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【2024】CanvaでPSDデータをインポートする方法は?注意点も解説!

Photoshopで作成したPSDデータをCanvaで編集したいと考えたことはありませんか。Canvaでは、PhotoshopのPSDデータの編集も可能です。

本記事では、CanvaでPSDデータをインポートする方法や、注意すべきポイントについて解説します。さらに、CanvaのデータをPSD形式で保存できるのかについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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Canvaの特徴

Canvaの特徴

Canvaは、デザインの知識がなくても簡単に高品質なグラフィックを作成できるオンラインビジュアルツールキットです。
そんなCanvaには、主に以下のような特徴があります。

  1. テンプレートが豊富で初心者でも簡単にデザインできる
  2. ブラウザ上で利用できる
  3. 無料でも多くの機能が使える
  4. 動画編集やWebサイト制作もできる

これらの、Canvaが持つさまざまな特徴について見ていきましょう。

特徴①テンプレートが豊富で初心者でも簡単にデザインできる

Canvaには、プレゼン資料・SNS投稿用画像・ポスター・名刺・動画など、さまざまな用途に対応したテンプレートが用意されています。
そのため、デザインの知識がなくても、既存のテンプレートを選んでテキストや画像を差し替えるだけで、プロ並みのデザインを作成できます。

また、テンプレートは定期的に追加されるため、トレンドに合ったデザインが可能です。
例えば、SNSの投稿デザインでは、その時々の流行に合ったレイアウトや配色が用意されるため、トレンドを押さえたデザインを簡単に作成できます。

テンプレートによって、デザインスキルのない初心者でも簡単に使いこなせるのがCanvaの大きな魅力です。

特徴②ブラウザ上で利用できる

CanvaはWebブラウザから利用できるため、アプリのインストールが必須ではありません。
インターネット環境があれば、どのデバイスからでもアクセスでき、パソコンやタブレット、スマートフォンで手軽にデザインを作成できるのが魅力です。

これにより、パソコンで作業をした後に、タブレットやスマートフォンでデザインの最終確認をしたり、微調整を行ったりもできます。

さらに、デザインを保存するたびにクラウド上にファイルが自動的にアップロードされるため、デバイスが変わっても作業の内容をそのまま引き継げます。

加えて、リンクの共有もできるので、チームでの共同作業にも最適です。

特徴③無料でも多くの機能が使える

Canvaには無料プランと有料プランがありますが、無料プランでも基本的なデザイン機能を利用できます。
無料ユーザーでも100万点以上のテンプレートや豊富な写真、アイコン、フォントなどを使用できるほか、簡単な画像編集やテキスト加工も可能です。

さらに、制限付きではありますが生成AIの活用もできます。
このように、誰でも初期投資なしで気軽にデザインを始められるのが、Canvaの大きな魅力です。

また、Canvaの有料プランに加入すれば、より使える素材や機能の数が増えます。
以下の記事では、Canvaの有料プランに契約する方法について解説しているので、有料版に興味がある方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

【2025】Canvaの有料プランを契約する方法は?無料期間や料金も解説!

特徴④動画編集やWebサイト制作もできる

Canvaは画像編集だけでなく、動画編集やWebサイト制作の機能も備えています。
動画編集では、豊富なテンプレートを活用し、テキストや画像を差し替えるだけでクオリティの高い動画を作成可能です。

さらに、アニメーションやBGMの追加もできるため、SNS用の短編動画やプロモーション映像の制作にも適しています。
また、Webサイト制作機能を使えば、コーディング不要で企業の紹介ページやポートフォリオサイトを作成でき、完成後はCanva独自のURLで公開まで簡単にできます。

PSDデータとは

PSDデータとは

PSDは「Photoshop Data(Document)」の略称であり、Adobe Photoshopで使用される拡張子が「.psd」の画像ファイル形式です。

通常の画像ファイルであれば、画像を1枚のレイヤーとして扱うため、保存後の編集が制限されます。
しかし、PSDファイルはレイヤー構造を保持できるため、後から個別に要素を修正したり、デザインを変更したりすることが可能です。

テキストや画像などを独立したレイヤーとして保存できるため、デザイン作業の柔軟性が高く、Webデザイン・印刷物・広告バナー・写真加工など、さまざまな用途で活用されています。

また、一般的な画像フォーマットであるJPEGやPNGとは異なり、PSDデータはWebサイトやSNSに直接アップロードできないのも特徴です。

CanvaにPSDデータをインポートする方法

CanvaにPSDデータをインポートする方法は、主にホーム画面から行う方法と、エディター画面から行なう方法の2種類があります。
それぞれの方法についてみていきましょう。

ホーム画面からインポートする方法

ホーム画面からインポートする方法

ホーム画面からPSDデータをインポートする方法には、以下の2つがあります。

  • ホーム画面にPSDデータをドラッグ&ドロップする
  • 「アップロード」ボタンから「ファイルをアップロード」を開き、フォルダーから読み込みたいPSDデータを選択する

