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エクセルで足し算をする方法!基本や関数のやり方を解説

表計算のできるエクセルを活用するにあたっては、足し算の方法に関する知識を適切に身につけておくことが大事なポイントとなります。ここでは、エクセルで足し算をするベーシックな方法から関数を取り入れた応用的なテクニックまで、覚えておくと便利なエクセルの足し算の方法をお伝えします。

エクセルの足し算とは

エクセルは、マイクロソフト社が提供する表計算をするのに適したソフトです。業務上データ計算をする必要が生じた時はもちろんのこと、家計簿などプライベートなシーンでも活用できるのは、エクセルの大きな魅力です。エクセルで表計算をする際にマスターしておきたい方法としては、エクセルの足し算が挙げられます。

エクセルの足し算とは、セルに足し算の結果が表示できるように設定する方法を指します。関数を用いた足し算の式をあらかじめ設定しておけば、セルに数値を入力した際に自動的に足し算が行われるため、足し算をする度に電卓を叩く手間を省くことが可能です。高性能なエクセルによる足し算の計算機能を使うことで、計算ミスを防ぎ、精確な計算結果を示すことができるのは、エクセルの足し算を使うメリットです。

普段エクセルをあまり使う機会がない人の場合、エクセルの足し算と聞くと、難しそうというイメージを抱くかもしれませんが、基本的にはさほど複雑な機能ではないので、ご安心ください。エクセルの足し算がどのようなものであるかが具体的に理解できると、難しいというイメージが払拭され、エクセルの足し算を身近に感じることができるでしょう。

エクセルで足し算をする方法

それでは、エクセルで足し算をする方法を簡単なやり方と関数を使う方法に分けて紹介します。

基本のやり方

ここからは、エクセルで足し算をしたい時にはどのようにすればよいかについて、具体的にご説明します。エクセルの足し算の基本のやり方は、「=」と「+」と数字入力を組み合わせて、一般に足し算を行う際の計算式を入力するだけで大丈夫です。基本をマスターすれば、とても簡単な方法ですので、ぜひ覚えてください。まずは、足し算を入力したいセルを選択しましょう。通常のセルはグレーの罫線で囲われていますが、特定のセルを選択すると、セルを選択していることが分かりやすいように、緑のラインで縁取られた表示に変わります。セルの選択ができたら、=〇+〇と、足し算の式を入力してください。〇の部分には、計算したい数字を当てはめましょう。例えば、2と20を足し算したい場合、=2+20と入力します。数値と式の入力が終わったら、Enterキーを押してください。Enterキーを押すと、計算結果の数値が表示されます。=2+20を入力したセルの場合、Enterキーを押すと、計算結果の22が表示されます。入力した足し算の式自体を再度確認したい場合、数式バーを参照すれば、計算式を確認できます。

2つの数字の足し算ではなく、複数の数値を足して計算したい場合、=〇+〇+〇、=〇+〇+〇+〇、という感じで、複数の数字を+で足す式を入力してください。エクセルの足し算なら、たくさんの数字を足し算する際にも柔軟に対応できます。

関数でのやり方

エクセルの表計算では、エクセル特有の関数を活用すると、さらに時短で計算ができます。エクセルで足し算をする時に使う関数が、SUM関数です。SUM関数のSUMは、英語で足し算の和、総数を意味する単語にあたります。SUM関数を賢く活用すると、たくさんのセルの数値の足し算を瞬時に行い、計算結果を的確に表示することが可能です。

SUM関数を活用して、エクセルで足し算をする方法をお伝えしましょう。まず、連続したセルの足し算を行いたい場合にSUM関数を使う時の方法をお伝えします。連続したセルの足し算の結果を示したい時に入力する式の基本は、=SUM(〇:〇)となります。〇の部分に、計算したいセルを入力し、コロン(:)で挟んでください。例えば、A列にあるA1からA10までの10個のセルの数値を足し算した結果をA11に表示したい場合、A11をセル選択した上で、=SUM(A1:A10)と入力すれば、足し算の計算結果の数値が表示されます。

エクセルでは、離れた位置にあるセルの数値を計算したいということもあります。離れた位置にあるセルの足し算の計算結果を示す時の基本的な形は、=SUM(〇,〇,〇)という形になります。離れた位置にあるセルの数値の足し算では、コロン(:)ではなく、カンマ(,)を使うのがポイントとなります。〇の部分には、足し算をしたいセルを入力してください。例えば、=SUM(A1,B3,C5)といった感じで、足し算をしたいセルをランダムに選択して、計算結果を示すことができます。カンマを追加すれば、さらに多くのセルの数値を足し算して計算結果を表示可能です。

エクセルのSUM機能を使いこなすために覚えておくと便利なのが、オートSUM機能です。エクセル上で連続したセルをセル選択をして、オートサムの機能を使うためのボタンをクリックすれば、SUM関数の式が自動的に入力されます。オートサム機能のボタンは、エクセルのホームタブの右側の編集タブにボタンがあります。オートサム機能が理解できると、日計表などを作成する際に、精確にかつ迅速に作成が行えるようになります。

エクセルで足し算ができないときのエラーと対処法

エクセルで足し算をしようと試みると、エラーが発生してしまうこともあります。エラーが発生した際は、まず計算式を正しく入力できているかを再度確認してください。入力した計算式に間違いがないことが確認された場合、エラーの原因を突き止め、適切に対処することが必要です。

計算式は正確に入力できているにも関わらず、エラーが表示される原因としてまず考えられるのが、計算結果を表示するのに適したセルの幅が十分に確保されていないというケースです。足し算の結果が複数の桁になる場合、従来設定しているセルの幅では、数値が表示しきれないこともあり得ます。既定のセルの幅に数値が収まらない時には、数値の代わりに、#が表示されます。セルの幅が狭いことが原因で、足し算の計算結果がされない時は、セルの幅を広げる対処をしてください。エクセルのセルの幅を広げるには、列の境目にカーソルを当てて、両側に矢印が示された形にカーソルが変わったのを確認してから、好きな位置までカーソルを動かして、幅を広げましょう。セル幅が問題となって、エラーになっている場合、幅を広げることで正常な数値が表示されるようになります。

足し算をしようとした際に、「#VALUE!」というエラーメッセージが表示される場合には、どのような対処をすればよいのでしょうか。#VALUE!のエラー表示は、計算するべく指定されたセルに数値ではなく、文字が入力されている際に表示されるエラーです。エクセルの足し算をするベーシックな方法として紹介した「=〇+〇」という計算式を入力している場合、〇の部分に文字が含まれていると、#VALUE!のエラー表示が出てしまいます。SUM関数を使った式であれば、仮に指定されたセルに文字が含まれる場合も、文字には関与せず、数値のみを計算してくれるため、SUM関数の式に置き換えるようにしてください。SUM関数を活用する方法をきちんと身に着けておくと、エラーに対処する際にも役立ちます。

エクセルで足し算をする方法についてまとめ 

エクセルで足し算をする方法としては、数字と+を使って式を入力する方法と、SUM関数と呼ばれる関数を使う方法があります。+を使う方法は、基本的な足し算の考え方に基づいた簡単な入力方法であり、初心者でも手軽に利用しやすい方法です。SUM関数をマスターすれば、連続した複数のセルの足し算をしたい時などに応用でき、エクセルの活用の幅が広がります。

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