E資格とは、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する資格です。E資格の受験資格を得るためには、JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了している必要があります。
今回は、E資格の講座は無料で受講できるのかについて解説し、費用を抑えたおすすめ講座を紹介していきます。現在ディープラーニングに関わる業務に従事している方や、E資格の取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
E資格とは
E資格とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が創設した、ディープラーニングに関連した民間資格の一つです。日本の産業競争力の向上、エンジニアがAIを軸にした技術を高めることを目的としています。
実施概要
E資格の試験時間は120分、知識問題として多肢選択式で100問程度が出題されます。試験は各地の指定試験会場にて受験可能です。
試験日程
E資格試験は、年2回(8月と2月)実施されており、次回日程はこちらです。
| 試験名 | 2026年 第1回 E資格(エンジニア資格) |
|---|---|
| 試験日 | 2026年2月20日(金)~2026年2月22日(日) |
| E資格受験の申し込み期間 | 2025年12月1日(月)~受験日前日23:59まで |
試験会場
E資格の試験会場は各地の指定試験会場の一覧から申込時に希望会場を選択します。
出題範囲
E資格の出題範囲はシラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの内容が出題されます。出題範囲は「数学的基礎」「機械学習」「深層学習の基礎」「深層学習の応用」「開発・運用環境」に大別されています。
シラバスは頻繁に変更されるため、かならず公式サイトで詳細をご確認ください。
受験費用
E資格の受験費用は、次のようになっています。
- 一般:33,000円(税込)
- 学生:22,000円(税込)
- 会員:27,500円(税込)
JDLA認定プログラムの受講が必須
E資格の受験資格には、日本ディープラーニング協会が認定したプログラムの受講を修了する必要があります。日本ディープラーニング協会認定プログラムを受けていない場合、E資格の試験を受けることさえできません。
日本ディープラーニング協会では、E資格の目的を実務でAIを活用できるエンジニアを育成することとしています。そのため、単純な暗記問題を解くことよりも、正しい知識を正しく理解することを重視し、実践力のあるエンジニアを育てるために「認定プログラム」の修了を必須としています。
認定プログラムを提供する事業者には約十数社が登録されており、任意の講座を選択して受講し、修了認定を受けなければE資格の受験資格は得られません。認定プログラムには、初学者向けから実務経験者向けまでさまざまな内容があるため、自身の経験や知識にあったプログラムを選択しましょう。
また、認定事業者各社の評判をしっかりとチェックし、比較検討すると良いでしょう。
無料で受講できるE資格講座はない
日本ディープラーニング協会が認定するE資格講座には、無料で受講できるものはありません。
E資格は、多肢選択式によって出題され合格ライン以上の正解数を確保することで取得が可能です。しかし、出題分野が専門的かつ広範囲であることや、試験の過去問題が公表されていないことから、難易度は決して簡単ではありません。
そのため、独学だけではなく各社が提供する講座やセミナーを利用し、効率的に学習を進めることがE資格合格のポイントです。
学習形態は「対面」「オンライン」「eラーニング」とさまざまですが、eラーニングを活用した方法が最も費用を抑えて学習を進めることができます。また、ディープラーニングのプロフェッショナルが主催する講座を受講することで、独学よりも理解を深めることができ、学習の効率もアップするでしょう。
GETT Proskillなら費用を抑えて最短合格が可能!

GETT Proskillが提供する「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」は、費用を抑えて最短合格を目指すことが可能です。
2025年8月実施のE資格試験では、実に合格者の約3.5人に1人がこちらの受講生でした。
同講座は、E資格に最短で合格するためのオリジナルテキスト教材に基づいて講義が行われます。短期合格の達成を目的とした完全自社開発の教材のため、知識が定着しやすく復習しやすい内容となっており、最短で確実に合格レベルの知識を身につけることができます。
また、AIのコンサルティングも行っているプロフェッショナルが講師を務めているため、難しい数式やプログラムも重要なポイントもわかりやすく解説されるため、理解を深めながら効率的に学習を進めることができます。
その他、E資格徹底攻略テキストも無料配布されるため、試験直前まで効果的な復習が可能です。
費用面に関しても、完全自社開発のカリキュラムで低価格での提供を実現しており、他社と比較しても割安な価格といえます。主要な日本ディープラーニング協会認定プログラムとの比較した表は下のとおりです。受講講座を選択する際の参考としてみてください。
セミナー名 E資格対策ディープラーニング短期集中講座 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 54,780円〜 開催期間 4日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
GETT ProskillのE資格対策講座の特徴
続いては、GETT ProskillのE資格対策講座の特徴について紹介します。同講座は、大きく次の3つの特徴があります。それぞれについて詳細に解説していきましょう。
- 費用を抑えて受講可能
