「おすすめのBricsCADスクールが知りたい」「BricsCADスクールの選び方や効果的な受講方法は?」という方も多いでしょう。コストを抑えながら2D・3D・BIMまで1本でこなせるBricsCADですが、独学ではなくスクールでまとめて学びたいという人が増えています。
そこで本記事では、BricsCADスクールの費用相場や学べる内容を整理したうえで、おすすめのBricsCADスクール5選を比較表付きで紹介します。
BricsCADとは?

出典:OCTAVE
BricsCADは、Bricsys社が開発・提供している汎用CADソフトです。図面の標準フォーマットである.dwgとの互換性が高く、「DWG互換CAD」「AutoCAD互換CAD」と呼ばれるジャンルの中でも世界各国で利用されている製品です。
製造業から建築、土木まで幅広い業界の設計現場で使われており、日本国内でも導入する企業・個人が年々増えています。特徴は、コストパフォーマンスの高さです。BricsCADには、サブスクリプションに加えて永続ライセンスも用意されています。
BricsCADスクールの費用相場
BricsCADスクールの費用は、受講形式や指導スタイルによって変わります。下記は、現在受講できる主なBricsCADスクールの費用感をまとめたものです。
| 受講タイプ | 費用相場 |
|---|---|
| 集合型スクール・セミナー | 約3万〜4万円/講座 |
| マンツーマン指導 | 約6万〜13万円/講座 |
| 業種別の実務講座 | 約10万円前後+教材費/回 |
| eラーニング | 1万円〜/年 |
集合型のBricsCADスクール・セミナーであれば、3万円台後半が目安です。一方、マンツーマンのスクールは1名あたり6万〜13万円程度と高めですが、その分、疑問をその場で解消しながら自分のペースで進められます。
以下の記事では、BricsCADの価格についても紹介していますので、ソフトを持っていない方はあわせて参考にしてください。
BricsCADスクールで学習できること
BricsCADスクールで学べる内容は、ソフトの基本操作から実務レベルの作図テクニックまで幅広く用意されています。初心者向けのスクールであれば、まずBricsCADの画面構成や初期設定の確認から始まり、そこから本格的な作図へと段階的に進んでいきます。
多くのBricsCADスクールでカバーされている学習項目は、以下のとおりです。
- 基本操作
- 編集機能
- 画層・プロパティ管理
- 再利用と注釈
- レイアウト関連
スクールによっては、3Dモデリング、BIM、Mechanicalといった領域や、建築、土木、機械など業種ごとの図面作成までカバーするスクールもあります。
BricsCADスクールの選び方

BricsCADは多機能なソフトのため、「BricsCAD対応」と書かれているだけで選ぶと、自分の目的とズレてしまうことがあります。ここでは、BricsCADスクール選びのために確認したい3つのポイントを紹介します。
- AutoCADからの移行を前提に教えてくれるか
- 3D・BIM・Mechanicalまで学習範囲を選べるか
- 短期間で実務レベルまで学習可能か
①AutoCADからの移行を前提に教えてくれるか
BricsCADを学ぶ人の多くは、すでにAutoCADを使っているか、社内・取引先でAutoCADが使われているということが多いでしょう。そのため、AutoCADからの移行を前提に教えてもらえれば、スムーズに実務で活用しやすくなります。
移行を意識したBricsCADスクールでは、AutoCADと共通する部分を確認しつつ、つまずきやすい違いの説明に時間を割いてくれます。特にAutoCAD経験者は、移行サポートの有無を申し込み前に必ず確認しておきましょう。
②3D・BIM・Mechanicalまで学習範囲を選べるか
BricsCADの強みは、2D作図だけでなく3Dモデリングやダイレクトモデリング、BIM、Mechanicalまでを1本のソフトで扱える点にあります。
たとえば、
- まずは2Dで図面が描ければ十分という人
- 将来的に3D機械設計やBIMにも踏み込みたいという人
では、選ぶべきBricsCADスクールは異なります。
2D中心の基礎スクールで十分な場合もあれば、3D・Mechanicalに強いスクールを選んだ方が良い場合もあります。受講前にカリキュラムを確認し、自分の学びたいレベルに合わせて選べるかをチェックしておくのがおすすめです。
③短期間で実務レベルまで学習可能か
BricsCADスクールを選ぶ際は、短期間で実務に必要な操作まで習得できるかも重要です。
独学の場合、わからない部分を調べるだけで時間がかかり、実務で使えるレベルに到達するまで遠回りになることもあります。短期集中型の講座や実務課題を使ったカリキュラムであれば、必要な操作を効率よく学びやすくなります。
また、受講後すぐに仕事で使いたい人は、講座内で実際の図面に近い演習があるか、質問しながら操作を確認できるかもチェックしておきましょう。
おすすめのBricsCADスクール5選

