日々の設計業務の中で、最新データを探す手間、チーム間の煩雑なやり取りにストレスを感じていませんか?そんな悩みを一気に解決するのがOnshapeです。
本記事では、Onshapeを学べるおすすめ講座を5選ご紹介します。料金やオンライン対応、受講のメリットもお伝えするので、「設計現場の効率の悪さ」に課題を感じている製造業・建築業の方はぜひ参考にしてください。
Onshapeとは?
Onshape(オンシェイプ)は、アメリカのPTC社が開発したクラウド型3DCADソフトです。作業はすべてオンラインで行えるため、パソコンの容量や性能に負担をかけるインストール作業が不要です。その他にも、以下のようなクラウド型ならではの特徴があります。
- 出先からでもブラウザひとつでアクセス可能
- 自動保存・集中管理でデータ紛失リスクがゼロ
- 複数人が同じモデルをリアルタイムで編集
- 高価なパソコンや専用サーバーが不要
- アップデート・バックアップの管理の手間がない
- 組み込みのPDM(データ管理)で設計時間短縮
従来のファイルベースのCADでは、参照ファイルのリンク切れ、突然のファイル消失といったトラブルがつきものでした。Onshapeを使えば、こうしたCADの課題をまとめて解決できます。
Onshapeのクラウド設計力を「現場力」に変えよう!
クラウド設計力×CADで効率性を高めるOnshapeを、基礎から段階的・実践的に学べるのがOnshapeセミナーです。コスパ抜群・手軽に学べる学習スタイルは、「わかりやすくテンポよく、楽しく参加できた」と口コミでも高く評価されています。
Onshapeを講習で学ぶメリット

Onshapeを講習で学ぶメリットは、独学ではつまずきやすい操作をスムーズに理解できることです。ここでは、特に学習効果が高い3つのポイントを通して、講習の魅力を紹介します。
- 修正しても壊れないデータ作りを学べる
- 複雑な部品の組み立て(アセンブリ)も迷わない
- 設計の流れが自然に身につく
①修正しても壊れないデータ作りを学べる
多くのOnshapeの講習では、パラメーター調整で全体の寸法を更新できる「パラメトリックモデリング」を学びます。
このパラメトリックモデリングは基本的な操作の一つですが、自己流だと修正時にエラーになる、形状が崩れるというトラブルに見舞われがちです。こうした基本操作でつまずかず、スムーズに学習を進められるのは、Onshapeを講習で学ぶからこそ得られるメリットです。
以下の記事では、パラメトリックモデリングの基本である「履歴をさかのぼって数値を変更する手順」を画像付きで解説しているので、ぜひこちらも合わせてご一読ください。
②複雑な部品の組み立て(アセンブリ)も迷わない
Onshapeの講習では、複数のパーツを組み合わせるアセンブリ操作もよく扱います。このアセンブリは独学だと「勝手に変な拘束がついて動かない」といったトラブルを生じがちです。
しかし、Onshapeの講習を利用すれば、こうした初心者が陥りやすいつまずきポイントを教えてもらえるため、複雑な部品でも迷わず組み上げられるようになります。
③設計の流れが自然に身につく
Onshapeの講習では、実際の現場で行う一連の作業をひと通り体験できます。独学だと「押し出しの操作」「図面枠の置き方」など、形を作る操作に集中しがちです。しかし実際の仕事では、
- 他社データ(DXF)を開いて作業
- 形を作る
- 部品表(BOM)や図面を出して工場に回す
という手順で業務を進めます。講習なら、この工程をひとつながりで理解できるため、設計の進め方が自然と身につきます。
Onshapeのおすすめ講習5選を比較!
