E資格は例題に触れつつ学習することで、試験の傾向や出題形式を把握することができます。
E資格のアウトプットのために例題を見たいと思うものの、なかなかインターネット上になく困っている方は多いのではないでしょうか。
今回はどのように例題を確認するのが効果的なのか、また試験の合格率や役立つサイトについても詳しく紹介し、具体的な学習方法を探っていきます。
試験対策を始めたばかりの方にとって有益な情報となるので、ぜひ参考にしてみてください。
E資格の例題を見る手段は?
E資格の例題を確認する方法はいくつか存在します。
まず、公式の対策講座や教材を利用することが挙げられます。
多くの講座が公式な教材や過去例題集を提供しており、これにより試験の出題傾向や問題形式を把握することができるためです。
しかし、E資格の運営元のJDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)が推奨する公式テキストや例題集などは一切公開されていないので、実際の試験内容に即した練習は、最新のシラバスに対応した教材や例題集を使うよう注意してください。
他にも、オンラインの学習プラットフォームやWebサイトも有益で、例えば「E資格模擬テストAIスキルチェック」や「AVIRENスキルチェック」など、今では専門的なオンライン講座やスキルチェックツールが豊富に提供されています。
これらのプラットフォームでは、実際の試験に近い形式の例題や模擬試験が用意されており、活用することで着実に理解を深められます。
E資格の例題が見れるおすすめサイト
E資格では主に数学基礎、機械学習、深層学習の基礎・応用、開発・運用環境などの分野から出題されます。
この章では、E資格の例題が見れるおすすめのサイトを、以下の3つに絞ってご紹介します。
サイト名 | 運営会社 | 内容 | 料金 |
E資格模擬テスト AIスキルチェック |
ProSkilll |
|
無料 |
AVIRENスキルチェック | 株式会社AVILEN |
|
無料 |
E資格道場 | 不明 |
|
無料 |
おすすめサイト①E資格模擬テストAIスキルチェック
ProSkilllの「E資格模擬テストAIスキルチェック」は、AIに関する知識がどの程度あるかが分かるE資格の合格に向けての模擬テストです。
無料で23問のE資格の例題を解くことができ、解答・解説を見ることができます。
一例ではありますが、E資格の例題を挙げると以下のようなものがあります。
質問: ニューラルネットワークの活性化関数として一般的に用いられる関数はどれか。
a) 線形関数
b) シグモイド関数
c) 定数関数
d) 平均関数(解答): b シグモイド関数
質問: CNN(畳み込みニューラルネットワーク)の主要なコンポーネントのうち、画像の特徴を抽出するために使用される層はどれか。
a) プーリング層
b) 全結合層
c) 畳み込み層
d) ドロップアウト層(解答): c 畳み込み層
質問: バッチ正規化(Batch Normalization)の主な目的は何か。
a) モデルの訓練時間を短縮する
b) 学習率を動的に調整する
c) ネットワークのパラメータ数を削減する
d) 各層の出力を標準化して学習を安定させる(解答):d 各層の出力を標準化して学習を安定させる
質問: LSTM(Long Short-Term Memory)ネットワークの主な特徴は何か。
a) 履歴情報を長期間保持できる
b) 入力データのスケーリングを行う
c) 畳み込み演算を利用して特徴を抽出する
d) バッチサイズを動的に変更できる(解答): a 履歴情報を長期間保持できる
質問: 勾配消失問題を緩和するために使用される技術の一つは何か。
a) 活性化関数の選択
b) データ拡張
c) 正則化
d) バッチ正規化(解答): a 活性化関数の選択
論理的に考えて解く例題も一部ありますが、どちらかというと暗記科目が多いため、「知っているか知らないか」が成否を左右するといっても過言ではありません。
おすすめサイト②AVILENスキルチェック
AVILENスキルチェックは、E資格の前提知識(数学・統計学・Python・機械学習)の習得度を簡易的に判定できるテストサイトです。
無料で解答をダウンロード可能で、例題を解いた後に自己採点を行い、合計点数から現在の知識レベルを確認できます。
E資格取得のために必要な基礎知識の確認を強力にサポートしてくれるうえ、JDLA認定プログラムの受講前に自分の学習状況を把握するのに役立ちます。
なお、AVILENはE資格の受験に必須の「JDLA認定プログラム」を提供している企業です。
以下の記事では評判および口コミをくわしく紹介していますので、気になる方はぜひご一読ください。
おすすめサイト③E資格道場
E資格道場は、E資格試験の主要な例題を集めたオンラインサービスです。
このサイトはユーザー登録が不要で、すぐにアクセスできる手軽さが特徴です。