ここからは、現在受講できるおすすめのBricsCADスクールを5つ紹介します。
| スクール名 | 運営 | 特徴 |
|---|---|---|
| BricsCAD基礎セミナー | GETT Proskill | Bricsys公式で、短期間で実務レベルまでのスキル習得が可能 |
| BricsCAD講座 | CADCIL | Autodesk認定のマンツーマン指導 |
| ゼロからはじめるBricsCAD講座 | CDIキャリアスクール | BricsCADを活用した業種別の実務講座が充実 |
| BricsCAD講習・ウェビナー | 図研アルファテック | 自身のレベルに合わせてスクールの内容を選択できる |
| BricsCAD無料オンラインレッスン | OCTAVE | 公式教材を無料で学べる |
①BricsCAD基礎セミナー|GETT Proskill
GETT Proskillの「BricsCAD基礎セミナー」は、BricsCADを短期間で集中的に学びたい人に向いた講座です。講座の内容としては、画面操作や初期設定から始まり、データ管理や活用などの応用操作までを学習します。
CADにあまり慣れていない人でも、段階を追って操作を理解しやすい点が特徴です。また、受講者には218ページのオリジナル教材PDFも配布されます。
講座中に理解しきれなかった部分をあとから確認できるため、復習しながらBricsCADの操作を定着させたい人にも使いやすいです。まずは以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
| セミナー名 | BricsCAD基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
②BricsCAD講座|CADCIL
BricsCAD講座は、CADCILが運営するCADスクールです。Autodesk認定トレーニングセンターとしての実績があり、BricsCAD講座ではオンラインのマンツーマン指導を受けられます。
内容としては、BricsCADの基本操作だけでなく、画層管理、文字・寸法、レイアウト、異尺度対応、印刷まで幅広く学べます。1対1で進められるため、わからない部分をその場で質問しやすいのも魅力です。集団スクールだと質問しにくい人や、自分の理解度に合わせて進めたい人に向いています。
③ゼロからはじめるBricsCAD講座|CDIキャリアスクール
CDIキャリアスクールの「ゼロからはじめるBricsCAD講座」は、AutoCAD互換のCADを使いながら、コストを抑えて実務スキルを身につけたい人向けの講座です。この講座の特徴は、基本操作だけで終わらず、業種別の実務講座まで用意されている点です。
建築施工図入門、RC造建築製図、土木製図、機械製図、設備系の図面作成など、実際の仕事に近い内容を学べます。さらに、受講者が普段扱う図面に合わせて課題をカスタマイズしてもらえる場合もあります。
④BricsCAD講習・ウェビナー|図研アルファテック
図研アルファテックは、BricsCADの販売代理店として、導入支援から教育まで行っている企業です。スクールというより、BricsCADを導入・活用したい企業向けの学習窓口に近い位置づけです。
導入検討者向けには「はじめてのBricsCAD」ウェビナーが用意されており、保守契約ユーザー向けには「BricsCAD 3D講習会」なども開催されています。Q&Aの時間もあるため、導入後の疑問を解消しながら理解を深めやすいでしょう。
⑤BricsCAD無料オンラインレッスン|OCTAVE
Bricsysが公式に提供している無料オンラインレッスンは、費用をかけずにBricsCADを触ってみたい人におすすめです。登録は無料で、ライセンスを持っていない体験版ユーザーでも利用可能です。
内容は、BricsCADの基本操作から、AutoCADからの移行に役立つコース、印刷関連の操作、BricsCAD MechanicalやBIMといった業界向け製品のコースまで幅広く用意されています。日本語字幕付きの動画もあるため、独学でも学びやすいでしょう。
以下の記事では、BricsCADのおすすめスクールではなく講習も紹介しているので、あわせてご覧ください。
BricsCADスクールを効果的に受講する3つのコツ
BricsCADスクールは、ただ受講するだけでは十分に活かしきれません。ここでは、スクールの受講時間を無駄にしないために意識したい3つのポイントを紹介します。
- 作れるようになりたい図面を決めておく
- AutoCADとの違いを質問できるようにしておく
- BricsCAD独自機能は使いどころまで確認する
①作れるようになりたい図面を決めておく
BricsCADスクールを受講する前に、まず決めておきたいのが「どんな図面を描けるようになりたいのか」です。
ゴールが曖昧なまま受講すると、コマンドの使い方は覚えたものの、実務でどう使えばいいのかわからない状態になりがちです。
あらかじめ目標となる図面を決めておけば、講師にも具体的な相談がしやすくなります。たとえば「この図面を描くには、どの機能を使えばよいですか」と聞ければ、より実務に近いアドバイスを受けられます。
②AutoCADとの違いを質問できるようにしておく
AutoCADを使った経験がある人は、BricsCADとの共通点よりも違いに注目すると、効率よく学べます。
BricsCADはAutoCADと操作感が近く、基本的なコマンドも似ています。そのため、すでにAutoCADに慣れている人であれば、基本操作に多くの時間を使うより、移行時につまずきやすい部分を重点的に確認したほうが実務に活かしやすくなります。
たとえば、
- オプション設定
- 文字や寸法のスタイル管理
- レイアウト関連
などは、AutoCADと画面構成や操作手順が異なる場合があります。こうした部分について、事前に質問できるようにしておくと、スクールの内容をより実務に結びつけやすくなります。
③BricsCAD独自機能は使いどころまで確認する
BricsCADを学ぶなら、基本操作だけでなく、BricsCADならではの機能も学習すべきです。
BricsCADには、先述した通り作図やモデリングを効率化する機能があります。ただし、機能は名前や操作方法を知っているだけでは、実務でなかなか使いこなせません。
スクールで独自機能の説明を受けたら、
- この機能はどんな図面作成で使うと便利ですか?
- 自分の業務だと、どの場面で活用できますか?
といった形で質問してみましょう。自分の仕事につながる質問をすることで、スクール受講後に使うイメージが持ちやすくなります。
BricsCADスクールについてのまとめ
BricsCADは、AutoCADとの互換性が高く、2D作図だけでなく、3D、BIM、Mechanical分野まで対応できるCADです。独学でも学べますが、機能が多いため、独学で理解しようとすると時間がかかります。
そのため、短期間で実務に必要な操作を身につけたい場合は、スクールを活用しましょう。また、受講前には作りたい図面のゴールを決め、AutoCADとの違いや独自機能の使いどころを質問できるように準備しておくことが大切です。