facebook

BricsCADのダウンロード方法とは?

BricsCADはAutoCADとの互換性があることから気になってはいるものの、どういうソフトなのかよくわからない、使用する際のダウンロード方法について手順を知りたいという方もいるでしょう。ここでは、BricsCADが何ができるソフトなのか、サポートは充実しているのか、ダウンロードは簡単にできるのか、体験版はあるのかなどの疑問点について解説します。

BricsCADとは何?

BricsCADは、ベルギーのBricsys社で開発された.dwg互換CADです。永久ライセンスとして安い価格で購入できることに加えて、価格が高いAutoCADとの互換性がある、開発サポート、15言語対応、他のソフトとの連携、複数種類のラインナップからの選択など様々なメリットがあります。AutoCADとの互換性があるため、CADデータ資産をそのまま使用することができます。また、AutoCADの使用経験がある場合は一から操作を覚え直す必要がないため、操作を学ぶ工数を大幅に減らすことが可能です。

開発サポートはBricsys社、または日本の代理店であるアルファテック社で受け付けています。Bricsys社の場合はメールによる英語での対応ですが、開発元から無償でサポートを受けることができます。アルファテック社の場合はメール、または電話で日本語の有料サポートを受けることができるため、英語に自信がない人でも安心してサポートを受けられます。電話やメールでのサポート以外にも、アルファテック社の公式ホームページのサポートで動画や解説が用意されています。そのため、初心者にも安心です。言語対応は、母国語以外でも入手可能です。そのため、日本語以外を使う方でも日本での作業が可能となっています。

ラインナップは5種類あります。Liteは一番お手頃な価格でライセンス購入ができ、汎用2D CADです。作図や編集寸法などの一般的機能を使用できる作画機能、固定や一致同心円などの拘束を付けることができる2D拘束、好きなように作図環境の設定を保存する機能、LISPコマンドを利用した作業の自動化の利用が可能です。Proは汎用2D/3D CADです。Liteの機能に加えて簡単な操作が可能になるダイレクトモデリング機能、3Dモデルのイメージを出力するレンダリング機能、VBricsCADの動作方法を変更できるBA&BRX機能が使用できます。

Commmunicatorオプションを使用すればSTEやSTPなどのファイルの書き出し、IGSやIGESなどのファイルの読込みが可能です。ダイレクトソリッドモデリングに対応する3D幾何拘束作成、3Dソリッドモデルを簡単に変更できる設計意図認識、dwqファイルをメカニカルコンポーネント階層構造で扱うことができるようにしたアセンブリモデリングというものもあります。Mechanicalは2D/3D CAD・3D機械/板金設計です。Proに加えて板金パーツのモデリングや図面を作成できる板金機能が使用できます。BIMは2D/3D CAD・BIM設計です。Proの機能に加えてBIMモデリングとプロジェクトの管理機能が使用できます。Ultimateは2D/3D CAD・3D機械/板金設計・BIM設計です。ProとMechanical、BIMのすべての機能を使用できます。

また、すべてのライセンスにおいて1年間のサポートオプションが付いています。内容は、契約期間中にメジャーバージョンのアップデートをする権利とメールサポート優先権利です。

BricsCADのダウンロード方法と始め方は?

BricsCADはライセンス未購入の場合でも、体験版を30日間使用することができます。最新版か古いバージョンかでダウンロード方法が多少異なります。ダウンロードの前にはシステム要件と推奨事項をよく確認しましょう。最新版のダウンロード手順は次の通りです。

  1. Bricsysのウェブサイトで登録をし、ログインをします。登録内容は名前やメールアドレス、住所や電話番号、パスワードです。会社名は任意で構いません。
  2. 「ダウンロード」をクリックします。
  3. プラットフォームや言語、32bitか64bitかの選択をします。
  4. 利用規約をよく確認し、「利用規約に同意します」にチェックをします。
  5. ダウンロードボタンをクリックします。

古いバージョンのダウンロード手順は次の通りです。
1~2は最新版ダウンロード手順の1~2と同様です。

  1. Bricsysのウェブサイトで登録をし、ログインをします。
  2. 「ダウンロード」をクリックします。
  3. 「古いリリースを見る」をクリックします。
  4. プラットホームと言語を選択します。
  5. どのリリースバージョンを使用したいかを選択します。
    6.32bitか64bitかの選択をします。
  6. 最新版ダウンロード手順の4~5と同様に利用規約を確認し、ダウンロードします。

ダウンロードをするためには登録が必要ですが、登録を済ませれば比較的簡単にダウンロード可能です。ダウンロードが完了した後は、コンピューターの管理者権限を持つユーザーでインストールをします。ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックで起動し、画面の内容に沿ってインストールを進めます。インストール後にBricsCADを起動すると「BricsCADランチャ」メニューが表示されます。体験版を使用する場合は「体験版を使用」をクリックします。体験版の場合はUltimateライセンスと同様の機能を使用可能です。また、低いライセンスレベルにすることも可能となっています。ライセンス購入前にひとまず体験をしてみると良いでしょう。

ライセンスを購入し、製品版を利用する場合はライセンスキーを入力する必要があります。この作業はオフラインではできないため、必ずインターネットに接続できる環境で行います。入力方法は次の通りです。

  1. 「ライセンス管理」ボタンをクリックします。
  2. ボタンクリック後はライセンスキーを入力し「OK」をクリックします。

仮に、ライセンス購入をせずに無料体験期間が終了した場合はShapeライセンスに移行します。移行後にライセンス購入をした場合は、アンインストールをせずにライセンスキーを入力することで製品版を利用することが可能です。

BricsCADの使い方とは?

ここでは、BricsCADの使い方を見ていきましょう。まず、BricsCADを起動すると「BricsCADランチャ」メニューが表示されます。このメニューは見やすく、初めて使用する人でも直感的に使いやすいレイアウトになっています。メニューには購入したライセンスに基づいたワークスペースが表示されています。例えば、Liteライセンスの場合は「3Dモデリング」が表示されませんが、Proライセンス以上を使用している場合は表示されます。共通のメニューとしては、前回使用したワークスペースと同じもので起動できるメニューや「BricsCADランチャ」メニューを次回以降も表示するかのチェック、デフォルトの図面の単位をミリにするかインチにするかの表示設定があります。

ワークスペース選択後は、図面の構成を選択します。この時にテンプレートファイルを使用することも可能です。新しい図面ファイルには名前を付けて保存します。その後は、作成したファイルが何かしらのトラブルで消えてしまわないように、自動保存とバックアップの設定をすると良いでしょう。保存後は、点を選択しての線や円弧の作成、長方形や円の作成、図形の作成、値を入力しての図面作成や一度作成した図面のコピーなどを駆使して作画をしていきます。

作画後は、印刷や電子のための設定や出力ページ設定を利用しての最終外観決めとフォーマット決めをします。また、作画者以外の人とデザインを共有することもできます。その場合は、印刷の設定をしましょう。ここでは2Dの作画での使い方を簡単にご紹介しましたが、使用できる機能は他にも様々なものがあるため、実際に使用して確かめてみるのが良いでしょう。

BricsCADをダウンロードしてまずは使い心地を体験してみよう

BricsCADは安価で様々な機能が使用できるソフトです。ライセンスが複数あることから、使用したい機能に合わせて選ぶことができます。簡単な登録をすれば、ダウンロードと使用開始も容易です。また、無料体験版を30日間使用することができるため、少しでも気になった方はまずお試しでダウンロードして使い心地を体験してみましょう。

BricsCADの無料体験版ダウンロードはこちらからダウンロードできます。

最新情報をチェックしよう!