さっそく、Onshapeのおすすめ講習を5選ご紹介しましょう。ここでは、講習選びの比較ポイント「料金、受講期間、受講スタイル」をまとめた表をそれぞれ添付しています。
はじめに、各Onshapeの講習の主要情報(主な特徴・価格帯・期間の目安・オンライン対応)一覧表をご覧ください。
| 講習名 | 主な特徴 | 価格帯 | 期間 | オンライン |
|---|---|---|---|---|
| Onshape CADセミナー | 初心者向け・実践重視 | 中 | 短 | 可 |
| 機械系3D Onshape オンシェイプ講座 | 基礎〜応用・個別対応 | 高 | 短 | 可 |
| Onshape 初心者向け講座 | データ管理方法に特化 | 無料 | 短 | 可 |
| Onshapeの基本 | 16の講習全て無料 | 無料 | 中 | 可 |
| Learn Onshape for Beginners | Udemy高評価・英語講習 | 低 | 短 | 可 |
Onshape CADセミナー|GETT Proskill
GETT Proskillの「Onshape CADセミナー」は、短期集中型・実践的に学べる初心者向け講習です。講義は、スケッチやアセンブリ、図面作成といった基本操作からスタートし、
- パラメトリックモデリング・履歴をさかのぼった編集
- アセンブリの作成・組み立ての実践課題
- 部品表(BOMテーブル)の作り方・管理
など、「実際の現場で使える操作」を重点的に学べます。さらに、受講者には208ページのオリジナル教材「完全攻略セミナーガイド」を無料で提供。講習後の復習にも使えるため、学んだ内容をしっかり定着させられます。
セミナー名 Onshape CADセミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 41,800円〜 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング
機械系3D Onshape オンシェイプ講座|CDIキャリアスクール
CDIキャリアスクールの「機械系3D Onshape オンシェイプ講座」は、法人向け研修、個人レッスンのどちらも対応した実践型講習です。講習では、
- 平面スケッチや円コマンド等の基本操作
- L字ブラケットや長穴付きパーツのモデリング手法
のように、Onshapeだけではなく、3DCAD操作全般に応用できる練習課題に取り組めます。その他、Onshapeと互換性が高いSOLIDWORKS、CADの定番・AutoCADなど、多彩な講習プランがそろっています。
| 受講料金 | 要問合せ |
|---|---|
| 受講期間 | 短期・要問合せ、9:00~20:00(土日は17時まで、月曜休み) |
| 受講形式 | 会場、オンライン、ハイブリッド |
Onshape 初心者向け講座 ~データ管理編~|SB C&S
SB C&Sは、過去に行われた「Onshape 初心者向け講座 ~データ管理編~」のアーカイブ動画講習を再編集して無料提供(視聴前にフォームでの申請が必要)しています。講習では、
- クラウド上に保存されたデータ構造の仕組み
- プロジェクトやフォルダなどの階層に分けた管理方法
- 実際の画面を使った具体的なデータ管理手順
など、他CADと少し異なる独自の管理法を分かりやすく紹介しています。運用の参考となる情報が含まれた講習なので、Onshape無料版をお試し中の方にもおすすめです。
| 受講料金 | 無料 |
|---|---|
| 受講時間 | 1時間弱(1時間のセミナーを再編集) |
| 受講形式 | オンライン(アーカイブ動画視聴) |
Onshapeの基本|PTC
こちらは、16の講習がすべて無料・オンラインで手軽に学べるPTC公式講習です。各講習の学習時間は30分から1時間という適度な長さで、学習内容は、
- Onshape・文書のナビゲーション
- Onshapeの10の必携ヒント
- パートスタジオ・アセンブリの紹介
- データのインポートおよびエクスポート
など、基礎をしっかり押さえられる構成になっています。すべてのコースを終えると修了証明書が授与されるため、学習後にスキルの証明をしたい方にもおすすめです。
| 受講料金 | 無料 |
|---|---|
| 受講時間 | 平均受講完了時間:11時間30分 |
| 受講形式 | オンライン |
Learn Onshape for Beginners|Udemy
こちらは、オンライン学習プラットフォーム・Udemyで★4.6の最高評価を得ている人気講習です。英語限定・動画視聴型の講習ですが、「Q&A」機能を使えば直接講師に質問もできます。カリキュラムは、
