Unityは、初心者でも手軽にゲームやアプリの開発ができるツールとして広く利用されています。
特に、公式が提供する無料のチュートリアルは、基礎から応用まで幅広く学べるため、これからUnityを学ぶ方に最適です。
本記事では、Unityのチュートリアルを使うメリットや、おすすめの無料チュートリアルについて紹介します。
Unityのチュートリアルとは
引用:Unity Learn
Unityのチュートリアルとは、Unity公式が提供する学習用のコンテンツです。
利用することでUnityの基礎から応用までを段階的に学習できます。
初心者向けの基本操作を教えるものから、複雑なゲーム開発やアプリケーション開発に必要なスキルを習得できるチュートリアルまで多種多様です。
コンテンツはUnityの公式サイトにて無料で公開されているため、手軽に始められるのが魅力です。特に、Unityの学習をどのように進めてよいかわからないという方は、Unityの公式チュートリアルから始めてみるとよいでしょう。
Unityをチュートリアルで学ぶメリット
Unityをチュートリアルで学ぶメリットは、以下のとおりです。
- 体系的に学べる
- 無料で利用できる
- 自分のペースで進められる
- 実践的な内容を学べる
これらのメリットについて見ていきましょう。
メリット①体系的に学べる
チュートリアルの大きなメリットは、体系的に学習を進められる点です。
基礎から順を追って進んでいくことで、Unity初心者でも無理なく理解できるでしょう。
特に、公式が提供しているチュートリアルは、ユーザーのレベルに合わせて構成されており、難易度に応じてステップアップが可能です。
段階を踏んで学ぶことで、Unityに必要な操作や考え方を身につけられるため、応用力を養えます。
メリット②無料で利用できる
Unityのチュートリアルは、公式サイトにて無料で提供されています。
Unityの公式チュートリアルは、高品質な内容なため、コストをかけずにスキルを習得できます。
初心者が最初から高額なスクールや教材に投資する前に、まずは無料のチュートリアルを使って基礎を学ぶことで、コストを抑えて効率的にスキルを磨けるでしょう。
メリット③自分のペースで進められる
チュートリアルは、自分のスケジュールや学習ペースに合わせて進められる点が大きなメリットです。忙しい時期でも空き時間を利用して少しずつ学習できるため、無理なくUnityの基礎を習得できます。
また、分からない部分があれば繰り返し見直すことで理解を深めらていけます。
自分の理解度に合わせて柔軟に学習できるので、独学が得意な方に最適な学習方法といえるでしょう。
メリット④実践的な内容を学べる
Unityのチュートリアルは、実際のプロジェクトでも使える内容なので、実践的なスキルが身につきやすいのが特徴です。
また、知識をインプットするだけでなく、実際に手を動かしてアウトプットできるのも魅力です。
実際のプロジェクトを体験しながら学ぶため、チュートリアル終了後も、その知識を活用して自分でアプリやゲームの開発ができるようになるでしょう。
Unityでおすすめのチュートリアル
Unityを学べる公式チュートリアルのなかでもおすすめなのが以下の3つです。
- 玉転がし
- Creator Kit:パズル
- Creator Kit: FPS
これらのチュートリアルの特徴について確認していきましょう。
チュートリアル①玉転がし
Unity初心者が始めに挑戦したいのが玉転がしのチュートリアルです。
玉転がしは、プレイヤーがゲーム内のボールを操作してオブジェクトを獲得するゲームです。
このチュートリアルを通じて、エディタの操作方法やスクリプトの基礎について学べます。
ゲーム開発の流れを簡単に体験できるので、ゲーム開発がどのように行われているか深く理解できていない方におすすめです。
難易度 | ビギナー |
バージョン | 2019.4 |
所要時間 | 約9時間 |
チュートリアル②Creator Kit:パズル
引用:Unity Learn
Creator Kit:パズルは、Unityの物理学を使ってビー玉をゴールに誘導するゲームです。
このチュートリアルを終えることでパズルをデザインしたり、難易度を上げたりするスキルを身につけられます。
1時間程度で完成する簡単なゲームなので、最初に行うチュートリアルとしてもおすすめです。
難易度 | ビギナー |
バージョン | 2020.3 |
所要時間 | 約1時間 |
チュートリアル③Creator Kit: FPS
引用:Unity Learn
Creator Kit: FPSは、小型化したプレイヤーが患者の体に生息する菌を破壊していくFPSゲームです。ゲーム開発を通じてターゲットのカスタマイズや、武器の改造について学習できます。
FPSのゲームを作りたいと考えている方におすすめの内容となっているので、ぜひチャレンジしてみてください。
難易度 | ビギナー |
バージョン |
|
所要時間 | 約5時間 |
Unityをチュートリアルで学ぶときのコツ
Unityをチュートリアルで学ぶ際は、以下のコツを意識しましょう。
- 基本からしっかり学ぶ
- 実際に手を動かしながら学習する
- わからないところは調べる
これらのコツについて詳しく見ていきます。
コツ①基本からしっかり学ぶ
