WordPressは、世界で最も利用されているコンテンツ管理システムです。オープンソースソフトなので、誰でも無料でウェブサイトを構築・運営できます。
しかし、魅力的なサイトを作るには、デザインやカスタマイズなど多彩なスキルが必要です。WordPressの正しい運用法を知らないと、せっかく作ったサイトを十分に活用できず、「何の成果も得られなかった」という結果になりかねません。
そこでおすすめなのがWordPressのスクールです。
この記事では、WordPressを学べるスクールを10選ご紹介します。WordPressのスクールを利用するメリット、選ぶポイントも詳しく解説するので、ウェブサイトを立ち上げたい方はぜひ参考にしてください。
WordPressを学べるスクールとは
WordPressを学べるスクールとは、WordPressの基本から実践的なスキルまで習得できる学習サービスのことです。
WordPressを運用するには、セキュリティ対策、サイトのレイアウト調整、プラグインの活用、SEO対策など、広範なスキルが求められます。単に記事を投稿するだけでは成果を得られない、奥深く複雑なツールなのです。
WordPressとは
WordPressは、世界中のウェブサイトの約4割で活用されているポピュラーなコンテンツ管理システム(CMS)です。
WordPressは、無料で利用できるオープンソースソフトウェアでありながら、拡張性が高く多機能。デザインを簡単に変更できる「テーマ」や、機能を追加できる「プラグイン」が豊富に存在し、用途に合わせて自由にカスタマイズできます。
本格的な運用には専門スキルが必要
WordPressは基本的な操作であれば比較的簡単に扱えます。
しかし、本格的なウェブサイトを構築・運用するにはサーバーやドメインの管理、データベースの操作、FTP接続、PHPというプログラミング言語など、幅広い知識が必要です。これらを独学で習得する方もいますが、やはり初心者の場合、高難易度なスキルといえるでしょう。
このように、WordPressは奥深い分、できることもたくさんあります。以下の記事では、WordPressでできることを詳しく解説しているので、ぜひこの機会にWordPressについて理解を深めてみてください。
WordPressをスクールで学ぶメリット
WordPressをスクールで学ぶと、いくつものメリットが得られます。以下では、WordPressをスクールで学ぶ主なメリットを解説していきましょう。
- 技術的スキルを効率的に学べる
- 実践的なノウハウを習得できる
- Webデザインを学べる
①技術的スキルを効率的に学べる
WordPressのスクールでは、ウェブサイトの運営に必要な技術的スキルを効率的に学べます。
Webサイトの構築・運用には、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の知識が欠かせませんが、初心者の場合、「プログラミング言語」と聞いただけで挫折を感じてしまうかもしれません。
しかし、スクールでは、HTMLでWebサイトの構造を作り、CSSでデザインを整え、JavaScriptで動きをつけるといったように、段階的に学び進めていきます。高難易度な技術学習もスムーズに進められ、高い学習定着度が得られるのはスクールならではの魅力です。
②実践的なノウハウを習得できる
スクールを利用すると、実践的ノウハウを身につけられる点もメリットです。WordPressを運用する目的は、「情報を発信したい」「知名度を高めたい」「集客につなげたい」など、それぞれ異なります。しかし、闇雲にブログ記事を書いても、思うような成果は得られません。
そこで重要になってくるのが、コンテンツSEOです。
コンテンツSEOとは、Googleなどの検索エンジンからの評価を高めることで、Webサイトへのアクセス数を増やす施策のことです。
スクールでは、キーワード選定、コンテンツ作成、サイト構造など、コンテンツSEOに必要なスキルを体系的に学べます。コンテンツSEOに関して、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んで理解を深めてください。
③Webデザインを学べる
WordPressを使う上で、Webデザインの知識も重要です。ウェブページは、記事の内容はもちろん、サイトの見た目やデザインもユーザーの印象を大きく左右します。
多くのWordPressスクールでは、視認性や操作性を考慮したデザイン手法を学べます。Webデザインはクリエイティブな要素が強く、楽しみながら学べる分野でもあるため、WordPress学習の第一歩として取り組むのも良いでしょう。
Canva基礎セミナーは、画像編集を代表するツール・Canvaを実践的に学べるセミナーです。
こちらのセミナーは、わずか2日で、動くイラストやクリエイティブな画像デザイン、本格的な広告バナーなど、プロフェッショナルな画像編集スキルを習得できます。会場受講とオンライン受講の2種類から選べるので、「スクールに通う時間がない」という方にもおすすめです。
WordPressのおすすめスクール10選
では、WordPressを学べるおすすめスクールを10選ご紹介しましょう。まずは、各スクールの受講期間や受講スタイル、受講料をまとめた一覧表をご確認ください。
スクール名 | 運営元 | 受講期間 | 受講スタイル | 受講料 |
WordPress入門講座 | デジタルハリウッド | 3ヶ月 | 動画 | 96,800円 |
Webサイト制作コース | コードキャンプ | 6ヶ月 | オンライン |
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はじめての副業コース | テックアカデミー |
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オンライン |
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WordPress入門講座 | 神田ITスクール | 1日 |
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29,800円 |
WordPress基礎 | KENスクール | 3ヵ月 | 会場(通学) | 85,800円 |
WordPress講座 | クラウドワークス | 3週間 | オンライン | 39,600円 |
WordPress基礎講座 | パソコンスクールソフトキャンパス | 20時間 | 会場(通学) | 139,700円 |
WordPressコース | SUNABACO | 40日間 |
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Web制作&デザインコース | Tech Mentor |
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オンライン |
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WordPress講座 | ヒューマンアカデミー | カスタマイズ |
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カスタマイズ |
では、それぞれのスクールについて詳しくご紹介しましょう。
①WordPress入門講座|デジタルハリウッド株式会社

