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【2024】AutoCADに関連する資格5選!取得難易度や勉強方法も解説

「AutoCAD」は、Autodesk社が開発した2Dや3Dの作図を行えるCADソフトウェアです。拡張性が高く、建築業や製造業をはじめ様々な業界で幅広く使用されています。そんなAutoCADですが、技術やスキルを身につけた証明となる資格があるのをご存知でしょうか?

AutoCADに関連する資格を保有しておけば、CADを扱う業種でのキャリアアップや就職を有利に進められるでしょう。

そこで本記事では、AutoCADに関連する資格を取得したいという方を対象に、関連する資格の種類や難易度、取得するための勉強方法について解説します。

AutoCADの資格とは?

AutoCADの資格とは?

AutoCADの資格とは、CADソフトの1つである「AutoCAD」の操作スキルや知識を証明できる資格です。

AutoCADに関する資格は1つではなく複数の資格が存在し、資格によっても建築業、製造業、アパレル業界などアピールできる業界は様々です。
例えば、AutoCADに関連する資格に「建築CAD検定試験」というものがあります。この資格は、建築系のCADスキルに特化した試験であり、AutoCADを用いて建築業での設計や製図ができることを証明する資格です。

このように、AutoCADの操作スキルを証明できるといっても業界ごとにアピールできる資格は異なることを覚えておきましょう。

AutoCADに関する資格の取得は意味ない?

AutoCADに限らずですが、CADに関連する資格の取得は意味ないと耳にすることがあります。実際にCADの資格は持っていなくても、CADオペレーターやCADに関する業務に従事することは可能です。

しかし、キャリアアップや就職において有利になることは間違いありません。実際にCADの操作スキルが身についていても、口頭で説明するのは難しく、資格を持っておけば一目でわかります。
資格取得は意味ないと言われていても実際に持っておくことで不利になることなく、有利になることも多いでしょう。

AutoCADに関連する資格5選!

AutoCADに関連する資格を5つ紹介します。

資格名 難易度(3段階評価) 概要
建築CAD検定試験 準1級・2級・3級・4級(4級は高校の団体のみ)
2次元CAD利用技術者試験 1級:過去の1級有資格者、もしく2級有資格者
2級:制限なし
基礎:制限なし
3次元CAD利用技術者試験 1級/準1級:2級合格者(1級受験は準1級の認定番号でも可)
2級:制限なし
Autodesk認定試験プログラム AutoCAD:70%以上
Revit:73%以上
Fusion360:70%以上
3次元設計能力検定 3次元CADコース
図面作成コース
プロ設計者コース

建築CAD検定試験

建築CAD検定試験は、実務試験メインの試験です。実務レベルのAutoCADスキルが求められるため、初心者には難易度が高めです。試験の等級は準1級・2級・3級・4級があり、準1級は合格率はわずか数%となっています。

また、4級は高校の団体のみしか受験ができないため、初心者であればまずは3級から受験をしましょう。

2次元CAD利用技術者試験

2次元CAD利用技術者試験は、CADの基本知識や製図に関するスキルを問われます。AutoCADでの図面の読み描きの技術を証明できる資格で、これからAutoCADの勉強をする人におすすめです。

現在は3次元CADを利用する企業が増えており2次元CADの需要は低くなっていると言われていますが、まだまだ需要のある資格です。資格の等級は「1級・2級・基礎」とあり、1級は2級の資格を持っていなければ受講はできないため、まずは2級・基礎の取得を目指しましょう。

3次元CAD利用技術者試験

日本全体で高付加価値な製品設計が求められる昨今において、重要となるのが3次元CADの活用です。先述した通り、3次元CADを使用する企業は増えており、それに伴い3次元CAD利用技術者試験の需要も高まっています。

AutoCADに関連する資格の中でも「2次元・3次元CAD利用技術者試験」は身近なものであり、資格の取得によってAutoCADの操作スキルを証明できるでしょう。等級は1級・準1級・2級とあり、1級・準1級に関しては2級合格者でなければ、受講することはできません。

Autodesk認定試験プログラム

Autodesk認定試験プログラムは、オートデスク・ユーザー20万人以上が取得している全世界共通の認定資格制度です。AutoCADを中心とするオートデスク製品ユーザーの実務に則した「CAD操作・スキル」を証明することができます。

実践的な操作を中心に学習できるため、AutoCADの知識やスキルを身につけたい人はおすすめです。国外でも通用する資格であるため、取得しておきたい資格ではありますが、取得難易度は高く初心者ではハードルが高いと言えます。

3次元設計能力検定

3次元設計能力検定は、3次元CADの基礎的能力を証明する試験です。製造業に特化した資格であり、製造業でAutoCADを使用した製図ができる能力を証明できます。

実務試験の1週間前に事前問題が付与され、試験当日までにデータを用意して実施します。試験コースは3次元CADコース、図面作成コース、プロ設計者コースに分かれています。

AutoCADに関連する資格を取得するメリット

AutoCADに関連する資格を取得するメリット

 

