AutoCADは、3Dと2Dの両方の作図が可能なソフトウェアとして人気です。長い歴史があることでも知られ、既に40年以上の実績があります。
モバイルデバイスでも使用できるAutoCADを使いこなしたい場合、eラーニングで学ぶことをおすすめします。ただし、どのeラーニングを選ぶかによって費用対効果などが異なるので注意が必要です。
本記事では、効率よくAutoCADの使用方法を学べるeラーニングを厳選して紹介します。
AutoCADの特徴的な3つのポイント
AutoCADをeラーニングを用いて学ぶ場合、AutoCADはどのような特徴があるソフトウェアであるのかを理解しておくことが重要です。
AutoCADの特徴として主に以下の点が挙げられます。
- アドオンソフトとの連携が可能
- ユーザー数が圧倒的に多い
- Webアプリとモバイルアプリ両方を使用できる
また、AutoCADの使い方は以下の記事でも詳しく解説しています。
アドオンソフトとの連携が可能
CADソフトウェアの場合、単独でも使用しやすいものが多く存在します。AutoCADについても、初心者でも利用しやすく設計されていますが、さらに便利に使いこなせるようにカスタマイズ可能です。
容易にカスタマイズする方法としてアドオンソフトとの連携があり、アドオンソフトによって多彩な機能を付加できます。自分好みにカスタマイズすれば、大幅な生産性アップも期待できます。
さらに、建築設計や土木設計、機械設計などに特化した業種別ツールセットがあるなど、利便性の高いCADソフトとして人気です。
ユーザー数が圧倒的に多い
AutoCADの場合、圧倒的にユーザー数が多い特徴もあります。汎用2DCADとして、トップシェアを誇っているので、使いこなせるとあらゆる企業で活躍できる可能性が高まります。
また、国外の設計者や施工業者もAutoCADを使用している可能性が高まり、データの受け渡しが可能です。CADソフトが違う場合、相手が使用しているソフトのファイルに変換する必要がある一方、AutoCADの場合はデータ変換の必要がなく不必要な作業をしなくて済みます。
さらに、利用するユーザー数が多いことで様々なシーンでノウハウが蓄積されていて、コミュニティフォーラムの活用も盛んです。困ったことがあっても、悩みを解決しやすい点もAutoCADが人気の理由の1つです。
Webアプリとモバイルアプリ両方を使用できる
AutoCADでは、Webアプリとモバイルアプリ両方を使用できる特徴もあります。通常、CADソフトはパソコン向けのものが主流で、パソコンがなければ作業できないケースが大半です。
昨今ではタブレット端末の普及により、複雑な作業をこなせるものが増えています。そこで、タブレッドなどのモバイル性の高いデバイスで作図をおこないたい人も多いでしょう。
そこで、AutoCADはモバイルアプリが用意されているので、タブレットを用いた作図も可能です。OSでは64ビットアーキテクチャを使用できることが前提となるものの、シーンを問わず作業できる点は魅力的です。
AutoCADのeラーニングを選ぶ際のポイント
AutoCADは世界的なシェアを誇るCADソフトであるため、eラーニングも多く存在します。数多く存在するAutoCADのeラーニングにおいて、以下の観点で選ぶと良いでしょう。
- ターゲット層と自分のスキルがマッチしているか
- なるべく短時間で習得できるか
- 費用対効果が高いか
各ポイントについて、詳しく解説します。
ターゲット層と自分のスキルがマッチしているか
AutoCADのeラーニングでは、全く使用した経験が無い人向けのものから、ある程度使いこなせてスキルアップしたい人向けのものがあります。初心者向けのものは、基礎的な操作から一通りの作図までを学べるケースが多いです。
ある程度AutoCADを使った経験がある人が、初心者向けのeラーニングを利用してもほとんどが知っている内容ばかりとなります。逆に、使った経験が無い人がスキルアップがメインとなるeラーニングを利用すると、ついて行けない可能性が高いです。
よって、どのターゲットに向けたセミナーなのかを良く確認し、自分のレベルと目的に合ったAutoCADのeラーニングを利用してください。
なるべく短時間で習得できるか
AutoCADのeラーニングを選ぶ際には、総時間も重視したいものです。eラーニングによっては、数ヶ月にわたって少しづつ学んでいくスタイルのものがあります。
