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IoT試験の詳細と受験方法!試験内容の比較と勉強方法もご紹介!

IoT検定とは?

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)とは、様々なモノをインターネットに接続し、情報交換することにより相互に制御する仕組みのことです。デジタル社会が進展する現在、IoTは無くてはならない技術といえるでしょう。
製造業や物流など、IoTは様々な分野で導入されているため、仕事でIoTに関する知識が必要だという方は多いかと思います。そんな方におすすめなのが、「IoT検定」です。
自分がIoTに関する知識をどれだけ有しているかを試すというだけでなく、自分の知識量の証明にもなる検定試験ですが、なかなか耳にする機会はありませんよね。
そこで今回は、IoT検定の詳細から受験方法に至るまで、徹底解説していきたいと思います。

「IoT検定制度委員会」が主催する検定

IoT検定は、複数の業界団体・企業・有識者からなる「IoT検定制度委員会」が主催する検定です。
急速に普及するIoTに関わる知識やスキルを可視化し、より一層IoTを普及させることを目的として、IoT検定制度が開始されました。2018年10月からは、IoTリテラシーをはかるための「IoTユーザー試験」も開始されました。

2種類の試験

現在、IoT検定では二つの試験が実施されています。それぞれの試験方法や開催時期、受験料について比較していきたいと思います。

項目 ユーザー試験 レベル1試験
正式名称 IoT検定ユーザー試験パワー・ユーザー IoT検定レベル1試験プロフェッショナル・コーディネータ
試験方法 CBT 三肢択一 CBT 四肢択一
試験時間 40分+アンケート 60分
出題総数 48問(8分野×6問) 70問
評価方法 グレード制 合否(60%以上で合格)
認定方法 試験終了後、証明書を発行 合格者には認定証を発行
開催時期 CBT 三肢択一 CBT 四肢択一
試験方法 通年受験可能 通年受験可能
受験料金 8,640円(消費税込) 10,800円(消費税込)

ユーザー試験では、IoTに関する用語について基本的な知識を問う問題が出題されます。
IoTに関する提案を理解して、社内のIoTプロジェクトに協力することが出来る力があるかどうかを問われることになります。
レベル1試験では、ユーザー試験よりも専門的な内容を問われることになります。
自らIoTに関する提案を作成し、プロジェクトを推進していく力があるかどうかを判断されることになります。
現在はユーザー試験とレベル1試験のみの実施ですが、今後はレベル2試験、レベル3試験の実施も予定されています。

出題範囲

IoT検定で出題される内容は多岐にわたります。以下は、IoTプロ全試験に共通する出題範囲です。IoTユーザー試験では、IoT全般に関する知識も出題されます。

戦略とマネジメント 企画推進・戦略立案のための基礎知識
プロジェクトマネジメントに関する知識
人材育成と企業間連携に関する知識
産業システムと標準化 産業システム・スマート製品に関する知識
世界各国におけるIoT推進プロジェクトに関する知識
IoT関連の標準化に関する知識
法律 通信関連の法律に関する知識
製品の製造及び使用に関連する知識
オープンソースのライセンスおよび知的財産に関する知識
ネットワーク データ送信プロトコルに関する知識
WAN(広域エリアネットワーク)に関する知識
LANおよびPAN(Personal Area Network)に関する知識
IoTデバイス 小型制御装置に関する知識
電子工学に関する知識
センサ技術に関する知識
IoTにおけるスマートフォン活用に関する知識
IoTプラットフォーム クラウド環境利用に関する知識
分散処理システム利用に関する知識
データ分析 データベースに関する知識
機械学習および人工知能に関する知識
セキュリティ 暗号化に関する知識
攻撃対策に関する知識
認証技術に関する知識
システムの監視・運用に関する知識

IoT検定を受験するメリット

IoT検定ユーザー試験では、IoTに関する知識やキーワードに理解があることを証明することができます。
合格性ではなくグレード制で、正解率が高いほどグレードが上がるという仕組みになっています。自分がIoTについてどれぐらい理解しているかを目に見える形で明らかにすることが出来るのは大きなメリットです。
IoT検定レベル1試験では、合格するとIoTプロフェッショナルコーディネータ認定証を受け取ることが出来ます。
そのため、自分がIoTに関する深い知識を有していることを対外的にも示すことも可能です。ビジネスモデルやサービス体系、技術知識など様々なスキルを問われるため、スキルアップにも最適な検定です。

IoT検定で腕試しをしてみよう

自分の力を試すことが出来るのはもちろん、認定証によって自分の力を社会的にアピールできるため、IoT検定はおすすめです。
会社でIoTについて少しでも扱う機会があるという方は、ぜひ受験を検討してみてください。
「自分の持っている知識だけで受験するのは少し不安…」という方も心配いりません。IoT検定では公式テキストや問題集などが発売されています。
出題される知識について分かるだけでなく、試験の問題形式なども知ることができるため、事前の学習に最適です。
検定前に知識をしっかりと固めておきたいという方は、ぜひ公式テキストについても目を通してみてはいかがでしょうか。

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