デジタルハリウッド株式会社のWordPress入門講座は、WordPressの基礎から実践まで包括的に学べるスクールです。学習スタイルは動画視聴で、無制限で利用できる質問サポートサービス(33,000円)も提供しています。
カリキュラムは、WordPressの基本的な仕組みを学ぶ「ノンコーディング編」、既存のWebサイトをWordPress化する技術を習得する「コーディング編」の2部構成。受講時には、WordPressサイト構築用のウェブサーバーを1年間無料で提供しています。
②Webサイト制作コース|コードキャンプ株式会社

コードキャンプ株式会社のWebサイト制作コースは、未経験からでもプロレベルのスキルを習得できるオンライン講座です。こちらのスクールは、プログラミングコース、Webデザインコースがあり、学習内容をカスタマイズできるオーダーメイドコースもあります。
カリキュラムは、WordPressを活用したサイト制作を中心に、HTML/CSSやJavaScript、PHPといった基礎技術から、案件を受注・納品するための実践的なスキルまで幅広くカバー。現役エンジニアによるマンツーマン指導で学べるのも魅力です。
③はじめての副業コース|テックアカデミー

テックアカデミーの初めての副業コースは、Web制作で副業を目指す方に向けた初心者向けのオンラインスクールです。講義はイマーシブラーニング(没入型)を採用し、集中力を高めながら学習できる環境を整えています。
こちらのスクールは、受講料が最大70%還元されるリスキリング補助金対象で、さらに卒業後1ヶ月以内に5万円分の案件が保証・紹介されるという保証付き。カリキュラムは、継続的な収入を確保するためのクラウドソーシングの活用方法も学べます。
④WordPress入門講座|神田ITスクール

神田ITスクールのWordPress入門講座は、1日で集中してWordPressの基礎を学ぶ初心者向けの講座です。受講スタイルは8名の少人数型を採用し、東京・神田にある神田ITスクール内の会場で実施。その他、オンラインでも受講できます。
講座時間は7時間、学習内容はレンタルサーバーでの環境構築、WordPressの基本的な操作など。講座終了後は、自分自身で簡単なホームページの立ち上げができるスキルを習得できます。
⑤WordPress基礎|KENスクール

KENスクールは、マンツーマンサポートの個別指導が特徴のスクールで、関東から九州まで全国展開しています。全国に8校舎あり、東京には新宿と銀座の2校あります。学習スタイルは通学スタイルで、マンツーマンの充実サポート体制で学びます。
WordPress基礎コースはウェブデザインコースの中にあり、受講時間は15時間、通学期間は3ヶ月間です。カリキュラムは、WordPressのプラグインの使い方、インストールなどウェブ構築の基本的な操作を学びます。
⑥WordPress講座|クラウドワークス

クラウドワークスのWordPress講座は、3週間でWordPressの基本から案件受注までスキルアップできるスクールです。学習形態は完全オンライン。動画視聴と課題演習を3セット導入し、カリキュラムの間には、受講生限定のオンラインイベントも開催しています。
クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサービスで、同社ならではのクライアントワークを想定したオリジナル課題が特徴です。実践力を養いたい方、受講生同士の交流の機会を持ちたい方におすすめです。
⑦WordPress基礎講座|パソコンスクールソフトキャンパス