じっくりと学べるメリットがある一方で、最終的に習得できるまでの時間がかかってしまいます。少しでも早くAutoCADを使いこなせるようになるためには、なるべく短時間で効率よく学べるeラーニングがおすすめです。
詰め込みで一日で学べるスタイルのeラーニングもありますが、長時間の学習で集中力が低下してしまい、効果的に学習できないケースもあります。その意味でも、短時間で効率よく学べるeラーニングを選定しましょう。
費用対効果が高いか
eラーニングの場合、当然受講費用の負担が必要です。一般的に、eラーニングは個人が負担するには高い費用に設定されているものです。
会社側で負担してくれる場合ならまだしも、自己啓発として個人負担でeラーニングを利用する場合、受講費用も選定時に重視したいポイントです。
多少費用が高くても、それ以上の成果があるeラーニングを利用した効果があると言えます。そこで、単純に安さだけを重視するのではなく、費用対効果も考えてeラーニングを選定してください。
おすすめのAutoCADのeラーニング4選
数多く存在するAutoCADのeラーニングのなかでも、特に以下4つのeラーニングをおすすめします。
- 実践的に学べるAutoCAD基礎セミナー講習(ProSkilll)
- 使ってみよう AutoCAD LT(富士通ラーニングメディア)
- AutoCAD(オートキャド)コース(大塚商会)
- AUTOCAD基礎講座(プロシーズ)
実践的に学べるAutoCAD基礎セミナー講習
ProSkilllが提供している実践的に学べるAutoCADセミナー講習では、2日でAutoCADをマスターできる内容となっています。初日は基礎的な部分から作図まで、2日目には高度な作図とビューボードの作成などまでおこなえるようになります。
インターネット環境とAutoCADがインストールされたパソコンがあれば、どこでも受講可能です。時間配分が適切で、誰でも気軽に学べるとあって多くの方が利用しているセミナーとして有名です。
全くの初心者でも、本セミナーを受講すれば使いこなせるようになるセミナーとしてもおすすめです。
セミナー名 AutoCAD基礎セミナー講習 運営元 ProSkilll(プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
使ってみよう AutoCAD LT
富士通ラーニングメディアが開催する本セミナーは、AutoCAD LT 2018を基礎から学べて、実務に直結する実践スキルを身につけることが可能です。多様な作図コマンドや編集コマンドについて、演習を通じて学習して自分のスキルとして習得できます。
また、複数の建築図面や機械図面の製図によって、仕事で活かせる総合的なスキルを習得可能です。学習進捗率100%で合格となり、本セミナーを修了したことを証明すれば一定のスキルがあることを証明できます。
費用も安く、利用しやすい点も魅力的です。
主催 | 富士通ラーニングメディア |
期間 | 13時間 |
費用 | 16,280円(税込) |
AutoCAD/ LT コース
大塚商会が開催している本セミナーは、短期間で効率よく習得できる内容です。初心者の方から経験者のまで、認定技術者が丁寧に対応しています。
レイアウトの使い方を理解して、異尺度が混在した図面を正しく作成できたり、繰り返し使用する図形をブロック登録して、活用することができたりできるスキルを習得できます。
主催 | 大塚商会 |
期間 | 3日間 |
費用 | セレクトパック:83,000円(税込) |
AUTOCAD基礎講座
プロシーズが開催する本セミナ−では、オフィスビルの作図演習を通じて、コマンドの操作方法や図面の作図手順を学習可能です。数多くの現場を経験してきた講師が担当しており、現場で役立つ知識を習得可能です。
単に操作方法を学習するだけでなく、実務作業で役に立てることができます。特に、正確に効率よく作図できる方法やショートカットの活用などが学べる点が魅力的です。
主催 | プロシーズ |
期間 | 3日間(約8時間) |
費用 | 52,800円(税込) |
AutoCADのおすすめeラーニングまとめ
AutoCADのeラーニングは、様々な種類があります。初心者向きの内容から本格的なものまであるので、自分のスキルや目標に沿ったものを選定できるかがポイントです。
また、気軽に利用できるeラーニングであるかも重視したいものです。ProSkilllが提供している実践的に学べるAutoCAD基礎セミナー講習は、お手頃な価格で利用できるため、AutoCADのスキルを習得したい人はぜひご検討ください。