- 99%以上の高い修了率
- 専門スタッフによる徹底サポート
費用を抑えて受講可能
GETT ProskillのE資格対策講座では、費用を抑えて受講できるという特徴があります。完全自社開発のカリキュラムにより、他社と比較しても圧倒的な低価格での提供を実現しています。
99%以上の高い修了率
GETT ProskillのE資格対策講座では、99%以上の高い修了率が特徴です。これは、わかりやすい凝縮されたセミナーを実施することで、初学者の方でも理解を確実なものにしながら最短で修了することが可能となっているためです。
専門スタッフによる徹底サポート
GETT ProskillのE資格対策講座では、専門スタッフが徹底的にサポートしてくれることが特徴の一つです。ディープラーニングのプロフェッショナルである専門スタッフが、安心のフォロー体制により合格まで徹底サポートしてくれます。
GETT ProskillのE資格講座受講から合格までの流れ
続いては、GETT ProskillのE資格講座受講から合格までの流れについて解説していきます。初学者の方でも短期集中学習で確実に合格レベルまで理解を深めることができます。
事前オンライン学習
まずは、基礎知識を身につけるために、E資格基礎講座を受講します。E資格セミナーの事前オンライン学習により、数学や機械学習、Pythonの基礎知識について学習を進めていきます。
基礎知識の事前学習が必要となるため、初回講義を受講する前に、すべての事前学習動画を視聴しておくことをおすすめします。
E資格対策講座を受講
基礎知識の事前学習を経て、E資格対策講座を受講し、深層学習の理論とモデルの実装について学んでいきます。全4回のハンズオン講義により、「数学」「統計分析」「機械学習」「Pythonプログラミング」「データ分析」「モデル実装」といった幅広い知識について実践課題を通して学習していきます。
実践課題を通して学習を進めることで、単純なAIのフレームワークを使ってAIを構築できるだけではなく、本質を捉えてビジネスの課題を解決できる力が身につきます。
また、各単元には理解度を確かめる小テストが用意されており、理解度が足りない箇所を復習しながら講義を受けることも可能です。
E資格模試を受験
E資格対策講座が終わった段階で、習熟度の確認をするためE資格模試を受検します。
模擬試験は、本番のE資格試験と同様に、4択問題形式により深層学習の理論を中心に出題されます。自身の習熟度を確認し、十分な得点が取れない苦手分野については、繰り返し復習することで理解を確実なものにしましょう。
E資格模試解説講座を受講
E資格模試の受験後は、復習のためE資格模試解説講座を受講します。解説講座の内容を確認しながら、自身の苦手な部分をしっかりと理解することで試験本番直前の復習においても大きな効果を発揮します。
攻略ガイドブックによる自学
E資格対策講座と模試によって得られた知識の定着化を目的に、攻略ガイドブックによる自学を進めていきます。ハンズオン講座の受講後は、自学により知識の定着化が図れるよう、受講した講座はオンライン動画で視聴が可能です。
試験直前まで使える「GETT ProskillオリジナルのE資格試験完全攻略ガイド」と「暗記用テキスト」も付いているため、試験直前まで効率的に自学を進めることができます。また、専門スタッフによるメールサポートも行っているため、学習を進める中での疑問点は都度解決することが可能です。
E資格を受験
講座の受講と自学による学習を経て、いよいよE資格を受験します。E資格を受験するためには、日本ディープラーニング協会が認定したプログラムの受講を修了する必要があります。
GETT Proskillの講座をすべて修了すると、本プログラム修了者でありE資格試験の受験資格を有することを証明する「修了認定証」が発行されます。また、日本ディープラーニング協会からE資格の受験申込コードが発行されるため、内容を確認しながら自身で試験申込手続きを進める必要があります。
合格
学習の成果を発揮し合格ライン以上の得点を獲得することで、E資格試験へ合格することとなります。
GETT Proskillでは、合格後のフォロー体制も万全に行われています。E資格合格後の転職活動のサポートや、実務でAIを活用される際の無料相談も受け付けているため、積極的に活用してみてください。
GETT ProskillのE資格講座の内容
最後に、GETT ProskillのE資格講座の内容について、解説していきます。最短で合格するための効果的なカリキュラムとなっていますので、本内容を確認し実際に受講する際のイメージをより具体的にしてみましょう。
E資格基礎講座
E資格基礎講座では、E資格合格に必要な基本的な数式を理解できるようになることを目標としています。また、AIの仕組みの理解や機械学習アルゴリズムについて、対策講座の内容を理解できるレベルまで習得していきます。
試験直前フォローアップ講座・模擬試験
試験直前フォローアップ講座・模擬試験では、過去の出題傾向をもとに作成された問題演習に取り組み、合格レベルに到達することを目標に学習を進めていきます。最新のAIトレンドを分析して作成された予想問題に取り組むことで、新領域の問題へも対応できるようになっています。
また、模擬試験の正答率70%以上を目指していきます。具体的には、カリキュラムは次の2つです。
- 資格の問題全範囲の総復習
- 実践形式に則した模擬試験 全119問の実施と解説
過去の出題傾向をもとに作成された問題演習や、最新のAIトレンドを分析して作成された予想問題の実施と解説によりフォローしていきます。
まとめ
E資格の講座は無料で受講することができるのか、また費用を抑えて講座を受講する際のおすすめを紹介しました。E資格の受験資格には、日本ディープラーニング協会が認定するプログラムの修了が必須ですが、無料で受けられるものはありません。
ディープラーニングに関連する職業の方や、E資格の取得を検討している方は、今回お伝えしたことを参考に、E資格の取得にぜひ挑戦してみてください。