パソコンスクール ソフトキャンパスのWordPress基礎講座は、完全マンツーマンで学ぶ対面式スクールです。完全予約制、土日祝日OKなので、都合の良い時間を選択することが可能です。土日祝日も通学できるので、多忙な方でも気軽に受講できます。
WordPress基礎講座では、20時間でWordPressの環境構築からページのブロックエディターの使い方、投稿ページの作成、ブロックの使用やCSSを用いたテンプレートの編集など多彩な内容を学びます。無料体験コースもあるので、まずはスクールの雰囲気を知りたいという方はぜひご利用ください。
⑧WordPressコース|SUNABACO

SUNABACOのWordPressコースは、未経験者でも40日で副業を目指せるWordPress副業に特化したコースで、実践力を養うことに重点を置いています。手厚いライブ講義形式のサポートが充実しており、オンライン・オフライン(教室)どちらでも選択可能です。
40日間という長期にわたる充実したカリキュラムでありながら、新規受講料は11万円と非常にリーズナブル。講義では、WordPressの基礎からスタートし、HTML、CSS、JavaScriptなど幅広く学び、卒業制作としてチームでPBLに取り組み、アウトプットとして成果物を形にします。
⑨Web制作&デザインコース|Tech Mentor

Tech MentorのWeb制作&デザインコースは、未経験から最短3ヶ月で転職・副業案件獲得を目指す実践的なスクールです。Webデザインコースでは、未経験から案件獲得・納品まで一気通貫で学習し、最終的には実績として提出できるポートフォリオ作成まで対応します。
現役のWeb制作講師が徹底的に個別指導・メンタリングを行い、24時間質問対応で充実のサポートを提供。学習スタイルはアウトプットが中心で、HTMLやCSS、JavaScriptなど幅広く学習します。給付金制度を活用すれば、最大80%の助成金が支給されます。
⑩WordPress講座|ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーのWordPress講座は、通学・オンライン・ブレンド型の3種類から自由に選べるスクールです。WordPress講座は、オリジナルカリキュラムを事前に個別カスタマイズして学習に取り組むスタイルです。
講義は、最新のWordPressブロックエディター操作を中心に学び、高機能なサイト構築を習得します。WordPress講座以外にもPhotoshopやIllustrator講座などがあり、最初のヒアリング時に個別のニーズに合わせて学習プランを構築してくれます。
WordPressのスクールを選ぶポイント
WordPressスクールは数多くありますが、学習効果を高め、満足できるスクールを選ぶためにはいくつかのポイントがあります。
- 目的に合ったコースを選ぶ
- 学習スタイルで絞り込む
- コストと学習内容のバランスを考慮する
①目的に合ったコースを選ぶ
WordPressスクールを選ぶ際は、自分の目的に合ったコースを選ぶことが重要です。WordPressスクールといってもカリキュラムは様々で、初心者向けの基本的なコースもあれば、長期にわたる充実したカリキュラムでプロフェッショナルなスキルを習得するコースもあります。
適したスクールを利用するためには、まずは、自分がWordPressで何をしたいのかを明確にしましょう。「副業をしたい」「個人ブログを立ち上げたい」など、目的を定めることでスクール選びがスムーズに進みます。
②学習スタイルで絞り込む
学習スタイルも選択する際の重要なポイントです。WordPressスクールはオンライン形式が多いものの、マンツーマンで学べる通学スタイルもいくつか見られます。中にはオンラインと通学のハイブリッド、または完全動画で学ぶスタイルもありました。
まずは、自由な時間にスキルアップしたいのか、オンラインや会場でマンツーマンスタイルで学習したいのかなど、希望の学習形式を決めておきましょう。スクール選びを効率的にするためにも、学習スタイルで絞り込むのもおすすめです。
③コストと学習内容のバランスを考慮する
コストと学習内容のバランスも重要なポイントです。WordPressスクールと一口にいっても、短期でコストパフォーマンスよく学べるものもあれば、6ヶ月程度の長期間を要し、高額設定で充実のカリキュラムを組んでいるスクールもありました。
まずは自分の目的とそのコスト、受講期間など総合的に照らし合わせ、費用と学習内容のバランスを考慮しましょう。高額なスクールは、リスキリングなどの給付金支給対象講座も含まれていたので、これらを活用してコスパ良く学習するのもおすすめです。
WordPressのスクールについてまとめ
WordPressスクールには、WordPressの基本的な操作に特化したスクールもあれば、より幅広くWordPressを学べるスクールもありました。今回は、WordPressに特化したスクールをご紹介しましたが、Webデザインに注力したスクールも非常に数多く存在します。
WordPressでウェブサイトを制作する際、Webデザインのスキルは欠かせません。視覚的に魅力的なサイトを作るためには、デザインツールの活用が重要です。
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