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【2026】AutoCADのLISP集!初歩知識やサンプルコードでできることを解説

AutoCADのLISPを利用して、作図の作業効率化をしたいと考えていないでしょうか。
しかし、書き方がわからない、関数を覚えきれないとお悩みの人も多いはずです。

そこでこの記事では、AutoCADのLISPのサンプルコード集をまとめました。
またLISPを動かすための初歩知識や、サンプルコード集を使ってできることも紹介しているので、自分が必要なソースコードを使ってみてください。

AutoCADのLISPとは

まずAutoCADに搭載されたLISP(正式名称はAutoLISP)とは、ソフト内で利用できるプログラミング言語です。特定の機能を使えるようにソースコードを書き込むことにより、複数のコマンドをまとめて実施できるほか、複雑な作業をワンクリックで完結できるようになります。

なおLISPは、AutoCAD専用につくられていることから、使える機能の制約も少なく、AutoCADのコマンドを柔軟に利用できるのが魅力です。

AutoCADの自動化ができることはもちろん、手間のかかる設定作業を効率化できるなど、時間のかかる設計業務で役立ちます。より詳しくAutoCADのLISPの概要を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

【2025】AutoCADのLISPとは?便利なコマンド・関数一覧や活用例を解説

AutoCADのLISP集を見る前に覚えたい初歩知識

AutoCADのLISP集をチェックする前に覚えておきたいのが、LISPの仕組みや使い方です。
参考として以下より、初めてLISP集に触れる人向けの初歩知識を紹介します。

LISPに記載するソースコードの仕組み

AutoCAD LISPの仕組み

AutoCADのLISPは以下のような関数を用いて、ソースコードを記述していきます。

  • setq
  • defun
  • if
  • repeat
  • command
  • list

基本的には関数を()で囲むことによって一連の動作を設定することが可能です。
例えば「xの値を100と設定したい」という場合には(setq x 100)と記述します。
※()は半角にしてください。

また、上記の関数とそのなかに記述するコードを複数組み合わせていくことによって、ひとつの動作をつくり上げることが可能です。

なおAutoCADのLISPを使う際には、必ず()の表示が必要です。
LISPに定められているルールを無視するとエラーが起きてしまうので、初心者はAutoCADのLISP集をチェックしたのち、正しい書き方から勉強をスタートすることをおすすめします。

LISPの使い方

AutoCAD LISPの操作画面

AutoCADのLISP集のソースコードを使いたいなら、LISPの使い方を理解しておくことが重要です。まずAutoCADのLISPは、次の手順で利用します。

  1. AutoCADの「管理>アプリケーション>Visual LISPエディタ」をクリックする
  2. LISPのウィンドウ上で「ファイル>ファイルを新規作成」をクリックする
  3. ソースコードを記述したら「名前を付けて保存」をクリックする

なお、データを保存する際には、LISPソースファイルの拡張子である「.lsp」を利用します。

データ出力画面

編集の途中で保存することができるほか、完成したものをファイルとして保存し、ほかのユーザーに共有することも可能です。なお、保存したデータはAutoCAD上にドラッグアンドドロップすることで起動できます。

AutoCADのLISPサンプルコード集

AutoCADのLISPを活用する参考として、サンプルコード集を整理しました。
作図や修正に役立つサンプルコード集をまとめているので、自身のAutoCADにコピペしてLISPを用意してみてください。

円を挿入する

LISPで作成した円

LISP集のひとつ目として、まずは円コマンドを起動し、座標(x0、y100)の位置に中心点より1,000mmのサイズの円を挿入する場合の記述例をまとめました。

(command “circle” center radius)
※円コマンドを起動する

(setq center (list 0 100))
※設置位置を座標(x0、y100)とする

(setq radius 1000)
※円のサイズを1,000mmとする

動作させるコマンドを決めたのち、挿入する際に求められる位置・サイズの条件を記入することによって設定した円を挿入できます。

ポリラインを描く

LISPでポリラインを描く

LISP集の2つ目として、ポリラインを使って連続した線を描く際のソースコード例を記述します。
※今回のLISP集では20mm角の四角形を描きました。

(command “pline” pt1 pt2 pt3 pt4 “C”)
※ポリラインのコマンドを起動し、以下のポイントを通るように設定する

(setq pt1 (list 10 10))
(setq pt2 (list 10 -10))
(setq pt3 (list -10 -10))
(setq pt4 (list -10 10))
※コマンドに連携するポイントの座標をそれぞれ記入する