AutoCADに関連する資格を取ることで以下3つのメリットを得ることができます。

  • 業務効率の向上
  • 企業のイメージ向上
  • スキルや知識のアピールになる

業務効率の向上

AutoCADに関連する資格を取得するということは、AutoCADの操作スキルや知識を身についているということです。そのため、業務の正確性や業務スピードの向上が可能になり、業務効率化につながります。

CADソフトというのは様々な種類がありますが、汎用性の高いAutoCADなどは業務において属人化しやすい傾向にあります。しかし、資格の勉強や取得を通して、体系的に学習できるため属人化の緩和が実現します。

企業のイメージ向上

AutoCADに関連する資格を持つ人材の確保は企業のイメージ向上にも繋がります。発注先を探しているクライアントは企業のホームページなどを見て、依頼先を決めるケースも多くあります。

この際に、AutoCADの資格保有者が何人いるかを記載することで対外的な信頼を得やすくなります。また、人材確保が難しい昨今においても「資格取得支援」や「スキルアップ支援」など記載できれば、求職者の目に留まりやすくなり、人材確保もしやすくなるでしょう。

スキルや知識のアピールになる

AutoCADに関連する資格を持つことはスキルや知識のアピールになります。例えば、就活の面接において操作スキルや知識を持っていると口頭で伝えても、大きな実績などあれば話は別ですが、実際にスキルがあるかは面接官から判断しにくいのです。

しかし、資格を取得していればスキルや知識があることが職務経歴書などに記載でき、スキルや知識のアピールになるでしょう。

AutoCADに関連する資格の勉強方法

AutoCADに関連する資格の勉強方法

最後にAutoCADに関連する資格の勉強方法について以下3点解説します。

  • 参考書で学ぶ
  • 講座やセミナーの受講
  • 公式サイトで学習

参考書で学ぶ

AutoCADに関連する資格は参考書で学習できます。初心者〜上級者レベルなど、様々な参考者が発売されているため自分のレベルに合わせて勉強することができます。また、過去に出題された過去問だけをまとめた参考書など効率よく勉強ができるのもメリットの1つです。

ただし、参考書で学習する場合モチベーションの維持が難しく専門用語が多いCAD系は挫折してしまうこともあるでしょう。また、AutoCADに関連する資格の中には実技スキルを問われる場合もあり、参考書だけで身につけるのは難しいのです。

そのため、参考書で学習を行う際はある程度の知識を保持していたり、実技学習ができる環境がある人におすすめの学習方法です。

AutoCADを参考書で学習したいという方は以下の記事で、おすすめの本を解説していますので、併せてご覧ください。

【2024】AutoCADの本10選!製図の作り方から資格取得まで学べる本を解説

講座やセミナーの受講

講座やセミナーはCADに関する専門知識を有する人に直接教えてもらえるため、誤った知識を覚える必要もありません。近年では、オンラインでの受講も可能なので自宅で学習できるのもメリットです。

特に難易度が高い資格の取得には講座やセミナーを受講がおすすめです。独学に比べると費用はかかりますが、短期間で業務で使用できるレベルまでスキルや知識が向上できるのも魅力の1つです。

「どの講座を受講していいかわからない」という方は、BIZROADが運営する「AutoCAD基礎セミナー講習」がおすすめです。AutoCAD基礎セミナー講習は2日間の講習を通して、応用操作までマスター可能です。AutoCAD初心者でも受講可能ですので、ぜひ検討してみてください。

また、セミナーや講座の選び方については以下の記事でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

AutoCADのセミナーで一番おすすめなのは?選び方や口コミ・人気セミナーを徹底調査

公式サイトで学習

公式サイトで学習

引用:Autodesk

AutoCADはAutodesk社が開発・販売しているCADソフトですが、Autodesk社の公式ホームページではAutoCADの使い方に関する動画がアップされています。アップされている動画はAutoCADの基礎的な知識や製図の方法などの学習コンテンツが無料で見れます。

また、図面テンプレートも用意されているので動画を見ながら実際に手を動かして学習も可能、お金をかけずに資格の学習をしたいという方におすすめです。

AutoCADに関する学習方法については以下の記事でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

【2024】AutoCADの学習方法5選!初心者OKの書籍・セミナー学習まで解説

AutoCADに関連する資格についてのまとめ

AutoCADに関連する資格についてのまとめ

AutoCADに関連する資格は様々ですが、資格を取得しておくことでスキルや知識の証明ができるため就職や業務において有利になります。ただし、資格の難易度によっては初心者ではハードルが高いモノもあるため、自分のレベルに合わせて挑戦してみてください。

また、AutoCADに関連する資格において「短期間で資格取得を目指したい」「専門家に教えてもらいながら学習したい」という方は講座やセミナーの受講がおすすめです。ぜひ、本記事で紹介したセミナーの受講も検討してみてください。

AutoCADに関連する資格の 取得難易度や勉強方法を解説!
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