今回はAutoCADのソフトウェアの更新方法を紹介します。
現在では、AutoCADはサブスクリプション契約での購入方法だけになっています。
そのため、オートデスクのウェブサイトから更新を行う方法だけになっています。
新しいバージョンのソフトウェアへのアップグレードやすでにインストールされているソフトウェアの更新、修正プログラムのダウンロードをウェブサイトから行います。
AutoCADのソフトウェア更新
AutoCADは2016年に永久ライセンスというソフトウェアの買い切りでの購入を廃止しました。
そのため、現行製品ではサブスクリプション契約だけになっています。
買い切りのソフトウェアでもオートデスクのウェブサイトからプログラムのインストールや修正プログラムの確認を行うことができました。
もちろん、新しいバージョンのソフトウェアにするためにはさらに購入する必要がありました。
オートデスクのウェブサイトを確認しながらプログラムの修正があるのかどうかを確認しに行く必要がありましたので忙しさにかまけていたら修正プログラムが溜まってしまったということもあったのではないでしょうか。
現在のサブスクリプション契約であれば、オートデスクから更新情報が表示される設定も可能です。
情報を更新する作業の省力化に繋がります。
AutoCADのライセンス更新
サブスクリプション契約の契約期間は3つから選ぶことができます。
- 1ヶ月契約
- 1年契約
- 3年契約
この期間はソフトウェアのアップグレードやダウングレードも可能です。
加えて、セキュリティに関する修正プログラムのダウンロードが行えるようになっています。
随時情報が出ていますのでオートデスクのアカウント管理から確認することが大切です。
ライセンスの更新については、アカウント管理の製品情報から確認することができます。
サブスクリプションの更新設定では、自動更新を設定することも可能ですので使い続けることが決まっているなら自動更新のままで設定変更する必要はありません。
一方、試しに1ヶ月や1年などの使用を考えている場合は、自動更新の設定を変更する必要があります。
使わないことが決まっていても、自動で更新してしまいます。
もったいないので自動更新をONにしているのか、OFFにしているのかを確認してください。
ソフトウェアのセキュリティ更新の必要性
多くのソフトウェアではセキュリティの問題やOSの更新に伴った変更点などのためにソフトウェアの更新が行われています。
現代のインターネット時代では、ウイルスやマルウェアなどどこからでも侵入される可能性が高いため、必要な対策は打っておく必要があります。
AutoCADでも同様です。他のソフトウェアでも、セキュリティの脆弱性から問題が発生することはニュースなどで報道されてくることがあります。
AutoCADでもそれを防ぐためなどでセキュリティプログラムなどの更新が定期的に行われています。
ソフトウェアの脆弱性により、大幅なアップデートなどの情報はニュースなどにもなることがあります。
そのため、情報を確認しておく必要があります。
新しいバージョンのAutoCADをインストールする
AutoCADをサブスクリプション契約している場合、契約期間中にオートデスクより新しいバージョンがリリースされたら、AutoCADの最新バージョンのインストールが可能です。
もちろん、サブスクリプション契約を行っていれば、以前のバージョンのAutoCADをインストールすることも可能です。
使用中のパソコンの仕様が最新バージョンなどと合わない場合は、旧バージョンを使用することも可能ですし、自分のパソコンに合うのかどうかをインストールして確かめることもできます。
以前のような買い切りでの購入だった場合は、新しいソフトウェアや古いソフトウェアを選択してインストールすることができなかったですので、サブスクリプション契約で対応できる機能ですのでやれることが増えて興味深いことです。
相手先の使用しているAutoCADによっても使い方を変えることも可能です。
新しいソフトウェアは旧バージョンのAutoCADを使えるので新しいものに更新していくことが便利に使えそうです。
- オートデスクのアカウントにサインイン
- 「すべての製品とサービス」を選択
- インストールするAutoCADの「ダウンロードの表示」を選択し、ソフトウェアをダウンロードする
WindowsもMacもプログラム更新は対応可能
更新が可能なことはWindowsOSを使っている方もMacOSを使っている方も同様です。
サブスクリプション契約をしている方なら、オートデスクのアカウント管理から製品の更新を確認することでインストールすることが可能なAutoCADや修正プログラムが確認できます。
WindowsのOSを使っている方はインターネットが接続されている状態であれば、更新情報をオートデスクから受け取ることも可能です。
オートデスクのアカウント管理から更新情報を確認することができます。
Windowsに対応するセキュリティプログラムやMacに対応するセキュリティプログラムなどが複数ありますので使っているOSなどに対応するものを選択して更新します。
AutoCADの更新
サブスクリプション契約をしていると、定期的にソフトウェアの更新が行えます。
随時、ソフトウェアの更新プログラムがリリースされています。
オートデスクのアカウントやWindowsの方はデスクトップアプリからの更新プログラムの入手が可能になっています。
オートデスクアカウントから更新
- オートデスクアカウントにサインイン
- 「製品とサービス」から「製品の更新」を選択
- 更新プログラムの「ダウンロード」を選択してプログラムを更新する
オートデスクアプリから更新(Windowsのみ)
- オートデスクアプリの製品の更新プログラムは自動的に利用可能
- 表示される更新プログラムを選択してインストール
AutoCADの使い方に困ったらセミナーがおすすめ
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1からAutoCADの使い方をしっかり理解することにより、もう更新や設定などの細かい情報で困ることがなくなります。
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旧バージョンのAutoCADが使える
AutoCADのバージョンは2023が最新バージョンになっています。
OSやメモリなどの動作環境を確認して作業用のパソコンの動作環境に合ったバージョンを選ぶことができます。
Windows版ではOSがWindows10だけが対応しているため、Windows7やXPなどマイクロソフトがセキュリティ更新を行っていないOSでは使えない形になっています。
一方、MacのOSは最新のOSから3つほどのみ動作環境になっています。
それ以前のMacのOSを使う方は以前のバージョンのAutoCADを選択する必要があります。
Macユーザーは以前のOSのまま使われている方も多いようですので注意が必要です。
Macのパソコンは高価ですのでOSが更新されてもインストールできないパソコンを使っている方も多いのでしょうか。