製造業で利用されている3Dモデリングツール「Autodesk Fusion」について、価格がどれくらいなのかわからないとお悩みではないでしょうか。また無料で使い続ける方法があるのか気になっている人もいるはずです。
そこでこの記事では、Autodesk Fusionの価格情報や、価格を抑えて利用する方法についてわかりやすくまとめました。また、一部のユーザーに適用される「無料で利用する方法」も紹介しているので、Autodesk Fusionを活用する参考にしてみてください。
Autodesk Fusionとは
Autodesk Fusion(旧:Fusion 360)は、CAD・CAM・CAEに対応したクラウドベースの3DCADソフトです。
3D設計はもちろん、解析・製造にも対応しており、3Dプリンターでの出力までワンストップで利用できます。また、ソフト内では設計検討に欠かせないシミュレーション機能も充実しており、情報共有やプレゼンテーションで利用するレンダリングも搭載しているのが魅力です。
製造業向けの機能がすべてそろっていることから、個人クリエイターのほか、製造系の中小企業など、多くの場所で活用されています。
より詳しくAutodesk Fusionの概要や機能を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
Autodesk Fusionの価格はいくら?

Autodesk Fusionの価格を以下に整理しました。
| プラン契約 | 契約価格 |
|---|---|
| 1ヶ月プラン | 14,300円/月 |
| 1年プラン | 116,600円/年 (約9,717円/月) |
| 3年プラン | 350,900円/3年 (約9,717円/月) |
上記の表からもわかるように、1ヶ月ごとに契約する短期プランよりも、1年プラン、3年プランのほうが1ヶ月あたりの価格を抑えて利用できます。もし長期的な利用を視野に入れているなら、初回の契約から1年プラン以上を選択しておく方がお得です。
なお、1年プランと3年プランでは、月額換算した額に違いはありません。
2つのプランを比較する際には、契約手続きの手間を比べるのがおすすめです。
Autodesk Fusionの購入価格を抑えられるキャンペーン
Autodesk Fusionの公式販売ページでは、年間サブスクリプションが割引になる期間限定プロモーションが実施されることがあります。
なるべくAutodesk Fusionの購入価格を抑えて導入・運用コストを削減したい場合は、購入時に公式サイトのキャンペーン情報を確認してみてください。
Autodesk Fusionの拡張機能の価格
Autodesk Fusionは、前述した一般製品契約だけではなく、拡張機能が搭載されたカスタマイズ版の製品も提供されています。以下に、各プランの概要と価格情報を整理しました。
| プラン契約 | 契約価格 | プランの特長 |
|---|---|---|
| Autodesk Fusion Manufacturing Extension | 月契約:31,900円/月 年契約:251,900円/年 |
加工や造形の拡張機能を追加 |
| Autodesk Fusion Simulation Extension | 同上 | 詳細な解析機能を追加 |
| Autodesk Fusion Signal Integrity Extension | 同上 | 電磁界解析機能を搭載 |
| Autodesk Fusion Manage Extension | 要問い合わせ | ライフサイクル管理(PLM)機能を搭載 |
| Autodesk Fusion for Manufacturing | 年契約:350,900円/年 | CAD・CAM・CAEに対応 |
| Autodesk Fusion for Design | 年契約:377,300円/年 | CAD・CAM・CAE・PLMに対応 |
基本プランはCADの機能と簡易的な解析、レンダリングなどにしか対応していませんが、上記のプランを契約することで、さらに詳細な製造設計が可能となります。
価格はやや高額になるため、費用対効果を実証しつつ導入を検討するのがおすすめです。
Autodesk Fusion for Designなら拡張機能をお得な価格で利用できる
前述した表内に掲載しているAutodesk Fusion for Designは、Autodesk Fusionのコア機能に加えて、以下の拡張機能をまとめて搭載しています。
- Fusion Design Extension
- Fusion Simulation Extension
- Fusion Manage Extension
Autodesk Fusion for Designの価格はそれぞれの拡張機能を個別で購入するよりお得なため、自身の作業環境を加味しつつ導入を検討してみてください。
Autodesk Fusionは価格に関係なく返金保証が利用可能
Autodesk Fusionの有料プランは、どの価格帯のプランであっても期限内に申請を行えば全額返金を受けられる保証が用意されています。
Autodesk Fusionや拡張機能の導入後に、社内での運用環境に合わない、機能がニーズに合わないといった購入者都合の理由でも、期限内に申請を行えば払い戻しを受けることが可能です。
申請期限は月間プランの場合は購入から15日以内、年間プランの場合は購入から30日以内となっています。
Autodesk Fusionの価格を気にせず無料で使う方法
Autodesk Fusionの価格が高いため、無料で使いたいと考えている人も多いでしょう。
もし無料で始めたいなら、以下より紹介する3つの方法を検討してみてください。
- Autodesk Fusionの個人用ライセンスは価格を気にせず利用できる
- Autodesk Fusionの30日間の無料体験版を申し込む
- Autodesk Fusionが提供する学生・教育機関向けの無償プランを申し込む
Autodesk Fusionの個人用ライセンスは価格を気にせず利用できる
非商用の趣味程度の用途であれば、個人用ライセンスに登録してAutodesk Fusionを無料で利用することができます。
利用を開始する際はAutodeskアカウントを作成したうえで、専用のページからライセンスの申請手続きを行ってください。
Autodesk Fusionの30日間の無料体験版を申し込む
短期間だけAutodesk Fusionを利用できれば良いという場合には、30日間の無料体験版を利用するのがおすすめです。
無料体験版は、Autodesk Fusionに搭載されている機能を30日間だけ無料利用できるという仕組みであり、価格に関係なくすべての機能チェックを実施できます。作業データの保存や出力にも対応していることから、製品版と同じように利用できるのが魅力です。
ただし、30日を経過した後は有料版を契約しなければ利用できなくなります。
Autodesk Fusionが提供する学生・教育機関向けの無償プランを申し込む
申し込み者本人が、学生や教員など教育機関に属している人物の場合には、Autodesk Fusionの学生版・教育機関向け無料プランに申し込むのがおすすめです。
Autodeskでは、非商用目的で利用する学生の場合1年間無料でAutodesk Fusionを利用できます。価格に関係なく好きなプランを選べるほか、1年後も学生であれば再契約が可能です。一部制限はありますが、機能面では有料版と同様のスペックとなっています。
Autodesk Fusionの有料版と個人用の無料版の価格別機能の違い