Unityのチュートリアルを学ぶ際、まずは基本をしっかり押さえることが大切です。
Unityは多機能なソフトウェアですが、基礎的な操作や概念を理解していないと、途中でつまずく可能性があります。
初めて学習する場合は、いきなり応用的なプロジェクトに進むのではなく、基本的な操作や設定方法から確実に習得しましょう。
土台を固めてからステップアップすることで、学習の効率が上がります。
コツ②実際に手を動かしながら学習する
チュートリアルをただ見たり読んだりするだけでは、実際の開発スキルは身につきません。
学習中は必ずUnityを立ち上げて、チュートリアルで学んだことを自分で実践してみることが大切です。
自分の手で操作しながら進めることで、より深く理解でき、スキルが定着しやすくなります。
エラーが出てもそれを解決する経験が成長につながるため、積極的にアウトプットを行いましょう。
コツ③わからないところは調べる
Unityのチュートリアルを進めていると、途中でわからないことやエラーに直面することがあります。その際はしっかり調べて、疑問点を解決してから学習を進めるようにしましょう。
わからないところを調べる習慣をつけておくことで、実務でつまずいても自分で解決する能力が身につきます。しかし、自分で調べても解決できない場合は、講座やスクールなど、第三者に教えてもらえる学習方法も検討しましょう。
チュートリアル以外でUnityを学ぶ方法
Unityを学ぶ方法は、チュートリアル以外にも以下の4つがあります。
- 講座で学ぶ
- スクールで学ぶ
- 参考書で学ぶ
- YouTubeで学ぶ
これらの方法について確認していきましょう。
方法①講座で学ぶ
初心者がUnityを効率的に学ぶ方法として、講座の利用もおすすめです。
講座はスクールと比較して短期間のカリキュラムなので、学習にかかるコストを抑えられるのがメリットです。
そんな講座での学習を考えている方は、Unity基礎セミナーをチェックしてみてください。
Unity基礎セミナーは、Unityの基礎から実践的なスキルまでを2日間で学べる講座です。
ゲーム作りを通して、専門講師が現場のノウハウを直接伝授するため、短期間でUnityの基本操作や開発の流れをマスターできます。また、セミナーでは疑問点をその場で解決できるため、独学よりも効率的に学習を進められます。
短期間かつ低コストでUnityの知識を身につけたい方は、ぜひUnity基礎セミナーをチェックしてみてください。
方法②スクールで学ぶ
効率的にUnityを学びたいなら、スクールでの学習がおすすめです。
スクールでは講師による指導を受けながら実践的なプロジェクトを行うため、短期間でスキルを習得できます。
特に、独学では理解しにくい場合や、エラーの解決が難しい場合も、講師に直接質問することで素早く解決できる点が大きなメリットです。
また、同じ目標を持つ仲間と共に学べるため、モチベーションも維持しやすいでしょう。
さらに、スクールではポートフォリオ作成や就職サポートも受けられるので、Unityを使った職に就きたい方にとっては魅力的な選択肢となります。
方法③参考書で学ぶ
Unityを学ぶための方法のひとつに、参考書を使った学習があります。
参考書では、初心者向けの基礎的な内容から、上級者向けの高度な内容までが網羅されており、体系的な学習ができます。
特に、Unityに関連したプログラミングやゲーム開発の流れをじっくり理解したい場合に参考書は有効です。また、参考書のメリットは、自分のペースで学習を進められる点にもあります。
時間に縛られないので、仕事が忙しい方でも腰を据えて学習できます。
さらに、参考書にはコードの解説やサンプルのプロジェクトも含まれているため、実践的なスキルも身につけられるでしょう。
また、Unityでおすすめの参考書や、参考書の選び方については以下の記事で紹介しています。
レベルごとにおすすめの参考書を分けて紹介しているので、ぜひ自分に合った参考書を見つけてみてください。
方法④YouTubeで学ぶ
YouTubeには、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応した、Unityの解説動画が豊富にアップロードされています。映像で手順を確認しながら学べるため、操作方法やスクリプトの記述などを視覚的に理解しやすいのが魅力です。
また、チャンネルによっては現役の開発者が解説しているため、実践的なノウハウも学べるでしょう。参考書と同じく自分のペースで学べるので、自由に学習進めたい方には特におすすめの学習方法です。
なお、YouTubeでおすすめのUnity解説動画は以下の記事で解説しています。
動画のほかにも、YouTubeで学習するメリット・デメリットについても解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
Unityのチュートリアルについてのまとめ
今回は、Unityのチュートリアルについて紹介しました。
Unityのチュートリアルは、初心者でも基礎から体系的に学べる優れた学習ツールです。
無料で利用でき、自分のペースで進められるため、忙しい方にも最適です。
また、実践的なプロジェクトを通して学習できるため、実務でも使えるスキルが身に付きます。
基本を押さえつつ、手を動かしながら学習しすることで、効果的にUnityの学習を進められるでしょう。
