Googleはテキストや画像、動画、音声など、多岐にわたる生成AIサービスを開発・提供しており、これらは日々進化を続けています。
建設業や製造業など業種を問わず活用されていますが、そのサービスの多さ・複雑さから「Googleの生成AIの全体像がよくわからない」と感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、Googleが提供している24の生成AIモデル・サービスをご紹介します。
Googleの生成AI・Geminiの無料利用範囲やGoogleの動画生成方法もお伝えしますので、ぜひこの機会にGoogleの生成AIサービスの全貌を把握し、DX推進に活かしましょう。
Googleの生成AIとは?
Googleの生成AIとは、大規模言語モデル・Geminiを軸としたGoogleが提供する生成AIサービス群です。文章の生成だけでなく、画像・音声・動画といったマルチモーダルな表現に対応し、誰でも創造性と生産性を高めるツールとして活用できます。
GoogleのAIモードの日本語版が開始
Googleは、生成AI検索サービス・AIモードの日本語版を、2025年9月9日から提供しはじめました。現在、アクセスの集中を避けるため利用不可のケースもありますが、今後順次拡大される予定です。
AIモードは、今年5月にアメリカでリリースされ、その後、英語圏を中心に提供が進められてきました。この機能を使うと、検索結果をフル画面でAIの回答に置き換えられ、よりパーソナライズされたリサーチに対応します。
Googleは、将来的にAIモードが検索の主要機能に統合される可能性を示唆していることからも、検索結果に依存してきたマーケティングのあり方も大きく見直されることになるでしょう。
AI時代を生き抜く製造・建設業界のDX戦略
Googleの生成AIに代表される最新技術は、すべての業界で、その活用が求められています。特に、DX化が重要視される製造業・建設業においては、最新のDX動向を把握する重要性はより高いといえるでしょう。
製造業・建設業向けDX無料オンラインセミナーは、DXの最新動向からDX人材育成まで学べます。DX化を目指す製造業や建設業の担当者の方は、効果的なDX戦略を習得してください。
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Googleの生成AIモデル・サービス24選!
Googleの生成AIモデル・サービス24種類をご紹介します。
- Googleの生成AIモデルとサービスのつながり
- Googleの生成AI基盤モデル7選
- Googleのユーザー向け生成AIサービス17選
はじめに、Googleの生成AIサービスの仕組みからお伝えしましょう。
①Googleの生成AIモデルとサービスのつながり
Googleの生成AIは「土台」となる基盤モデルと、それを利用して実際に触れるサービスやツールの二層構成になっています。
基盤モデルは2種類あり、ひとつは文章・画像・音声など幅広く対応できるGeminiシリーズ、もうひとつは画像を生み出すImagen、動画に強いVeo、音楽のMusicLM といった専門特化型のモデルです。
ユーザーは、これらのモデルを直接操作するのではなく、ImageFX(画像生成ツール)、MusicFX(音楽生成ツール)、GoogleドキュメントのAI機能といった形で利用します。
つまり、基盤モデルは裏側で動いていて、ユーザーはそれをサービスやツールを通して利用しているのです。
②Googleの生成AI基盤モデル7選
では、主なGoogleの生成AIの基盤モデルを一覧表でご紹介しましょう。
| モデル | 特徴 | 主に利用されているサービス |
| Gemini |
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| Gemma | 誰でも利用できるオープンソース | 研究や個人開発向けに公開 |
| Imagen | 高品質な画像生成に特化 | ImageFX、Whisk |
| Veo | 一貫性ある動きを持つ動画に対応 | Flow |
| Lumiere | 動画生成・編集に強みを持つ | 実験段階 |
| MusicLM | テキストから音楽を生成 | MusicFX、LimeWire連携 |
| Lyria | 音楽制作支援に特化 | シンセサイザー音源や楽器音 |
③Googleのユーザー向け生成AIサービス17選
続いて、主なGoogleのユーザー向け生成AIサービスを見てみましょう。
| カテゴリ | サービス名 | 主な機能/特徴 |
| 画像 | ImageFX |
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| Whisk |
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| 動画 | Flow |
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| 音声・音楽 | MusicFX |
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| LimeWire連携 | MusicLMを外部サービス「LimeWire」上で利用 | |
| 文章 | Googleドキュメント |
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| データ分析 | Googleスプレッドシート |
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| Looker Studio |
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| プレゼン作成 | Googleスライド |
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| 開発支援 | Google AI Studio |
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| Stitch (BETA) | わずかな時間でUIデザインからコード生成まで対応 | |
| Google Colab | PythonプログラミングをAIが無料支援するWebサービス | |
| Firebase Studio |
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| Gemini CLI |
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| 検索 | AI Overviews |
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| クエリファンアウト |
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| AIモード |
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上記の、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドのより高度なAI機能は、通常、有料のGoogle Workspaceプランに加入することで利用できます。
Googleの生成AI・Geminiの無料範囲