ポリラインのソースコードでは、次の順番で情報を記入していきます。

  1.  ポリラインを起動するための「pline」
  2. 挿入したいポイントの番号
  3. 閉じるを意味する「C」

例えば、AutoCAD上に自社用の図枠を準備したい場合などに役立つほか、特定のオブジェクトを描かせたい場合にポリラインのLISPが役立ちます。

なお、ポリラインのポイントが多くなる場合は「setqを利用してポイント番号を格納する」ことで、記述するソースコードの量を減らせます。横並びにpt1 pt2…というように長文を書きたくない場合には、書き方の調整をすることが大切です。

画像(レイヤー)を新規追加する

LISPで新しいレイヤーの追加

LISP集3つ目の要素として、AutoCADのLISPで新しいレイヤーを追加したい場合の記述例を紹介します。
※今回のLISP集では2つのレイヤーを挿入しました。

(command “-layer” “M” “new layer1” “”)
※「new layer1」という名称のレイヤーを追加

(command “-layer” “M” “new layer2” “”)
※「new layer2」という名称のレイヤーを追加

上記のレイヤー追加のコマンドは「” “」ごとに次のような条件を入力しています。

  1. レイヤーコマンドを起動する「-layer」
  2. 新規レイヤーを追加する「M」
  3. 追加する画層の名称である「new layer(任意)」
  4. 最後の” “はEnterの意味

また、2つ目の大文字英語は「C」でカラー、「L」で線種、「LW」で線幅を設定できます。
参考として以下に、より詳しい条件を定めたLISP集を掲載しました。

(command “-layer”
“M” “new layer1”
“C” “red” “new layer1”
“L” “Dashed” “new layer1”
“LW” “0.50” “new layer1”
“”)

レイヤーの詳細設定

上記のLISP集の情報は、図面を新規作成する際に役立ちます。
国土交通省で定められているレイヤー名称や線の太さ、色などをあらかじめ設定しておくことにより、図面作成の最初の準備を自動化できるのが魅力です。

AutoCADのLISP集でできること

本記事で紹介したLISP集にはさまざまな活用方法があります。
参考として、LISP集を使い、AutoCAD内でできることをわかりやすくまとめました。

LISP集をそのままコピペして活用する

本記事で紹介したAutoCADのLISP集は、そのままソースコードをコピーし、自身のLISPに貼り付けることで利用できます。紹介したLISP集の項目で使えそうなものがある場合には、そのままコピペして利用してみてください。

ソースコードを書き換えて活用する

紹介したAutoCADのLISP集の内容が目的と少し違う場合には、内容を一部書き換えて利用しましょう。

この際、AutoCADのLISPの初歩知識があれば、誰でも簡単に書き換えが可能です。
まずは数値情報を書き換えることからスタートし、慣れてきたら関数などを調整したり、追加の要素を加えたりしてみてください。

ソースコードを組み合わせて活用する

LISP集のなかに、まとめて利用できそうなソースコードがある場合には、複数の要素を1つのLISPにまとめて記載するのが便利です。

例えば「図面の新規作成をする」「属性情報を一括設定する」などの動作はまとめて実施できます。少しでも自動化できる範囲を広げたいという場合には、LISP集のソースコードの組み合わせを検討してみてください。

AutoCADのLISP集の使い方をセミナー講習で学ぼう

AutoCAD自動化セミナー

AutoCADのLISP集を書き換えながら利用してみたいけれど、イメージ通りの動作を実行できないとお悩みの人も多いでしょう。それなら一度、LISP集の詳しい使い方を学べるセミナー講習に参加してみるのがおすすめです。

例えば「実践的に学べるAutoCAD自動化セミナー」では、AutoCADのLISPの概要や使い方を学べます。本記事で紹介したLISP集に関する知識や、実際の活用方法をプロからレクチャーしてもらえるため、LISP集を使いこなせるように基礎・応用知識を学んでみてください。

受講方法 会場受講
ライブウェビナー
eラーニング
料金(税込) 会場受講38,500円
ライブウェビナー38,500円
eラーニング27,500円
会場受講の参加地 東京
名古屋
大阪
セミナー期間 2日間の短期集中講座

AutoCADのLISP集についてまとめ

AutoCADのLISP集に掲載されているサンプルコードは、そのまま利用することも可能ですが、一部を書き換えることにより多種多様な目的で利用できるのが魅力です。しかし、AutoCADのLISP集のサンプルコードの書き換えができないとお悩みの人もいるでしょう。

もっとほかのLISP集を知りたい方は、応用する知識、書き換える知識がほしいなら、セミナー講習に参加するのがおすすめです。独学でAutoCADのLISP集の勉強につまずいているという方は、気になるセミナー講習を探してみてください。

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