シンプルで直感的なユーザーインターフェースにより使いやすく、学習に集中できる環境を提供しています。問題数も豊富で、幅広い例題に触れることで試験対策が効率的に行えます。
特にE資格の合格を目指す方にとっては、必要な知識を効果的に身につけるための重要なリソースとなるでしょう。各例題は試験に即した内容で構成されており、実際の試験形式に慣れるための練習にも最適です。
E資格の例題以外の学習方法
E資格の例題以外の学習方法としては、以下のようなものがあります。
- JDLA認定講座
- 書籍・問題集
- インターネット・動画
それぞれ、順を追って解説します。
学習方法①JDLA認定講座
JDLA認定講座は、E資格の学習を効果的にサポートするために重要です。
専門的な知識を体系的に学べるように設計されており、実務経験を持つ講師による指導を受けることができます。
JDLA認定講座では基礎から応用まで幅広いカリキュラムが提供され、ディープラーニングや機械学習、データ分析などの分野に特化したコースが用意されています。
講座では業界の専門家とのネットワーキングや、実際の事例を通じての学びも可能です。
ProSkilllが運営するE資格対策ディープラーニング短期集中講座は、E資格の合格に向けた網羅的な知識をたった4日で学べる内容なので、詳しくは以下をご確認下さい。
E資格対策ディープラーニング短期集中講座
E資格対策ディープラーニング短期集中講座は、JDLA認定の試験対策講座で、E資格の合格を最短で目指すプログラムです。修了率99%、合格率83%の実績があり、基礎から試験対策までを短期間で集中的に学べます。
形式としては会場受講、ライブウェビナー、eラーニングの3形式から選ぶことができ、eラーニングは自分のペースで学習できるうえ金額も安価なので便利です。
公式テキストとプロの講師による指導で、確実な知識の定着を図りましょう。
学習方法②書籍・問題集
専門的な知識を体系的に学ぶための書籍は、基礎から応用まで幅広い内容をカバーしており、理論や概念の理解を助けます。特に、E資格対策に特化した書籍は、試験に必要な知識を効率よく習得できるよう設計されており、基礎から応用までを詳細に解説しています。
さらに図や例題も豊富で、視覚的に理解を助けるため、難解な内容もスムーズに学ぶことができます。とはいえ、まったくの未経験からの独学となると理解しきれない部分も出てくる可能性が高いので、インターネットや動画コンテンツと併用することをおすすめします。
学習方法③インターネット・動画
E資格の学習方法の一つに、インターネットや動画を活用する方法があります。
インターネットなら無料または有料のオンラインリソースにアクセスでき、多くの学習材料や情報が手に入ります。
例えば、専門のウェブサイトやフォーラムで提供されている記事やチュートリアルを参照することで、最新の情報や技術トピックについて学ぶことができます。
さらにYouTubeやVimeoなどの動画プラットフォームには、E資格に関連する講義や解説動画が豊富に揃っています。
視覚的に理解しやすい形でディープラーニングや機械学習の理論、実装方法が解説されており、特に難解な概念や手法を学ぶ際に有用です。
動画による学習は自己ペースで進められ、何度でも見直すことができるため、理解を深めるのに役立ちます。
E資格の例題に関連するよくある質問
最後に、E資格の例題に関連するよくある質問をご紹介します。
ただ、例題を網羅したサイトなどは複数存在するので、それをPDF形式に変換して保存するのがいいでしょう。
資格自体が具体的な業務スキルや実務経験を直接示すものではなく、知識の証明に過ぎないからです。また急速に進化するAI分野において、資格の内容が現場のニーズに即していない場合もゼロではなく、資格取得だけでは実務に十分対応できない可能性もあります。
しかし、未経験から転職したり、キャリアアップを図りるなら、確実に取得した方がいいです。
まずは試験結果を詳細に確認し、どの分野や例題で弱点があったのかを分析することが重要です。また学習方法を見直し、理解が不足していた部分を補うために新たな教材や学習法を検討しましょう。
そして再試験の申し込みを行い、十分な準備を整えたうえでもう一度試験に臨みましょう。
E資格の例題についてまとめ
E資格の例題を確認するためにはいくつかのおすすめサイトがあり、「E資格模擬テストAIスキルチェック」をはじめ、「AVIRENスキルチェック」や「E資格道場」が挙げられます。
他にもインターネット上にはさまざまなプラットフォームやコミュニティなどで、例題や解説を見つけることができます。
これらのリソースを活用することで、試験の形式や内容を把握しやすくなります。
さらに実際の合格率を考慮しながら効率的に学習を進めることで、より確実に合格を目指せるでしょう。
試験準備に役立つ情報はいまや豊富に揃っているので、しっかりと活用することが成功への鍵です。