多くのGoogle生成AIサービスは、基本的な機能であれば無料で利用できます。これは、より多くのユーザーにAIを体験してもらうためのGoogleの戦略です。
Googleを代表する生成AI・Geminiも、やはり基本的な機能については無料で利用できます。しかし今まで、Geminiは明確な無料範囲を明示していませんでした。
そのため、「Geminiは無制限で使える」と思っていた方もいるでしょう。しかし、Googleは2025年9月に公式ヘルプページを更新し、無料プランの具体的な制限を初めて公開しました。
GoogleのAI無料プランの詳細は以下をご参照ください。
| 項目 | 詳細 |
| 利用できるモデル |
|
| コンテキスト ウィンドウ | コンテキストの最大サイズ32,000トークン(日本語で約2万字~3万字) |
| レポート作成 | Gemini 2.5 Flash を使用し、1か月に最大5件のレポートを作成可能 |
| 画像 | 最新のImagen4を使用し、1日あたり最大100枚まで生成・編集可能 |
| 動画 | Flow、Whiskなどのツールが制限付きで利用可能 |
| AIクレジット | 毎月100クレジットを付与(FlowやWhiskでの動画生成に利用) |
| その他の機能 | Deep Research、Gemini Live、Canvas、NotebookLMなど |
| ストレージ | Googleフォト、ドライブ、Gmail共通で15GBを無料提供 |
結論として、Geminiの無料プランは、日常的な利用には十分すぎるほどの機能と制限が設けられています。
上記表でも、一度に扱える文章の長さは、約2万~3万字まで。画像は1日100枚、動画は毎月100クレジットまで作成できることがわかります。つまり、高度なビジネス利用でなければ、無料プランでほとんどのことが可能です
無料で使える生成AIサービスは他にも数多くあります。以下の記事で複数紹介しているので、ぜひチェックして他社の生成AI機能と比較してみてください。
Googleの生成AIの資格
先ほどお伝えしたように、Googleの生成AIサービスは多岐にわたり、全貌を把握するのは非常に困難です。
しかも、常にアップデートを重ね、進化し続けています。そのスピード感に追いつき、ビジネスの現場で効果的に活用するには、最新の知識とスキルを持った人材でなければ対応できません。
そこでGoogleは、2025年5月14日より新たに「Generative AI Leader」という認定資格を設けました。まさに、生成AIをリードする立場を目指す方に向けた資格です。
「Generative AI Leader」の内容は、以下をご参照ください。
| 項目 | 内容 |
| 試験時間 | 90分 |
| 内容 | 試験ガイドに準拠 |
| 登録料(税別) | $99(14,355円:1ドル=145円で計算) |
| 言語 | 英語 |
| 試験形式 | 50~60問の多肢選択式問題 |
| 実施方法 | オンライン監督試験、もしくはオンサイト監督試験 |
| 有効期間 | 3年間 |
| 必須条件 | なし |
| 認定資格の更新 | 有効期間内であれば更新可能 |
参照:Generative AI Leader | Learn | Google Cloud
Googleの生成AIサービスは、製造現場での製品設計や建設現場でのプロジェクト管理など、多岐にわたる分野で活用されています。しかし、上記のようなAIサービスの複雑さと常に進化するスピード感は、DX化においても大きな障壁となっています。
DX研修・人材育成サービスは、実践的なDXスキル習得を目的とした法人向けの教育支援サービスです。短期集中から中長期育成まで、それぞれの企業ニーズに合ったDX・AIの人材育成の研修プランをご提案いたします。
Googleの動画生成AIの使い方
最後に、Googleの動画生成AIの使い方をご紹介しましょう。
なお、Googleの動画生成AIサービス「Flow」は、以前「VideoFX」や「Veo」というサービス名で提供されていました。そのため、現在も以下のようにアクセスできます。
- Flowに直接アクセス
- VideoFXにアクセスするとFlowに自動で転送
- VeoにアクセスしてFlowまたはGeminiのどちらかを選択
ここでは、「Flow」に直接アクセスして動画を生成してみましょう。
- 「Flow」の公式サイトにアクセス
- 「Create with Flow」をクリック

- 「新しいプロジェクト」をクリック

- プロンプト入力欄に動画のイメージを入力し矢印をクリック
(Flowは英語のプロンプトのみに対応)
- 1分ほど待機
- 8秒の動画を生成
- ダウンロードマークをクリック

- 画像の様にダウンロードのサイズが表示

- ここでは、「元のサイズ720P」を選択
(普段使いであればこのサイズがおすすめ) - 動画のダウンロードが完了
Googleの生成AIについてまとめ
Googleの生成AIは日々進化しており、以前は画像だけだったツールが動画生成にも対応するなど、そのサービスはますます複雑になっています。そのため、最新の生成AIサービスの全体像を把握し、ビジネスにどう活用すれば良いのか、その理解は容易ではありません。
もし、生成AIの活用でお悩みでしたら、専門家のサポートを受けてみましょう。適切なDX化を効率的に進めていくためにも、プロの知見を借りることが重要です。