Autodesk Fusionは、前述した個人用の無料版と、通常契約の有料版とでは次のポイントが異なります。
- Autodesk Fusionの個人用の無料版は基本的な設計機能のみ利用可能
- Autodesk Fusionの有料版は解析等も含めて全機能を利用可能
初期導入や動作チェックで利用しやすいAutodesk Fusionの無料版ですが、個人用ライセンスの場合さまざまな制約がある点に注意しましょう。また、非商用利用であるほか、編集可能なドキュメント数が10個までに制限されるため、本格導入の場合には早めに有料版を契約するのがおすすめです。
Autodesk Fusionの使い方を学べるセミナー

Autodesk Fusionを導入したらまず実施しなければならないのが、使い方の学習です。
初めての操作に戸惑っているとお悩みの人も多いのではないでしょうか。
それならまずはセミナー講習に参加してみるのがおすすめです。
「実践的に学べるAutodesk Fusionセミナー講習」では、Autodesk Fusionの基礎~応用までを短期間で学習できます。
| セミナー名 | Autodesk Fusionセミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 45,100円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
Autodesk Fusionの価格についてよくある質問
Autodesk Fusionについて、価格を含めてよくある質問をまとめました。
Autodesk Fusionは、1ヶ月プランよりも、1年プラン・3年プランのほうが月額換算の価格がお得です。短期間(数ヶ月だけ)の利用なら1ヶ月プランのほうがお得ですが、長期的な利用を検討している場合には、1年プラン以上を選ぶことをおすすめします。
学生や教員など、教育機関に属している場合には、Autodesk Fusionを無料で使い続けることが可能です。ただし非商用が条件であることから、個人や企業などAutodesk Fusionを無料で使い続けることはできません。
Autodesk Fusionの価格についてまとめ
Autodesk Fusionは契約プランによって価格が変わるほか、拡張機能付きのプランで価格に違いが出る点に気を付けなければなりません。
Autodesk Fusionを導入する前には、利用を予定している期間を把握して継続利用した場合の価格シミュレーションを実施しておくのがおすすめです。