ほかの拡張子のデータを読み込むのと同じ要領で、PSDデータのインポートも可能です。

エディター画面からインポートする方法

エディター画面からインポートする方法

エディター画面からPSDデータをインポートするには、エディター上にPSDデータをドラッグ&ドロップすることで行えます。

エディター画面でインポートしたら、サイドメニューの「プロジェクト」から読み込んだPSDデータを使用可能です。

また、CanvaからPhotoshopと同じAdobeソフトであるIllustratorにデータ変換する方法については、以下の記事で解説しています。
CanvaのデータをIllustratorの「.ai」データに変換したい場合は、ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。

【2025】Canvaからイラストレーターにデータを変換する方法を詳しく解説!

CanvaにPSDデータをインポートする際の注意点

CanvaにPSDデータをインポートする際の注意点

CanvaにインポートされたPSDデータは、必ずしも完全な状態ではありません。
CanvaにPSDデータをインポートする際には、特に以下の点に注意する必要があります。

  1. フォントが異なる場合がある
  2. ラスター画像の場合カラーを編集できない

これらのCanvaにPSDデータをインポートする際の注意点についてみていきましょう。

注意点①フォントが異なる場合がある

PhotoshopのPSDデータをCanvaにインポートすると、使用されているテキストがCanva上で正しく表示されない場合があります。
これは、PSDファイルに含まれるフォントがCanvaにない場合、自動的に別のフォントに置き換えられるためです。

特に、フォントはデザインの雰囲気を大きく左右するため、フォントが変更されると意図したデザインと異なる仕上がりになってしまいます。
そのため、後にCanvaで編集することがわかっている場合は、意識的にCanvaをサポートしているフォントを使用するとよいでしょう。

また、フォント以外にもデータ内に要素が多い場合は、全体的にデザインが崩れやすい点にも注意が必要です。

注意点②ラスター画像の場合カラーを編集できない

Canvaにインポートしたファイルのカラー編集が可能かどうかは、デザインの作成に使用したオリジナル画像の形式によって異なります。
ベクター画像は、個々のパーツごとに色を変更できる可能性がありますが、ラスター画像で保存されている場合、Canvaではカラーを直接編集することができません。

これは、ラスター画像がピクセルの集まりとして保存されているため、各要素を個別に認識して変更できないためです。

そのため、PSDデータをCanvaで編集する予定がある場合は、デザインの作成時に使用するオリジナル画像のタイプをベクター形式にしておく必要があります。

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CanvaのデータをPSDで保存する方法はある?

CanvaのデータをPSDで保存する方法はある?

Canvaは、PSD形式での書き出しに対応していません。
そのため、Canvaで作成したデザインをPhotoshopで編集したい場合は、一度別のファイル形式で保存してから、Photoshopで開いて加工する必要があります。

また、Canvaが対応している書き出し形式は以下のとおりです。

ジャンル ファイル 特徴
画像 JPG ファイルサイズが小さい。写真に最適。
PNG 透過処理が可能。グラフィックに最適。
SVG 透過処理が可能。カラーの変更が容易。
文書 PDF(標準) イラストやテキスト、解像度が96dpiのグラフィック用。
PDF(印刷用) 解像度300dpiで印刷する用。
PPTX(Microsoft PowerPoint) Microsoft PowerPointの標準ファイル形式。
DOCX(Microsoft Word) Microsoft Wordの標準ファイル形式。
動画 MP4 動画や音楽を使用したデザインに最適。
GIF アニメーション素材に最適。

JPGやPNGにすることでCanvaで作成したデータをPhotoshopで開けますが、編集情報は失ってしまっている点には注意が必要です。

Canvaの基本操作を学ぶなら

Canva基礎セミナー

データをインポートする方法など、Canvaの基本的な操作方法を学ぶなら、GETT Proskillが提供するCanva基礎セミナーがおすすめです。
Canvaは使える機能が多いため、基礎がないがしろになってしまう場合があります。

Canva基礎セミナーなら、Canvaの使い方を一から学べるため、初心者でもスムーズに操作方法を習得できます。
また、実際に広告デザインやSNS用動画を作りながら学習できるので、どのような流れで作品が作れるのかを知れるのも魅力です。

Canvaを一から学んでみたいと考えている方は、ぜひCanva基礎セミナーをチェックしてみてください。

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CanvaでPSDデータをインポートする方法のまとめ

今回は、CanvaでPSDデータをインポートする方法について紹介しました。Canvaではホーム画面やエディター画面からPSDデータをインポートできます。

そのため、Photoshopで作成したデザインもCanvaで編集が可能です。
ただし、要素が多かったりフォントが対応していなかったりすると、デザインが崩れてしまう可能性がある点には注意が必要です。

インポート後は必ずデザインを確認し、必要に応じてフォントの置き換えやレイヤーの再調整などの修正作業を行いましょう。

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