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【2024】MOSとは?試験内容や試験の流れを徹底解説

様々な業種でパソコンを使う機会が増えたため、MOS資格が重視されています。MOSとは、オフィス製品の国家試験であり、資格を取得することでパソコンのスキルをアピールできます。今回はMOSの特徴や試験内容、試験の流れについてまとめました。

MOSとは何?

MOSとはマイクロソフトオフィススペシャリストの略で、ワード(Word)やエクセル(Excel)、パワーポイント(PowerPoint)など、パソコンでよく利用されているマイクロオフィス製品のスキルを証明する資格です。資格受験者は学生から社会人までと幅広く、現時点で470万人以上が受けています。また、MOS資格はマイクロソフトが提供していて、世界的に認知度が高いです。海外でも使える資格の一つなので、海外で仕事したい方や海外に転勤する方にも向いています。IT社会によって、パソコンでの作業が当たり前になってきた現代では、ワードやエクセルを操作できる人材を必要としている企業が増えています。MOSは、試験勉強だけでも即戦力となるスキルが身につきます。そのため、MOS資格を保持していると就職や転職にも有利でしょう。また、MOSを取得したことで従業員の88%の生産性が上がるなど、作業の効率化も図れます。

MOSで出る主な試験内容について

MOSの主な試験内容について解説していきます。

ワード

MOS試験では、マイクロオフィス製品ごとの試験があります。また、レベルによって求められるスキルが異なります。例えばワードの一般レベルの試験内容は、文書の作成と編集のスキルが必要です。文書の作成や管理、文字や段落、書式設定が出題します。また、表やリストの作成などもできるようになることが必要です。試験は2019、2016、2013などバージョンごとに試験が分かれていますが、あまり変化はありません。上級レベルでは、一般よりも高度な文章の作成や編集が求められます。過去には、参考資料の作成やユーザー設定のワード要素の作成なども出題されました。

エクセル

エクセルの一般レベルでは、基本的な関数やグラフ、データの整列などが出題範囲です。ワークシートやブックの作成と管理、グラフやオブジェクトの作成また数式や関数を使用した演算など、日常的に使いやすいスキルが必要です。エクセルの基本的な操作が求められ、出題内容は変化が少ないためきちんと勉強していれば合格する確率も高いでしょう。一方で上級レベルでは、高度な機能を使用した数式の作成、高度な機能を使用したグラフやテーブルの作成など、より高難度なスキルを身につけなければいけません。

パワーポイント

パワーポイントは、上級者向けのエキスパートレベルはなくスペシャリストレベルのみです。出題範囲もバージョンであまり変わらないため、勉強がしやすいです。試験内容はプレゼンテーションの作成と管理、図形やスライドの挿入と書式設定が挙げられます。また、複数のプレゼンテーションの管理やアニメーションなどもよく出題されます。

MOSの試験の流れ

MOS試験を受けるためには、公式サイトから申し込みます。公式サイトでは、試験の日がいくつか掲載されていて、それぞれ申込できる日付が決まっています。そのため、希望する試験日の受付日になったら早めに申し込みを行いましょう。また、申込みには受験IDが必要なので、申し込み日が開始される前に登録しておくと便利です。希望日に申し込みを押したらバージョンや希望する科目、希望する受験場所を選択します。その後、選択内容を確認し間違いがなければ自身の名前や住所などの個人情報の入力が必要です。その後、支払い方法などの項目に入力して申し込みを完了させます。合格したときに必要になる電子証明書を送ってもらうために、MOS試験を運営しているオデッセイのID登録も忘れずに行いましょう。

当日の流れ

試験日当日は、受験者IDとパスワードや受験票、写真付きの身分証明書が必要なので、忘れずに持っていきましょう。会場についたらまず受けつけします。受付後、説明書をよく見て試験の流れを確認します。説明書には座席についてから受験開始までにPCへ入力すること、試験の始め方、試験終了後に行う印刷の手順などが書かれているため、試験時間より早めに受付して、説明書をきちんと確認しましょう。その後名前が呼ばれたら試験ブースに移動します。そこで、事前の入力が終わった人か試験開始です。すべて終えてから全て解答を終了するというボタンがあるので、押して試験は終了です。試験を終えると印刷手続きをする必要があるので、印刷を完了させた後、合否の紙を受け取り終了です。

MOSを取得するメリット

MOSを取得するメリットはあるのでしょうか。解説していきます。

スキルアップに繋がる

MOS資格を取得するメリットの一つとして、スキルアップが挙げられます。普段からパソコンを使って仕事している方の中には、知らない知識やスキルもあるのではないでしょうか。試験内容を勉強していくと、今まで知らなかったことを覚えられたり難しかった作業が簡単にできるようになるなどスキルが目に見えて上がるので、パソコンでできることが増え、モチベーションも上がります。上級の試験では、マイクロオフィス製品の操作が向上するだけでなく、プログラミングの知識やスキルも身につけることが可能です。また、新たなスキルを身につけることで、作業がスムーズに捗り業務の効率化も図れます。

自分の実力が確かめられる

パソコンでの操作というのは数え切れないほどあります。ワードで文章を打つことができるのか、または表を作れるかなどどの程度のスキルがあればパソコンに強いと言って良いのかはっきりしていません。そのため、自分はどの程度のスキルの高さを持っているのか分からず、パソコン操作に対して自信を持つことができない方もいるでしょう。MOS資格を保持していると、スキルアップになるだけでなく自分のスキルが証明されます。実力がどのくらいあるのか確かめられ、それが強みとなりアピールできる武器にもなります。また、どの程度まで知識やスキルがあるのかを理解することで、自分自身を客観的に評価し、これから自分に必要なスキルを明確にするのも可能です。

就職や転職に有利

オフィス製品であるワードやエクセルは、業務で必須な企業も多く、最初からスムーズに使えるような人材を必要としています。そのため、MOS資格の取得を証明できるとパソコンに強いというアピールができ、企業側の判断材料にも繋がるでしょう。MOSは国家資格であり、試験内容もレベルによって難易度が異なります。そのためレベルの高い試験に合格すると、企業側に高いスキルを持っていることを伝えられるため、相手も起用したいと感じやすいです。MOSは、勉強したらすぐに身につく資格なので、仕事をしている方の即戦力にもなります。また世界でも通用する資格なので、将来海外で仕事をしたい方にとっても強みとなるでしょう。

MOSを取得してパソコンのスキルを磨こう

MOSは、パソコンを使う上で必要なスキルが身につき、パソコンの操作に自信を持つことが出来ます。様々な企業だけでなく海外でも必要とされています。独学でも勉強しやすいのでスキルアップしたい方は受けてみてはいかがでしょうか。

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