IS 500」に注目です!

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