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産業用3Dプリンターの‟自動仕上げ機器”「PostPro」をご紹介!

こんにちは!chisatoです。
本日は、3Dプリンターで作られた製品の後処理として、仕上げに伴っていた手作業を完全自動化する製品「PostPro」に関するtopicsです。

15th Rock Venturesは、産業用3Dプリンターの後処理工程に当たる「自動仕上げ機器」を開発するイギリスのスタートアップ「Additive Manufacturing Technologies Ltd.」(以下「AMT」)へ出資を行いました。
AMTは今回、シリーズBで約17億円を調達し、累計の調達額は約28億円となりました。

15th Rock Ventures 概要

15th Rock Venturesは、投資領域をHuman Augmentation (人間拡張)とITに定め、投資活動を行っているベンチャーキャピタルです。Human Augmentationとは、身体能力を向上させることで、これまで不可能であった様々なスキル習得を可能にすることです。Human Augmentationへの投資を通じて、人生における選択肢を増やし、人生100年時代の豊かな社会を実現することを目指します。
また、15th Rock Ventures は、Spirete(スピリート)株式会社というスタートアップスタジオを兄弟組織として保有しています。Spireteは、大企業の人材を組織の垣根を越えて結集し、企業・大学研究者による起業や、シード・アーリーステージのスタートアップの成長を促すプログラムを運営しています。

「PostPro」を開発背景

3Dプリンティングは、試作品に留まらず、最終製品の造形にも活用されている製造技術ですが、外観や手触りが重要視される製品の場合には、3Dプリント製品特有の表面のざらつきを処理する必要があります。しかしその仕上げ工程は、手作業で行う必要があり、部品コストの最大60%を占めることもあるため、3Dプリンティングが大規模に利用されにくい要因の一つでした。
AMTは、独自の化学蒸気平滑化技術をもとに、これまで3Dプリンターで作られた製品の後処理として、仕上げに伴っていた手作業を完全自動化する製品「PostPro」を開発し、従来の試作用の後処理に伴う手作業を自動化、3Dプリンターにおける最終製品の大量生産を可能にしました。
またPostProで表面処理したパーツは、3Dプリント製品特有のざらつきがなくなり、見た目や手触りがよくなるだけでなく、防水性・気密性・塗装性・機械特性等も向上します。PostProは3Dプリンターを使った最終部品の製造において、コスト・品質・安全性・利便性を桁違いに改善しました。

AMTの技術により、部品の精密さと正確性が重視される自動車産業や航空宇宙産業、医療機器産業などを中心に、産業用部品のあらゆるものを3Dプリンティングで製造できるようになりました。AMTのPostProは25カ国、150以上の拠点で利用されており、これまでに500万以上の部品が加工されました。

出資の背景について

15th Rock Venturesは、AMTへの投資を図り、AMTの日本およびAPAC地域でのビジネス成長を支援するコラボレーションパートナーとして尽力します。
急速に発展している3Dプリンティング業界は、今後10年間で10倍の規模になると言われていますが、プロトタイプの生産よりも、最終製品の生産が鍵となっており、欧州や米国では多くの最終製品に採用されています。
今回の調達資金で、製品を投入することから取り出すまでのプロセスを全自動化した新製品「PostPro SF」の展開と、さらなる販売拡大が期待されます。

 

15th Rock Venturesによる資金調達で、更なる展開が期待される、3Dプリンターで作られた製品の後処理として、仕上げに伴っていた手作業を完全自動化する製品「PostPro」に注目です!

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