- 2Dプロファイルのスケッチ作成と寸法・3D形状への変換テクニック
- モデリング編集基本機能(シェル、フィレット、面取り、穴あけなど)
- ブラケットやスマホケース、Arduinoケースを設計
など、基礎から実際の設計までカバーしており、操作画面を使った解説は、全編英語の壁を感じずスムーズに理解できます。英語の講義が不安な方は、事前にUdemyのコースプレビューで講習の雰囲気を確認しておきましょう。
| 受講料金 | 買い切り:4,800円、月額:3,000円 |
|---|---|
| 受講時間 | 1時間58分 |
| 受講形式 | eラーニング(動画視聴) |
Onshapeの講習を選ぶ際のチェックポイント
Onshapeの講習は選択肢が比較的少なく、Onshape専門に学べる講習になるとより数が減ります。講習が限られているからこそ、以下の3つのポイントを押さえつつ慎重に選択しましょう。
- 受講スタイルが希望に合っているか
- 学びたい内容が含まれているか
- サポート体制は充実しているか
①受講スタイルが希望に合っているか
Onshapeの講習は、「希望の受講スタイルがあるか」を基準に選びましょう。Onshapeの講習は、会場受講やオンライン、eラーニングなどさまざまな種類があります。たとえば、直接講師から指導を受けたいのであれば、会場、もしくはライブ配信型のオンラインがおすすめです。
自由な時間でマイペースに進めたいなら、動画でいつでも学べるeラーニングが良いでしょう。Onshapeの講習で高い学習効果を得るためにも、まずは講習の形式が希望に合っているかを確認してください。
②学びたい内容が含まれているか
Onshapeの講習は、学びたい中身がカリキュラムに含まれているかで選ぶことも重要です。Onshapeの講習には、基礎から応用、さらに部品化までの流れをまとめて学べるものもあれば、「データ管理」など、一部機能に特化した講習もあります。
中には、カスタマイズ制で個別プランニングしてくれる講習もあるため、「何を学びたいのか」を軸に絞りこむと、Onshapeの講習選びがスムーズに進みます。
③サポート体制は充実しているか
Onshapeを学べる講習は、学習時のサポート体制もチェックしましょう。Onshapeの講習の中には、価格が安くて評価が高いものの、解説が「すべて英語」という海外の講座もあります。
他にも、受講後の復習・知識定着に有効なオリジナルテキストがもらえる、スキル習得の証明として「修了証明書」が発行されるなど、魅力的なサポートを提供したOnshapeの講習もあるため、こうした要素を比較ポイントにするのもおすすめです。
Onshape講習を効果的に利用するための注意点
Onshapeの講習を受講するにあたり、いくつか押さえておきたい注意点があります。
- データの公開ルールを把握する
- 受講後すぐに実践する
- テキスト付きの講習を選ぶ
①データの公開ルールを把握する
Onshapeの講習に合わせてOnshapeの無料版を使う方は、無料版で使ったデータはすべて公開されることを事前に把握しておきましょう。そのため、Onshapeの操作時に社内の機密データなどは使わず、公開されても良い練習用の部品で試すようにしてください。
②受講後すぐに実践する
Onshapeの講習は、「講習を見たらすぐ実践」をセットで学びましょう。Onshapeの講習、特にUdemyなどの動画視聴型は、見るだけでスキルが身についたと錯覚しがちです。Onshapeの操作感覚を体で覚えるためにも、ぜひ学んだ直後に講習で学んだ同じ形(モデル)を作ってみてください。
③テキスト付きの講習を選ぶ
Onshapeの講習は、テキスト付きの講習を選ぶのもおすすめです。Onshapeの講習の中には、受講後も見返せるオリジナルテキスト「Onshape完全攻略セミナーガイド」がもらえるOnshape CADセミナーもあります。
その場で全てを覚えるのは難しいため、こうした教材で復習して知識を定着させましょう。学んだスキルを現場で活かすためにも、「講義終了=目的達成」とならないことが重要です。
Onshapeの講座についてまとめ
Onshapeの講習は数が限られていましたが、Onshapeの基本的な操作のみの講習、データ管理や実践的なモデリングまでトータルで学べる講座など、それぞれ学べる内容が異なります。
Onshapeのスキルを効果的に身につけるためにも、まずは各講習の特徴を比較しながら自分に合ったものを選定しましょう。Onshapeの講習で学んだスキルが定着しやすい、フォロー体制が充実した講習を選ぶことも重要です。